2023-10-14 56:32

第39回:これしかない「解」を提示する。企画アイデアを世に出すための「伝わるプレゼン術」

あらゆる広告企画の「最初の一歩」であるプレゼンテーションについて考察します。

そもそもプレゼンって何のためにするんだっけ?という問いに対する自分なりの考えを持つとスタンスが決まって、やるべきこと・話すべきことが明確になり、緊張しなくてよくなる。


一度スタイルができたら以降のあらゆる場面の「武器」になるので、早めに確立すればするほど得。


営業スタイルが100人いたら100通りあるように、当然プレゼンスタイルも人それぞれ。なのであくまで僕個人としての「解」をお示ししつつ、自分のスタイルを確立する際の参考にしていただければと思います。


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00:16
皆さん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳 | マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が 最近気になるトミックを取り上げ、
それぞれのマーケ観で掘り下げていきます。
最近話題の一人マーケターをはじめ、 情報や知見が少ない中で打ち手を模索する、
皆さんのヒントになる視点をお届けしていきます。
株式会社エールコネクト代表の宮本です。 よろしくお願いします。
淡路嶋でコピーライターをしてます陣毛です。 よろしくお願いします。
さて、今日のテーマは、これしかない解を提示する 企画アイデアを世に出すための伝わるプレゼン術ということなんですが、
陣毛さん、このテーマを取り上げた理由は何でしょう。
はい。作ったアイデアが最初に世の中に出る瞬間で、
オンエアありますけど、オンエアの前にプレゼンがあって、 そこで承認されて世に出るわけですよね。
はい。テレビCMだとオンエアになる前に、まずはプレゼンですよねってことですね。
そうですね。その前にはですね、社内プレゼンというのもあります。
まあありますね。それもプレゼンっちゃプレゼンですね。
そうそうそう。だからファーストプレゼン、社内プレゼンで、 その後お客さんのプレゼンがあって、
世の中にオンエアという形でプレゼンされるわけですよね。
確かに。
っていう中で、最初に世の中に出るファーストステップ、 セカンドステップのプレゼンって大事なんですよね。
ていうか、もう徹夜でいろんなアイデア考えても、
十何人というスタッフを協力してもらって考えても、 プレゼンとちったら全部おしまいじゃないですか。
確かに。テレビCMだけじゃなくて、提案のプレゼンはいろいろあると思うので、
社内に対しても社外に対しても、プレゼンは大事っちゃ大事ですね。
ですよね。なので、プレゼン中たら割と緊張する人もいると思うんですね。
だけど、緊張するべきなのかどうかっていうのは、
よく考えていくと、そうでもないかなって思う部分もあって、
そもそもプレゼンって何のためにするんだっけみたいなところって、
なんか自明すぎてあんまり教えられてない気もするんですよね。
だから、根本的な問いに対して自分なりの考えを持っていくと、
スタンスが決まってきて、プレゼンってこのためにやるんだっていうのが決まると、
やるべきことが明確になって、話すべきことが明確になっていくので、
結果、緊張って何か分からないものがいっぱいあるから緊張とかする不安になったりするので、
結果的には多分緊張しない状態になっていくと思うんですよね。
だから、まずそこをもう一回改めてプレゼンを捉え直すっていうのって、
03:05
大事なんじゃないかなと思っている。
で、一回この自分なりのスタイルができたら、
ちっちゃなプレゼン、大きなプレゼン、いろいろありますけど、
人生あらゆる場面が割とプレゼンなので、
あらゆる場面の武器になっていくんですよね。
だからこの自分なりのスタイルっていうのは、
早めに確立すればするほどお得なんですよね。
なので後回しする必要性が全くないというか、
早めに解決しとけばとっても得をすると思うので、
そこをちょっと考えてみませんかっていうところなんですけども、
プレゼンは営業マンが100人いたら100通り営業スタイルがあるように、
当然人それぞれなので、
だから僕個人としてこう考えたよ、こう思ったよ、
だからこうしてるよってことを今回お話をするので、
誰かにはそのまま当てはまるだろうし、
誰かはいやそれは全然違うとか、しっくりこないとかあるかもわからないんですけど、
あくまで自分のスタイルを確立する際の参考として話すので、
大事なのはプレゼンなんでやるんだっけっていうことを考えて、
スタンスを決めましょうっていうことです。
その先で僕はこう考えたよっていうのはあくまでヒントというか参考なので、
そこは自分なりに考えてくださいっていうことでお話をしたいと思います。
なるほど。
はい。なので本編別撮りしてますので、
みなさんには収録で聞いていただきましたが、
どんな点が明日使えるヒクネタになりそうですか。
そうですね。なんかさっき自分なりのスタイルっていう話はありましたけど、
結構原則的な話なので、
ここで聞いた話はプレゼンするときには、
いつも全ての人が意識した方がいいことなんだろうなっていうふうに思います。
結構できてないプレゼン多いんですよね。
何かを話をしようとしているプレゼンってのが多くて、
何のためなんだっけみたいなところが結構多くて、
僕は代理店にいたこともあるんですけど、事業会社にいてプレゼンを聞く側になったこととかもあって、
ちゃんとしてないプレゼン聞く方も大変なんですよね。
どういう気持ちでこれを聞いたらいいんだろうみたいな。
いつになったら答えは出てくるのかなみたいな感じとかで聞かないといけないので、
せっかく多くの人の時間をとってプレゼンを聞いたりプレゼンをするのであれば、
やっぱり伝わるプレゼンをしてほしいなというふうに思うので、
今日この後本編で話すようなことって、
皆さんにとってすごいシンプルなので、
この前提でプレゼンを作っていくように考えてくれると、
基本的なプレゼンの流れが作りやすくなるんじゃないかなって思いましたね。
06:02
なんか良くない、これプレゼンに限らず、
例えばホワイトペーパーとか営業資料とかも全部そうなんですけど、
良くないのって、自分が文字を綴ることとか話すことに割とアップアップしてしまって、
話し手が、送り手が全体像を掴めてない状態。
聞き手は当然掴めないっていう話で、
聞き手が聞きながら読みながらどう思うかっていうと、
これ何の話なんだっけ?
これ今日何のために集まったんだっけ?みたいな。
そういうソーワットな感じになっていくみたいなことはよくありますよね。
ありますね。
そういう意味では20代とかビジネスマンなりたての人の前提として思った方がいいのことは、
意外と伝えることって簡単じゃないんだなっていう。
同じ何かを発すすれば、日本語で話しているので相手に伝わると思ってるけれども、
意外と自分の思っていることと同じことを言っても相手に伝わらないことってすごくたくさんあって、
伝わらないことによってせっかくいい企画であっても、
プレゼンの中身によって伝わらないともったいないと思うので、
相手に伝える、マーケティングにおけるコミュニケーションってすごく大事な領域で、
これプレゼンだけじゃなくて全てのところにおいて影響すると思うので、
その意味でもすごくいいでしょうね。
割とだからプレゼンって言うけど、コミュニケーションでもあるので、
そういう意味で言うと、人生のほぼ全ての他者が関わる領域で、
必要になってくる説。
全てにおいて関わってくるだろうな。
それでは本編、ぜひ聞いてみてください。
本編は約32分あります。
途中で聞けなくなった時のためにも、ここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、じんぼうさんの今週のピックアップ…ごめん、もう一回。変わった。
え、緊張してる?
緊張してる。プレゼンじゃないから。何回もやっても39回やってるのに。
さて、じんぼうさんの今週のピックアップ。テーマはこちら。
これしかない解を提示する。
企画アイデアを世に出すための伝わるプレイの前述です。
では話を聞いてみましょう。
はい。じんぼうさんね。
そもそも論なんですけど、結構大事なのが、なぜプレゼンをするのかっていう話なんですよね。
はいはいはい。これいろんな時にプレゼンしますよね。
でも基本代理店であれば、これは提案のプレゼンもあるし、案件始まった後のプレゼンもあるし、
09:09
社内だったら上司に企画を提案する時のプレゼンもあるし、いろんなプレゼンあるけど、そのプレゼンすべてにおいてってことですよね。
すべてにおいてですね。
なぜプレゼンをするのか。
すべてにおいてプレゼンは発生するんですけど、例えば、その中でも一番緊張感の高い大きなプレゼンとかもありますよね。
広告の表現案のプレゼンとかね。
はいはいはい。
そういう大きなことをまず考えていくと、日常の些細なプレゼンも、基本的にはそこを通廷すると思うので、そういう話をしたいかなと思うんですけど、
よくある議論なんですけど、広告のプレゼンとかって、広告代理店だと10人ぐらいスタッフ連れて行ってみたいな、会議室が取れねえよみたいなのよく来るんですけど。
15人とかで行ったこととかありますよ。
年間のマーケーを年間で任せられるプレゼンとか結構、2週間とか徹夜して、前日30人ぐらい集まって、1枚1枚机の上に印刷した紙並べて、プレゼン見て、プレゼンの内容チェックしてるとかして、すごい会とかあったよね。
そうだよね。
だけどさ、実際お茶の間でコマーシャルとか見る人って、一生懸命プレゼン受けて説明されて、そのCM見ないよね。
見ないね。
見ないよね。
よくある議論としては、そんなにいいアイディアであったら、もうその15秒とか30秒の素材だけ見ればいいんじゃんみたいな話ってよくあるじゃないですか。
だから多分、ここの問いに対して自分なりの会議を持つことが、プレゼンのスタンスを決めることにつながっていくと思うんですよ。
なるほど。
ここで、なぜプレゼンをするのかの会議になり、この会議が決まると、プレゼンで何を話すかが決まってくるからなんですよね。
それで言うと、確かにおっしゃる通り、いい案であればプレゼンがいらなくて、素材だけを見れば通ることはあると思うんですよ。
その条件としては、その提案を依頼する側、国主とかが、イコールそのコマーシャルとかメッセージのターゲットである場合ですよね。
はいはいはい。
この場合はね、例えば女子高生向けの商品で、クライアントも女子高生が作ってて、D2Cで。
で、女子高生のギャル社長に提案するみたいな。
場合は、もう企画アイデアだけ、メール読んで、単的にうん、分かる分からないとか、なんかイケてるイケてないで終わる話だと思うんです。
なるほどね。確かにそのテレビCMの素材を見ればターゲットだから、自分が共感しなければ買うものじゃなかったら意味がないから、ターゲットが同クライアントが一緒であれば、もうテレビCMだけ見れば判断できるね。
12:15
判断できますよね。
で、それはそれで終わるんだけど、そうじゃない場合っていうのは、プレゼンを受ける側がターゲットとはずれてる場合なんですけど、ほぼほぼそれですよねみたいな。
まあ大体そうっすね。化粧品のマーケー担当意外と男性ばっかりだったんですよ。
そうそうそうそう。
男性3人のチームでこの化粧品のマーケやってんすねみたいな。
いやマジでそうですよね。
例えば女性、20代女性向けのシャンプーのチーム、全員男性だったりするよね。
する。びっくりする。
提案する代理店側、電通の真っ暗い人とかも全員男性だったりするよね。
ターゲットゼロやんみたいな。あるよね。だから、普通のことやけど化粧品会社の人って化粧するわけじゃないのにずっと女性の化粧のこと考えてるんやなとかと思うと、えーと思うよね。
そうなんだよね。
それは別に悪いことじゃないと思っていて、例えばアイシャドウが生まれた時の80年代くらいかな、小野田孝さんが描いた揺れる眼差しとか、あとは綺麗なお姉さん好きですかっていうパナソニックビューティの90何年くらいのコピーとか、あれはいいよね。
なんかその女性じゃ描けない視点なんですよね。男性視点じゃないですか。揺れる眼差しで言うと見つめられる男性側の視点だし、
綺麗なお姉さんは好きですかって女性コピーライター絶対描けないから。みたいな。
ちょっと今ね、綺麗なお姉さんは好きですかってコピーちょっと炎上する可能性あるもんね。
あるよね。
そういう風潮あるよね。
92年くらいの、あの時代だったらドンピシャだったし、あの時の福井機関だと良かったし、男性コピーライター描いて本当に良かった。あれね、弟目線なんでね。
なんか最近お姉ちゃんがさ、色気づいちゃってさ、そんな目、誰が見るんだよみたいな。そんな顔誰が見るんだよって。
パッと切り替わってデートシーンの水野真希さん。
はいはいはい。
全盛期ですよ。もう綺麗なね。で綺麗なお姉さん好きですかって言うともう、はいって言わざるを得ないみたいな。
好きですってね。言わざるを得ない。男性としてはやっぱね、はいって思うよね。
だからその企画に男性が入ること自体がNGっていうわけではないんだけど、でもあまりにも男性多すぎだろうっていうのがあって、でも今はそこは多少解消されてるとはいえ、でも現実的には多分男性の方が多いですよね。
なので、じゃあ男性が7割ぐらいで女性が3割ぐらいの中で女性、20代女性向けのシャンプーのクリエイティブ判断するとなった時に、例えばね。
15:03
その人たちが自分的にこの企画がグッと来るかどうかっていう基準で判断したら、まあとんでもないことになるじゃないですか。
ターゲット違うからね。そうそうそう。無理よね。そう。っていう試行実験ですよこれはね。確かに。
実際、DNAの経営に関してエニカの事業企画をナンバーさんに持っていた時に、ナンバーさんはこんな人に車を貸すサービスなんて誰が、絶対こんなの流行らないだろ、やる人いないだろって言ったらしいのね。
で、それに対してその時の事業責任者が言った一言が、あなたターゲットじゃないんで。
その事業責任者はあれだね。事業責任者として言うべきことを超ちゃんと言ってるよね。
ちゃんと言ってる。そう。
惚れちゃうわ。
だから違う、わからないですよねっていう話をしたっていう。まあそりゃそうだよね。でも本来やっぱりマーケットとしてはそうすべきよね。
ナンバーさんって何?ナンバー友子さんですよね?
ナンバー友子さん。自分の感覚で決めてる。でもそれで通してるからね、そのことによって。
素晴らしい。やっぱり大事だと思う。自分が客でグッとするかどうかで選んだらダメっていうのはそうだなって思う。
たぶんその時に事業部長がウッて押し畳まったら、もう事業ごと潰れてたよね。
そう。ゴーされなかった可能性はあると思う。
そうだよね。だからそこなんですよね。プレゼンでやるべきことって何を話すべきかって、そこですごいしょうもないことでプレゼンってアイデアって死んでしまうので、
そこのしょうもないことをなるべく排除するために話す。前段ですよね。前提意識を整えるっていうことをやる。アイデア評価者のね。
だから今回あなたたちはターゲットではない。まずそこの確認ですよね。今回のターゲットはこの人です。なんとか花子さんです。
花子さんって言ったらもう急に60代ぐらいのイメージになるけど。その人は20代だとZ世代だとすると、どのような価値観を持っていて、
で、思春期にどんな社会環境で育って、スマホはどんなあったかなかったかとか、大きな災害あったかなかったかとか、
不景気だったとかね、就職氷河期だったとかね、そういう彼ら彼女の思春期がその人の価値観を大きく形成するので、そこをまずはおさらいをします。
直近も大事だから、直近その人たちはどういう状況に置かれているのかっていうこと。この2点を確認する。
で、参加者全員、男も女もシニアも若手も全員、その花子さんの気持ちにまずはなるということ。
ここは大事ですよね。その前提意識を整えた上で具体的な提案に入る。
ここは大事なんですよね。最初によくあるのって、余計の整理みたいなのが最初にやって、オリエンをバーッと話して、オリエン資料も長いですから、
18:05
オリエン資料を1ページにベージュとかにサマリーにしてコールしたよねっていう。
はいはい、ありますね。
よくありますね。で、よく代理店が余計の整理って言うけど、こんな余計の整理とかいらないってよく事業会社の人から、
ぐちをよく僕は聞いてたんだけど、いろいろ友達がいたから。
はいはいはい。
確かにそうだなと思っていて、自分たちが話したことをサマリーにして話されても、はいはいはいって話なんで。
知ってる知ってるみたいな。
なので、僕が意識的にやってるのは、こうでしたよねは踏まえつつも、
プラス自分の解釈を足して、解釈も足した話をプラスアルファの余計の整理として話すことによって、
相手も周りとしての建設的な姿勢とか感じてくれるかもしれないし、
知的生産性も感じられるね。
ちょっと話が前に進んでるわ、この人たちに相談して、ちゃんと視点を足してくれたなっていうのもその段階で感じてもらえるし、
あとはこれからこの人たちの話、提案の方向性ってこっちに行くんだねっていうのがなんとなくわかるので、
その前提で話を聞いてもらえるっていうのもあるので、
必ず自分たちの解釈を足して予見の確認をするっていうのが大事だと思ってます。
確かにサムシングニューがそこにはあるもんね。
そうそうそう。
これ大事ですね。
そういうのがないと、神で提案書を配ってると、みんな最初の5ページくらいパパパッと読み飛ばす人いるもんね。
いるよね。
目の前でやんなよと思うけどさ、あからさまに最初の要件の整理とかその辺見ずに、
いやいや前提の確認をしたいからここは読んでほしいんですけどねと思ってるけど、一番最後の方の肝のとこしか見ない人とかいるもんね。
いるよね。1対1のプレゼンでもいるんだよね。
やめてほしいんだけどね。
前提が合ってるなら別にいいけど、そういう人に限って前提が合ってなかったりとかするから、ちょちょちょちょってなるよね。
なるんだよ。
大事ですね。前提の情報の確認。
前提の確認は大事というか、基本的にそこです。前提の確認の場なんですよ。
なるほど。
っていうことなんで、プレゼンは何が大事かというとそこです。で、あとはそこからアイデアの説明に入るんですけど、
アイデアはもうすでに甲斐を持ってるって前提ですよ。いいアイデアだって前提で言ったら、もうあとプレゼンでやるべきことはそんなにないんですよね。
だからプレゼンってね、すごいエレガントな、すごそうなプレゼンをして、アイデアを実際のアイデア以上に見せる話術では全然ないんですよ。
21:00
ではなくて、ちゃんと評価される地ならしをして、評価をされるべきアイデアをちゃんと100%評価してもらう場なんですよね。
だから地ならしが終わったら、あとはアイデアを立たせるだけなんです、ステージに。語るべきことを淡々と話す、紹介すれば良いですというところで、
ここであえてパフォーマンス的な感じのことで1個だけ気にするとすれば、男性も女性もそうなんですけど、なるべく声を上ずらずに低めのボイストーンで話す方が聞きやすいですし、
あと自分の話してる提案内容に確信がある感じ、印象が与えられるので、日本人って割と声が上ずりやすいらしいんだけど、ここだけは意識した方が良いでしょうというところですね。
最近はオンラインでプレゼントとか提案も多いけど、昔は本当にリアルにプレゼン。クライアントが5人いて代理店15人いてさ、プロジェクターで画面を映して、プロジェクターの前に進むみたいなボタンスイッチ持ってさ、目の前でプレゼンするみたいなことが多かったから、
そういうときは確かに緊張もするし、声も上ずるよね。
緊張するのはしょうがないけどね。
確かに。でもそんなことはいいんだと、前提といいアイディアがあれば通るんだから、喋り方がどうであろうと、そんなことは関係ないんだということね。
だから緊張したのは何でかというと、何でプレゼンするかが自分の中で決まってないからだと思うんだよね。だからめっちゃ上手に話そうとするから緊張するんであって、プレゼンで話すべきことはここなんですよ。前提を整えることなんですと。
あとは淡々と話せばいいのであるということが割り切れれば、緊張する必要がないじゃないですか。
はいはいはい。
だからそこかなと思いますね。
じゃあ話す?プレゼンですよね。
本番のプレゼンでは何を話せばいいのかというと、よくコピーとかも読む人がいるんだけど、書いてあることを読んだら、書いてあるじゃんって話なんで。
だからアイデアそのものを話すんじゃなくて、この提案するアイデアの裏側にある、このアイデアが成立する仕組みっていうところを語るっていうことが大事だと思うんですよね。
それは例えば受け手がどういう前提意識を持っていて、そこに対して、こう言ったら当たり前すぎて刺さらないけど、このような入り口から差し込むと刺さるよねとか、
そういうこと、あるいはみんなが持っているものを持ちたくないみたいな心理作用があるとすれば、そういう心理作用に働かせてかわせるんだとかね。
24:04
そういうメカニズムの話とか、あるいはコピーで言うとレトリックな話ですね。
韻を踏むことでこういう作用があるんだ、必然性を生むんだとか、印象をつかめるのだとか、
例えばリズミカルにして前向きな気持ちを前向きっていう言葉を使わずに伝えるんだとか、レトリカルな仕組みとか、そういう裏の話を話すっていうのがプレゼンで話すべきことですと。
なるほど。確かにそこにプレゼンを聞いている人はターゲットではないので、ターゲットの人がどういうふうに感じるかとかっていうのも、説明をしないと想像できないかもしれないもんね。
そうですね。
だから前提でこのターゲットでこういうことを思っている人はこういうことで響くんですっていう、これも地ならしというか。
そのアイデアを聞いたときに、なるほどそれはこのターゲットに刺さりそうだねって思う前提情報を渡していくってことだね。
そうですね。あとはここもさじ加減は難しいんですけど、規格書にメカニズムの部分の一番大事なことは書かないっていう作成もあると思っていて、
すごい深いことを口頭で言われた場合、話している人はすごく深いことを考えているって想像することがあるんですよね。
そこは演出だしテクニックなところだから、今回の話はちょっとずれるかもわからないけども、そういうテクニックもありますよね。
だから言いたいことは一つで、裏のメカニズムを話しましょうっていうことですね。アイデアそのものではなくて。
もうね、僕のプレゼン論はシンプルなんで、以上なんですよね。以上なんで結論はね、プレゼンに失敗とか成功とかってないんですよ。
はいはいはい。
プレゼンの前に決まってるんで、アイデアを作り上げた段階で成功失敗が決まってるんで、だからそもそも緊張するとかって意味わかんないって話なんですよね。
だから逆にプレゼンがうまくいかなかったっていうのではなく、企画がうまくいってなかったねっていうふうに反省した方がいいってことね。うまくいかなかったときに。反省するポイントが違うってことだね。
なんかすっごいいい回って、すごいシンプルなので、プレゼンもしやすいんですよねすごい。すごいしやすいし、なんか普通にそういう意味もあって失敗絶対しないはずなんですけど、
僕も若手の頃によく売りたくもない新聞社の企画を売らされたりとかしたんですけど、そういうので言うと自分自身も意味がわからない企画を客に提案するんですよね。
27:01
表紙めくった1ページ目、背景、時価、何とかの時効のおり、検証、ますます検証のことでございますみたいな。さて、何とかの経済、シンフォジウムが始まり、日本経済もこうなるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?みたいなところが始まって。
すごいんですよ。写説から始まるんですよ、1ページ目が。どうプレゼンするって話なんですか?っていつも思いながら。
でもよくプレゼン資料の最初に会社概要書いてある会社あるじゃないですか、3、4ページ。
で、ああ言って、提案するときに、じゃあ提案します、まず4ページめくってくださいとか言っているのが最初の4ページはみたいな。会社概要書いているので飛ばしていただいてみたいなことがよくあって、だったらなくていいんちゃうかって思うことはよくあったね。
よくあるね。
最後に置こうよ、みたいな。飛ばすんやったら意味ないでしょっていう。大事なことは最初に言うんちゃいますの、みたいなのは思うことあったかな。
最初からん?って思われるってどうなのよっていう。
プレゼンの仕方もちょっとオンライン化して変わってきている部分もあるよね。緊張しにくくなってたりとか、あとは資料が向こう側にないと思うんですよね、今って。
ズームのやつでパッと映すから、紙の資料とか配られてないから事前に見るとかできないし、結構ストーリーを持って伝えていった方がいいし、あとはオンラインで相手の表情とかがすごく分かりづらいので、そこを見てここ分かってないなとか、ここ分かってるなとかっていうのをうまくフォローしながらプレゼンしていくっていうのは、
全体合わせるって意味で、文章に書いてあることだけで前提が合ってないこともあるじゃないですか、相手にとって。そことかうまく確認しながらやっていくのがオンラインでは必要かもしれないですね。
そこは難しいよね。表情、本当に読み取れない。リアルなプレゼンでも読み取れるかどうかは難しいところはあるけどね。より読み取りにくいのが確かですよね。
でも空気感とか、リアルなプレゼンだとずっとこのページで止まってるなとかさ、次のページにめくってくださいって言ったときにめくらなかったりすると、ちょっと気になってるのかなとか。
あったら何かご質問ありますかって聞いてみたりとか、インタラクティブにやるのとかはすごくやりやすかったけど、オンラインだってそこはやりづらいだろうなーって思うよね。
でもあれですね、ジンモンさんのプレゼンはそういう意味で最終的なアイディアに行くまで全部筋が通っているというか、最終的にこのプレゼンのコアのアイディアがいいよねって言えるようにちょっとずつ外堀りを埋めていくみたいな感じのプレゼンになってるってことですね。
30:05
そうですね。なので僕の提案の作り方はまず折り絵があって、最後のアウトプットを固めて、大体コピー案とかタグラインなんですよね。こういう提案になるなって落とし所から逆算して折り絵のサマリを作るんですよね。
だからサマリも漠然と情報整理したら何言ってるかわかんないんですよ。単なるサマリというか疑似力なんで。だけどこういう落とし所に対してロジックを組み直すとすごくまとまるんですよね。そのサマリは価値のあるサマリになるわけですよ。情報価値のあるサマリになるので。
それはクライアントの中でも自分の言ったことなんだけど、この順番でこういう構造で言ったらいいこと言ってるじゃんってなるわけですよ。これしかないねみたいなところになるんだけど。
サマリ、こう言ってましたよねっていう整理は単にその確認ではなくて、最終的なここだってもうここしかないって落とし所をみんなで確信するための前段であり助走であるっていうことだと思っていて。だから最初に掛け締めるのは結末ですよね。
その結末に向けてどんな気持ちを作っていくのかっていうのをまずは最初の予見の確認からやっていくっていうことをやりますね。
確かにその作り方ですね。プレゼン資料を1ページ目から作る人いるじゃないですか。作れないよそれはみたいな。
絶対作れないよね。
1ページ目は無理だろうみたいな。僕もプレゼンとか講演資料とか作る時も、まずはページ構成、全体像を作って、最終的にこれを言いたくてこういう順番で伝えていくから、
じゃあ全体像ができてから前半作れるなみたいな感じ。後半の方が伝えたいコアのことを言う、その前提情報を前段で伝えていくっていう流れになるので、後ろからできていく部分はありますね。
そうですね。
聞いてる方もそういうストーリーがないと聞いてられないもんね。ぶつ切りの最初に1個目これ、さっきのね背景なりなり自己のご挨拶とかされてますからね。
なんか代理店のプレゼンだと、せっかく調べたからグラフを100個も200個も並べて前段のマーケットのプレゼンして、その後クレイティブノートとかやるんだけど、自分がどんだけ頭いいか知らないけど100個も200個もグラフは覚えてねーよって話じゃないですか。
だから必ず1個だけ、僕は基本的には使いますね。シンボリックなグラフ1個だけ使う。ここがイシューです。
33:03
それでいいんだよね。なんで100個も言う必要があるのか。貧乏症なのかな。
だからプレゼンを履き違えてるよね、そういう意味でね。プレゼンっていうものはこの企画でいいよねっていうものを通すべきものであって、前段とかさ、役に立ってるならばいいけど、役に立ってないんだったら、
本当、大学と学生の発表会みたいになってるもんね。こんなことを調べましたみたいなのは別にいらないもんね。
なんかプロの場において、自分たちの汗のかいた量のアピールって全くいらないじゃないですか。割とそこが大事なんだよね。
航空代理で言うと中華街を取ってる業態だから大事なのかもしれないけど、多分今は客求めてないんだよそれ。昔は求めてたかもしれないけど、自分たちと同じような仕事して自分よりも給料もらって嫌がってボケとかって呼ばれてるから、
お前たちも汗かけとかって思われてた年はあるかもわからないけど、今はそんなことはない。給料も下がってるしみたいなところで言うと、もっともっとシンプルにやったほうがいいと思う。
やっぱりストーリーがつながってるかどうかは大事で、それがずれてるとあらって思うよね。いろんなパターンがある。前段のストーリーめっちゃよくて、
御社の課題これですっていう、これ良くいい感じでまとまってるな、これ解決できたらめっちゃいいやんって思うのに、アイデアが全然その解決になってないみたいな感じで。
残念やなみたいな感じのところもあるし、アイデアは良さげやのに前提条件の話が微妙やから伝わらないみたいなこともある。
でもやっぱりアイデアが良かったら、クライアントが分かってたら前提条件は結局擦り合わせやからさ、擦り合わせなくても前提条件さえあってればそもそも擦り合わせいらないからね。アイデアさえ出せば通るから。
その意味ではそうね。良い企画であるかどうかがまず一番で、あとはもうそこらへんの前提条件の擦り合わせさえできるならばもうそれ以外はいらないって感じだよね。
ですよね。前提とかマジで数枚でいいと思うんだよね。
そうだね。少なければ少ない方がいいよね。
本当に企業の方が、なんかトヨタもA3一枚でまとめなさいって言って、プレゼンで大量の報告とかしたらダメなのにA3一枚で全部まとめてくださいって言われて、そのA3一枚にいかに必要な情報を詰めるのかってことを問われるし、
Amazonとか、中身どこかのGAFAの企業もAmazonか、ワード一枚しかダメとかっていう会社もあるし、
あとはね、たくさん入っていることが大事なことではないので。
いかにストーリーを持ってまとめられるかっていうところが大事だと思う。
36:03
逆にたくさん言いたいことを言わなきゃいけないんだったらもしかしたらアイデアが正しくないのかもしれないよね。
そんだけ説明しないと納得できないっていうアイデアはどうなんだって。
本当に言い上げると、見せたらだいたいもういいねで終わるんだよね。
基本的にはいいねを99%を100%にする儀式のお膳立てっていうことなんで、そんなに器用はなくていいと思うし、
まずいいねを作ることが大事だしみたいなところだね。だからプレゼンは失敗がないんだけど、
あるとすればとかやっちゃいけないのはあって、まずあれだね、提案慣れしてない印象を与えるのは良くないよね、さすがにね。
初めて提案しましたみたいな感じね。
その人、ガチブルとかもそうやけど、聞き手が不安になるじゃん。自信ないのかなみたいなこの提案みたいな。
だから提案を1000も2000もしてる人が今回我が社に提案してくれるから、安心して聞くのであってみたいなところなんで。
だからそこの何を話すかも関わってくるけど、例えば提案書を朗読するとかって、心を込めて読むとかって絶対NGで。
学生かよみたいな。だから絶対NGで。本当に自分の中にそのロジックが入ってたら、その人から出たロジックであれば朗読しないはずなんじゃん。
自分から出るよね、もっとわかりやすくね。パッションを持って出るから。朗読するってのは頭に入ってないから朗読するんだよ。
頭に入ってないやつの話を誰が聞きますかって話なんで、そこはやめましょうっていうのと。
あとは下手くそな企画書はダメです。さすがにダメです。自分よりもパワポが下手くそなやつの企画書、提案書を作り慣れてないようなやつの企画書を誰が買いますか、金を出してって話なんで。
そこは最低限の話だけど、やりましょうと。この2つ意外とできてないやつ多いんで。ここは大事だけど、ここは前提条件なんであんまり語りませんが、そこはちゃんとやりましょうって話です。
そこはちゃんとやった上で、それ以上のことをやろうとしなくてよくて、本当は良い回を作り、それをちゃんと前提条件伝えた上で真摯に話すってことだね。
そうすると、ちゃんとプレゼンとしては100点だと僕は思いますね。
だから前提として良いアイディアがあるのであればプレゼンはそれだけで十分ってことだよね。
うん、だと思います。
ちょっと今回はそういうことを言いたすぎて僕の声が上ずっちゃってましたけども。
提案慣れしてない。
提案慣れしてないですけども、暑くなっちゃって無我夢中でお恥ずかしい限りということですけども。
39:05
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
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さて今週の明日使える聞くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
宮本さんね、今回の話でプレゼンって別にパフォーマンスじゃないですよと。
じゃなくて一番大事なのは回を示すことなんですっていう話をしたと思うんですけど。
回を示すってどういうことなの?っていう回は必要だと思うんですよね。
1個定義するとすれば、ちょっと青臭い定義になるかもわかりませんが、
僕が1個思ってるのは本当の提案っていうのは新たな夢の提案なんだって思ってるんですよ。
いいですね。アラフォーで新たな夢の提案とかいいですよ。
アラフォー病?
いやいや、年齢重ねるといい夢とか言わなくなるからね。
大事ですよ。
大事だと思うんですよね。
新たな夢の提案ね。
改めて思ったエピソードがあって、最近NHKのドキュメンタリー見せて、
ああそうなんだって思ったんですけど、テレビ見たことを話すのやったら知らなかった。
全ての人が見たわけじゃないからね。
そうね。たぶん同じやつ見ても他の人はあんまり響いてないと思う。
僕がすごい響いたシーンで、大谷翔平選手の話僕よくするんだけど、
大谷さんが二刀流で今メジャーリーガーを設計してて、
今メジャーリーガーで二刀流の子がいっぱい候補というか志願者で高校生とか出てきててみたいな話があるじゃないですか。
あの二刀流って大谷自身がもともと高校生の時に抱いていた夢だと思ってたんですよ。
全然そんなことは思ってなかったっていうことが判明して。
マジか。
そうなんだ。
なんでそう思ったんだろう。
大人たちが提案したらしいんですよね。
へー。
もともと大谷は真っ直ぐメジャーに行くつもりだったらしいんです。高校生から。
だから日本のプロ野球を素通りしてメジャーに行こうとしてたんですって。
だけどあえてドラフトというかで指名した球団がいくつかあって、
その中でニチハムに入ったわけですけど、
42:02
栗山監督はじめニチハムの大人たちが提案書を作ってるんですよね。
そこがあなたをこういうふうに育てたい。
ニチハムに過去一句は全くなくて、
まずは最初の数年間は私たちにこのような育成計画で面倒見させてくれと。
その提案が二刀流でやりませんかっていう提案だったんだよね。
それが大谷にとってはこの大人たちの提案が想定外すぎて面白いと思ったから、
だから日本のプロ野球に寄り道ですよね。してみようかなと思ったんですって。
へー。
これはいいですよね。
なるほど。そっか。二刀流でやろうと思ったらいきなりメジャーは難しいのか。
そうだね。
いないもんね、普通ね。
当時、もともと大谷自身も二刀流じゃないから。
試合してたわけじゃないから。
当時の大谷だったらまだ体もできてないから、もっともっと腰をとかで潰れてたかもしれないもんね。
これしかもセリーグとパリーグで、パリーグは二刀流できるけどセリーグできないのかなかったっけ?
セリーグはもともと二刀流なんじゃないの?
セリーグは二刀流か。あれどっちも一緒?
パリーグはDH制だから二刀流にしなきゃいけないというか、
DHをピッチャーじゃない人で使うってことができるんだよね。
セリーグはピッチャーが打席に立つから、二刀流っちゃ二刀流なんだけど。
ピッチャーの打率は1割5分くらいって話だよね。
ピッチャーが9番以外に立つってのはセリーグでもないですね。
4番ピッチャー大谷君っていうのは高校やけどだけですよ。
むちゃくちゃよね。一人で何でもできるってことやもんね。
体の作り方とか全然違うんだって。プロ野球ぐらいになるとピッチャーとかパッターンとか筋力の付け方が違うじゃないですか。
全然違うと思う。
そこ大変なんだけど、やってるからね。
でもこれ提案もらって面白いなと思った大谷翔平さすがやね。
普通さ、名ピッチャーになったりとか名パッターンになったほうが楽じゃん。
1個極めたほうがさ。
そんなことせずに2個両方とも、しかも中途半端じゃなくてちゃんとできるようにするって2倍大変ってことでしょ。
それを聞いて面白い夢だねって。かっこいいね。
なんかだから、どっちも自信があったんだろうな、大谷もね。
45:04
その時の大谷の考え方で言うと、スーパーだからとりあえずメジャー行こうかなみたいなことだったと思うんだけど、
そうじゃない道もあるんじゃないっていう。メジャー行くよりもっとすごい道を提案したっていうのがすごいよね。
大谷自身も抱いてない新しい夢を、一般的には夢を持っているのは若い人だって言われてるけど、
大人たちがもっとでかい夢を若者に提案するっていうのは素敵な話だよね。
これはブランドとかのマーケティングの現場でも普通に言えると思っていて、
そのブランド担当者が考えてもなかった夢を代理店が提案することだって全然できると思うんだよね。
このブランドはこういうブランドになるべきですっていう話は、普通に誰が語ってもいいわけだから、
むしろ第三者の方が語りやすいこともあるかもしれないと思うんだよね。
確かに。
だから僕よく言うね、良いアイディアとは思わずやってみたくなる性質があるって言うんだけど、
これしかないって思わせたら、代理店の政治とかどうでもよくなるし、
予算の制約とかあるけどどうでもよくなるし、担当者は本気でそれを兼ねようとすると思うんだよね。
だからそこは買いを見出す強みだと思うし、
いろんな所条件をぶっ飛ばして、あっちの事業部とこっちの事業部の予算も全部こっちに振り向けるとか、
そういうことも割と起こすことは大きな夢があればできると思うんだよね。
確かに。代理店からそういう提案があったら嬉しいけどね。
たまにはあるんだろうね。だから代理店が存続してるんだと思うけどね。
伝説のプレゼン資料とかね。出回ったりするけどね。
こういう場合は本気の第三者の強さっていうのは絶対あると思ってて、
ある程度無責任なのか分からないけど、思いっきりホームラン打ってやろうみたいな人が、
一時期プレゼンの仕込みの時間だから1ヶ月とかだけど、本気でコミットすると、
そのブランドへの寄与っていうのは、すごい大きい寄与をする時がたまにあるっていう話。
その人は多分第三者だけど、本人たち以上に考えてくれてるかもしれないので、
だからそういう場合って、アイデアはこれしかないっていうアイデアに一個に集約していくわけだよね。
いろんな所条件とか、ターゲットインサイトはこうで、社会文脈はこうでとかっていうのを全部織り合わせていった時に、
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ここしかないって一点を見つける作業なんで、提案は一案提案に必然になるんですよね。
だから代理店ってよく3案出すとかね、デフォルトになってるけど、
でもそうやってあんまり考えてないから3案になるし、
相手は3案から選ばなきゃいけないっていう負荷がかかるっていうことをあまり考えてないね。
それサービスだと思ってるけど、それサービスじゃないから、負荷を相手に委ねてるわけだからと思うんだよね。
よく聞くけど、クライアントも3つぐらい出さないと選べないし決められないからとか言うんだけど、
それ本当に確認したの?って話なんだよね。
相手の判断力を軽く見積もってんじゃねえの?みたいな。
もっとお互い尊敬しあげましょうよみたいな話。
素晴らしい一案があればもう一発で決まるよね。
一発で決まると思うけどね。
逆に3つ比較しないといけないときは、そういう比較もないと決められないとき。
迷うときは全然3つとか10個とか僕も普通に出すけど、
でも例えば最初のファーストプレゼンとかは、だいたいワットーセイをまず提案するじゃないですか。
その先ハウトゥーセイは、ハウトゥーセイなんて無限に提案できるから、それはそれで全然いいし、
多分あらゆる可能性の中から落とし所探るっていう作業もフェーズでは必要なんだけど、
最初の一案目、ここだっていう方向性を見出すのって、
多分本気でやったら1個だと思うんだよね。
本気で本気で煮詰めていったときに、2個も3個もこれしかないっていう案が出るはずがないと思うんですよ。
だからこれしかない決まってて、表現案提案されるっていうのを依頼されたら、
それはいいよ、タレントなんで1つ、フェンサー1つとかコピーがっつり1つとかでもいいと思うんだけど、
そうじゃなくて、まずワットーセイ決めましょうっていう提案、
だいたいそうだと思うんで、そのファーストプレゼンのときは、
1案で自信持って出していいと思うんだよね。
見せ方だと思うけど、1案が不安なんだったら、
ワットーセイは1案にして、そのハウトゥーセイを3つ出してもいいと思うんだけど、
ワットーセイを3案出すのは絶対におかしいからさっていう話で、
これしかないって出してるのに、じゃあ次はB案でみたいなっておかしいじゃんね。
論理的に矛盾してるじゃんっていうのがあるので、
相手も自分たちが迷ってなくて、これしかないと思ってるのに、
51:03
B案、C案を出すことによって、迷ってる風な印象を与えてしまうっていうのがあると思うから、
本当にこれしかないと思ってるんだったら、これしかないで出すべきだと僕は思ってて、
どういうことかな。それであまり不都合ないんだよね、実際、最近5年ぐらい。
ワットーセイはそうだよね、1案。
ワットーセイを複数案ってことは前提自体も複数あるから、
プレゼンとしてちょっと成立しづらいよね。
この1案になる上の前提が、こういう前提におけばこの1案だし、
こういう前提におけばこの1案だしっていう話になるから、
ちょっとプレゼンとしては難しいよね。
まずそこもあるよね。今回のプレゼンってまずどこなんでしたっけっていうのもあるよね。
そうね、確かに確かに。そこの確認からした方がいいよね、まずはね。
このワットーセイは確かにここは変わらないですよね。
であれば、ハウトゥーセイなので、いくつか出しますって言うと思うし、
そもそもここの前提が疑わしいのではっていう話であれば、
その前提をもう一回考えてみましょうって話になるし、
そこまで議論ができれば、別に用意どんで競合プレでとかって話にもあんまならないと思うんだよね。
そっちのほうが建設的だし、お互い割いたリソースに対してちゃんと対価が得られる関係性になっていくと思うので、
勝手にそっちのほうが建設的だし、今っぽいかなとは思いますよというところで。
だからあれですよね、とりあえず3案ってアイデアを提案するっていう作業自体が思考停止っていう、
すごいカッコ悪いというかオマセントな状況なので、そろそろ考え直した方がいいよねっていう話ですよね。
なるほど。じゃあもうあれですね、このラジオを聴いている人はもうとりあえず3案では言わないと。
てか3って何やねんっていう話ですね。
3って何やねんって話ですよ。
2でもなく、4でもなく、3なのは、提案に、論点をまとめるときにポイントが3つあってって言うときには3はわかるけどさ、
提案は1個でしょっていうことですね。
そうだね。僕は極端で、基本的には1案なんだけど、バリエーション出すときは10案ぐらい出します。
極端やね。
そういうフェーズであるってことだよね。
ハウトゥーセイとかは別にどのパターンでもたくさん作れるし、あとはクライアントの感覚ですみたいになると大量に出す人はいいもんね。
そうそう。だからワットゥーセイは絶対値を決める作業なんだけど、ハウトゥーセイはどっちかというと相対値の中で最適解を探っていくという作業なので、そこは自分じゃわからないじゃん。
僕はわからないんですよ。だからこうじゃないかなっていうのをいくつか出すしかなくって、その中でお互いこの尺度をすり合わせていくっていう作業が必要なので、そこは逆に言うと3案じゃ少ないかもわかんないんだよね。
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その場合は10案ぐらい出すし、でももう別に作業量で言ったら1案出すのと10案出すのだったら、別に無邪気に10案出した方が楽ですよ。
考えつめてここしかない1案を見つける方がよっぽどよっぽど難しいので、全然10案出すのはいいし、汗かいた感はそりゃ10案の方が感じてもらえるかもしれないけど、すごい楽なんだよね、それ出すのは。
コピーの練習とかで1000個書いてこいとか言われたりするみたいなもんやもんね。たくさん出すのはできるよねっていう。
たくさん出すのは全然できる。そこからこれしかないなって選んでいくのが大変なんだけど、そこ一緒にクライアントとやってくれるんだったらこっちは楽だね、逆に言うとね。
楽だけど、ハウトゥーセルだとそうした方が早いからやることがたまにありますねっていう感じかな。
そこまでクライアントが別にコピーの専門家じゃなかったりもするから、いいのいけるんやったら一発の方がいいよね。
そうだね。 選ぶ手もないもんね。間違いようもないしね。
あとは10案考えました、提案しました、投げました、よろしくは良くないよね。
こういう考え方もありますが、あと1000匹までこっちで責任持ってやるべきだよね。
ここで自分が選ぶ尺度は、僕はこうがいいと思うんです。で言うとこの案になるんですけど、どうですか、で言うとそうですねとか、
いやこういう尺度でもあるんじゃないかな、で言うとこっちとかって話もなるし、なんかそこだよね。
確かに。 とかっていう、やっぱりコミュニケーションだと思いますね。
ですね、なるほど。
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ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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