1. 小松正史『耳の保養』
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2024-10-23 09:54

【音楽心理学】動植物に音楽聞かすと効果ある?の話。

動植物に音や音楽を聞かせると美味しくなったり、成長が促進されたりする話をよく聞きます。果たしてそうなのでしょうか。生産者の主観的な思いで音楽を活用するのは良いと思いますが、エビデンスのない科学的な宣伝文句や促しには注意する必要があります。
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皆さんこんにちは、小松正史です。
今日はですね、動植物に音楽を聞かせると効果的なのかの話をしたいなと思います。
この番組では、作曲家で大学教員の小松正史が、山あり谷ありの人生を攻略するためのティップスを探り、リスナーの皆さんに音のエールを送る番組となっております。
もしよかったらですね、チャンネルフォローをよろしくお願いいたします。
よく聞きますよね、動物とか植物に音楽を聞かせるととても良いという話ね。
例えば、乳牛ですよね。
牛を飼育している牛舎にスピーカーを置いて、それで朝夕の、乳搾りの時にモーツァルトの音楽を流すと、結果的にデータを取るとですね、牛のストレス状態をね、結果見るとストレス減ったみたいなね、そういう話とかですね。
あとは、植物に音楽を聞かせるとですね、かなり植物の成長が促進されたりとかね、植物が吸い上げる水の量が増えたみたいな、そういうことを言われたりとかですね。
そんな風に、例えばメロンとかですね、イチゴに音楽を聞かせると甘みが増えたみたいなところがあって、いわゆる音響に関する技術みたいなものを動物や植物に利用する例がめちゃくちゃたくさんあるっていうところなんですけどね、皆さんも聞いたことがあるかもしれないですよね。
これ結論の話なんですけども、それはどうかなっていうところかなと、つまりこうそういう風になっている可能性もあるかもしれないし、いやそれは偶然かもしれないなっていう可能性というね、これが僕は一番伝えたいことかなと思うんですね。
というのはですね、人が音楽、音を聞いてですね、特定の音楽がこれいいとか、自分にとって素晴らしいなとかね、この曲嫌いだわっていうようなそういう判断っていうのは、かなり高次元なんですけども、そうしたその脳の機能、働きなわけなんですね。
これ、他の動物でもそれがないとは言えないんですけれども、人間のその音楽を聞いたり、美的にそれを感じたりする力っていうのは、かなり強いと言いますか、高度で様々な経験によってですね、それが培われていくっていうところがあるので、これあまり音響を使って、音楽使ってそれがいいっていう感じの動植物の話っていうのはですね、
不可価値を高めるための、ちょっと魔外門っぽいなっていうふうに、僕は正直、自分の主観ですけど考えています。ただですね、音っていうのは響き、つまり音の振動はですね、空気振動なわけですよね。
その空気振動が耳を持っているような動物では、もちろん聞くことができますし、あとは植物についてはですね、振動です。空気の振動を葉っぱとか、茎とか、花かもしれないし、果実かもしれないけど、そこから共振してですね、その振動が何らかの形で植物に影響を与えるってことはあると思うんですね。
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それをですね、やっぱり何か過剰に不可価値をつけるっていうことに対して、それはないんじゃないかなっていうふうに思うんですね。
僕、なんでそんな話をしたかというと、これ最近の話なんですけども、音と発光プロジェクトっていう、そういうのがね、ちょっと生まれたっていうそういうニュースを聞いたんですね。
これは愛知県西部の老舗の味噌醤油メーカーの佐藤醸造っていうところなんですけど、そこではですね、昨年から2年かけて木の桶で醸造する味噌に換気音楽を流していったっていうような、その過程を公開する音と発光プロジェクトっていうのをスタートさせたんですね。
そこまでは似たような感じ、さっきの同植物に音楽を聴かせるみたいなところがあるとは思うんですけども、そこから先、すごく良いなと思うのはですね、その佐藤醸造で作った味噌、味噌蔵に訪れた人がですね、観光客とか利用者ですよね。
その人たちが音楽を聴きながら味噌を使ったお菓子とかおつまみとかお酒を味わう体験会をしているっていうところなんですね。
これって人間がそこの場所にいて、そこで流れている音や音楽を聴くわけで、そこは僕良いと思うんですよ。人に対して音楽を作ったりするっていうことがメインではあるので、そういうのを聴いて不可価値的にですね、こんな風な音楽をここの味噌ちゃんも聴いてるんだっていう風に思ったとしたら、
それは親しみがわくっていうか、同じ空間の中で同じ振動を出しているわけなので、その音を味噌も感じているかもしれないし、その同じ音楽を利用者は感じているというかね、そこに共鳴というか、これはイマジネーションの部分だと思うんですよね。
そこで共振的な気持ちになったとしたら、それは良いことなんじゃないかなと思うんですね。これ外国人がそこに来られた場合でも、日本の独特の味噌の環境、そしてそれをどんな音楽を使っているか僕は知らないんですけどね。
そこで流れている音楽も同じく聴いていただくと良いんじゃないかなという風な感じで、これ大賛成なんですね。音を使ってそこの場所の環境を作り上げていくっていう意味では、そういう使い方の方が良いんじゃないかなと思うんですね。
ただ、またこれ話がごちゃごちゃして申し訳ないんですけども、創作の意図としてですね、トマトのために作った曲とか、鳥ちゃんがいたとしたら、その鳥に投げかけて発信したいなという気持ちで作曲する作品を作るということは、人の純粋な創作の行為では僕はあって良いと思うんですよね。
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自然に対してこんな気持ちでっていうような。それだったら僕はそこでいいなと思うんですけども、これはあくまでもアート思考というかね、自分がこう純粋に気持ち的に伝えたいなっていうその感覚で音楽を作るんだったらいいんだけども、それを変にデザイン思考ね。
デザイン思考っていうのは何かの目的があって、そのために音や他の要素を作っていくっていうような、そういう意図的な目的に応じて何かを作っていくのがデザイン思考って言いますけど、そっちの方向で混ぜちゃうと良くないなと思うんですね。
アート思考ならばアート思考でやって、それが効果があるようじゃなくて、そういう気持ちで例えば野菜を作ってますとか、牛とか豚を飼育してますっていうような、そういう主観的な生産者の思いとしてね、やるんだったら僕はいいんじゃないかなと思うんですね。
やっぱり科学使うっていうことは、やっぱりエビデンスが得る。そしてエビデンスが得るっていうことは、ちゃんとしたデータが得ると。そういうのを使っている、使ってない状態でどんだけ有意義さがあるとかね、そういう様々な統計処理のやり方がありますけど、そこを通過しないと、これマガイモンかなというふうに思うので、何か音に対して音楽に対して何か効果があるとかね、そういうのを代々的に商品の歌い文句みたいな形で使ってるような、
そういうプロジェクトはね、どうかなというふうにちょっとね、批判的に見る必要があるのかなというふうに思ったりしてね、今日はですね、音楽の使い方、動植物に音楽を聴かせると効果的なのかっていうね、これは思いとして使っていくのだったらいいんじゃないかなというふうな気がしますね。
ということで、この番組にはですね、様々な音や音楽の話もやっておりますので、フォローいただけましたら幸いです。最後、一つだけお知らせをさせていただきます。
1ヶ月以上ですかね、YouTubeのチャンネル、全然ライブしてなかったんですけど、本日のですね、3月の、今日は2日ですが、やっていこうかなと思いますので、午後8時半からですね、ちょっとリハビリを兼ねて、あまり何もやらないってなるとね、本当にやらなくなっちゃうので、そんな感じでちょっと演奏のクオリティはどうかなと思うんですけど、
それを挑んでやってるっていうことで、もしそういう姿ね、確認したいなと思いましたら、思われましたら、こちらにURL貼っておきますので、チャンネルね、またよかったら、チャンネルじゃない、YouTubeお聞きいただけますと幸いです。
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で、またですね、お知らせもう一つでございますが、プレミアム放送やってるんですよ。毎週土曜日、日曜日ですね、明日なんですけれども、1週間の振り返りをね、深掘っていく。そして、なかなかね、この通常回では言えない深掘った話というか、ちょっと公開どうかなっていうようなね、自分の主観的な思い、個人的な思いを強めるような、そういうあの、まあ、エッジの立ったお話をね、させていただきたいなと思いますので、プレミアムをですね、よかったらご覧ください。
初月無料ですので、ブラウザから飛んでいただいて、登録いただけましたら大変ありがたいです。それでは、音の良い一日をお過ごしください。
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