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2025-12-26 19:04

薬が築いた精神科医療、その先で問われる「支援の質」

クロルプロマジンがもたらした精神科医療の安定と専門職の確立を振り返りながら、薬物療法と並んで重要な「言葉」や「体験」、そして「対話」による支援の力を語ります。最新の脳科学は、言葉や人との関係が脳の働きを実際に変えることを示しつつあります。福祉現場で実践される本人参加の対話や、オープンダイアローグ的アプローチ、疑似体験研修の意義を通して、支援の質がどのように進化しているのかを考えます。

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サマリー

このエピソードでは、精神科医療の歴史と特にクロルプロマジンの影響について語られます。また、患者への支援の質が、薬の効果だけでなく言葉や人間関係の重要性に依存していることが指摘され、支援の進化が求められています。北欧で発明されたオープンダイアローグは、精神疾患を持つ患者さんと医療従事者が対話を通じて治療の方向性を見つける新しい方法論です。このアプローチは、患者自身が支援計画に参加することを重視しており、精神医療の質の向上への道を示しています。

精神科医療の革命
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。この番組では、精神科医療を作った人々、現在のトピックスを精神科医が解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモ等。
その姉で、障害をお持ちの方の就労支援事業所を経営していて、7ヶ月目に入った初孫が、つい先日、ズリ梅で前に進んでいる動画を見て、キャーッと嬉しく叫んだ桜がお送りします。
初の抗精神病薬、クロルプロマジンによる精神科の革命です。第3回お願いします。
はい、ありがとうございます。前回までクロルクロマジンの発見をお話ししたと思うんですけど、これで具体的にどんな風に変わっていくかというか、やっていくかということを見ていきたいなと思うんですけどね。
前回の続きからお送りします。
今までのところまとめましたら、クロルクロマジンによって精神科医療は大きく進歩しました。
でも課題も山積みです。
自治体のこともあるし、他の疾患はどうだということもあるし、薬に頼りすぎたりして、それはそれで問題じゃないかなということもあるし、人権への配慮というのはやっぱり残っているということもあるんですけれども、
ただ、実際に精神疾患を持つ方に大きな福音をもたらしたというのも事実かなと思うんですね。
もうちょっと非禁なことで言うと、これのせいで僕たち精神科医とか精神科病院とか精神科看護師とかは地位を与えてもらったというのも言えるかと思う。
もしこの薬が開発されていなかったら、今のような精神科医とか精神科病院というのはなかったんじゃないかなと思うんですけどね。
社会も大きく変えた薬剤の一つなのかなと思うんですけどね。
私は身近に統合失調症という人たちがたくさんいるので、この薬の効果は目の当たりにしています。
支援の質の重要性
やっぱりきっちり飲めているときはすごく安定しているんですよ。
多少眠たいからというとお昼寝する方が出現したり、あるんですよ。ちょっと薬効きすぎみたいな。
もうすぐに主治医の先生に共有したりとかっていうのはあるんですけど、
でも本当に調子の悪い時っていうのを見ていると薬があるのが本当にありがたいだろうなと思います。
私もそうだし、ご本人もきっとそうだと思う。
もちろん問題はたくさんあるんでしょうけど、
得る幸せ度とか、人間らしく生活していく上ではやっぱり必要なもの、必要なときはあるだろうなとは思いますね。
やっぱり精神科の薬っていうのは一定の役割を果たしているということもあるし、そこが大切なところかなって確かに思うんですね。
あと同じく、この薬と同じように言葉というか人間関係というか、そういうのも精神疾患には大切で、ということも同じく強調して言うとバランストレイアンかなと思うんですけど。
これは僕の前に教えてもらっていた教授が言っていたことなんですけどね。
最近医学っていろいろ進歩はしていて、今まで精神医学の一番の問題が実験できないというのが問題なんですけれども、
どうしてたかというと、人間の脳をうまく可視化というか、見ることがいろんな器具でできることが最近できてきているんですよ。
その中でお薬を飲んだら、どんなふうに人間の脳の活動が変わるかどうかということが分かって、それで評価するということができるようになってきているんですけれども、
その中で言葉によって、あるいは体験によって脳の活動も当然変わるというのが可視化されているんですよ、最近。
だから言葉によっても脳が変わるということが証明されつつあるので、
もちろんお薬も大切なんだけれども、言葉だったりとか体験だったりとか、そういったことも脳に当然影響を及ぼすから、
ということは精神疾患にも当然大切だというのも脳の方からも言えるかなと思うんですけどね。
なるほど。でも確かにそうですよね。
嬉しくなったりとか、また頑張ろうとかって思えるような、そういうポジティブな体験というか心持ちになると、絶対いいですよね。悪いことはないですよね。
そうね。
それって本当に大事やなって思いますね。自分もそうやし、療養者さんを見ててもそう思います。
すごい怒られてる時、私たちがちっちゃい時ってすごい怖い先生がいてたりとか、
うちの父はすごく優しかったけど、友達のお父さんなんかでめちゃくちゃすごい言葉遣いで怒ってるお父さんとかっていたじゃない。
でも、ああいうのを見たり聞いたりした時の気持ちと、すごい褒めてもらって認めてもらえてた時の気持ちって全然違うから、
それは本当に顕著に出るの違うかなって思いましたね。今目に見えるんだったら。
脳の動きとか、アドレナリンが出るとかドーパミンが出るとかよくみんな使うけど、素人でも。
それはでも確かにあるだろうなって思いますね。
そうなんですよね。
最近脳の話でよく言われてるのが、感情とか思考とかその時の表面だけじゃなくて、そもそも人間の脳には回路があって、
いろんな寝てるというか、アイドリングしてるような脳の状態だったりとか、すぐ動けるような状態になってるような脳のベースの状態っていうのがあって、
それがいろんな、3つか4つあると言われてるんですよね。
Aの状態、Bの状態、Cの状態みたいな感じで脳の状態っていうのは移り変わってて、
それがどんな順番になってるのかっていうことで、感情がどう動くかとか、思考がどう動くかっていうのが変わることもあるみたいとかね。
脳っていうのは非常に大きな世界なので、分からないことも多いみたいですね。
庭でしか動いてないとか言いますもんね。
その辺の分からないところも多いんですけれども、いずれそういうのが解明されると、いろんな臨床の場面で僕たちに役に立つようなところになってくれたらいいなと思うしね。
病気を持つ子たちにとってもプラスになればいいなと思うんですけどね。
わあ、でも統合視聴症の方って意外と多いじゃないですか。
意外と多いですね。
精神科っていうところを受診されている方は本当に患者さんの中でも多いと思うんで、
そういう方がお薬を上手に使って、環境とか私たちの支援する福祉のものとかの体制を整えられたら、より幸せな良い生活が毎日送れるんやなっていうのは間違いないから、
支援の方もいろいろ進化はしているので、そこも医療と同じように進化していくといいなって思いましたね。
福祉と精神疾患
そうですね。
それぞれが進化する中で、中におる患者さんというのも大きな恩恵を受けられますもんね。
福祉の領域であるんですか?トピック的なことって。
最近のこういうことって大切ですよみたいなこととか注目されていることってあるのかな。
福祉全体とかっていう広い視野ではちょっと私は情報は持ってないんですけど、
精神の疾患を持たれた方への、うちの事業所の中だけの話なんだけど、スタッフからの声がけとか対応とかっていうところは、
割とこういうことをしたらダメだよとか、こういうところを大事にしていこうねっていうのは、ちょこちょこと小さな研修を積み重ねているところなんですよ。
意外と事業所に実際来て作業している間って、割と大集団なんですよね。
両社さんも何十人もいてて、支援者もいててという状態なんですけど、
行き帰りの送迎者の中って、スタッフが一人で何人かの両社さんが同じように同乗していて、事業所に来たりお家に帰ったりするんですけど、
この空間の中でのスタッフの声がけによって、やっぱり両社さんの調子がすごく上がったりとか落ちたりとかっていうのが起こるんですね。
決して悪いことを言っているわけじゃないんだけど、この言葉がけの取り方も人それぞれだし、
何にも考えずにずっといい関係性でスタッフと両社さんが来ているから、スタッフの方も油断するというか、仕事ではなくて、
本当にお友達といるような感覚でポロッと言った言葉が、やっぱり両社さんにとってはすごく気になるとかいうのがあるんですよ、日々。
その時に必ず全員で研修することにしてて、それをジャッジするんじゃないんだけど、
これって両社さんはどんなふうに感じてたって想像する?って本人さんに聞いても、きちっと返してくれるときと、
え、なんかそんなの忘れたっておっしゃったりとか言うね。でも、どういう感覚だったか忘れたけど、
ちょっと事業所休みたいですって言ったりとかっていうのもあるんで。
それ、患者さんも入って?
患者さんも入れるときあります。調子が良ければ。その時どう感じた?みたいな感じで。
それを他のスタッフにもフィードバックするんですけど、すごく的確に言ってくれるときもある。
え、そんなふうに感じるんやっていうのがすごく勉強になるというか。
患者さんがね。
そうそう。私たちスタッフの中でこういうことがあったって、帰ってきて送迎してた子が言うじゃない。
ちょっと帰るときこんな表情やったんで、私もしかして変なこと言ったかなみたいなことで報告があったら、
ちょっとみんなで集まって、どう感じたんやろうねって、だいたい自分たちで想像するじゃないですか。
次の日来てくれたり、次の日お休みしてまた来られたときに、覚えてる?みたいなので、みんなで集まって話したときに、
忘れてる方も多いんですけど、覚えてたら、わりとね、すごくそんなふうに感じるんだっていうことを教えてくれたりするんですよ。
それは私らが想像から導き出せなかった景色やったりとか、
それが統合視聴者の症状から来るものなのか、その人の持っているもともとの価値観なのかっていうのはわからないけど、
やっぱりこれね、話を聞いて改善していかないかなっていうのは日々思ってます。
とにかく確認をします。
オープンダイアローグの紹介
それさ、今というか、オープンダイアローグっていう精神科の治療法が、最近ここ10年ぐらい流行ってるんですよ。
北欧の辺り、フィンランドで発明された方法なんですけど、精神疾患の持っている患者さんとともに、
医者とか看護師さんとか、いろんな能力を持っている人たちが集まって、仕切るとかいうんじゃなくてね、いろいろ語り合うっていう中で方向性を見つけていくっていうやり方があるんですけれど、
それにつながるね、今のそのカンファレンスのやつって。
そうなんや。福祉はね、支援計画っていうのを必ず立てるんですよ。
今までは私がこの仕事を始めた時は、サービス管理責任者という計画を立てる人が立ててよかったんですけど、
今は改定されてね、本人さんも可能であれば計画を立てるアセスに入ってもらうので、計画を立てるっていうのが既定の中に入ってきたから、
より確認確認になったかな。
福祉は特に経度の方が多いんでね、おしゃべりもできるし、医師の疎通ができるので、それはすごく増えてるかも。
やっぱりあれやな、オープンダイアローグもそうかもしれんし、本編で言ったこのトスケルさんの言ってたね、病院改革の中とかと似てる感じがあるね。
患者さんも中に入って、その医師疎通とかを決めていくっていうことでね。
役割ね。
こういうのは確かに、でも本当に一番大切なのかもしれないね。本人が一番分かっていることもあるもんね。
そう、本人でないと分からんなっていうのはね、本当に最近思ってます。
どうしてもね、でも時間がかかるので、なかなか全部が全部に私入れてないんですけど、
でもスタッフ分担しながら、この方のこれじゃあ僕担当しますとか、私担当しますって言って、数名で療養者さん入れて話しするっていうのは結構多いかな。
まさにオープンダイアローグやんか。
すごいですね、そんな知らんかった。
僕もね、実はコロナ前にオープンダイアローグの講習を受けようと思ってた時期があるんですよ。
でも申し込んでたんやけど、コロナになっちゃってそういう講習がなくなってしまって、それ以降もう開業しちゃったからあんまりそこには突っ込んではないんですけれども。
これからね、精神科の中ではこういうのも流行ってきますね。
ヨーロッパの福祉ってそういうのが進んでるじゃないですか。
お医者さんとか看護師さんとかが本当に対等になってて、ああいうの本当に見に行きたいなと思ってる。
どういう感じで。
日本とかでも先進的にやってるところはあるで。
ある?
病院によってはね、それぞれの分野があるけれども。
いろんな考え方とかを勉強したいなと思います。
また機会があったら勉強しましょうか。
機会があったら情報ください。
ありがとうございます。
結構自分の手前の話になってしまいましたけどね。
聞いている皆さんも、もしかしたら参考になったところがあればいいかなと思うんですけどね。
じゃあそんなんにしましょうかね。
3回目ありがとうございました。
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ありがとうございました。
ありがとうございました。
時間に終わりました。ありがとうございました。
こちらこそです。
そんな感じかな。何かありましたっけね。
私今日は久しぶりにみくんの研修を受けたいなと思いました。
研修。ありがとうございます。
困ってるよ。ちょっと私も忙しくて。
すみません。
こっちこそです。私がもうサッカーでバタバタなのでダメなんやけど。
統合視聴賞についてという抗議を受けたのを思い出してて。
あんぱしあったかな。
あの時にさ、こんなふうに見えてるんやよっていう動画をもらったやん。
はいはいはい。動画ね、ありましたね。
あれをね、見たスタッフはね、すごい統合視聴賞の方への対応が良くなったんですよ。
なるほど。
想像ができるというか。
1個ね、引っかかりとしてね。
そうそう。そう。だんだんこの人って変な人って言うんではなくて、
きっと何かこういう違った、ああいうね、ビデオみたいな違った世界とか音が聞こえてるんだっていうのが前提にあるので、
すごく落ち着いて対応できるようになってる。
なるほど。
だから研修またしたいな。そこから新しいこう何か入ってきてるし。
あれをもう一回、あれ動画にあるんで、あれを見てもらって研修にしようかって言ってはいるんやけど、
ただ生の研修とかもね、ちょっと企画したいですね。
他の事業所さんとかも入れてやっても面白いかなと思って。
まあまあ知識って大切やもんね。
大事。
知ってると知らんとやっぱり違うもんね。
全然違う。本当に。
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