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松山ケンイチが演じたASD:言葉の定義と孤独
2026-04-03 18:56

松山ケンイチが演じたASD:言葉の定義と孤独

鋭い一言が、発達障害の世界を浮かび上がらせます。NHKドラマ『テミスの不確かな法廷』を題材に、自閉スペクトラム症(ASD)の「言葉の捉え方」と社会で生きる疲労について解説します。言葉を厳密に定義し続ける思考の負荷、将来を不安に思う余裕すら奪われる日常、そして寄り添うカウンセリングの本質。松山ケンイチさんの演技を通じて、ASDの論理性と努力、そして社会との距離を精神科医の視点から丁寧に読み解きます。

 

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サマリー

このエピソードでは、NHKドラマ『テミスの不確かな法廷』を題材に、精神科医の視点から自閉スペクトラム症(ASD)の世界が解説されます。特に、ASDの人が言葉を厳密に定義して捉える特性が、ドラマのキーフレーズ「分からないことを分かっていないと、分からないことは分からない」を通して深く掘り下げられます。この特性は、日常会話において言葉をいい加減に使ってしまう健常者とは異なり、ASDの人々にとって思考に大きな負荷をかけ、疲労の原因となることが指摘されています。 また、ドラマのカウンセリングシーンでは、裁判官である主人公が将来への不安を感じられないことへの苦悩を吐露します。これは、ASDの人が社会で「普通」に振る舞うために日々精一杯で、将来を心配する余裕すら奪われている状況を示唆しています。カウンセラーは、表面的な問題だけでなく、本人が抱える根源的な悩みに寄り添い、サポートしていることを伝えることの重要性を説きます。ASDの主な特徴として、対人関係やコミュニケーションの障害、特定のものへのこだわりが挙げられ、松山ケンイチの自然な演技がこれらの特徴を浮き彫りにしています。

ドラマ『テミスの不確かな法廷』とASDの特性
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。この番組では、精神科医療をつくった人々、現在のトピックスを精神科医が解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモと、
その姉で、障害を持ちの方の就労支援事業所を経営していて、もう一つ経営しているサッカーチームが、いよいよ天皇杯の県予選第3回、3回戦に進んだ桜がお送りします。
テミスの不確かな法廷から見える発達障害の世界の話です。見てますか、マリモ先生。
はい、ありがとうございます。僕は割とこれ好きで見てたんですよ。
今年の2026年の1月から3月までNHKの総合でテレビドラマとして放映されていました。
前回の続きからお送りします。
このドラマですね、キーフレーズをドラマの中では言ってくれてるんですよ。
裁判官である安藤清春さんが、分からないことを分かっていないと、分からないことは分からないってね。
なかなかこれ耳で聞くと難しいですよね。
むっちゃ難しいですよね。
ね、文字で見て。
これを何回も繰り返すんですよ、このドラマって。初め言った時に何言ってんのっていうか、分かんないんですけど。
これでもよく考えるとよく分かってはくるので。
そうですね。
この言葉の捉え方が、ちょっとジェイソン・スペクトリアムの方って独特なところがあるので。
これをフューチャーしたのっていうのは素晴らしいなと僕は思ってるんですけど。
これでも実は小説にはないんですよ。
そうなんですか。
小説にはですね、分からないことが分からないのは、分からないことが分からないからだって。
余計難しいな。
ちょっと平坦な言葉になってるんですけど。
これはね、しかも小説ではこれを繰り返すことはないんですけど。
このドラマ、テレビドラマではですね、この分からないことを分かっていないと分からないことは分からないっていうことを書く8回あるんですけれども。
いつも使用してて。
そうなんや。
これだからね、脚本家の方が作ったんだろうなと思うんですけど。
うまく入れ込んだなと僕は思ってますけれども。
これちょっと解説しましょうかね。
この分からないことを分かっていないと分からないことは分からないっていうことなんですけど。
まずですね、この語彙をきっちり考えとかないと分からないんですけど。
まず初めのですね、分からないことを分かっていないとっていうことですけれども。
分からないことを、世の中には分かっていることと分からないことがあるとしましょうよ。
分かっていることを例えば色付きの部分として、分からないっていうのをその空白の部分、白の部分だとしますでしょ。
だから世の中には色付きの分かっている部分と白抜きの分からないことがあると。
この分からないことっていうのはこの白抜きの部分で、この白抜きの部分っていうのを分かっていないとってことだよね。
この白抜きの部分がこれだっていうことを分かっていないと、最後分からないことは分からないっていうことは、つまり白抜きの部分の中身が分からへんよってことを言ってるんですよ。
それだけのことなんですけど。
でも難しいよ。
言葉だけでさらっと言われると 何を言っているのにあったような
ことになるんですけどね
そうです
ただね
言葉の厳密な定義とコミュニケーションの負荷
なんていうのかな
言葉を語彙的に捉えて考えるっていうことは
JSバイトルームショーの人が 毎日やっていることなんですよ
言葉を語彙的に捉えて考えるということは
そうなんですか
僕らって言葉をちょっといい加減に使っているでしょう
これぐらいのもんやっていうのは 語彙をきっちり定義しないじゃないですか
日々の言葉として普通に使っているだけのことで
習慣として使っているぐらいのことですけれども
語彙をきっちり意味すると 今言ったことになるんですけどね
そういう使い方を
JSバイトルームショーの人はするとされていて
だから普通にお話しするだけで 結構脳に深くかかるんですよ
それはそうかもしれませんね
だから結構疲れるとかって言われる方が多いし
普通の会話っていうのができないって よくJSバイトルームショーの人言うんですけれども
それってこういうことなんですよね
だからこそ細かいことがよく分かったり っていうこともできると思うんですけどね
それぞれの特性だと思ってよくて
それが全て障害じゃないと思うんですけど
少数派であることには違いないんですけどね
語彙をきっちり定義してしゃべるっていうことっていうのは
そういった方もいらっしゃるなっていうことですね
みんながみんなじゃないんですよね
みんながみんなじゃないけど
ある種のJSバイトルームショーの人は そういうことありますね
大概そうかな
コミュニケーションの障害の多くの部分で
そういったところ 多分困ってらっしゃると思いますわ
ドラマの部分でも実は出てきたんやけど
長いこと晴れててさ
雨が降って
久しぶりに雨降りましたね 1ヶ月ぶりですかね
ぐらいの話をしたときに
この清春さんは
1ヶ月ではないです
40何日ぶりですみたいなね
返し方をするんですけれど
典型的なというか
そこまでがっつりやる人って 少ないと思うんですけれども
JSバイトルームショーであれば あり得る話なんですけれどもね
ありますね
今のですごい分かりました
典型的にはそんな 返し方もあるんですけれど
それって言葉をさ
1ヶ月っていう言葉を
ちゃんと30日と考えて
お話しするんですよね
僕らはいい加減な単位としての 言葉を使ってるんですけど
特に日本語ってニュアンスの言葉やからね
曖昧なもの多いからね
そうなんですよね
そこをきっちり伝えるという意味で
ただしんやけれども
一般的な多数派の考え方からすると
ちょっとずれるなっていうのは あるんですよね
そうですね
これが一つですよ
分からないことは分かっていないと
分からないことは分からないと
考えてみると少し
発達障害の世界も 見えるかなと思うんですけどね
見えるそうですね
カウンセリングシーンに見るASDの苦悩と支援の本質
裁判官としての木原さんの悩みを
主治医山次に告白したりとか
カウンセリングをやるっていう シーンがあるんですけれど
ここのところをちょっと見ときたいな と思うんですけどね
木原さんが少し追い詰められるんですよ
裁判官規避っていうことを 申し立てそうになるんですね
裁判官規避とは?
弁護人とか検察官から
この裁判官は不適切だから変えてください
っていう申し立てをされることがあるんですね
滅多にないんですけれど
それを木原さんがされそうになる 場面に遭遇しちゃうわけですよ
彼が苦悩していて
その夜に山次にカウンセリングを依頼して
山次がカウンセリングしてくれる っていう場面です
安藤木原さんが疲れたんですって言うんですね
山次が例の裁判官規避のこと?
とかいう申し立てのこと?って聞くと
安藤は明瞭に意思を伝えるべく大げさに 首を横に振りました
そんなことが心に応えるなら
僕は逆に喜ぶと思うんです
はてどういうことだろう
まず今自分が思うままを話してみなさい
って言われると
ありてに言えば
僕の裁判官としてのキャリアに関わる問題なんです
人事を握る最高裁事務総局に
トラブルメーカーの楽院を押されかねない
そんなピンチなのに怖いとも思わない
何も感じないんです
自分の将来がどうなるか気にならないことが 悩みっていうわけね
僕は頑張ってきました
その苦労が水の淡いになろうとしているのに
焦ったり心配したりもしていない
とても苦しい
四六時中人目を気にしなければならなかったり
衝動の恐れを持ち続けなければならなかったり
僕は自分が思う以上に疲れていると思うんです
特性を自覚してからというものを
日々それに振り回されないようにするだけで
僕は精一杯になっています
社会に交わる
ただそれだけのことのために必死になっている
将来を心配する以前の問題が
いつまで経っても僕から離れていかない
僕にだけ明日が来ないような気がしてくる
という告白を安堵はするんですね
この周囲のことを気にすることで精一杯なのが
しんどいんですよって
こういう相談ですね
よくあるっていう言い方はあれやけれども
Jスペクトラム賞のことを自覚している方で
この悩みを確かにおっしゃった方は
僕も聞いたことがありますわ
そうですか
社会多くの方が自然にしていることが
自分にはできなくて
それをこなそうと精一杯いつも頑張っていて
それだけで一杯一杯になっているのって
自分ってなんて情けないんだろうって思う
という悩みっていうのは
お持ちの方が1人2人聞いたことありますね
割とやっぱりそんなふうに思っちゃうんだろうな
と思うんですけどね
その告白をされたと
でどうするかどうなるかっていうことなんですけど
これね実はドラマと小説とでちょっと違うんですよ
違うんですか
ちょっとだけ違います
小説の方はその後どうするかっていうと
ヤマジの一言で彼の気持ちが急に和らいだと
あなたのお名前はとヤマジが聞くんですね
それに答えるその前に
鼻を噛んだと同じ髪で涙も拭いた
すいませんちょっと汚いですね
安藤清春です
うんいい名前だねと
ヤマジが答えた
解説があるんですけど
注意散漫で落ち着いてはいられない子どもは
周囲から怒られながら育つため
心理的に自己肯定感がなかなか持てない
自らの評価が常に低空をさまよいがちなのだ
何でもいいから褒められることが
気持ちを和らげることにつながるのかもしれない
やがてヤマジのカウンセリングはいつもの問題に戻った
最近の忘れ物はみたいなことで
またカウンセリングが続いていくんですけどね
だから小説の場合っていうのは
初めに言った安藤清春の悩みに関して言うと
例えばこの名前がいい名前だねっていうこと
多分このやりとり何度も
この主治医とやってると思うんですけど
それを思い出させてたってことかな
いい名前あなた持ってますよね
っていう自分の自己肯定感の核になるようなことを触れて
ちょっと気持ちを持ち直したっていうような言い方をした
ドラマの方はどうしたかっていうと
これはもうちょっと難しいことというか
不安っていうのはどういうことでっていうようなことを説明するんですね
不安の説明をしてね
あなたは今は将来の不安はないけれども
目の前の不安があるっていうことよねってね
不安っていうのはそもそも前を向いてないと生まれないわけだから
不安になってるあなたっていうのは今は前を向いているんですよ
みたいな言い方をするわけですね
こっちの方がより分かりやすいというか
分かりやすい話だと思うんですけどね
またカウンセリングがドラマの方でも続いていくっていうことなんですけど
どちらも似てるっちゃ似てるんですけれど
安藤が初めに言った悩みというか
落ち込んだりとかってしたことに関して
大したことは言ってないんですよ
ヤマニさんは
確かにね
歴史というのもあったと思うんですけれども
あなたのことを見守ってるよ
そばにいてるよっていうようなことを
その言葉じゃなくて伝えてるんだと思うんですね
いろんな言い方はあるかと思うし
どんな言葉を響くっていうのもあるかと思うんやけれども
ただごちゃごちゃ言うわけですよ
その時に
先生が言ってるぐらいのことで
実は安藤が気を持ち直すっていうことになるんですよね
こういうことって割とあるような気がするんだよね
なるほど
これもうちょっと山地は何を考えてたかっていうことなんですけど
これ僕が
たぶん同じだと思うんですけど
山地が考えたら
この安藤が言うた悩み自体っていうのは
彼がもっともっと持ってる悩みなのよね
十数二十年前から
それを今言うてるっていうことなんやけれども
今なんで言うてるかっていうと
やっぱり裁判官危機っていう
自分のピンチなわけですよ
これをどう対処するかっていうことを
悩んでいる中で
それではなくて
このもともたる悩みが表面に出てると
表面のことだけを答えたって
あまり意味がないわけですよ
この場面では
でもあなたには
私はずっとあなたの話を聞いてるよ
サポートしてるよっていうことを
伝えてあげると
いうことをしていくと
自分で乗り越えられるやろう
っていうことを考えてたよね
なるほど
つまり裁判官危機のピンチっていうのは
自分で乗り越えることができるし
乗り越えないと
これ誰しもどうしようもないことやな
っていうことを考えながら
山尻を話してるんやと思うんですよね
なるほど
実際言ってる内容っていうのは
いろんなテクニックはあるんだが
それ自体はあんまり意味がないんですよね
なるほどね
そういったことが大切なんかな
とかって思ったりするんですけどね
なるほどね
確信の話だけじゃなくていいってことやね
そうなんですよ
もちろん確信の話をせなあかんときも
あろうかとは思うんだが
でも確信のことっていうのは結局
自分で乗り越えられるしかないので
確かに
そこはあんまり人に言われたところで
その通りしますわとはならないので
そこじゃないところもあるんだよね
このカウンセリングの場面ってね
安藤清春さんの描き方を見て
自衛総裁の特徴とかを
見たと思うんですけどね
まとめますとですね
ASDの主な特徴とドラマの描写
自衛スペクトラムの
症状の特徴っていうのは
主に二つなんですよ
対人関係 コミュニケーションの障害
空気が読めない
周りの空気がわからない
ってやつやね
これが一番の特徴なのと
あともう一個が特定のものへのこだわりですよ
この二つが
一番目立つかなと思うんですけどね
それだけじゃなくて
例えばADHDがくっついているとか
くっついていないとかね
いろんなタイプがあるので
それだけとは言いにくいんですけれど
いわゆる発達障害の特徴というのは
この二つが有名なのかなということで
それを主にですね
ドラマの中でも描いてくれてたかなと思うんですけどね
これはあるあるですよね
あるあるですかね
それがね 日本で今一番
芸達者な役者さんやと思うんですけれども
松山さんが
演じてくれてると
すごい自然ですもんね
うん 自然ですよね
よく考えられている
脚本だし
周囲のですね
役者さんもすげー人ばっかりなので
本当に
すごく見応えがあったな
と思いましたね
またね 見る機会もあるかも
わかんないんで 機会があれば
見たいです 見たいドラマいっぱいあるんですよね
そうなんですか
なんか他にもあるんですか
あの
前にマリモ先生とも
話したけどさ
ラファエルのドラマは
もう一回見たいんですよね
アンスリッドと
ラファエルですね
そうですそうです
それがね
フランスの
刑事ドラマですよね
あれもそうですね 刑事ドラマでしたね
刑事ドラマでしたね
謎を解いていきました
そうでしたね
刑事さんと証拠とかを
鑑定する
関わりの方が
ラファエル
アンスリッドか
その方が障害を持たれるという方ですよね
はい
そういうドラマもありましたね 確かにね
ありました
このJ賞
スペクトラム賞って
最近有名だし
ドラマにも取り上げられることが多いのでね
はい
機会があったら見たりしたいなと思うんですけどね
本当に本当に
エンディングと今後の展望
じゃあ一旦中締めにしましょうかね
はい
ありがとうございました
ありがとうございます
18:56

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