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皆さん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、AIを小松はどう使っているかみたいな、そんな話をしてみたいなと思います。
皆さん、AIの機能を使って何か仕事をするとか、試されたことってありますかね。
これね、日本人全体でですね、AI機能をね、実際使ったことのある人っていう、そういうアンケートをされたような、そういうデータを見たんですけども、
たった9%しか使ってないっていうね、そんなことが出てます。
例えば、ChatGPTとかですね、今って結構、言われても1年半以上は経つわけなんですけどね、皆さんは一度でも使ったことっていうのは終わりでしょうかね。
僕は新しいもの好きで結構使っている、特にですね、ChatGPTも使うし、最近はパープレクシティっていうやつがあるんですけどね、それも使ってますし、あと音楽を普段制作しているので、AI使ってますね。
どこにAI使うかというと、最後のマスタリングっていう、一番曲の調整するところがあるんですよ。
そこで使ったりとかしてて、人間の耳とか手慣れた感みたいなもの、それも確かに大事なんだけど、最後のところでAI使うとですね、物理的な音量とかレベルっていうのがすごく整うんですよ。
これ本当に不思議なことなんですけど、人間の耳では補えないようなところの調整をしてくださるので、結構重宝してますね。
全部僕AIに投げてるわけじゃないんですよ。一部分を使ってるって感じなんですけどね。さて、どうでしょうね。
ちょっと話は変わるんですけど、大学で普段教えてる教員として言わせていただきますとですね、本当にもう丸投げしてレポートを書く、そして文章を作るっていうタイプの方も、本学のみならず、全体の話ですけどね、やっぱり見られることがあるんですよね。
例えば、レポートのタイトル、お題があって、もうこれを全部答えてみたいな感じで、もう全て自分の頭を介さずにAIに投げるっていうような、するとね、割と平均値的な率ない文章が返ってくるわけなんですけど、これ教員から見たら一発でわかることが結構ありますよね。
なんかね、不自然なんですよね。それで、これをどう評価するかっていうことでは、当然不正行為なので、実際にそういうのを見ると、いちいち学生に連絡して、ある程度状況を伺うっていうことは教育者としては自然と言いますか、大事なことなんですけどね。
そういう感じの、ちょっと言ったら悪意というか、ネガティブな状態で使うっていうことが結構ニュースになったりね、いろいろしてるので、本来AIっていうのはやっぱりクリエイティブとか、人間のもともと備わっている創造性を底上げするとか、ブラッシュアップするとかね、磨き上げるための道具として使うべきっていうのはもう言うまでもないことだと思うんですけども、
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そういう意味で、やっぱり僕、AIはですね、自分が今やってる活動、例えば文章を書くとか、何か自力でいろいろと作り上げることって結構ありますよね。そういう時に、一度文章ができたとしたらですね、それを確認するとか、改良点はありますかとか、ちょっと論理的に破綻してるところってないですかとか、
さらに別の言い回しで表現するとなるとどんなパターンがありますかとかね、この論点から別の今の事例としての論点とかね、その辺りを見すびつけるためのアイディアを教えてくださいとかね、そういうふうに、もともとの一つの作ったものがあって、それを補う形でAI使ってるんですよね。
先ほどお伝えした音楽もですね、ゼロから丸投げで今って、AIで音楽作れちゃいますからね。そういうところじゃなくって、自分がもう手で演奏を実際にやって、そして録音して、その録音した後でミックスっていうね、ある音と別の音を混ぜ合わせるっていう、そういうプロセスがあるんですけど、それもやって。
で、一番最後のマスタリングっていう、声音段階の作業ってあるんですけど、その段階で使うんですよね。その段階で、しかも全体的な音量差とかね、バランスっていうのがありますし、あとアルバム作ると10曲とか5曲とか複数ありますよね。なので、その曲ごとに音量が大きかったり小さかったりするとめちゃくちゃ不自然なので、
その辺りを全体的に聴感を合わせるようなところとかね、そういうふうな部分で使うことがありますから、最後僕はよくマスタリングで、よくこの音声プラットフォームで生放送する時があってね、あとはぶん投げるとか整えるとかね、今計算中とか言ってるんですけどね、あれはもう本当にAIが計算している最後の段階のレベルのことなんですね。音量ね。
音量全体、音っていうのはね、時々刻々変わるので、その都度その都度の音量の調整じゃないんですよ。全部を積分した内容があって、そこの全部の音量の積分したものから最適なレベルを調整して、そこをもう一度、そのデータを元に最後の書き出しをするっていうことをしてるんですけど。
その後、チェックみたいなものですね。確認みたいな、そんなふうに使っていくことが結構あるんですね。そんな話を何回か前にね、AIの講座みたいな話をしたんですけども、実はですね、のんきさんというリスナーさんからですね、コメントをいただきまして、すごくいいコメントなので、ちょっと読ませていただきたいと思いますね。
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クリエイティブ面でのAIは、得意分野以外のコンテンツ制作とか修正や仕上げには良いと思います。クリエイター側から考えるとですね、01の工程をAIに投げてしまうと、完成品への満足度やら、愛情やらが極端に薄れるのではないかというコメントをいただいて、本当に僕その通りめちゃくちゃうなずいた感じなんですけどね。
01から1から2から3、10とか意味わかりますかね。01っていうのは何にもないところから曲を作るとか、発想を下溜めるとか、文章を作るっていうことなんですよね。01っていうの。
1からそこからは、あとはそこをまとめるとか、修正するとか、整えるっていうところなんですけど、やっぱりクリエイティブの一番面白いところっていうのは01なんですよね。0から作っていく楽しさっていうのがあって、それがあるからこそキャラクターが出るし、その人らしさの作品ができるし、その人じゃないとできない音の響きがあるっていうことなんですけどね。
そこまでAIに投げると、僕はもうクリエイティブじゃないなっていうふうに当然ながら思うわけですよ。さっきの学生の不正の文章の話もそうじゃないですか。01じゃなくて、もうそこを飛ばして、もうそこから投げていくっていう、そんなことをしているので。
そうすると、脳の構造としてシナプスの話をよくしてますけれども、シナプス同士が繋がるっていうか、一緒にスパークするっていう瞬間に、いろいろなクリエイティブとか脳の創造性が高まるわけなんですけど、そこの辺りを全部AIに任すと脳が退化するんですよね。
もう本当に、ただ自動的に口開けたら曲ができる、文章ができるっていうことになりますから。そうじゃなくて、01のところはちゃんと従来通り作って、そこからAI的なものを道具としてちょっと補助するっていうような、そこが一番大事なんじゃないかなっていうふうに思ってます。
それを見越した上で、さまざまなAIのツール、またこの音声プラットフォームでいろいろお伝えしたいんですけど、チャットGPTとかパープレクシティとか、あとガンマっていうスライド作るやつもすごくいいですよ。本当に便利なので、そういうのがあるっていうことで、皆さんもAIのその辺りに使っていらっしゃらなかったら、ポジティブな感じで使ってみるってことをされてもいいと思います。
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さらに、こちらのほうでもしっかりこんなふうな事例で使ってますよみたいなことをどんどんお伝えしていきたいと思いますので、そこは使わないともったいない。批判するにしても使ってなんぼっていうことですから。
僕のこの喋ってる楽しい喋りも今、ノートのやつで文章になってますけれども、これもAI使ってやっぱり文章を整えてるので、すごいなって思いますよね。なので、本当にできたら一度は触ってほしいAIということで、今日はそんな話をさせていただきました。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。