精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。この番組では、精神科医療をつくった人々、現在のトピックスを精神科医が解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモと、
その姉で、障害を持ちの方の就労支援事業所を経営していて、もう一つ経営しているサッカーチームが、いよいよ天皇杯の県予選第3回3回戦に進んだ桜がお送りします。
テミスの不確かな法廷から見える発達障害の世界の話です。見てますか、マリモ先生。
はい、ありがとうございます。僕は割とこれ好きで見てたんですよ。
今年の2026年の1月から3月までNHKの総合でテレビドラマとして放映されていました。
はい。
それでちょっと面白いなと思って、お話ししようと思ってね、ちょっと小説も読んでみたりしたんですよ。
小説もあるんですね。
小説もありました。
見たことあるなと思って。
そうですか、はいはい。
去年かな、おととしか、おととしに単行本として刊行されてるんですけど、テレビドラマになったのは今年の1月からなんですね。
なるほど。松山健一さん。
松山健一さんが主役でね。
はい。
面白い演技だったんですけれども、桜さんはあんまり見てはれへんという話ですかね。
そうなんですよ。チラッとは見てるんですけど、うちの事業所でもやっぱり見てる子が多いんですね。
利用者さんがね。
その話出たりとかっていうのは時々あるんですけど、利用者さんは1個見るとそれが全て100%になっちゃうから、あれはああいう設定の方のことなのよ、みたいな話はしょっちゅうしてました。
そうですか、なるほどね。
なので、物語をずっと見た、ドラマをずっと見たわけじゃなくて、その時々つけてみたりっていうのはあって、なので1話完全に1回分丸々見たっていう回は一度もないんです。
そうなんですね。はい、わかりました。
松山さんの演技はすごいな、本当に本当の少女王になってこんなんよな、みたいなのは感じました。
そうですね。ありがとうございます。
僕も一番気づいたというか驚いたというかすごかったなと思ったのは、松山圭一さんのジェイス・ペット・トラムショーの演技ですよね。
とっても自然だし、その人の特性だったりとかうまく表現されてたりとか、
症状だけじゃなくて、その人が人として持っている辛さとかしんどさとかっていうのも当然役者さんとして表現はされるんだけど、それが素晴らしいなと思って、そんな話もちょっとしてみたいなって思いました。
初回、今回はですね、松山さんの演技から発達障害の症状の特性とかね、その対象を見ていきたいなと思います。
テミスの不確かな法廷ですけども、これざっくり言ったらどんなことかというと、幼い頃に発達障害と診断された主人公ですよ。
これが松山さん演じる安藤清春さんですけどもね。裁判官になって7年間経ったと。地方裁判所での出来事のドラマなわけですね。
いわゆる法廷のドラマなんですけれど、そこの主人公が発達障害を抱えている方でっていう話ですね。事件を解決するのも、解決というか関わってくるのもこの裁判官が関わっていくというちょっと面白い設定になっているドラマなんですよね。
そこで松山さん演じる安藤清春さんが発達障害の症状を提出するんですけど。この発達障害って一言で言いますけども、このドラマで描かれているのは自閉スペクトラム症とADHDの両方の症状を持っているという設定ですね。
それがこの主人公安藤清春さんが持っている障害ということでいいと思うんですけど。その中で一番初めに出てくる印象的なのがあるんですけど、法廷の中で裁判官として松山さんがお話をしたりとか聞いている場面でね、自分の手を六方全書の下に滑り込ませるという動作があるんですよ。
裁判官の机の上には当然このでっかい六方全書があるわけなんですけど、それを自分の手の上に置くという動作をこっそりするわけですね。
多くの人は気づかないんだけれど、近くにいる初期官だけは気づいて、何してるんやみたいな感じで見られているという場面なんですけど。
これはなんでこんなことになるんかなということなんですけど、なんでこんな場面が描かれたかというか、安藤さんからしたらなんでそんなことをするかということなんやけど。
これは小説で言えばこんなふうに書いてました。基礎状を読んでいるときに安藤さんが六方全書の下に自分の手を入れるんですけども、この基礎状の読み上げは安藤には苦痛の時間でしかなかった。すでに何回も目を通しているだけあって、聞き入ることへの集中力が続かないのだ。
そういうことをしていると、むずむずそわそわとした感覚が約10秒ごとに訪れて、聞き入る作業を中断させようとした。それに抵抗しているうちに頭が前後に揺れそうな気配を覚えた。
それと片側に置いた六方全書を引き寄せて、その下に左手を滑り込ませた。大学の臨床心理士から教わった対処法である。こういう小説の記載があったりもするんですけど。
これは圧迫刺激と言われる対処法の一つなんですよね。衝動で何か急にしたくなるという思いが出た時に、どうやってコントロールしていいかというやり方ですよ。
ADHDとかJSTPの方もそうなんですけど、そういったことになった時に自分の衝動をどんなふうにして抑えましょうかという技法が開発されていて、やり方っていろいろあるんですけどということですね。
その中の一つが圧迫刺激があるんですけど、それ以外に有名なことで言うと、ストップスキルというのがあるんですよ。
いかってる時に4秒間待てとかって言われるのって聞いたことあります?
うん、あります。
漫画マネジメントとかでよく有名であると思うんですけど、これが出てきた元となる訓練法なんですけど、衝動制御の基本としてストップスキルというのがあって、何かを衝動的な行為をする前に一瞬の停止を入れる、止まるということをしましょうというやり方なんですね。
何かしようと思った時には止まって考えましょう。何をしなあかんかという選択肢を考えてくださいと。そこから行動をとってくださいというようなことをやるんですね。
つまりイラっとしたりとか、何かしようと思った時にはまず3秒止まってください。これ4秒の時もあるんですけど、止まれたらその時点で成功しますよみたいなね、そういう訓練なんです。
これ私、普段やってるかも。
そうですか。
自分の中で。
それは起こる時?
イラっとしたり、イカった時は言っちゃいそうになるんですけど、それは違うでしょって言ってしまいそうになるんですけど、とりあえず深呼吸して3秒、4秒数えますね。アンガーマネジメントというので勉強したんですけど。
勉強しましたか。
勉強しました。言ってどうなる?言わんかったらどうなる?みたいに考えて、そうしてるうちにアホらしくなりますね。
そうですね。これ怒りの感情の対処にもとっても有効や言われてるので、アンガーマネジメントでよく使われるんですけど。
有名なことですね。
あと、こういう衝動の時にも使えると。ADHDの人にも使えるって言われてますね。
なるほどです。
うまくいかないこともあるんですけどね。
あるけど、ADHDの方にこのストップ法っていうのが使えるっていうのは初めて知りました。
そうなんですね。
こういうのも、頭で知ってても実際使えるかどうかってやってみないと、訓練をしないと使えないことなんですけど。
そうですよね。
例えば、安藤さんとかは小さい頃からこういうのを訓練してるので、あれができるわけですよ。
些細なことではあるけれども、そういうことができると生活しやすくなるということがあるんですよね。
はい。
あともう一個有名なのが、重い運動って言われてるんですけど。
つまり軽い運動じゃなくて、結構ガッツリ運動してみるっていうのも、この衝動とかを遠ざける一つって言われてますね。
それは衝動が起こる時に?起こらないように普段から?
起こった時。
起こった時。なるほど。
起こった時、急にあれしたいなーとかこれしたいなーとイライラするよーってなった時に、重い運動。
重い運動って何やねんっていうことですけど。
例えばスクワットしたりとか、壁を押したりとか、重いものを運んだりとか、
表面の筋肉だけじゃなくて、もっと大きな筋肉を強く使うという動きが割といいって言われてて。
なるほど。
この心部感覚刺激っていうのが脳に伝わると、割と安定すると言われてますね。
まあ俗にというか時々あるかと思うんですけど、イライラしたら腕立て10回みたいな感じですよ。
なるほどね。
腕立て伏せをするとちょっと落ち着くということですね。なんか体育会系とかでありそうな感じですけど。
正直怒りの時って力出ますもんね。
そうですね。
うん。確かに。
それをうまく使うことになるんですよね。
これは比較的成功する率が高いと言われてますね。
へー。
まあでもね、それどんなふうにするんやっていうのが、社会的な文脈でするのはちょっと難しいんですけど。
確かに。
子どもさんとかだったらやりやすいかもしれないけどね、むしろね。
そうですね。
次で有名なのが、この圧迫刺激ですよ。
はい。
このね、安藤くんが清晴さんがやったことなんですけど。
まあその、六方全書っていうのはちょっとあんまりないですけれども、一般的に多いのが、自分をね、ハグしたりとか、クッションを抱いたりとかぬいぐるみを抱いたりとか。
うんうんうん。
で、することで落ち着くっていう人がいてますね。
うん。
体をギュッとすることで気持ちが落ち着きますっていうような言い方をされることも多いですね。
うん。
これはね、あんまり成功しないとも言われてて。
なるほどね。
半分ぐらいかな、半分以下かなとかって言われてるので。
へー。
まあ人によるんですけどね。
はいはい。
だから重い運動とかの方が有効性は高いと言われてるけど、この圧迫刺激も衝動には効果が一致をあるかなって言われてますね。
うん。
はい。
このドラムの主人公はうまいこと言ったみたいですね、これでね。
そうですね。
はい。
まあそれ以外に言うと、この感覚遮断と言って、この静かな場所へ移動したりとか、ノイズキャンセルイヤホンを使ったりとか、照明を落としたりとかってすることで、まあ衝動を少なくしたりとか。
はい。
まあADHDの人じゃなくて、このJスペクトラムションの人の特有なんですけど、言葉が耳から入ってこないっていう人結構あるんですよね。
ああ、なるほどです。
だからルールとかをカードに書いておくと。
止まるとか深呼吸をするとか先生に相談するとかっていうのをカードに書いて、そのカードを見て思い出すみたいなことが良い人もいてますね。
ああ、そうなんや。
うん。
勉強になります。
はい。
まあそういう言葉ですね。
言葉、文字を使うってやつやね。
はい。
耳から入るのは難しいので、見て分かるようにしておくっていうのが良いことって言われてますね。
リカバリースキルっていうね、失敗した時にどう対処するかっていうこともあらかじめ考えておくっていうのが大切って言われてますね。
はい。
つまり衝動的な行動をしてしまった後、どうせないといけないかっていうのをあらかじめ考えておくと、通常は謝るっていうことをして、深呼吸をして状況から離れると。
はい。
これだけのことをできれば、子供さんだったらOKってことになるんやけど。
はい。
大人やったらもっとね、ややこしいことになったりすることが多いんで何とも言えないけど。
はい。
悪い時にどうしておくということも考えておくことが大切でね。
そうやね。
これができてないと、もう失敗した後、もう本当にパニックになって何もできなくなるっていう風になったらいけないので。
うん。
最悪このリカバリースキルっていうのも考えておかなあかんよって言われてますね。
ADHDとかASD、自衛症スペクトラムを持っている人っていうのは、こういう衝動的な行為を起こすことがあるので、一般的な原則としては止まるっていうこととか、体を動かすっていうこととか、その刺激から離れるっていうことで、うまく対処できることが多いっていうことですね。
それがドラマにもちょっと出てきていましたっていうのでね、思ったりしました。
僕が記憶に残っているのは、この主人公と主人の山地先生ですね。
はい。
枠井恵美ですけどね。
はい。
松山健一さんがウェブでですね、この枠井恵美さんとお話しするというシーンがいくつか出てくるんですよね。
うん。
実際忙しいというせいもあるんやろうけれども、最近は遠隔外来っていうのもあるのでできるんですけどね。
ただ時間帯が、このドラマでは割と夜だったりとかってするんだけど、普通なかなか夜やることはないので、診察時間っていうのは一般的なんだろうなと思うけれど。
はい。
あと、その医者にとってね、スペシャルな患者さんって通常は作ったらあかんと思うんですけど。
はい。
でも中にはそういうものを、ある先生もあるっちゃあるので。
もしかしたらこの主人、山地にとって、この安藤清晴っていうのは特別な患者かもわからないんで。
うん。
だったらまあそういうんですね、特別な時間にカウンセリングするっていうこともないことはないのかなとは思うけど。
うん。
まあでもあんまりないことですね。
通常はないですよね。
通常はないけどね。
うん。
まあでもいずれにしても比較的信用できる先生、安藤にとっては山地先生を信用してるし、山地先生も安藤のことを非常に大切に思ってるなっていうのは節々で伝わってくる関係かなと思うんですけどね。
はい。
まあその中でこの記憶というか、20年前ですね、安藤が初めて山井さんに会ったときに、山井先生に会ったときに、この診断を告知されている場面っていうのが出てくるんですよ。
ドラマでも出てきたし、小説でもあるんですけどね。
そもそもこのドラマというか、小説は作家さんが書いてるんですけれども。
はい。
この作家さんはですね、法廷劇とかが得意な小説家さんで、もともとは新聞社で勤めてる、今も新聞社で勤めてる記者さんだと思うんですけれども。
そうなんや。
その方がこの法廷の小説とかを書いて、このテミスの不確かな到底は、たぶん3冊目か4冊目だと思うんですけど。
へえ。
そんなバリバリ小説家ではないんですけど、基本その法廷のこととか刑事のこととかっていうのはとても詳しい方やと思うんですけど。
この病気のことに関して言うと、おそらくだと思うんですけど、勉強したと思うんですよ。勉強してこの小説に盛り込んだと思うんですね。
はい。
だから割と典型的なことを入れてきてるんですよ。
うん。
割とだから典型的だったりとか理想的だったりすることを入れてきてて、ちょっと実際こんなことあるかなっていうところもないことはないんだが、
でも、たぶんね、関心もきっと入ってると思う。
このただちょっと偉い記者さんとか小説家さんが言葉尻で勉強してもここまでうまくできないので、きっとプロがですね、教えてくれてると思うんですよね。
編集者さんだけじゃなくて、いろんな関心が入ってこの絵らが描かれてるんちゃうかなと思うんですけど。
だからそれほどリアリティがある小説になってるかなと思うんですけどね。
その場面でですよ。その場面で一番初めの安藤に主人山地がですね、この病名告知をする場面があるんですよ。
はい。
これは結構理想的な病名告知と一応同流のことが入っているので、ちょっとそこを振り返りたいなと思うんですけどね。
はい。
いろいろ困って安藤がやっぱり学校にうまく適応できないし、家でも親の言うことを聞けなくて、この子はちょっと問題なんですよみたいなことで病院に連れてこられるんだけれども。
で、その山地がですね、たぶん児童精神の専門家だと思うんですけれども、安藤とかお母さんとかに説明するんですね。
安藤君は病気じゃない。ただ、生まれつき脳の偏りが、脳の働きに偏りがあって、言葉の受け取り方みたいなものが変わってくる。
だからといって清晴君は決して不健康ではないのよってね。
で、こういうことに自覚がある人とそうでない人がいて、中間ぐらいの人もいると。清晴君は自覚できるタイプだと思う。
そわそわムズムズが来たりした時に自分でもちょっとわかるでしょうって聞くと、清晴君がはい。
それはどんな感じなのって聞くと、ああって感じです。それでいいのよ。
ああってことがなるべくないように私たちと一緒に練習していきましょうねってね。
という感じで、この病名のことを、ただ名前を言うだけじゃなくて、この実際のどういうことになっているんですよっていうことと、
あと対処法についても勉強していきましょうねっていうことを2つ伝えてね。
その年代の方に応じて言ってるっていうのがなかなか理想的で、ここまでいかない時もあるんですけど、欠けてるなと思うんですけどね。
はい。
実際この発達障害っていうのは、小中学生のうち8.8%が発達障害になってるって言われてるので。
多いな。
多いですよ。だからめっちゃ多いですよってことですね。
9%近いってことですか。
9%近いってことですね。
そうなんや。
だから30人、40人クラスがあれば、2人から3人ぐらいの可能性があるってことですね。
そうですよね。
この対処法はどうするかっていうことなんですけどね。
一番この木原くんが困ってたのは、授業中立ち歩いたりとか、先生の言うことを聞かずにぼーっとしたりすることがあったりして、授業を妨げることもあったりしたので、どうしたもんかなっていうことだったんですけど。
彼女が提案したのは、このカレンダーボーイに徹することだったって書いてますね。
カレンダーボーイ。
これはムズムズソワソワの気配がお示ししたときに、頭の中に突きめくりカレンダーを投射し、衝動をやり過ごすという方法であるって書いてますけども。
カレンダーが木原くんの頭の中に入ってるんですよ。
すごいな。
何年分もね。
それをめくるように自分の頭で回想することができるんですね。
そうした能力を持ってる方っていうのが前ならずありますね。
ありますね。
特にこの20歳以外の方ってね。
はい、うちにもいますよ。
ありますか。
はい、あります。
普通以上の能力を持たれてる方もあったりして。
そうです。特に数字は得意ですよね。
木原くんに対して先生はどう言ったかというと、来年の今日と同じ日付はさて何曜日?ってね。
自分で自分にクイズを出しなさいと。それが木原くんの特技だからってね。
曜日が判別すると次は2年後、3年後と未来に飛んだと。
これなんでそうするかっていうと、気を捉えるものを一つに限っておくと、思考に負荷をかけておくと、脳が勝手に手や足に指示を送ることがなくなるのであるって言うんですけども。
そうなんですよね。
そういうところに気持ちを持っていくと、急に衝動的な行為をしたりとか言ったりとかってすることがしなくて済むと。
ということで、このカレンダーボーイになったらどうだってことをちょっと提案したりするわけですよ。
なるほど。
ただそれだけで全ての問題は解決はしないんだけど、
例えば一つ、事業中ゆっくり立ち歩かずにカレンダーボーイになることで過ごすことができるっていうことの一つの経験ができるわけですね。
そういうことをしていても、やっぱり木原君はですね、30歳代の裁判官になってもいろんな行為をしちゃうわけですよ。
ドラマでも出てきた場面があるんですけどね。
安藤さんが執行官っていうのがいてるんですけれども、裁判所に。
はい。
裁判所に執行官っていう。執行官っていうのは殺傷罪とかってする方なんですけど。
あー、はいはい。
例えば経済的なものでね、家とか家具とか差し押さえたりするような仕事になっている方っていうのが、もちろんいろんな職種があるんですけども、
執行官っていうのがいてるんですけども、
執行官って裁判所の中でも特別な地位がある方で、例えば経済的なことって差し押さえた近貧の不愛性みたいな感じになったりとかしてね。
えー。
結構こう、経済的なところって全く公務員とは少し違う場面もあるんですよ。
っていうね、この執行官っていう特別な立場を持っている公務員なんですけれども、方がいてて。
で、このドラマの中にもこのつむらっていう執行官が出てくるんですよ。
テレビドラマでは市川美加子さんっていうですね、ちょっとメンバープレイヤーになりつつある女性の方ですけれども、がいてて。
いました、はい。
その方がこの執行官の役なんですけれども、で、この安藤と喫茶店でお話しする場面でね、市川美加子さんがですね、この執行官が安藤に事件のヒントとも言える情報をほのめかす会話をするんですよ。
ちょっと困っている安藤に、ちょっとこんな情報があるよ、みたいなことを言うんですけれども、この時に安藤がこのつむらにですね、顔を近づけすぎて、つむらは軽く身をのけずらせるという場面があるんですね。
なるほど、はい。
この、まあ些細な場面なんですけれども、これってね、割とあるんですよ。
ありますね、はい。
みんながみんな顔が近づくわけじゃないと思うんですけれども。
いや、いますいます。
いますかね。
いますいます、はい。
全く意味はない、意味とはないというか、無意識なんですね、彼にとってはね。
はい。
ちょっと相手の距離を、適正な距離を見失ってしまうということがあるんですね。
興味とか好奇心が前のめりになった時に。
これまあ医学的には積極、キーとかって言うてね、キー行為みたいな言い方をして。
ちょっとのね、冷たい言い方だと思うんですけれども。
キーって書かれるとね。
そう、キーって書かれるとね。まあまあそういう積極的な行為で、そんな風になることがあるって言われてて。
はい。
これもまあ、自衛省スペクトラムの人に割と特徴的な感じですかね。
うん。
知らなかったら、そういうことを知らない人から見ると、なんかこの人変な人って思ったりもするんですけど。
まあ症状の一つではありますね。
あともう一個あるのが、この自分の部屋で安藤がパソコンに向かって聴書を書いてるシーンがあるんですけども、
その時にずっと指先をですね、トントンしてるんですよ。
うんうん。
あのまあ、なんていうのかな、まあ浄土行為って言うんですけど。
はい。
貧乏いうそれとはまたちょっと違うというか、貧乏いうそれよりももうちょっと複雑な行為なんですけどね。
指先で机をトントン、ずっとし続けてるという場面があるんですけど。
はい。
これがですね、わりと浄土行為とかって言われることで、自衛省スペクトラムの人には割とあることですね。
小説の中にも書いてるんですけれども、今まで受験勉強とか試用試験の勉強の時にも、トントンすることで集中力を養ってきたと。
ただこれって、その周囲の人に気にならせてしまうので。
そうですね。
図書館とか教室ではできなくて、自分の部屋でそんなことしてた?みたいなね、ことを書いてました。
はい。
まああることかなというところですけどね。
はい。
富士の場面もちょっと清春君の場合は典型的だったかなと思うんですけど。
はい。
ケチャップ味の食事にこだわりがあるんですよ、彼は。
へー。
薄い味のものは、はっきり思いをするらしいんですね。
うん。
なので、ご飯にケチャップをかけるとか、ナポリタンばっかり外行ったら食べるとか。
へー。
そういったことをしちゃうというシチュエーションがありました。
これも人によりますね。みんながみんなあるわけじゃないんですけれども、食事へのこだわりっていうのもある人ありますね。
あと着るものでこだわる人もありますね。
こだわりとはちょっと違うんだけど、同じ服でないと嫌っていう人もいててね。
あー。
締め付け具合とか、皮膚感覚とかね。
これもこだわりというか、自衛省スペクトラの人にもありますね。
っていうのは割と典型的な場面っていうのが、ドラマの中にも描かれていると。
はい。
こういったことを持つことで、ちょっと周囲の人からキーな目で見られるんだけど、それだけの問題じゃなくてね。
実際の会話の場面とかで困らしたりというか、親と思わせることがあったりするから、いろんなことが起こるんですけれど。
ドラマではこういったことも描かれててってことですね。