みなさん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳| マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケ感で掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち点を模索する、みなさんのヒントになる視点をお届けしていきます。
スタートアップの思いを文化に変える戦略マーケターチーム、株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
淡路島でコピーライターをやってます。ジンボーです。よろしくお願いします。
さて、今日のテーマは、ほっこりからにっこりで生活者と仲良しになる、日本人のツボを突くくすぐり表現の威力、ですが、このテーマ取り上げた理由は何なんでしょう。
キャッチコピーとかね、通りすがりの見知らぬ受け手とコミュニケーションするものなんですけど、そのフックとして、これまでよくね、気づきを与えるものがいいんですよ、みたいな話はよくしてきたと思うんですよね。
気づき、僕的に言うと捉え直しみたいなところでもあるんですけど、そういった一個の情報サービスなので、何も考えずにちょっと賢くなれるとか、ちょっと考えが整理される体験を促すことで、
あ、そうなんだっていう、ちょっとプチ感動と同時にブランドを擦り込むとか、ひも付けるみたいなことで、何かしらのブランド体験を持って帰ってもらうみたいなことをやるっていうのは、キャッチコピーとかの役割ですよ、みたいな話なんですけど、
主にメジャーなのはそっちなんですが、他にもいくつか手法というかね、あって、今回紹介するのはそのうちの一つで、くすぐり表現っていうことをご紹介したいなと思うんですね。
おー、なるほど。
ブランドってコミュニケーションって言われるように、ブランドと生活者とのやり取りなんですよね。
なので、人間的なやり取りの中では、くすぐったりとかあるじゃないですか。
チャーミングにアプローチしたりとかね。
ちょっとイジってみたりとか、そうですね。
そういうのもコミュニケーションなんで、単にね、ちょっといいこと言うなとかね、かっこいいなみたいな感じだけではないので、
そういう可愛いなとかね、ちょっと笑けちゃうなみたいな感じとか、そういうアプローチももちろんありますよね、みたいな感じで、
そういうところに今回はフォーカスをしてみたいと思っていて、
これのいいところって、チャーミングなくすぐりをされて、なんか怒る人いないと思うんだよね。
まあ、そうね。批判も怒りづらいよね。
批判も怒りづらいよね。だから割と失敗しづらいアプローチでありますっていうところと、
なんかね、昨日くすぐられたから今日はくすぐったくないっていう人いないと思うんで。
そういう意味では、日々日々できる、ロングエンゲージメント的なものに向いてるアプローチでもあるんですよね。
逆に言うとさ、毎日いいこと言い続けるのは大変なんですよ、みたいなことでもあるので、そういう意味ではくすぐりっていうのは使い勝手が良くて、
最近ね、SNSとかだと割とキャラクター展開が転がしやすいですよみたいな話で、いろんな、僕らも全然知らないキャラクターもいっぱい出てますけど、
各キャラクターは基本的にはこのくすぐりコミュニケーションっていうのがコアエンジンになってるかなという感じですね。
あとは、特にこのくすぐりコミュニケーション的なものって、日本っていう国において有効かなと思っていて。
なぜかというと、日本ってアニメとか漫画の聖地なので、僕らで言うと40年ぐらいそういう文化に育てられてきてるじゃないですか、みたいな話ですね。
なんかLINEのスタンプとかね、ああいうコミュニケーションがすごく日本独自というか、なんかFacebookメッセンジャーのスタンプとか超使いづらいもんね。
どういう感情をこれは込めてるんだみたいな、ちょっと違和感ありすぎるっていう。
違和感あるよね。なんかね、スタンプ系とか絵文字系、やっぱ日本が引っ張っていくみたいね。
なんかAppleとかでもね、ちょっと独自の感性を持ってるんだろうなあみたいな感じなんで、特に日本で響きやすいコミュニケーションかなと思うんだよね、みたいな。
だからCAWAIってね、キャリバムとか原宿系文化とかの時にも割と世界に輸出されましたけど、
日本ってやっぱり割とね、CAWAI的な感じの感性が他国に比べてもめちゃくちゃ深いというか豊かなんだろうなっていう気がするんだよね。
確かにね、カワイイ。キュートとはちょっと違うもんね。 そうなんだよねー。
キュートじゃないものもカワイイになるからね。 エガちゃんとかもさ、カワイイわけじゃないですか。
キュートではないね、エガちゃんって。 キュートではないけど、カワイイ。
カワイイにはなるのか。 あるいはキモカワイイかも分からないけど、キモカワイイってさ、めちゃくちゃもう感情のイノベーションと言っていいと僕は思ってるんですよね。
キモカワイイすごいなみたいな。 そうね、逆のことを言っているはずなのに成立している。
そう。すごいよね、このねじれというかね。 だからそういう意味でもなんかすごい独自のガラパスゴス感情が発展してるなぁみたいな感じはしますけどね。
なんかそのカワイイっていう処理が働くと、何でもそうですけど、無害化できちゃうんだよね。
なんか気持ち悪いって言ってたおじさんだって、カワイイというフィルターを通したら、なんかオッケーなんだよねみたいな感じとかもあるから。
解釈のコンバーターみたいな感じだと思うんだけど、割とそこはそう強いなっていうと、なんか良いものとして受け取る感じになるので、ここは強いですよねっていうところですね。
なのでこういうなんかすごい設備が感情の中に備わっているので、これはね、ブランドコミュニケーションにおいてもこういうのは使えますよっていうことなんで、くすぐり表現って今回言うんですけど、
割とそのコミュニケーションにおいても最強の武器の一つかなと思ってますという感じですね。 くすぐり表現によってどうなるのかというと、ブランドと生活者って
分かりやすい話でいくと仲良くなれるのかなって思うんですよね。 くすぐられたらまずパッとほっこりして、その後にっこりしちゃうみたいな感じで、そういう微笑ましいというか心地良い感情が自然とパッと湧き起こって、
ブランド記憶っていうのは感情記憶の積み重ねなんで、そういう好ましい感情記憶を日々塗り重ねていくことで、ブランド記憶が生まれていくってことだと思うんで、
そこの日々のコミュニケーションとしては有効なのかなという感じですかね。 というところで、今回はくすぐり表現いいよねというのを僕の大好きな事例と、
あとは直近の事例を2つぐらい紹介しながらご紹介していくという感じですね。 本編先に収録してますが、皆さん的に今回の内容どの辺で明日使える機器ネタになりそうでしょうか。
そうですね、ブランドとしてコミュニケーションを考えていく上で、ついついいいところとか良さを出して伝えようっていうところが強くなりがちだけど、
それだけでは愛されることはないというか、本編でも話しましたけど、人は強みによって尊敬され、弱みによって愛されるというふうに考えると、
僕らのブランドコミュニケーションもちょっと弱みは出せた方がいいのかなと思った時に、 ただ弱い、例えばこれができませんとかって出してると、いや頑張れやっていう話になっちゃうので、
そういうところをうまくこのくすぐり表現というか、 テヘペロじゃないけれども、可愛らしさとして表現できると、
なんかできないけど応援したくなるなみたいなふうに思えるとだいぶ変わってくると思うので、 いつもいつも自分の強みを見せていこうって、例えばポイントオブディファレントで競合に対して打ちかかってるところをコミュニケーションしようとか、
マーケティングにおいては考えがちだけれども、たまにはこういう弱みとかを逆にうまく表現として、 可愛らしさ、愛されるポイントに変えれないかなとか、いうのは面白いなと思いましたね。
そうですね。一方向のアプローチだと限界というかありますよね。 転調するというか、いくつかの味付けをしないと飽きてくると思うので、一番後手に回りやすいと思うんだけど、弱みを見せるとか、チャーミングなアプローチとかって、まあやってみた方がいいよねって感じですね。
あとは今回の事例でもあった、SNSとかね、そういうのがすごく良かったりとか、あとは記念日とかキャンペーン的な何かの時節に乗っかる時とかは、特にそういうのを使うとコミュニケーションがスムーズにいきやすい瞬間だったりするかなとは、事例見ながら思いましたね。
あとは僕は記事講をよくやってましたって話でいくと、昔も言ったと思うんですけど、つなぎの文章はやめて10割そばみたいな文章を書きましょうみたいな話をしたと思うんですよね。文章っぽく見せるためのつなぎの言葉が約9割ぐらいなんですよ、普通の文章はみたいな。
で、それを全部大事なことというか、本題しか語らないようにしないと読者離れてみたいな大変な話しませんみたいな話で、じゃあ10割の文章って何かというと、僕はポテチで書きましょうって言っていて、ポっていうのはポイントオブビューですね。
新しい視点、気づきを与える内容、だいたい6、7あるいはそれなんですけどみたいな。で、手はTipsですね。やりたくなるコツとかを教えてあげるみたいなことですね。で、血はチャーミングなくすぐりだったんですよね。
なかなかだから、これはケースバイケースなんで、0%のこともあるけど10%ぐらい含ませることもあるんですけど、ポテチで10割を構成するとコンバージョンというかエンゲージが高い記事になってアクション跳ねますみたいな話だったんですよね。
だから記事校においてもタイトな中にちょっとゆる、あえてゆるい表現を入れる。ゆるいっていうのは内容がないんじゃなくてくすぐるような表現を入れることで割と反応が跳ねるっていうのがあったんですよね。だからその辺りもくすぐりっていうのは決してゆるいものではなくて弱いものではなくて、それはそれで逆にすごい強度を持つものなんだよっていうのは僕は思っているという感じですかね。
なるほどね。確かにいい言葉、ポイントオブビューとティップスみたいなね、固い話ばっかりだとちょっと疲れてくるからね。ちょっとチャーミングな。なんだろうと思う瞬間があると記事としても読みやすくなるし、共感が生んでるからそこをアクションにつなげようというところも起こりやすくなりそうですね。
そうなんですよね。ちゃんと読者とそこはそこでゆるい感じでコミュニケーションを取り続けているっていう状態なので、それはそれでアリですよっていう話ですね。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。本編は約30分あります。途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。それでは行ってみましょう。
さて、りんぼうさんの今週のピックアップ。例文はこちら。ほっこりからにっこりで生活者と仲良しになる日本人のツボをつくくすぐり表現の威力です。では早速話を聞いてみましょう。
オープニングでお話した通り、今回はくすぐり表現が日本人にめっちゃ効くとみたいな話なんですけど、8年前、9年前ぐらいかな。僕が大好きな事例があって、そこから紐解いていきたいなと思うんですけど。
こういう代表的なくすぐり表現の例として、ポッキー&プリッツの日って毎年話題にはなると思う。
やってましたよね。11月11日ね。ずっとSNSが普及してから、この○○の日っていうのは猫の日とか犬の日とかもあるよね。222とかワンワンワンだっけな。犬の日、11月1日、1日かな。
その盛り上げを作りやすいので、流行ってるというか、割と定番のプロモーション方法になってるんですけど。
そうですね。以前もっとやってましたよね。今はね、エイプリルフール投稿とかも最近はだいぶ下火になったけど、以前は各企業がSNSでエイプリルフールにどんなボケをするのかとかね。
めっちゃやってた時あったよね。
めっちゃボケ倒したもんね、昔はね。今年ちょっと大人しかったよね。
大人しかった。もうネタは尽きたのかとか、そういう投稿を見たらエイプリルフールに俺は。
うん、確かにね。最近はなんか、でもすごい一番大嘘じゃないかなっていう事例が出たんだけど、去年、2024年のエイプリルフールに投稿した日本郵政のUパックっていう真っ赤なフェイスパック。真っ赤なフェイスパック。
で、郵便番号マークがボーンと額に、眉間に、パックやると出たっていうのが投稿だったんだけど、意外と反響がでかかったっつって、今年作りやがったんだよね、実際に。
あーそう、なんかね、よく話題になったので作りましたとかあるけど、Uパックも作っちゃいましたか、それを。
でも作ったら、あかんよね、嘘をやって言ってさ、出してるのに、実際にしたら嘘が嘘やったってことになるから、めちゃくちゃこれは罪深いですよ、みたいな話ではありますよね、みたいな。
一時期よりは、だから、ちょっと飽きてきたっていうのもあるんだろうね、というのもありますね。とはいえ、そのSNSが出てから、まるまるの火っていうのはずっと盛り上がってきてますよ、みたいな話で、その発端となるようなものかな、ポッキー&プリッツはずっと話題にはなってるけども、
一番火をつけた発端のキャンペーンだったかなと思うのが、2016年の11月11日のポッキー&プリッツの日で、 これトライバルがやったやつかもよ? あーそう、あなた?インサイダー? うちやってたかもしれない、これギネス撮ったやつじゃなくて?
ちょっと何年か忘れたけど、僕トライバルの時にポッキー&プリッツの日でやったのは、ギネスをみんなで撮ろうって言って、みんなでポッキー&プリッツの日っていうのをSNS投稿して、企業のブランドのハッシュタグで世界一を狙おうっていうのをやったりとかを、ちょっとこの前かな、一時やってたりとかしてて、
確かにすごくこのSNSと親和性が高いポッキー&プリッツであり、11月11日の投稿っていうのはすごくあったと思いますね。 そうっすよね。そうだね、ちょっとその時の風俗とかの記事は僕見てないし、今たぶん残ってないかもわからないので、あれだけど、確かにそうかもね、たぶんそれぐらい話題になったんだったら思うね。
僕はその表現だけ覚えていてみたいな感じかな。まあね、ポッキー&プリッツの日はね、11月11日の1111がポッキーなりプリッツなりの形に出るからそうなんですみたいな話なんだけど、おおむねポッキーの日じゃんみたいな認識ではありませんね。 そうなんだよね。でもね、どっちも同じグリッコかな、ポッキーってね。そうなんだよね。
だからポッキーの日だけにするとプリッツが起こるからポッキー&プリッツの日なんですよね、これはね。 なんだよね。だけどやっぱジャナイホ芸人のプリッツが常にちょっとひかげものになってるみたいな感じですね。確かに確かに。
僕が好きな16例の展開でいくと、そのプリッツが1年に1回の晴れがましいハイライトな1日なのに、なんかちょっとね、ブルーなトーンが1年で一番つらい日の始まりですみたいな感じで語り始める。
なるほど、プリッツ側がね。プリッツ側がね。なるほど、あれはそういうことか。誕生日がクリスマスとかぶった人が、なんかみんなお祝いしてるけど僕の誕生日じゃなくてクリスマス祝いしてんだよなみたいなそういう感じだな。そういう感じですね。なるほど。なんか共感できますよね。
わかるわかる。わかるね。あとは街に出ても、プリッツの日って並列されてるにもかかわらず、街のポスターはどこ見てもポッキーしかねーやんとか。そうね、SNS投稿もみんなね、ポッキーで投稿するからね。プリッツで投稿することあんまりないよね。そうなんだよね。確かに。公式すらポッキーしか載せてねーじゃんみたいな感じとか。そういう感じあるね。
そういうザナイ方言に扱われた悲しいプリッツが、面白いのはこういう、まあとはいえお菓子って、お菓子系って基本的には明るいコミュニケーションするじゃないですかみたいな。プリッツも定番のお菓子なので、そのプリッツがまさかのスネるっていうこと。
なるほどね。これがいいんだよね。スネるっていう感情表現って極めて人間臭いじゃないですかーみたいな。あー確かにねー。高度だよね、なんかね。スネるってねー。
めちゃめちゃネガティブではありますけど、っていう感じですよね。でもネガティブだからこそやっぱりこう、めちゃくちゃ高度な擬人化っぽっちでもあって、だからこそ多分こう、お菓子にはなんていうかな、人間性を感じないけども、スネるプリッツにはちょっと人間性を感じてしまうねみたいなところはありますよねー。
感じるねー。なんかあれに近いね。たけのこの里かキノコの山か戦争みたいな。ただのお菓子だけどそういうものにされるとどっち応援しようかなーとかなるし。身近であればあるからこそスネるとかね、あるとちょっと子供感があって可愛く感じるねー。
可愛く感じるよねー。あと、この可愛く感じるよなっていうのが、ブランドってブランドパソナリティって言われるように、やっぱり人間は人格としてしか何かを認識できないので、そういう意味ではね、ちょっとうなだれてるとかスネてるみたいな、なんか様子がイメージできてしまう表現になってると思うんだよね。
だから、お菓子であるプリッツじゃなくて、なんかプリッツっていうやつみたいな感じでトライ直しが進んだかなって感じはしますよね。確かに。そうねー。なんかちょっとクラスの友人感あるもんね。こういう感じにすると。
こういうやついたよねーみたいなね。そうそうそうそう。そういう感覚だなー。あとはブランドパソナリティ的な観点以外でいくと、SNSでいっていろんな反省が磨かれたというか、鮮度が増したっていう感じだと思うんですけど、その中でも共感感性みたいなところは一個あるかなと思うんですね。
一つ一つの投稿とか何かに、これは自分は好きとかこれは無視とかって、ブロックとかって判断していくので、だんだんこの自分のね、自分は何に共感するのかみたいな感性が磨かれている現代人でありますという中でいくと、ポッキー&プリッツのこの今回の16年のキャンペーンでいくと、共感しやすいんだろうな、このプリッツの。
この拗ねるっていう感じとか、じゃない方扱いされる人っていうのはほとんどの人ってだいたいそうじゃないですか、なんか主役キャラでもないしリーダーキャラでもないし、なんかね、どっちかというと多分じゃない方扱いされる方が多いし目立たない方が多いので、じゃあ10人のうち8人9人はやっぱプリッツのその拗ねる方とかじゃない方扱いされて傷ついてるっていう方に共感すると思うんですよね。
じゃあ応援したくなるよな、みたいな気持ちにもつながっていくと思うので。
確かにね。
SNSはこういう文脈がすごい強いですよね。
昔やってた伊藤ハムのハム係長っていうキャラクター。
いたね。
あれもこういう感じですよ。
ハムのところにハムって書いて、このハム係長であることが大事で、課長にはなれないんですよ。
係長なんで。
万年係長で、ちょっとこう、いつもため息をついてたりするような感じ。
あの勘録で係長は確かにため息もんだね。
そう、ため息ついてて、プフーみたいなそういう感じなんですよね。
俺すごいぞ、みたいな。ハムうまいぞ、みたいなそんな感じじゃなくて、万年係長の憂いみたいなのを出すと、すごくSNSの中で共感を見やすかったですね。
あと大片見がLINE外れてるんだろうからさ。
共感するじゃないですか。
人は強みによって尊敬され、弱みによって愛されるっていう言葉がある通り、すごいよねっていうふうに思っても尊敬はしても愛されるわけではないので、
愛されるってところはやっぱり弱みの部分とかね、ちょっとできないみたいなところの方が共感を生んでいくとは思いますね。
そうですよね。ちゃんと弱みを見せられる方が実は本当は強いんだよみたいなことでもあるかもわからないけどね。
そうですね。
まあでもあれだよな、ブランドも自己開示をしていかないといけませんね。
そうですね。
確かにね、コミュニケーションだからね、そういうかっこつけいっぺん等じゃなくて、そういうのを出していくっていうのは大事なんでしょうね。
そうですね。やっぱりSNSの時代になって共感が大事になってくると、何がしか共感ポイントを作るとなると弱みもね、
ブランドも人間と同じで全く弱みがないブランドとかもないと思うので、全然弱みを生かすとかっていうのもね、一つの方法としてはあると思いますね。
そうですね。
多々にしてね、ブランディングとかっていうと、なんかね、かっちょい良い感じのスローガン立ててみたいなオシャレなビジュアルでとかって思うけど、それは一面的なものなんで、他にもいろいろあるよねっていうことですね。
今回はそういう意味で言うと、くすぐり的な裏道があるぞみたいな話ですかね。
特にね、お菓子とかそういう定間用商材っていうのかな。でいくと、そういうくすぐり表現的なものが生きやすいよなっていう感じがしますよね。
そうですね。あとはプリッツ、食べたことない人あんまりいないと思うから、プリッツのこういうニュース見たら、コンビニ行った時に、今日はちょっとプリッツ一個買っとくかなみたいな気分にもなるもんね。
そうだね。
思い出せばね。
ポッキーやめとくかみたいな。プリッツ一個買っといたるかみたいな。
ポッキーなんてもう買わへんでって、11月、12月ぐらいはそういう気持ちになるかなって。
しばらくしたら忘れるけどね。
で、もう一個、これはね、次は直近の例なんですけど、素晴らしいなと思って、これはSDGs文脈にもかなっているし、うまいなと思ったのが、
ファミリーマートでおにぎりのね、排気がちょっと近づいて回すみたいなおにぎりに、これまでもセール品の30円オフみたいなシールは貼ってたりはしたと思うんですけど、
そのシールをナビナベシールに変えたんですよね。
なるほど。
で、なんか、助けてーみたいな感じで。
なんかそれによって、これまででいくと、残りも買う?なんかちょっともう賞味期限迫ってて、もうすぐ腐りかけのものを30円安くして買うっていうのはなんかちょっとみじめというかさ。
まあそうだよね。
買い手の気持ちとしてはそういう気持ちになっていたかもしれない。
はいはいはいはい。
というものを、いや違う違う違うと。これは良いことなんだと。
ほうほうほうほう。
SDGs文脈でも良いことなんですよーみたいな。だから、なんかちょっともう排気されそうな気配のあるおにぎりを助けてあげるんだよーみたいな感じにすると、
それってさ、ちょっと良いことした気分が生まれるじゃないですか。
はいはいはいはいはい。
で、これって実は値引きみたいな不可価値もあるけど、どっちかってそのちょっと良いことした気分。
その買い場でこっちじゃなくてこっちを選ぶだけで良いことしたなーっていう気分自体が不可価値なんですよね。
っていうことかなと思う。なんかそういうことをうまく創出してるから、これってロスを減らすことにもなってるけど、一個の価値創造にもなってるかなと思ったんですよね。
そっか。だから、例えばこれ今の台本に貼ってる写真だと、からし明太子に30円引きがついてるけれども、
この店頭に来た時にからし明太子を買いに来た人がこれを買うのは、別に店舗にとっては別にあんまり変わらないというか、だけど、
シーチキンマヨネーズを買おうと思ってる人にからし明太子を買ってもらいたいわけじゃないですか、きっと。
どっちみちからし明太子を置いといたら廃棄になっちゃうから、それよりはからし明太子を買ってほしいと。
でも、30円引きぐらいだと好きなのはシーチキンだし、シーチキンと30円引きのからし明太子だったら30円だからシーチキンでいいかと思うけど、
悲しい顔して助けてくださいって言われたら、じゃあまあ別にからし明太子でもええかみたいな感じで買ってくれるかもしれないね。
そうだね。今宮本さんが言ったようなことには必ず感情とやり取りが発生してますよね。
発生してる。
どうかな、しょうがないな、みたいな。
別にからし明太子も嫌いじゃないしな、みたいな。
あるね。
ありますよね。
ここってうまいなと思ったのは、この涙目マークだと思うんですよね。
これは何かっていうと、これ漫画的な記号だと思っていて、漫画的な記号って特に日本の中でめちゃくちゃ磨かれてきたものじゃないですかみたいな。
話なんですよね。だからこそ日本人で言うとね、僕らだと生まれてからずっと漫画が全盛期だったんで、40年間とか漫画的記号はめちゃくちゃ訓練されてるわけですよね、みたいな話でいくと。
じゃあそういうのをうまく使っていくことで、コミュニケーションスピードって昔言いましたけど、それがめちゃくちゃ早いっていうことだよね。
だから、コンビニ行ったらアホみたいな商品、スーパーよりは少ないけどいっぱいありますよねっていう中でいくと、それでもここにパッと目が行くし、
イメージ伝達できるよね、SDGs的なニュアンスも含めて伝えられるし、単に安いよじゃなくて、これを買うことがいいことなんだよ、助けてあげることなんだよ、みたいなことが伝わるし、
あと体験想像でもあるかなと思って、この店頭でね、廃棄寸前のおにぎりと偶然目が合ってしまったみたいな。
涙目になっている、おにぎりと目が合うっていう。
これすごいよね、体験だよこれ。
これあれやね、無意識に結構心動かされそうだね。
動かされるよね。
目とか顔とかってすごい感情を無意識に動かす効果あるもんね。
あると思う。商品がこっちを見てるんだよ、涙目で。
確かに。
どうするアイフルの世界ですよね。
そうか。
これね、こういう値引きのシールって別にコンビニだけじゃなくてスーパーとかも昔からやってるわけじゃないですか、何十年も。
その中でこれは面白いですね。
面白いですよね。
これまでなぜ誰もやらなかったのかっていう。
なかったよね、確かにね。
もっと何パーセントオフをわかりやすく奇抜に目立たせるとかっていう発想になりがちだったと思うんですけど。
そうだね。
これはね、割とシャーミングだよね。
おにぎりとかにちょうどいいっていうのもあるよね、30円。
184円のからし明太子における30円オフだし。
スーパーのお惣菜とかってめっちゃ割引かれるじゃないですか、30%とか50%とか。
そうだね、半額ですよね。
そこまで割引になると割引のインパクト強いけど、ファミマはね、なんで半額にしないのかと思うけど、30円オフだからね。
ちょっと弱めではあるよね、割引額としては。
そうだね。
まだ十分食べれる感じの時間なんだろうね、これは。
確かにね。
僕らが代理店やったんで、だいたいスーパーの閉店間際に飛び込むぐらい、ギリギリ間に合うかぐらいやったんで、ほぼあれだよね、刺身なんて半額で買うのが当たり前だと思うんですよ。
半額の方が腐りかけでうまいと、ごうごしてた記憶もありますね。
でもね、その習慣になれると定価で買わなくなるよね、もったいなくてね。
定価の刺身は高いからね。
逆に言うとだから、締まりかけのスーパーで一番お得なのは、やっぱり半額の刺身だと思うね。
確かにそうだよね。半額なってるもんね。
半額やからね。
それは絶対得るよね。
でも7時ぐらいに買って、10時ぐらいに食ったら一緒やんな。
全然いける。
一緒やね。
これでも割と実売も出てるみたいで、店舗あたりで行くとこれ導入したら、
排気寸前のおにぎりとかも売れるんで、5個ぐらい売り上げゾーンになったみたいね、店舗平均で。
まあまあそりゃそうだよなって感じはするけど。
まあ確かにね。これは結構効きそうな。
なんかチールとしても顔があるから目立つというか、目線が行くしね。
コミュニケーションってこういうことですよねっていう感じがしますよね。
確かに。
これもだから絶妙に涙目でくすぐられるアプローチですなって感じがしましたね。
なるほど。これでも偶然この台本に貼ってあるからし明太子のおにぎりの写真でちょっと面白いのが、
さらに美味しくなりましたってシールも貼ってあるね。どういうコミュニケーションやねんと思うねんけど。
からし明太子。
これはもともと貼ってあるんじゃないの?からし明太子。
だからからし明太子はそうなんだろうね。
からし明太子ってそうか。バージョンアップできるんだ。
バージョンアップそうそうそうそう。
だしなんかさらにってどういうことだろうとか。
こっちのシールはちょっと謎、効果あるのか、ちゃんとコミュニケーションできてるのかなぞったけれども。
この取り上げた方の30円オフの廃棄しないように涙目シールの方はいいですね。
いいよね。
もう一個いいなと思ったのが、ユニクロって母の日とか父の日に割と毎回素敵なコミュニケーションしてるなと思うんですよ。
母の日だとまるちゃんとお母さんが、新聞広告でお互いが何か言ってて、見開きにしたらすごいこうしてるような感じとか、
くっつけたらこうしてるような感じ、そういう展開とかやってて、実はお互いの気持ちが裏腹なんだけど本音では噛み合ってるんだよみたいなコミュニケーションを見せたりとか、
そういう感じの毎回素晴らしいクリエイティブをやってるなって感じがしたんですけど。
話そうよ母の日にってやつで、お母さんとまるちゃんがいて文章が2つあってってやつですね。
これ確かによくできているね。
よくできてますよねみたいな。
毎回母のことを考えるとか父のことを考えるみたいな、考え直すきっかけになるようなメッセージをやってるなと思っていて、
これ実は2024年の父の日のアプローチでいくと、人気漫画のダメパパだよね。
ヒロシとかバカボンのパパとか、ダメパパ3人が集まって、今で飲むみたいな異世界コラボしてるみたいな、
そういう感じの展開なんですけど、これめちゃくちゃくすぐり要素が満載の展開でいいなと思ったんですよね。
シャブダイでビール買った後に、カウントダウンしてるんだよね。
あと3日、あと2日、あと1日、当日ぐらいの感じで、徐々にビールが減り、徐々に枝豆が減り、徐々に顔が赤くなっていくみたいな展開の中で、
お父さん同士、ダメパパ同士の会話が割とボディコピでバーっと語られてるんだけど、
それが悲しいんだよね。最近どうですか?みたいな感じで、父の日忘れられたら辛いから、父の日自体を忘れちゃいましょうみたいな悲しい話になってるみたいな感じの展開とかね。
それがそれで、すごく意地らしくて、ダメパパのキャラもあるからなんだけど、すごく意地らしいなと思うんだけど、
意地らしいっていう感覚、感情自体がめちゃくちゃくすぐられるじゃないですか。だからいいなぁと思ったんですよね。
なるほどね。確かに母の日の1ヶ月後に父の日はあるが、ECサイトとか他のところでも、母の日は盛り上がるけど父の日盛り上がらないよなぁとは思うんですよね。
それだけ父の母の日は売れてるけど父の日は売れてないってことは、実際父の日はあんまりプレゼントを送られてないんだと思うんですよ。母の日に比べてね。
そういう中で父の日っていうのもさっきのポッキー&プリッツじゃないけど、ちょっとポッキー、プリッツ的なね扱いをされている父の日というものを、この3人のダメパパではあるが日本を代表する父親ですよね。
全員ダメパパっていうのがいいよね。
そうだね。確かに。
これでもやっぱ新聞広告だからこそ結構長文で、それぞれの家族について父たちは語ったとか、文章がいろいろ書いてあって、父たちは家族を信じているとかで終わる20行ぐらいの文章とか、
なかなかウェブ広告とかだと読まれないけど、新聞広告だからこそこういうのが伝わる感じするね。
いいですよね。新聞ならではですよね。
ならではだね。
カウントダウンできるのも新聞ならではだよね。日付付きで出せるっていうところではね。
タグラインがいいなと思って、いろいろ愚痴ったりとかしてるんだけど、でも1日のありがとうで364日がんばれちゃうっていう。
めっちゃかわいくない?これも。
かわいいね。意地らしさがあるね。
がんばれちゃうっていうのがすごいかわいいな。
ユニクロライフウェア最近出してるから、ライフウェアな感じのメッセージとの親和性もめっちゃいいやんとかって思ったりして、素晴らしいよね。
確かにね。父の日にありがとうを送ろうね。
だからそもそも父の日に何かをしようっていう。
一般的に父の日にユニクロみたいなところが広告出すとすると、靴下を送りましょうとかネクタイを送りましょうとかそういうことをやりそうなところをユニクロだからね。
そもそも父の日に何かを送ろうよ、ありがとうを送ろうっていうところを作るところからやってるのはいいですね。
そうだね。そもそも父の日忘れちゃダメだよってことをちゃんと言ってあげてるみたいな。
ところすかね。
これはだから送られる側のお父さんもユニクロ好きになるよね。
うんうん好きになると思うね。あとはだからお父さんもみんな思ってると思うんだよね。父の日だぞーって。
そうだね。自分では言いづらいけど父の日だぞってあるよね。
広告ってね、BtoBだと例えば楽々生さんとかだと、あんまりないがしろにされがちなソームとかケイリとかのフラストレーションを叫んで代弁してるじゃないですか。
はいはいはい。
こんなに大変なんだぞーとかって。
あーあるね確かにそういうことね。
やっぱそういうことだと思うんだよね。ちゃんとマスの力使ってユーザーの代弁を責任を持ってするみたいな。社会に対して問題提起をするみたいなところって広告の一個の役割だと思うし、それによって大きな支持を集めることがあると思うんですよね。
今回でいくと、ユニクロって言ったら男女どっちも買うわけだから、パパも買うわけで、だからね全身ユニクロパパ多いと思うんで今。
そういう意味では多分大きな顧客なんでしょうけど、その顧客でもあるパパの大きなクラスターの代弁をするみたいなところはすごい役割果たしてると思うんだよね。
それをかわいく言うのがいいんだよね。
そうね。こういうのって声高々に言ってもしらけるというか感じだから、この絶妙な感じがいいね。
うんそうだね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
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さて今週の明日使える聞くネタ帳マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
この間確か龍馬が行く改めて読んでるんすわみたいな話をしたような気がするんですけど、4巻ぐらいかな?
読み終わった後にファッと最後のページに柴良太郎記念館大阪にありますっていうのがあって、
あーそうなんだと思ったらちょうど漢学の同窓会が先週あって、
同窓会って大阪出て行ってお酒飲んだら淡路島の人って一泊しないといけないんですよね。
車で帰れないからね。
だから大事になるんだけど大阪で一泊して翌朝淡路島パッと帰ってもいいけど、
せっかく来てるんだからなーって思った時に柴良太郎記念館行こうと思って行ってみたんですよね。
すごい地域に愛されてるなみたいな感じがしたんですけど、
南馬駅から奈良方面に向かって八駅ぐらいって言って宮本さんも行ったんだよね。
結構田舎じゃないけど住宅街というか、
こんなところに博物館作るみたいなところにあって、
駅降りて目の前イオンとかそういう感じのベッドタウンみたいな感じで、
しかも駅からも結構距離あるしさ、
まああるんかなーこんなところにと思って行ったらあるよね、柴良太郎記念館ね。
僕行った時は菜の花の時期で、隣に高校があるんですよね。
高校の野球部の子がユニフォーム来て、
僕は一旦日曜日だから多分日曜日の練習に来てた野球部の子たちが一輪車みたいなので、
いっぱい移植の作業をしてて、菜の花の移植を多分手伝ってたんだろうな。
植木鉢から館内に移すとかなんかそんな感じ。
建物も吹き抜けで、3階とか4階分ぐらいあるようなところが全部本棚になってて。
一応、家の中には8万冊ぐらい増書があって、
それと同じようなものとは別途買って、展示館の方にも2万冊展示してるらしいんですけど、
一個一個見ていると、すごいやっぱり、例えば龍馬が行くを執筆していた時は、
神田神保町から龍馬関係の本が消えたっていう伝説があるじゃないですか。
あるよね。
みたいな感じで、600、700冊ぐらい龍馬が行くで言うと買い漁って書いたらしいんですけど、
だから膨大な文書、文献の中から主力の一滴一滴が文書なんだみたいな表現もあったけど、
確かにそうだなと思いながら龍馬が行くを読んでますみたいな感じやね。
街道行くとか読んでて思うけど、すごい知識量だなって思うもんね。
そうなんだ。
普通に東京の道歩いてたら、いきなりここの通りはこういうことがあってとかっていうのを、
それだけで一生喋れるみたいな感じやから。
いやいやすごいな。それが江戸時代はこうだって、この明治時代はこうでとかって、
ほんと一個の街で何千文字って文字を書いてるからさ。
すごいな。
しかも当然そういう本の構成にはなってないはずじゃん?
いろんな本に書いてあるやつを編集誌っていうか取り上げてやってるから、
それすごいよなと思って。
AIよね。
いやほんまにそう。ほんまにそう。
確かに。
だから今ならできるよね、そのAIにさ、その街の歴史をもうちょっとまとめてもらうとかできる。
そうだね。下調べとかはできるだろうね。
あとはそこである情報からイメージを転がすみたいな作家的な発想があればいいんだろうな。
すごいね。展示館とか見たら、かつ回収全集みたいなのだけで30冊ぐらいあってさ、
かつ回収って何か書いてあったんやったっけ?
そうか、すごいね。
龍馬が行くでさらっと書いてある一文とかさ、かつはこう言ったと言われているとかって、
そうか、この30冊の中から何か持ってきたものなのかなとか思うとまあ感慨深いよね。
感慨深いよね。何かこう惹かれるものがあるというか、
だから全部博物館見終わったらショップがあるじゃないですか。
うんうん。
あそこのショップでなんか僕本買いましたもんね。
そこでしか売ってない限定本。
ああそうなるんだ。
買っちゃいましたね。
すごいね。コンバージョンしちゃってるね。
コンバージョン。しかも結構高かった気がするんだけどな。
でもなんかね、好きだからね、しばるおたろうの書いてる本とかは。
僕は高校時代から好きだからしばるおたろうは全部読んでるんですよ。
しばるおたろう全集ってやつを読んでるから。
すごいね。
もう全巻は読んでて、読んでないのはほんと海道行くの海外版だけ、日本版も読んだからほぼ全部読んでて。
でもなんかそういうところに行くと、これまだ読んだことないしばるおたろうの文章が読めるわけよね。
おー新しい発見みたいな。
確かにね。ファンはやっぱり読んだことのない文脈を読みたいよね。
読みたいね。新しいのを発見できるとすごい嬉しいね。
わかるな、それはね。
すごい文章量書いてるけどね。
坂の上の雲はね、前も言ったかな、3,4回チャレンジして未だに2巻ぐらい止まっちゃうんだよね。
確かにね、長いっちゃ長い。正直俺から言わせると正岡式の話はね、なくていい気がするんだよね。長いんだよな、話が。
面白がり方がわからないままに終わる感じというか。
面白いんだろうけど、ちょっと何かいずれも馴染みがないよね、秋山よしふるとか。
そうだね、出てくる登場人物みんな明治の日清日露だから、知ってる人出てきたとかはならないので、だからその意味でしばらくはちょっと忍耐の時間が続くかな。
そうなんだ、読んでいくとこう上がっていくわけだよね。
そりゃやっぱね、二百三甲地とか日本海海戦とかはやっぱ上がるよね、日本人としてはね。
なるほどね。
こうやって日本がなんとか生き残ったのか、この明治の時代にとかは、ある意味3巻ぐらいまではもう伏線というかさ。
そうなんだ。
いかに日本がやばかったかっていうのを説明をする、中で明治人がいかに頑張ったかっていうのを3巻まで説明をして、絶対に勝てない、今で言うと日本がアメリカと戦争するみたいな世界で絶対勝つはずがないという戦争にどう最後日露戦争で勝つのかっていうのが最後の方書いてあるから、そこは胸熱だね。
うん、なるほどね。
ん?東郷平八郎がみたいな話?
そうそう、東郷平八郎とそうだし、軍艦を作る話もすごく面白くて、山本コンデって人がね、三笠を作る話とかも、三笠ってめっちゃお金かかって、こんなん国会通せないねってなったらしいのね。
でも、いやでもこれは作るべきだから、じゃあお金流用しようって言って、他の予算で取ったやつを勝手に流用して軍艦作ったと。で、バレたら俺が腹を切るから、それでも日本はこれを作るべきだからこれを作るって言って、作って結果こういう風になったとか、そういう熱い話が各所にあって。
でも日露戦争の前とか、あらゆる日本人みんなが、いや勝てるわけないと。こんな戦争無理だから、渋沢栄一とかも無理だからって言ってる中で、いや無理なのはわかるけど、今やらなかったらもう絶対さらに悪くなるから、もうやむなくやるんだみたいな感じで、じゃあ頑張ってやり切ろっかみたいな、覚悟していく感じとかはね。
面白い。いやー、魚上の雲はぜひ読んでほしいな。
そうなんだ。5回目チャレンジしよっかな。
龍馬が行く終わったら、是非魚上の雲に。俺今でも魚上の雲は本持ってるからさ、しかも2冊だけ?なんか真ん中の4巻と7巻とかだけ持ってて、好きな章があるんだよね、その203コーチの章と、さっきの山本コンベの三笠を買うシーンが好きで、そこだけはね、持ってて。
高校の時に自分の手で引いた鉛筆の跡が残ってんだよね。
そうなんだ。
そう、それもちょっと熱いよね。
へー。いいね。
いやー、しばりお太郎は面白いよね。
うーん、あの作品の中にはもう背景でこんなにレファレンスがあるんやって思ったらさらに。
そうねー。
熱いっすねー。
すごいよねー。
同時に到底できないなって思いますね。
できないできない。覚えられないしね、あんな系読んでもね。
覚えられないねー。
あー、すごいよね。
趣味がもう、参考文献を読むことが趣味だったらしいね。
あー。
趣味で読んで、仕事で書くっていう、それだけの仕事、生活みたいな。
へー。
すごいよね。
確かに。
まあ、そうはなかなかなれまへんなー。
そうねー。
いやでもやっぱしばりお太郎が好きなのは、しばりお太郎は太平洋戦争に行っていて、
なぜ日本人はこんなに愚かな戦争をしてしまったのかということを探っていく中で、
いやでも日本にももっとちゃんとした思考してた時期があったんじゃないのか、
そういう日本を見つけようっていう思いで日本の歴史を書き始めて、
なので基本的にはポジティブなんだよね、しばりお太郎の見る日本の歴史観って。
その中でずっと書いていて、だからすごく面白いし、日本人として胸厚で、
そのしばりお太郎が野望犯事件を書こうとした時に、
太平洋戦争前の事件を書こうとした時に、あまりにも日本人が愚かすぎて書けなかったんだって。
最後ポジティブに持っていけない。
なんでこんなバカな人ばっかりなんだっていう風な結論にしかならなくて書ききれなかったらしくて。
でもそういう思いの部分も含めて、日本人としては好きですね、しばりお太郎。
なんで昭和の時期だけ日本人あんなバカになっちゃったんだろう、みたいなことなんだよね。
昔はもっと賢かったに違いないはずだろう。
確かにね、でもあるよな。
自分が巻き込まれたね、戦争を言ってたからね。
そこの強烈な食らった体験もあるんだろうね。
うん、あるんだと思う。
記念館で割と胸厚なのがあれじゃないですか、天井のコンクリートの染み?
それ俺分からんかったけど。
え、嘘?
何か書いてあんの?
うん、なんか天井から光が差すところがあって、そこの天井のコンクリートにちょうど有名な龍馬の写真があるじゃないですか。坂本龍馬といえばこれみたいな写真。
ブーツ履いてなんかもたれかかって、教団みたいなのにもたれかかってるやつかな?
と、もう一個別の顔だけの写真があると思うんだけど、そっち系の写真の龍馬の顔とほぼ一緒の感じがコンクリートの染みで現れてるわけね。
へー、知らんかった。そんなあるんや。
そうそう、なんかうわ、すげーと思って。それがだから、ちょうど光が差してくるところから、龍馬が笑ってる感じで見えるわけ。
へー、こんなんあるんや。知らんかった。
で、僕気づいたのは新聞記事みたいなのを置いてあって、ちょうど20年前くらいかな。
龍馬さん来てますよーとかって来館者が言って、あ、そうだ、みたいな感じで、なんか気づいたんです、みたいな感じで。
へー。
で、その時の20年前のコンクリートの染みの写真が載ってて、で、おおーっと見上げたら、おおーあるあると思ったけど、その時の20年前の写真より龍馬はもっと笑ってるわね。
へー。
ここはあれですよ。日本の夜明けや近いぜよ。
へー。日本を選択せんといかんぜよって言ってるからね。
あ、いかんぜよ。
いかんぜよ、そうですか。
めっちゃ笑ってるわけ、龍馬。
へー。
あれ割と面白いスポットだね。
面白いね。
ディズニーの隠しミッキーみたいな感じ。
確かに。
へー。すごいなー。これ見たかったなー。へー。
でも、なんかそんなね、コンクリートの染みやからまあ偶然そうなったらしいんやけど、でもなかなか偶然とは思えませんな、あれはね。
必然というか。
まあ確かに坂本龍馬とかって別にね、めっちゃ有名人だったわけじゃなく、一つはこの柴梁太郎の龍馬が行くで有名人になった部分はあるからね。
そうだよね。日本のヒーローになったのはもう完全に龍馬が行くからね。
そういう意味では確かに坂本龍馬が俺を言っててもおかしくはない。
おかしくはないよね。
日本のヒーロー像に色々影響与えてるよね。大きな細かいこと言わないとかさ。
あーそうねー。
魅力があるとかさ。
基本的なヒーローの土台を作った感じの作品だなーと思いますよねー。
いやーいいですねー。
歴史はね。
来たくなってきたなー。去年行ったばっかりやけど。去年も2回目行ってるからさ、結構やっぱ好きなんだよねー。
すごい行ってるね。
ぜひぜひ、龍馬に挨拶しに行ってください。
ぜひちょっと行ってみます。
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さよなら。