そもそも広告の仕事は「考えること」それ自体である。日本人は往々にして過去問や他社事例を安易にパッチワークしてインスタントな解を出そうとしがち。


しかしこと広告・マーケティングにおいては、競合の施策を参考にするのはご法度。そもそも差別化をするためのマーケ活動において真似をするなど自己矛盾も甚だしいのである。

マーケや広告の企画制作の仕事で心掛けるべきは「途方に暮れることからスタートする」こと。ゼロベースで考えるからこそ、あらゆる可能性の中からベストな「解」を導き出せる。


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サマリー

企画は途方に暮れるところから始めるゼロベース思考で、これしかない解をつくる考え方のテーマについて、日本の課題である生産性の低下と今後の労働人口の減少について話し合われています。また、岡本太郎のクリエイティブな発想や自分なりの会を作る重要性についても触れられています。サボってもいいけど考えることはサボってはいけないと思われています。マーケティングの仕事は手順を守ることよりも考えることが大切であり、競合分析や他社の真似をしないことが重要であると考えられています。自分の得意技を徹底的に磨くことが必要であり、それを活かしてベストな提案をすることがマーケティングの真髄であるとされています。リバースエンジニアリングから始め、洞察の対象である強豪がなんとなくやってることも多いことを踏まえ、自分なりのゴールイメージを持ち、ゼロベースで取り組むことが重要とされています。ゼロベース発想のベースは自分以外の人生の追体験の記憶であり、自分以外の人生も知っていることでゼロベースで考えるときの発想の起点が複数の人から生まれるとされています。映画館で映画を見る体験は完全にその世界に入ることであり、雨の音が聞こえても外の世界に気を取られずに映画を楽しむことができます。家のソファーで映画を見るのはちょっとつらいが、映画館ではちゃんと見ることができます。東京の防音がしっかりしている映画館がおすすめされています。

目次

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みなさん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳| マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、 それぞれのマーケ感で掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で 打ち点を模索するみなさんのヒントになる視点をお届けしていきます。
スタートアップの思いが伝わるマーケティングを実現する 株式会社エイレコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
アジシマでコピーライターをしてます。リンボーです。よろしくお願いします。
日本の課題
さて、今日のテーマは企画は途方に暮れるところから始める ゼロベース思考で、これしかない解をつくる考え方です。
はい、このテーマを取り上げた理由は何なんでしょう?
なんか、あれなんですよね。これからの日本の…大きくない?大きな話になるんですけど。
いきなり大きいね。
マーケティングのまめのかラジオなのに。日本のね、課題ね。
朝までテレビ的なまめのかラジオな感じなんですけど。
なんか自分の頭で考えるってことがすごく大事になってくるのかなぁと思うんですよね。
これは今、日本の課題の生産性とかにすごい直結すると思うんですよね。
なんかね、昨日WBSで言ってたんですけど、応援屋さんの時は2.5週間前のWBSで言ってましたけど。
今年か出生者の数が、赤ちゃんの数が75万人。
めっちゃ少なかったらしいですね。
特に少なかった。5万ぐらい減ったんじゃない?
急にだいぶ減ってるらしいね、予想より。
僕らの時って、減ってたとはいえ140万いたんですよね。
全然違いますね。2倍ぐらいあったってことですね。
デビューマン、ブーマンって200万以上いたじゃないですか。
僕ら減ったなぁ。東大も入りやすかったみたいな言われてた。それでも140万ですよ。
今75万でしょ。
あと3、40年後には、イギリス1国分の労働人口が日本から消し飛ぶらしいですよね。
3、40年後、2070年くらいには。
いや、やばいよね、みたいな。
確かに、やばいね。
AIで仕事奪われるかもとか、いやいや、逆や逆や。
AIに頼らないと一生引退できひんで、っていうことかもしれないね。
僕らの時代は年金受給も多分75歳ぐらいからなるんでしょうね。
すごいね。平均年齢82とかじゃなかったっけ?男性79とかじゃなかったっけ?
だからもう年金支給する頃には、死ぬ直前みたいな感じになっちゃってるよね。
そうだね。
そうか。まあでもね、子供がいなくなっていくわけだから、年金で楽に暮らそうはなかなかできなくなるよね、そりゃ。
年金ってそういう仕組みだからね。子供が払った、若い人が払ったお金で、年寄りがお金をもらうって仕組みだもんね。
そうだね。
なんか今、株価も上がってるからね。GPIFだっけ?年金の運用も上がってるから。
そうだね。
だっぽどね、なんか、利益確定して。
利益確定するの?
余裕を作ってほしいね。
確かにね。
あのしにくいらしいけど。
そうだろうね。だって株価下がるもんね。めっちゃ株持ってるから。
みんな利益確定バーンってしたら一気に株価下がるもんね。
あれを見ると、株で運用してる意味ってなさそうかなと思うけどね。
そういうあれなんじゃないの?みんなが売れないけど株をどんどん買っていくことによって株価上がっていくっていう、なんていうのかな、そういうルールというか。
株価が上がることによって不満に思う人は誰もいないからね。みんなハッピーだからね。
でもなんか、でもそれって嘘じゃないっていうか、なんかリアルじゃない感じもするから本当に大丈夫かなと思うけど。
売れない主体が株買って株上げるのって全く意味ないと思うんだよね。なんかね、一銀とかもそうだし、なんかもっとなんか自由に売れる人が買ってあげる株じゃないと全く意味ないよね。
本来の役割じゃなくなってる気はするけど、出口戦略が見えないよね。
その時々のそのさ、会長とかさ、代表者が、なんかちょっとこう、うまく言い訳ができる材料になってるよね。
生産性の低下と労働人口の減少
まあね、そうだね。
まあそんな感じだね。僕らまだまだ40歳なんでね、まだひよっこですよ。
これ、新入社員みたいなもんなんで。
まあ確かに、前見た時に中央値か平均か忘れましたけど、日本って真ん中の年齢が50歳ぐらいなんですよね、全体で見た時に。
で、でもアメリカとか中国って40歳なんですよね、平中央値が。
だからその国を見た時に、誰向けに何か考えなきゃいけないかっていうと、
日本人はだいたい50歳の人だと見た方が良くて、アメリカ人とか中国人40歳の人だと見て、施策を考えた方が良くて。
そう考えると僕はまだね、43歳だから、まだまだ日本の中では、まだ半分も行ってないというか、中央値行ってないんだとは思いますね。
まあそんな感じなんですよね。先週も話しましたけど、アンパンマンの柳瀬隆先生のね、70歳でブレイクしたんで。
すごいよね。
まあ人生長いね。70歳でブレイクして94歳まで、あんだけ活躍して、あんまり焦ることもないかなと思ったね。
そうか、なるほど。まあ確かに70歳でブレイクして94歳までアンパンマンを描き続ける人生は別に全然素敵な人生やもんね。
なんかこう、歳をとってまだ働かされているって感じじゃなく、ずっと幸せな仕事をしている感はあるもんな。
そうだね。もうちょっと長期的に見て、自分の得意技とかね、自分なりの会議を作るスタイルみたいなのを養っていく方が大事だなって思うんですよね。
そうすると、具体的には一個一個の仕事の取り組み方とか向き合い方になってくると思うんだけど、ここは割と大事だなと思う時に、タイトルの途方に暮れるみたいなスタンスですよね。
ゼロベースで向き合っていくっていうのを一個一個やっていく方が長期的には成長するんだろうなと思うんですよね。
そういうのをやっていかないと、多分50、60歳でちょっとしんどくなってくると思うんですよ。バリエーションがなくなってくるとか、仕事も楽しくなくなってくると思うから、一個一個の取り組み方をまず変えていった方がいいかなと。
それが生産性みたいなところの直接的な処方箋にもなる。今はどっちかというと、生産性が低いとかってめっちゃ言われてるけど、
言われますね、日本ね。
一人当たるGDPで言うと先進国中最下位ぐらいだよね。
どんどん下がっていってるよね。
34位とか。韓国の1個上とか1個下とか。イタリアに負けたみたいな。G7で一番下みたいな感じなんで、マジでやばいです。
なんで生産性低いんですかって言うと、多分考え方だよね。どっちかというと、これまでで言う、いわゆる東大的な優秀者とか優秀な人みたいな感じ。
生産性は、再生産性が日本を追ってきたところだと思うんですよね。
同じようなものを製造業で作っていくみたいな。
効率よく最適化をするみたいな。だけどそもそもフレームを作るみたいなところはすごくやってないので、やってきてないので、そこだろうな。
フレームを作るのは多分いくいこの仕事で、再生産的な考え方ではなくて、ゼロベースで考えていかないといけないんでしょうねと思うので。
なるほどね。
良くないなと思うのは、西洋はあんまり分かってないけど、でも今、一個とかの話を聞いてても、いまだにこんなにデジタルが発展してるのに、黒板で授業をやってるんじゃないですか。
うちの子供も黒板でやってますよ。
ここじゃねえかなと思うんですよ。先生がつまらん話を一方的にする、一方的に座っていく、写しとるみたいな。
ウェブ抗議にしたら倍速主張されるみたいな感じなんで、あんまり意味ないよなと思うんですよね。
ここからすべて始まってるから、他社のことを丸コピーしてみたいな発想になるし、もうちょっとゼロベースで考えて、ここかもみたいなところになるとちょっとワクワクしたりとかすごく楽しいはずなんで、
そっちの味を占めたら、他社のコピーして、宿題だったら出せたらいいけど、仕事だったらそれで安易に納金したら、なんかお客さんがパクってる感じに見えてするじゃないですか。
そういうのは良くないと言えばヤバいので、そうならないためにも大事だと思うんだよね。自分なりの会を作るってことね。そんな感じなんですよね。
岡本太郎のクリエイティブな発想
本編は別撮りしてますので、宮本さんには収録でもうすでに聞いていただいているのですが、どういう点で明日使える聞くネタになりそうですか。
そうですね。本編で紹介をしてくれた岡本太郎のなんだこれはっていうのは、今日僕の心に響きましたね。
僕の一個一個の仕事はなんだこれはっていう仕事をできているかというふうに自問自答すると、なんだこれはまではいけてないものもあるかもなぁと思ったので、
やっぱり大変ですけどね、なんだこれはっていうものを作ろうとすると、ゼロベースで考えなきゃいけないし、クリエイティブジャンプ的なことをしないといけないし、
大変ではあるけど、やっぱりそれやった方がいい作品はできるし、その先を考えたらやっぱりそこに飛び込むべきだなぁということを考えさせられたので、
とてもマインドの話ではあるんですが、今日話したようなことを日々意識すると、一日一日小さく変わっていくっていうところはあるので、
そういう意味ではすごく明日から変わりながら、3年やると大きく積み上がっているものになるんじゃないかなと思いますね。
そうですね、なんだこれはの積み重ねね。
それって毎回昨日の自分を超えてるってことじゃないですか。自分がなんだこれはって言えるってことは、
昨日までの自分だったら思いつかないようなびっくりするようなものを毎回作ってるってことだから。
そう考えると岡本太郎すごいね、そりゃああんな尖ったおじさんになるよね。あれはちょっと意識しすぎちゃうかな、なんだこれは。
そうだね。
だいぶエキステントリックだけど。だからこそね、今でも人の心を打つようなものが作れてたんだろうね。
そうね、面白いよね。太陽ととかいまだに面白いもんね。
面白いよね。なんかインパクトがあるよね。
僕もこの間表参道かなんかに岡本太郎美術館かなんかそういうのがあって。
あるよね、青山に。
そうそう、青山、そこに行ったとき、やっぱ面白かったもんね。何ていうかエネルギーをもらうというか、
一つ一つ説明ができない何かがあるなっていうふうな。
そうだね。
なんだろうね。ほんとクリエイティブなものを感じるから。
いい、でもこういう作品作れるのすごいなーって思ったね。
あとその、「なんだこれは?」っていう案件は自分の中にもすごく残るから、
意識してるかせざるかに関わらず、発想に全部影響を与えてくると思うんですよね。
それ以降のあらゆる考え事、企画とかも含めてにインスピレーションを与えてくれる要素の一つになってくると思うので、
だからそういう意味でもいいと思うんだよね。
なんかぽいもので、こなし仕事で納品したものは絶対そんなことはなくて、
忘れるはずなんだよね。納品したことすらも忘れてることってあるんじゃないかなと思うんだけど、
一個一個なんか、ああこれだなって見つけたって思ったら、
折り絵の情報も含めてやっぱり記憶に、そこをコアとして残るから、
それもこれでいいと思うんですね。
そうすると積み重ねみたいなことができていくと思うから、
その積み重ねがたぶん生産性になると思うんですよね。
パッと聞いたらパッと答えられるとか、パッと修正できるとか、
絶対感覚があるかないかって、付け書き場じゃなくて、そういうことの積み重ねだと思うので、
そういうことをやった方がいいんじゃないかなって最近思ったしなのですね。
それでは本編、ぜひ聞いてみてください。
本編は約36分あります。
途中で聞けなくなった時のためにも、ここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、じんぼうさんの本週のピックアップ、テーマはこちら。
「比較は途方に暮れるところから始める。ゼロベース思考でこれしかない解を作る方法です。」
さあ、どんな内容なんでしょう。
マーケティングの本来的な働きと課題
言いたいのはですね、仕事はサボってもいいと思うんですけど、
いきなりね。
考えることをサボっちゃいけないと思うんですよね。
うーん、なるほど。
特になんですけど、広告の仕事とかマーケティングの仕事って、
めっちゃ手を動かして回すみたいな時って意外と働いてなくって、
仕事を頑張っているような感じはあるけど、
でも大事なのはその手前の考えること自体が本来的な働くということだと思うんだよね。
だから仕事をサボってもいいっていうのは、ガシガシにめっちゃ頑張る必要はないというか、
そこをやる必要はなくて、その手前のちゃんと考えることを忘れるなっていうことがめっちゃ大事だと思うんだけど、
今は忘れがちっていうのと、
あとオフィスにいたらキーボードうるさい方が頑張ってる感があるっていう問題だよね。
なんかインターネットで調べている方が仕事してる風に見える問題ね。
仕事してる風に見える。手数が多い奴が頑張ってる感があるみたいな。
結局、でもそれで、全部素材だとした時に、何を生み出したかっていうことが全てだと思うんですよ。
で、何か何かアイデア一つで柱を立てました。整理しました。
っていうと、以降そのチームは、その案件に関して思考しなくていいじゃん。
見事調べなくても良くなるし、迷わなくても良くなるし、判断もブレなくなるじゃないですか。
それが価値だと思うし、それは生産性だと思うんですよね。
それをやらなくてはいけなくて、それはキーボードバババーって打ってるところにはないんですよ。
どっちかというと、冷静に考えを巡らしている中で、あ、そうかって見つけるもの。
で、仕事感っていうのを捉え直したらできないよね。我々はっていう話。
オフィスって考えることに場所として向いてないよね。ザワザワしてるし。
何か発想しようというのは難しい場としてね。
そもそも全然向いてないよね。オフィスは仕事に向いてないと思ってるんだよね。
使いようですよね。僕とかはオフィスで仕事をしている時も、考えをまとめるのは家とかサウナとかじゃないとまとまらないから、
だからそういうところで考えをまとめて、あとはそれをPowerPointにまとめるとか、アウトプットに出す時は別にパソコン作業だからオフィスでやるけど、
そうじゃない時はもう、ちょっとだから散歩とかしてましたよ。考えるためにオフィスで働いている時は。
でもさ、そもそものに言ったら本末転倒、鼻ふたしいよそれってさ。
オフィスは仕事がはかどらない場所、おかしいだろみたいな。
おかしいね。
ちょっとそこはどうやらあるけどね。
あとはその仕事のスタイルで言うと、日本人のDNSファンって真面目なのかどうかわからない。真面目を吐き違えてるかもわからないけど、
日本人的には真面目で言うと、やっぱり過去文とか他社のどうやってるみたいな、めっちゃ調べるんだよね。
競合分析と差別化の重要性
まず何か案件があった時にめっちゃ調べて、でまたバチャバチャやって。
バチャバチャ。
なんか抽出して、それをパッチワークして、割とインスタントな回を出すことが多いんですけど、
なんかそれもバーって思う、なんか良くない癖だな。これ受験勉強の癖だよねって思うんですけど。
これ良くない。こと広告マーケティングにおいてはさらに良くない。
なぜかというと、そもそもマーケティングとか広告って差別化するためにやってるじゃんみたいな話なのに、
他社のやつを分析して同じようなことを真似るって、マーケティングの定義から自己矛盾しまくってるわけですよ。
差別化をしないことをやってる。本質化の作業をしているってことなので良くない。
広告表現でいうと、やっぱり同じようなことをやると圧倒的にね、最初にやった方がインパクトが強いし、
2番目擦ったら、それは印象には残らんし、ブランディング的にもパクってるブランドってクソダサいじゃないですか。
差別化ポイントがないってこともね。
差別化ポイントがない。私はなんとか兄さんの弟ですみたいな感じなんで、すごいダサいみたいなことがある。
マーケ広告だともっとダメだね。だから横目で見るのはいいけども、分析して真似てとかっていうのはマジで意味がないと思っている。
その理由、もう一つは競合の打ち手自体もほぼ間違ってると思ったからですね。
それをどんだけ分析しても、なぞっても、そもそも間違ってるからダメだし、どんだけ考えても競合が間違ってるのであれば、そこから真理は得られないじゃないですか。
だから、そこの競合が間違ってるっていう可能性を考えた時に、分析をする意味って全くの時間の無駄だなと思うんですよね。
何が大事かっていうと、自分の頭で考えましょうっていうことですね。
なるほどね。まあ確かにね。
なんかそういうパチパチってやる作業、よく見るけど、ほんと何も生んでないんだよね。
なんかそういう世界じゃないと思うんだよね。
パッチワーク的な作業の先に、なんかこれしかないねっていう世界はないと思うんですよね。
それってなんかね、割とだからAIでできんじゃんみたいな話じゃないですか。
AIの方が得意よね、人間よりもね。
だからそれは生成作業なんで、創造作業ではないっていうことなんですよね。
だからそういう、毎回毎回来た時に、明日中間テストや!みたいなノリでパチャパチャやるのはダサいですね。
なるほど。どうやっておけばいいんですか、中間試験にならないためには。
自己の得意技の磨き方とマーケティングの真髄
受験的な、反射神経的ネットを一旦つけてですね。
自分がこれのプロなんであるっていう定義をした時には、やっぱりそんなことしないはずなんですよね。
だから、やっぱり何年も前から粛々と下積みをしてるはずなんですよね。
だから、そこの自分の中でこなれた、使い慣れたスキルだったり、考え方、フレームとかを使って、
今回の案件に対してベストな回を出していくっていうことをやった方がいいと思うんですよね。
じゃあその、自分の中で新しい案件が来た時にどういう風に解くのか。
それは競合とかを見て解くのではなく、自分なりの解き方っていうのを持っておかないといけないってことね。
そうですね。特異なパターンは持っておくべきというか、もちろん持っているはずなんですけど。
それをすごく磨いておくというか、だと思うんですよね。
僕の好きな格闘家で、イクソン・グレイシーってね。昔一回話を出された気がするけど。
聞きましたね。僕はどんな人かわかんないけど。
日本の最強プロレスラーっていうのと対戦して、秒で倒したみたいな。
それはすごいね。
オーラも含めてすごかったんですけど。イクソンが当時だから無敵だった時に、最後まで無敗で終わったんだけど。
決め技って3つしかなくて、チョークスリーパーか腕引きひしぎ逆十字か、あとはマウントから殴ってKOかみたいな。
根技なんだけど、基本は3パターンくらいしかなくて。
でもそこの持ち込み方の精度がクソ高かったんですよね。
あと残り何秒とかで、残り20秒くらいでラウンド制だったら、そこでクソ集中して決めちゃうんだよね。パッパッとね。
だから、その後いろんな不思議な技がいっぱいね。三角字名のアクロバティックなパターンとかいろいろ出てきたけど、
そういうのじゃなくて、やっぱりすごい当たり前の技の精度を上げる。腕の決め方とかも角度一つで全然違うらしいんだよね。
イクソンに言わせると。そこの角度一つ、タイミング一つの中に100も200もそのコツがあるから、どんどん頑張って決めていくと、
同じような当たり前の技でも全然違うみたいなところがあって。
これを目指すべきだなぁって僕は思ったんですね。すごい特殊なことをやる必要はないと思うんだけど、
ニッチな誰も知らないところを知るっていうよりは、誰もがなんとなく知ってるけど、差別化、ブランディングとか何でもいいけど、
そういうところの、その改造度を人の100倍上げていく。それぞれ。こっちの方が普遍的だし、いいと思うね。
どんな試合にも使えるみたいな感じだと思うので。そうじゃないと、ビジネスだったら提案はめられますとか、
来週から来なくていいじゃんとかで終わるけど、格闘技だったら普通に怪我するじゃないですか。死んで終わられたりとか。
場合によっては死んじゃったりもするかもしれない。そういうのを想定した時に、その生半端な機能を覚えたような技を使うかっていう話なんだよね。
絶対使わないと思うんで、だからまずはそこだよね。本質的な技を磨くっていうところ。
それは毎日毎日毎日練習した中で、これ絶対に自信があるっていうものをしか使わないっていうことがめっちゃ大事だと思うんだよね。
もちろん新しい情報は必要だよ。プロ野球でいうと相手の配球とかね、このバッターは最近これが狙ってきてるからとかっていう。
そこの情報は大事だけど、じゃあ練習してない球でいきなり初めてスライダー投げるとかって、それは良くない。
無理だもんね、それはね。
そうそうそう。ということだと思うので、日々その得意技は磨かないといけないなって。
その得意技でちゃんと勝負をした方がいいよねって思うんですよね。
なるほどね。
例えば競合分析とかもよくやりますけど、表面的な数とか単語とか、その辺を拾っても、エクセルは埋まっていくけど、知見は増えていってないっていうことになりがちで。
競合分析って本当は何をやるべきかというと、競合がいろんな行動を取ってます。その行動裏にある狙いとか意図があるはずなんで、そこを発見していく作業だと思うんですよね。
それってだから、分析っていうよりは洞察っていう作業に近いと思う。ですけど、そういうことを洞察をしないと、なんかいろいろやったけど結局ようわからんみたいなことになりがちですね。
分かっての頃めっちゃそうだったんで。めっちゃパチパチくんだったんで。パチパチくんやったって、ようわからん。
だからあれよね、自分の中のやり方がわからないと、まあ安易な手に走るじゃないけど、自分では思いつかないな、じゃあもう他がやってることを探してみようかってなっちゃうんだろうね。
まあ悪くはない。僕も見るからね、他の他社がやってるのは見るけど、そこに答えがあることは少ないというか、他のところもあんまりうまくできてないなとか、あとは説明には使えそうだなとかはあるけど、そのままじゃあこれやりましょうっていうことにはならないよね。
まあ一応踏まえておくのは大事だし、まあこの程度な他社を持って思っていくのも大事だし、あとはだから本当はこれをやってるってことはこういうターゲットを狙ってるのねとか、こういう戦略なのねっていうところですよね。
リバースエンジニアリングと洞察
リバースエンジニアリングってね、最初の頃にご紹介しましたけど、あれをやっていくってことなんでしょうけど、正確にそれを導くには割と訓練必要だし、っていうところだね。
あとはさっきも言ったけど、洞察が正しくても、その洞察の対象である強豪がなんとなくやってることも多いんですよね。何も考えてなくてやってることを洞察したって何も出てこないのは当たり前で、この場合も多い。その割合もかなり多いっていうことなので、そこもちょっと踏まえておいた方がいいと思うんですよね。
自分なりのゴールイメージを本来持っておいた方がいいんだろうね。こういうものを作るべきであるって、強豪のものを見ていって、自分の中のゴールイメージがあれば強豪のものを見て、どこが参考になるのか参考にならないのかっていうのもわかるし、でもそれがなく強豪のものを見ると、なるほど、これそのまま答えがたくさんそこに並んでいるような気がすると、だいたい間違うよね。
そうだね。物事って、その物事をどう見るかっていうことが全てじゃないですか。解釈が全てなので。そういう意味で言うと、仮説なき分析は何もわからないっていうことなんですよね。
分析やることは悪くなると思うけど、条件として分析する側、こちらと相手側が、相手側も何も考えてないんじゃなくて、すごく考えて何かをしておいている場合。どっちのがわりと賢い場合、こちらは洞察ができる場合だね。
そんなに分析はうまくいくのかなと思いますね。まあやってもいいけど、どっちかといえば、そもそもの仮説をまずは考えてみようっていうのは。そうだね。それが大事なんだろうね。
自分で仮説を立てられるかっていうのが勝負だよね。それがないから多分他社のやつを見てそのまま参考にしようとしちゃうので。自分で仮説が立てられるか。あとはその時には自分で立てた仮説がイケてるかどうかを判断できるかも大事ですよね。
キャッチコピーの宣伝会議の教室に行ってた時に、先生のすごいところは、このキャッチコピーは良い、このキャッチコピーは悪いって言えるところがすごいなと思って。たくさん作ることはできるから、1個良いのを生み出せることは自分でも偶然できるかもしれないけど、
何が良くて何が悪いのかっていう判断基準を持ってないと、結局良いものを必ず打つっていうことはできないので、その軸を持っておけるのは大事ですね。
そうですね。その軸がないと仕事めっちゃ時間がかかるじゃないですか。正解にたどり着くのに時間がかかるし、違うなと思った時の機能修正の時間もめっちゃかかるじゃないですか。
だから結局は、能力とか何かって何って言うと、何十年も働く中で何を身に付けていかないといけないかというと、スキルではなくて、そういう中心感覚みたいなものだと思うんですよ。尺度というか。
そこの妥当性をより高めていくみたいなことが日々の仕事で本来培っていくことだと思ってて、エクセルスキルとかってどっちでもいい話ですね。
まあそれは最初にできてたらいいんじゃないっていう気がするもんね。
そこでそんなに差はつかないと思うんで、やっぱりこの中心感覚というか、腕式逆十字をどういう角度から決めると、決まるかみたいな。決めたことはないけどね。
それを考えると自分で仮説を持って自分で作ってみて当ててみるっていうことをしない限りは、自分の作ったものがどうかっていうのもわからないから、
より他のものを見て、これがうまくいってるからこれをコピーしようだと絶対に成長にも繋がらないもんね。
繋がらないね。
コピーだけだもんね、それってね。
なんか仮説があるからやってみた結果についていろいろ感じることがあるわけでね。
誰かやってることをパッとコピってやって、何パーセントですとか出たところで、身につかんはね。
まあそうだね。
なんか残らんと思うんですよね、何も。傷つくこともないし自分は。
確かに。
うまくいっても嬉しくないと思うんですよ、対して。
そんな感じがするね。
まずはめっちゃ試したくなる仮説を作るみたいなところだと思うんですよね。
それって自分の中から、自分の底から生まれてくるものだと思うんだけど、
その時に大事なのって、一個一個の仕事が来ましたってなった時に、スタンスが大事だと思うんだけど、
僕は割とニュートラルにゼロベースに仕事に向き合うのが大事だなっていつも思っていて、
オリエンの直後とかに行って、割と得意なソリューションはあるんだけど、
でもすごくゼロベースで聞くから、全く解決策は浮かんでない状態のことが多いんですよね。
どうしようみたいな。全然わからんわみたいな感じで。
自分のオリジナリティとアイデアの消化
まずは途方に暮れる感じからスタートするぐらいが一番いいと思ってて、
ここで途方に暮れることを不安に思っちゃいけないと思うんですよ。
昔やったあれと、これと最近知ったこれを足した感じのやつでいったらうまくまとまりそうだな、提案通りそうだなとかって思ったら、
それってめっちゃバイアスじゃないですか。タッチワークなんですよね。
短絡的な結論な気がするね。
それ以上の思考が生まれないと思うんですよね。それはすごい危険だと思うんで、
自分の過去のパターンとかっていうのは残ってるから、意識しないでも出てくるもんだと思うんですよね。
一旦忘れて、毎回都度都度ゼロベースに向かってっていうのが大事だと思うんですよね。
じゃないと、自分は知ってる知らないに限らず、あらゆる可能性の中からベストな回、これしかないですねっていうのを見つけることにはならないと思うんですよね。
このゼロベースって考えられているかどうかっていうのは、オリエンの内容とか目的みたいなのを分解をして、
何を解くべきなのか、これが解けてたらOKだなっていうのを持っておくっていうところなんですかね。ゼロベース。
パッチワークにしなければいいのか。
パッチワークにしなければ…っぽいやつにしなければいい。
そうだね。
ぽいやつにしちゃうと、発見がないよね。
そうだね。でもさ、俺らはぽいやつが何がぽいやつか分かってるけど、聞いてる人がぽいやつが何か分かるかどうかのぽいやつチェッカーってなんだろうなと思って。
ぽいやつチェッカー。
そう。でもあるやん。これはぽいもので出してるなっていうのと、これはイケてるわって思うかどうか。
だから、自分なりのオリジナリティみたいなのがそこに、オリジナリティって言ったらちょっと変だけど、新しい何かを作れてたら、少なくともぽくはないよね。
でもどっかにありそうなやつを組み合わせたようなものだと、それはぽいものでしかないから、そこに自分が関わったがゆえの何か新しいものはそこに付加されてるかどうか。
付加されてなかったら、ちょっとぽいもので終わってませんかって疑問を持った方がいいかもな。
そういう意味で言うとあれだね。僕は岡本太郎の言葉好きなんだけど、岡本太郎のクレイティビティの表現は、「何だこれは!」って言うんだけど。
それに尽きると思うんだよね。自分の中から出てきたと思えない。これはこれ認知しない。このアイデアは認知しない。みたいな感じの。
何だこれはがないと自分自身が広がっていかないと思うんですよね。
仕事の度に何だこれはを積み重ねていけば、その中で自分自身のスタイルが広がっていくので、そういうことだと思うんですよね。
確かに。何だこれはって言える仕事ってすごいね。全部の仕事それができてるかなって、今ちょっとあれだね。自分の身を正さないとなと思った言葉だね。
設計するとかだったらそんなに毎回毎回何だこれはって言わないと思うけど、表現とかだったらやっぱり同じお金もらっても、こんな感じっていうのもあれば、何だこれはもあるし、
毎日毎日納品できるわけでもないので、納品チャンスでは必ずやっぱり僕は何だこれはを出そうとしてるんですよね。それが先端人になることもあるけど、毎回やっぱり何だこれはを狙いたいとは思う。
そこがスタンスだもんね。全てがそれができるかわからないけど、それを狙っていれば、何だこれはが出ることもあれば、オムラになっていることもあればっていうことはあるかもな。
そうっすよね。そこの気概だと思うんだけど、そういうのをやろうとした時に、たぶん強豪を真似るとかってないはずなんですよね。
まあそうだね。何だこれはにはならないもんね。
自分がまず感動しないもんね。パッチワークしてそれっぽいものを作ったところで、それは全く面白くないし。
説明ができるもんね。これは強豪の真似だって言えるもんね。
A社のB社のこれを足した愛譜表現で。
説明できちゃうもんね。全く驚きはないわな。
驚きも感動もないし、たぶんここには自己成長も何もないですよ。
強豪がめちゃくちゃ優れてる場合は別ですよ。それはベンチマークする必要があるので。
やりあいでパパッとジャンプして、そこからそれを土台として、その先に改めてジャンプすりゃいいって話なんで。
僕らの仕事でいうと、まずロジカルに積み上げていくじゃないですか。
ロジカルの先は大体一緒なんですよね。A社もB社もC社も大体同じような感じになる。
そこをまずロジカルに積んでることが前提ですけど、
単純な固い土台を作った上で思いっきり飛ぶっていうね。ジャンプする。
アイデアの消化っていう作業が登る花って書いて、消化っていう作業が必要になってくると思うんですけど。
それは割と、僕はセンスとか言うけど、そういうところもあるかなと思うんですけど。
大事なのは案件の情報をちゃんと頭に入っていることが一つと、
それだけじゃなくて、過去の自分の前人生の全経験値をぶつけて。
引く人いるんだね。いろんなことがありました。
A、B、C、Dという特徴があります。今回はAを押しましょう、訴求しましょう、みたいな。
そうじゃなくて、A、B、C、Dと過去の自分の経験値X、Y、Zを全部足した上に煮詰めて煮詰めたら、
1個に偶然合わさるポイントがあったりするわけですよ。
ここやったら全部まとまるじゃん、みたいな。
そこがアイデアの消化っていうことだし、クリエイティブジャンプの着地点だと思うんですよね。
そこを見つけていく作業が必要で。
このクリエイティブジャンプは、もう1人の自分に頼るしかない。
そうですね。もう1人の自分に頼ることが多いんですね。
なるほどね。
2秒前までは全然何もわかってないけど、ふと浮かぶみたいな。文字面でふわっと見えるんですけど。
ファイタルファンタジーのダメージみたいな感じで、ふわっと浮いてくるんですけど。
不思議な感覚だね。
だからそれはトレーニングってことだよね。
いきなりイチローが野球ができるわけじゃなく、毎日のトレーニングの先にあれだけ野球ができるように、そういうトレーニングをしているから、ジンボさんは。
一晩寝るだけでアイデアが消化してくれるわけだもんな。
働き者のもう1人の私がいるからね。
でもそれは働き者のもう1人の自分が働いてくれるのも、途方に暮れてるから助けてくれるってことだもんね。
そうだね。
産もうとしてないと産まないもんね。働かないもんね、もう1人の自分もね。
困ってるから助けてやろうって思ってるのが大事だよね。
じゃあもっと困った方がいいってことだな、結論としては。
そうだね。
ゼロベース発想のベース
予見が理解できてないのは、それは問題だと思うんだけど、予見が理解できていれば、後は待つというか、頭なんか転がして慣らしていくみたいな作業で、後は任せるみたいな感じがいいと思う。
そこから1個2個と具体的に何か進まないのを不安に感じる必要はないと思う。
それ陣毛さんは出なかったらどうするんですか。一晩寝て出たらいいけど、今日出なかったなみたいな。でも明日締め切りやなみたいな。
翌日に締め切りある案件ってそんななくないですか。
ないんだね。もうちょい時間があるんだね。
それは大体は1週間ぐらいはある。
はいはいはい、そうだね。
定点出しが1週間後で、客出しがその先1週間後ぐらいだから、余裕なんですよね。
で、大体翌日に出るから、あー大丈夫な、柱が翌日に出て、パープを作りながら壁を埋めていけば、余裕でできるって感じですね。
なるほどね。出なかったらこれやったら出るみたいなのあるんですか。
出ないときは、なんか同じように転がしたっけ。
あそこは別にあれだね。
1対1で起きて浮かぶこともあるけど、普通に企画書を書きながら思いつくこともあるし。
あ、そのパターンもあるんだ。
だからそこはそこで最低限確保してるから大事なんじゃない、そこ。納品力じゃん、それって。
でも最悪我慢があったときは、ロジックでなんとかそれなりのものは出せる。
それはそれなりのセントアマーヒットだとすると、なんかもっと自分でもなんだこれって思うものをやっぱり納得したり。
いうときはこだたしいカチャカチャやるんじゃなくて、1日24時間の時間の中で何かを作るみたいな感じのイメージの方がいい感じですよね。
なんか神保さんってよくそういう時に1日の中で映画見たりとか本読んだりする時間とってるじゃないですか。
それはその企画感ある上で、なんかこれがこれと何か結びつきそうとかでそういう映画を見たりとかとは全く違うんですか。
まあまあ関係ないもんかもね。
なんかその時その時に欲しい、なんかね、これが食べたいみたいな感じで見たくなる映画とかあったりもするけど。
あんまりないかな。どっちかっていうと、今見てる映画、今読んでる本は3年後の企画に使うと思って見たものかなと。
なるほどね。そうか。
じゃあまあやっぱりあれだね、日々の積み重ねってことだもんね。
特効薬というか、1週間で、まあそれは当たり前だけどね、1週間で一浪になる方法がないように、1週間でコピーライダーになる方法もまあないですわっていう話ではあるか。
まあそういうことだなあ。
そうだね。
でも一つずつ積んでいけばなんかいいかなと思ってるんですよね。
それはその発想的なことだし、なんかお客さんを育てていくとか増やしていくとかでも全部そうだと思う。
まあ資産運用もそうだけど。
毎日ちょっとずつ余裕を持ってバッファーを作っていけば大丈夫じゃないかな、人生大丈夫になるかなって思ってる。
へえ、なるほど。
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さて今週の明日使える聞くネタ帳マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
今回話したゼロベース発想のベースっていうのがあるとすれば、
それって自分の人生がありますけど、自分の人生以外の人生の追体験の記憶の、割と大事だと思うんですよね。
うーん、なるほど、確かに。自分の人生からだけだとちっちゃな発想しか生まれないから、
自分以外の人生も複数知っていると、ゼロベースで考えるときのいろんな発想の起点が複数の人から生まれそうですね。
そうですね。マーケターだったらね、ターゲットになり変わって考えてみるとかって必要だけど、
それもね、物語とかをヒントにしたりとかしてやると、解像度がそれなりに保てるんじゃないかなみたいな。
うーん。
映画館での体験
感じですよね。
なるほどね。
そういうときに、手っ取り映画の映画鑑賞っていうのがあるかなと思ってて、
僕は割と映画よく見るんですけど、あんまり不定を決めることは嫌いなのと、
狭いところに閉じ込められるのは嫌いなので、映画館にあるからっていうのがあるんですけど、
あとは島を出なきゃいけないっていうのがあって。
映画館ないですか、淡路島。
淡路島には1個だけあるんですけど、そこには初めて行ったんですよ、この間。
相元オリオンって言うんですけど。
なんかすごいレトロな感じがするあれだね。
そう、もうすごいですよ。映画館自体が体験ですね。すっごいレトロで。
そうだよね。絶対アイマックスシアターとか入ってないよね。
入ってないし、装飾とかも体育館みたいな感じがあるよね。
学校の体育館、公務員館みたいな感じで。
僕が行った時は雨の日だったんですけど、映画上映中ずっと雨の音聞こえてるの。
外の音が聞こえるの。すごいね。
映画館は完全に防音じゃないですか。
完全防音よ。外の音なんて全く聞こえないよ。
もう雨強くなってきたな。
そろそろ終わるから、このまま行ったら濡れるな。
目がわかるぐらいの感じで。
多分雨漏りしてると思う。
それも含めて新鮮でしたね。すごいレトロな。
平日だったからっていうのは、僕一人でしたからね。
初めて記念撮影しましたもん。
一人の映画館。
確かにね。自分一人のために映画が上映されてるってちょっとプレミアムだね。
プレミアムだよね。
自動的に貸切みたいになってるってことだもんね。
いいやん。どんだけポップコーン音出して食べても誰も怒られへん。
そもそもポップコーン売ってないから。
売ってへんのか。
なぜ行ったかというと、キリエの歌っていう作品がかかるっていうので、
1週間ぐらいしかかからないんだけどね。忙しないんですけど。
っていうので、仕事をあれしてちょっと行ってきたわけですね。
キリエの歌はなぜ行ったかというと、僕のめっちゃ推してる元ビッシュの
アイナジーエンドが主演なんですよ。
それだけなんですけどね。
ちょっと誰かを、俺もあの人がとかならないから。
そうですか。
なんかね、僕は割と昔からシンガーソングライターっていうのめっちゃ好きで、
自分で世界観を作りながら、自分で身体、身体勢を伴って体現までしてしまうっていうのは
これすごいなと思ってるんですよ。
たまひこうじとかめっちゃ好きなんですけど、
そこに若干カリスマを感じてしまうんですよね。
今最近、若い人で感じるのがアイナジーエンドさんなんですよ。
いいなと、声もいいけど、自分で作詞作曲もするし、
ビッシュで言うと振付とか全部やってたりするんですけど、
振付もすごく良かったりするんですよね。
なんかすごいなって思うわけですよね。
何かしら言葉にならない、何かしらインスパイアリングなものをもらえる感じがするんですよね。
その演技はどうだったんですか?
歌を歌っている人が、必ずしも演技が上手いかどうかは人によるじゃないですか。
演技ね、良かったですよ。何か全然わからなかったのと、
あとセリフの声がめっちゃいいんですよ。
やっぱりアイナジーエンドさんが。
だから非常に良かったですね。
あと広瀬すずと共演してるんですけど、
広瀬すずがマネージャー役を買って出るみたいな感じで、
何かやるんですけど、
この2人のユニットが売り出していくぜみたいなところのワクワク感とかはすごくありましたね。
でもよく見ると結構、黒木花さん出てたりとか、
あと大塚愛とか。
大塚愛、ライブのシーンに出てたんですよね。
吉瀬美知子さんとか、石井達也さんとか、結構すごいね。
大きな恵みと、早々たるメンバーが出てるね。
監督岩井俊二さんで、岩井俊二節満開の感じでしたね。
スワローテイルの焼き直しじゃねえかぐれの感じでしたね。
懐かしいね、スワローテイルね。
この映画の主題は声と歌と命の話だと思うんですよね。
主人公は震災をきっかけに喋れなくなる。
普通の声が出せなくなるんですよ。
でも歌だと出るっていうのが女の子なんですね。
僕もイップスやったから分かるんですけど、思いっきり煙筒は投げれるんだけど、
近くの人にコントロールよく投げるのができなくなるんですよ、イップスって。
それに近いのかなと思って。
その主人公の子は声は出るんだけど、話そうとすると泣いちゃうんだって、その感情が。
だからあんまり通の会話ができないけど、思いっきり歌うと出るみたいな感じの女の子で。
だからずっと歌ってるのね。
そうだなって思ったのは、昔僕言ったと思うんですけど、
淡路島に来ると朝からずっと鳥が鳴いてるわけです。
ずっと歌ってて、その時に思うのは動物とかね、
歌を歌ってアピールして繋がって命を繋いできたんだなって思ったわけです。
歌と命の話
人間の歌もそうなんだろうなと思ったんですよね。
歌って精神性の発露でもあるし、同時に身体性も伴っているので、
自分自身を体現するものだったんですよね。
それを歌い継ぐことで、人間は動物と同じように命を繋いできたと思うんですよね。
この話ってそういう話で、主人公の女の子は歌うことで命を繋いでいるわけですよね。
そういう割と根源のところを描いてるなと思いながら見てましたね。
ちょっと興味が湧いてきたね。こういう映画をやってたことさえ知らなかったけれども。
生きることって歌とか繋いでいくことだし、
この映画だと昔の日本の名曲がいっぱい、
同じエンドによって歌い継がれていくんですよね。
どこか先に法人とかを復興したようだなとか。
あとあれが良かったな。
いのえよすの帰れない二人とかっていう名曲を新しいボーカルが歌うんだけど、
歌い継いでいくっていうところ。
そこをベースに彼女もこの映画用に何曲か書き下ろしていて、
自分の歌を生んでいくっていうところも、
歌い継ぐことで自分たちの命を繋いでいくみたいな感じでも見えたし。
これ映画じゃないと見れないじゃないですか。
ネットフリックスで見てもきっと理解ができない。
映画館じゃなきゃ、
2時間もこの映画の世界に浸らないと一番感じれないものな気がして、
映画館でちょっと見たくなったな、そういう意味で。
そういう体験が最近減ってるからね、より。
インスタントの30分でなんとなく感動したりいい気分になれるものをよく見るから、
2時間もののコンテンツを受けてないから、いいかもしれない。
完全にその世界に入るっていうことだなと思ったですね。
映画館に行くってことはね。
そうだね。仮に外の雨の音が聞こえてもね。
そう。
確かにびっくりだね。
リレーの歌は2時間40本あるんで。
結構あるね。
DVDだと辛いよ、やっぱり2時間40本。
そうだね。
それも含めてやっぱり。
映画館だね。
映画館の椅子だと座れるんだよね。
家のソファーから映画館へ
家のソファーだとちょっと3時間つらいですよ。
姿勢変えれるので。
そうだね。
映画館立ち上がったりするのだいぶ勇気いるもんね。
一人だと行けるけど、やっぱり映画館は始まったら最後までいなきゃいけないっていう法則力があるから。
そこはちゃんと見れるよね。
覚悟があるからだな。
そんなに快適な椅子ではないはずなんだけど、なぜか見れるっていう。
確かに。そうだね。
東京の防音がしっかりしてる映画館で見に行こうかなと思いました。
明日使える。聞くネタ帳。
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ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。
さよなら。
58:59

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