1. 歴史から学ぶ精神科ラジオ
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2025-12-19 56:58

薬だけでは届かない場所へ――現代精神医療を支える三本柱と「言葉」の力

奇跡と呼ばれた一錠の薬は、精神科医療の風景を根底から書き換えました。

第32回では、初の抗精神病薬クロルプロマジンが、発見後に病棟、看護、医療制度、そして社会そのものに与えた影響をたどります。功績をめぐる医師たちの対立、静寂を取り戻した病棟と「薬の管理人」へと変化した看護の役割、脱施設化と製薬産業の拡大、ドーパミン仮説の成立と限界。さらに現代医療の三本柱と、脳科学が裏づける「言葉と環境」の力までを、歴史と臨床の視点から掘り下げます。

 

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サマリー

このエピソードでは、精神科医療の歴史と進化について、クロルプロマジンの導入がもたらした影響や、精神科病院における新たなダイナミクスを探ります。また、薬物療法が現代の精神医学に与える影響や、看護師と患者の関係性に関する問題が取り上げられています。さらに、統合失調症におけるドーパミン神経の役割や、抗精神病薬の開発とその副作用について詳しく解説されています。症状管理の難しさや、薬に頼って治療を行う中での課題も語られています。 現代の統合失調症の治療には、薬物療法だけでなく、心理社会的治療と支援体制が重要な三本柱として位置づけられています。また、治療において「言葉」の力や環境の重要性も強調されています。現在、言葉や体験が脳の活動に与える影響が研究されており、薬物療法に加えて患者の経験やポジティブな感情の重要性が強調されています。福祉支援と医療の連携も求められています。 現代精神医療では、三本柱と「言葉」の力が重要であり、人々の理解と対応が向上しています。

精神科医療の歴史と革命
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。この番組では、精神科医療を作った人々、現在のトピックスを精神科医が解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモと――
その姉で、障がいをお持ちの方の就労支援事業所を経営していて、7ヶ月目に入った初孫が、つい先日、ズリ梅で前に進んでいる動画を見て、キャーッと嬉しく叫んだ桜がお送りします。
初の高精神病薬、クロルプロマジンによる精神科の革命です。第3回お願いします。
はい、ありがとうございます。前回まで、このクロルプロマジンの発見をですね、お話ししたと思うんですけど、これで具体的にですね、どんなふうに変わっていくかというか、やっていくかということを見ていきたいなと思うんですけどね。
まずですね、奴隷が発表するわけなんです。これは1952年の春です。これすっげー早いんですよ。
早いですよね。
そう、もうまさにね。
試してから。
1年ぐらい経つかたたんかで、この学会発表に奴隷はいたります。
フランスの学会で奴隷はクロルプロマジンの最初の研究発表を行います。明確かつ簡潔に発表を行って、長州の度肝を抜き、高精神の旋風を撒き起こしたとあります。
衝撃やったんですね。
衝撃ですね。しかも発表するのが奴隷やから、この天才奴隷がこんな発表したっていうことで、それはすごいことになったと思うんですね。
薬物療法の影響
39歳の教授ですからね。
ところがこの奴隷はですね、他の初期の研究者の研究については功績を認めるんですけれども、というか貢献を認めるんですけれども、奴隷のラボリの名前は出さなかったんですよ、その時に。
え、なんでですか?
これがよくわかんないんですけれども。
ラボリさんがやってたんやでって聞いたのにね。
そうのはずなんですけどね。ラボリの名前は出さなかったんですね。このラボリとこの陸軍病院の精神科の同僚とかをですね、この奴隷に怒って何年間もこのいざこざは続くことになります。
そりゃそうやと思います。
でも微妙なところもあってね。確かに聞いたのは聞いたけれども、やったのは自分やし、お薬を提供受けたのはその会社から受けてるわけやし。
直接そうか、指導も受けてないし。
受けてるわけではないしね。ただ時期的なところで言うと、確かにラボリの方が早いのは早かったみたい。
ただラボリ自身は精神科医とかではないので、こういう訓練を積んだ精神医学の流儀とかはわきまえてないわけですよ。
精神医学としては素人に当たっちゃうのでっていうことにもなるのかわかんないな。
微妙なところがありますね。それはそれとして。
発表した後、奴隷は論文を出します。
クロルクロマジンというのは統合症症とか僧病とか専門には効果があるけれども、鬱病にはどうも効果がないと。
大量投与でカチン性にはなり、カチン性というのは眠くなりすぎたりとか、無関心になったりとか、感情を抑えられすぎたりすることがあるようだということを発表します。
この時点ではまだ動物実験もしてないし、なぜ精神病薬として効果があるかという基準は全く不明なんですよ。
にもかかわらず、こういうことで発表していくということになります。
これが発表することで、フランス国内とかヨーロッパでは我々とみんな使いたがるわけですわ。
実際すごく流行ってくるんですね、この薬がね。
そんなに効果があるによったらみんな使ってみようかなという気になるんですけれども。
それを使うことで、実際病棟がどうなったかということを、看護師の視点で書いている本があるので、それをまた引用したいなと思うんですけどね。
第1回目で、精神科病院の状態がこんなんでしたよって言った人、あれじゃないですか。
あれがアンドレ・ルミューですけれども、この人の勤めている病院でクロール・クロマジンが導入したらどうなったかということなんですけど。
同じ人が書いているんですか。
同じ人が書いている本があるんですね。
そこでクロール・クロマジンを導入した直後、薬による静けさというのが出現したよというふうに書いていますね。
その本によると、投薬後の変化ですけれども、興奮とか厳格を訴える患者にクロール・クロマジンを投与すると、数時間後には落ち着いて眠って、翌朝には自分で起きて食堂に行く例が見られた。
看護師たちは、夜の病棟が静かになったことに驚いて、最初は奇跡のように感じた。
暴れる患者でも、まず薬を与えて様子を見ることが状態化していきました。
ルミーは初めて患者と話ができるようになったというふうに記載しています。
医師によったらですね、午後3時、M氏が厳格で怒鳴り始める。
主治医がクロール・クロマジンの注射を指示する。
1時間後、M氏は静かにベンチに座り、夕食時には腹が減ったと言った。
拘束医は使わずに済んだ。
まあ静かになったということですね。
良い効果のことが書かれていましたね。
高息位は使わずに済んだ
夜勤ではかつて聞こえていた連続的な叫びが消えて
初めて病棟に沈黙が訪れた
というように書いています
静かになったということですね
いい効果のことが書かれていますよね
いい効果ですね
それが次の10年後ぐらいにどうなるかというと
薬物療法をしっかり使うことで
病棟が開放化というか
鍵がかかっている病院というのが
鍵をかけなくてもよくなるということですね
この抑制室とか鉄格子付きの病室というのが
一部閉鎖されて
もう使わなくなったので閉鎖して
看護師と患者とが日中作業とか散歩とかをする時間が増えた
看護師さんによっては変化だと思うんですけれども
一方薬物の管理とか服薬の確認とか
副作用の対応といった新しい労働負荷も発生したよ
というふうに書いていますね
このリュミオは薬が暴力的な場面を減らしたけれども
同時に看護師を薬の管理人に変えたというふうに書いています
精神科医の新たな課題
なるほど薬の管理人ね
薬が結構効果があるということが分かったので
それにうまく頼ったりするようになったということですね
その頃の日誌によると
以前なら3人で抑え込んでいた患者が
今では薬を飲んで椅子に座って話しかけるとうなずく
しかし私たちはそのうなずきを見て
次の服薬時刻を気にするようになった
暴力の恐怖は減ったが
薬瓶の数を数える新しい緊張が始まった
暴力は減ったけれども
薬を数えるのが緊張していましたよ
ということを書いているんだけれども
これねつまり薬を飲まないとまた暴れるということなのよね
そういうことですね
だからきっちり飲んでいただかないといけないということだし
薬も結構人によって違うのよね
何錠飲ますかどうかというのがね
だからそれを間違ったら患者みたいなことで
管理人というのは結構大変だったよというかですね
リュウムはでもですね
この10年間の変化を体験して
クロールクロマジンの導入というのは
暴力とか恐怖に覆われた病棟に
初めて静寂と人間関係の可能性をもたらした
というプラスの評価
しかし同時に医師中心
薬依存の治療構造を強めて
看護師と患者の創造的な関わり
つまり看護師と患者が話したりとか
遊んだりとか作業したりとかするようなのが
逆に少なくなったのかもね
みたいなことを書いている
そうなんだ
その管理的なところはやっぱりどうしても増えちゃうからな
というところなのかな
そういった感想もあったなと言われてますね
一つやっぱり時代が進んだとは言えるでしょうね
もちろん課題はあるんですけれども
この抗精神病薬クロールクロマジンはですね
フランスとヨーロッパだけじゃなくて
世界中に使われることになります
一番大きかったのはアメリカですけどね
アメリカでガーッと使われることになって
もちろん日本でも使われることになります
世界的にこのクロールクロマジンが使うことで
どうなったかというと
入院費を減らすということにいくんですよ
そうですよね
今まで公立病院で税金を使って
国は精神病患者さんを治癒というか
管理してきたんやけれども
お薬を使うことで
いらないやないかということで
病棟を減らすことができるなということに気づいたんですね
そうすると財政的な負担も減るし
いろんな意味でいいじゃないかということで
お薬を使うことで
いいことも多いし
マクロ的に見て
政府的に見てもそれの方がいいこと多いよねということで
保険制度を国が作って
そこに抗精神病薬を入れて
精神科病院を少なくしていくということになります
患者さんにとってもいいことやし
医療界にとってもいいことなんだろうな
国がそれを後押しすると
もう一個プレイヤーとして出てくるのが
製薬会社ですよ
もちろん薬がいっぱい売れることで
製薬会社さんというのが大きくなってくるわけですね
巨大企業になってくるし
開発もどんどん進むわけですよ
もっといい薬をということでね
大きな製薬会社が育っていくという契機にもなります
プラスもマイナスもこれはあるんですけれども
でもやっぱり薬屋さんがないと
新しい薬が開発できないというのも事実なので
そういったことも出てくるんですね
巨大世界の企業が開発されてくることになります
でも精神医学の薬物中心化というのも起こってきますね
精神科病院の中だけあったのが
薬を使って外来治療とか地域へというのを
支部とはするんですけれども
やっぱり薬に頼りがちということにもなるみたいね
違反面悪いところもあったりして
患者さんのお話とかを聞きにくいというふうに
批判されることもあるんですけれども
両方ですね
僕が本当に若手医師だった頃
先輩の精神科医からこんな愚痴を聞いたことがあって
今時の若い先生らっていうのは
患者さんの話を聞きながら
薬のことばっかり考えていると
この症状にはこの薬を使わなければならない
いやこの薬か
いやこの薬かみたいなことを考えて
患者の話を聞いていると
ちゃんと患者の話を聞いたりとか
もっとですね
その先生が言いたかったのは
症候学とか精神病理学とかっていう
例えば無意識の領域だったりとか
そういったことに精神科医はもっと踏み込まなきゃ
という意味合いでですね
薬のことばっかり考えているんじゃないよ
みたいな注意をされたと思うんですけれども
確かに両面がありますね
精神科医がこの薬の方に
ぐっと寄っていくというところにも
つながるのかなと思うんですけどね
そうなりますよね
実際効果があったのでね
実はその以降ですね
精神科病院というのは
この薬なしでは動かないことになります
日本でももちろんそうなんですけどね
そうですね
ただ日本ではおかしなことに
病相がどんどん増えてくることになるんですけど
薬だと思いね
そうなんだ
またそれは別の話なんですけれど
ヨーロッパとかアメリカとかでは
薬を使うことで
精神科病棟を少なくしていくという動きに至る
ということになります
クロルクロマジンが何で効くかという話だけ
ちょっと言うとこうかなと思うんですけど
そもそもね
一応知識として一つ欲しいのは
ドーパミン神経というのがあるんですよ
人間の脳にはいろんな神経があるんですよ
当然ですけれども
神経と神経をつなぐところというのは
物質を使ってつなぐんです
神経自体は電線みたいなものなんですけれども
電線と電線をつなぐところには
ドーパミン神経の理解
化学物質を使うんですよ
そのときにいろんな物質の名前があるんですけどね
アドレナリン神経とかヒサミン神経とか
というのがあるんですけど
その中の一つにドーパミン神経というのが
あるのが分かるんですわ
クロール・クロマジンが分かってから
5年後なんですけどね
ドーパミン神経というのがあるのが分かって
薬の方が先なんや
クロール・クロマジンが何で来るのか
というのを探しているうちに
ドーパミン神経というのが分かるんですよ
すごいすごい
このドーパミン神経というのをブロックすると
クロール・クロマジンがね
そうすることで効くよ
ということが分かったんですよね
分かったというかというふうな説が唱えられます
でこの統合主張症というのはこのドーパミン神経が過剰に起こることで
この病気が出るんじゃないかなということが言われるんですね
これで統合主張症のドーパミン仮説というのができて
このドーパミン神経の異常によって
統合主張症が起こるんじゃないかなという説が出るんですけれども
このドーパミン神経を抑えるような薬というのが今後いろいろ開発されていて
実際確かに効果はあるんですが
でもとはいえドーパミン神経を遮断するだけではどうも
抑えられるんですよ幻覚妄想を抑えられるんだけれども
全てのこの病気が抑えられるものではないしよくなるわけではない
一旦興奮と幻覚は少なくはなるんだがそれ以外の症状
陰性症状とかっていうような
感情が乏しくなったりとかあるいは認知機能の障害って言うて
複雑なことを考えたりとかってする能力が落ちてくるっていうのは
やっぱり起こったりもするし
あとやっぱり一番この統合主張症で問題が起こるっていうのは
再発どんどんするんですよ
その時はお薬で抑えられるんだけれども
どんどん再発するっていうのがこの病気の恐ろしいところ
恐ろしいというか難しいところなんですね
一旦この病気になっちゃったら
中にですね1回だけしか幻覚妄想が起こらずに
数ヶ月だけで後は元に戻っちゃうというのもないことはないんですけれども
多くの人っていうのは何回かそれを繰り返す人が多いです
しかも何回か繰り返すうちに
この後遺症というかですね
できないことも増えてくるっていう人も増えてくるんですよ
統合主張症の一番初めの名前っていうのが
創発性地方って言われてたようにね
最終的にこの病気っていうのは
この認知症みたいになって
いろんなことがわからなくなるっていう人も実はあるんですよ
みんながみんなじゃないんですけれども
中にそんな人もあるので
そういったゆっくりですね年単位で進むような
この病気を止めることがこの薬でできるのかっていうのはちょっとまだ疑問
つまりこの今でも今でもですはい
いろいろですね薬が開発されてはおるんですよ
おるんでこのドーパミンだけじゃなくて
このセロトニン神経っていうのをうまく調整するといいんじゃないかなっていうことで
1990年代以降ですね
今も含めて新しい薬が開発されてます
このセロトニンドーパミン調整薬っていうのを使ってて
僕らが医者になってからっていうのは
こういう新しい薬第二世代って言われる薬があるんですけれども
こういうのを使いながら今も治療してて
より副作用が少なくていい薬よっていうことで
今も開発はされてるんですけれども
でもいずれもその統合症状治癒というか
根治するっていうものじゃないんですよね
あくまで症状を弱めるというか
その進行をゆっくりにできるんじゃないか
本当にゆっくりにしてるのかみたいなことにはなってて
ただ一旦効果があるには間違いはないんです
幻覚妄想を少なくするし
いろんな医療の症状は和らげてはくれるが
どこまでどうかっていうのはまだ微妙なので
統合症状の本体っていうのはまだよくわかってないのよね
抗精神病薬とその効果
人類はね
戦いの真っ赤な中ですよね
あともう一個戦わなきゃいけないものが増えて
もう一個戦わなきゃいけないものは何かというと
副作用なんですよ
やっぱり薬っていうのは
効果もあれば副作用もあります
この抗精神病薬クロルクロマジンをはじめとした
抗精神病薬にも副作用はあります
そいつと戦わなあかんっていうことは
僕らの大きな仕事になりました
一応軽く言うとくと
クロルクロマジンって当初ですね
安全な鎮静薬副作用は少ないと
宣伝はされましたけれども
でも実はそんなにそんなこともなかったよ
ということがわかってやっぱり来るんですね
薬の浄土ですよ
はじめは副作用は少ないって
どれもこれも言うんやけれども
後々わかってくるんですね
一番問題なのが
衰退外露症状って言って
パーキンソン病のみたいな症状が出てくるんですね
筋肉が固くなったりとか手が震えたりとか
動きづらくなったりとか
あるいは逆にじっとしてられない
というような症状が出てくることあるんですよ
このドーパミン神経っていうのは
この統合視聴症の領域だけじゃなくて
こういう姿勢をとかですね
制御するようなところにも効果あるんですね
だからそいつをブロックする薬だから
このパーキンソンの症状も出るっていうことが
わかってきました
なるほど
だからパーキンソンの症状を出さないように
パーキンソンの薬と一緒に投与しよう
みたいなことがですね
まあ当初には行われていました
グローバ人と一緒に
でもそんなことをしてても
より悪い副作用が発見されました
自発性ジズキネジアって言うんですけど
お年寄りとかがさ口をもぐもぐしてるって
昔見たことない?
ありますあります
もぐもぐしてるやつね
もぐもぐしてますね
ああいうのってジズキネジアっていう
ちょっと変わった名前を言うんですけれども
あれは神経症状なんですけどね
これが統合視聴症の薬を長いこと作ると
出てくるって言われてて
これね単に口をもぐもぐだけだったら
かわいいんですけれども
あの動きが舌とか顔とか
体の上肢下肢に出てくることがあるんですね
非常に生活に支障を及ぼすことがあって
この自発性ジズキネジアっていうのは
えっとね
この初めのパーキンソン症状っていうのは
クロールクロマジンとかを使うのを
やめたら治るんですけれども
この自発性ジズキネジアっていうのは
クロールクロマジンを5年とか10年とか
飲み続ける患者さんに出てくるんですよ
で一旦出てきちゃったら
なかなか止めれないって言われてます
今もそうなんですよ
今もあるんですか
今もありますね
これが出しにくい薬を
どんどん開発はされたんだが
今もゼロではない
副作用ないね
そうそう
そういうちょっと変な動きをしてしまうような
副作用っていうのが出てきたりとか
それ以外にも悪性症候群って言うて
精神病の薬を使うと
発熱が出て筋が硬直して意識混濁して
亡くなるっていうような
悪性症候群でちょっと怖い副作用っていうのが
出てきました
これは実はこの初めの方の薬
第一世代って言われてる薬があるんです
これでは多かったんですね
第二世代以降これは非常に少なくなりました
僕たちも使い方を少し分かってきたので
初めにたくさんの量を使うと
この悪性症候群出やすいって言われてるのが
分かっているので
初めからは少ない量から行くと
割とこれが少ないよっていうのが分かってて
最近はほぼ見なくなりましたね
ただでも1990年代で僕らが医者になって初めて
年に2,3例悪性症候群は見てたけどね
最近はほぼ見ることなくなったんちゃうかな
あとそれ以外でも便秘とかね
心電図異常とか乳中分泌とかってね
いろんな副作用が出ることが分かってきました
そいつもできるだけ少なくしないとダメだよ
っていうことが言われてて
精神科医としてはですね
うまく効果を出すということと
副作用を少なくするっていうことが
大きな大切なことで
これ以降非常に大きなたくさんの薬が出だします
治療経験の共有
例えばリスペリドンとかオランザピンとか
クエチャピンとかアリピプラゾルとかね
リスペリドンとか聞いたことありますよね
もうしょっちゅう聞きます
これは第二世代と言われている薬の代表選手で
比較的副作用は
初めの薬よりも少ないと言われてる
けどもうないことはないんでね
これは大切なのかなというところですね
あと僕の統合視聴者の治療経験を
ちょっと言うところかなと思うんですけど
憶生でやっぱりこれって切れないんですね
未だに覚えてるんですけれども
平成の初めぐらいに
私は医者になったんですけれども
その時に初めて担当した精神科の患者さんが
この統合視聴症の60代の患者さんでした
今でも名前覚えてるけどね
この人ね30代ぐらいに統合視聴症発症して
症候状態にはなるので
家業のですね
個人のお店屋さんの店主さんでした
奥さんとか家族がいてて
その方の支援も受けて
一応でも店主さんとして仕事をしてたみたい
だけど僕が就寿になった60歳の頃に
仕事のストレスがあって
この幻覚妄想とか出ちゃったんですね
それで僕が勤めてるとか研修してる病院に
入院しました
でね受け持ったその日ですよ
いきなり幻覚妄想でちょっと暴れ出して
病棟の中でうろうろしだして
ちょっと何々さんとかって
僕がこうお話ししようとしても立ち上がって
ドアを叩き出したっていうようなことがありましたね
その時に全く僕何をしたらいいのか分からなくて
めっちゃ焦った記憶があって
でその指導員に電話して先生どうしたらいいですか
今から言うと恥ずかしい話なんですけども
いやそれは最初ですもんね
その時に指導員から言われたのが
その時はセレネースアキネトンを投与してくださいって
看護師に言えっていう電話でそれを教えてもらって
その言葉を伝えたんですよ
セレネースっていうのは
ハロペリドールっていう薬の消費名なんですけれども
それを筋肉注射しなさいっていう指示なんですけどね
それを看護婦さんに言うって
僕ほんま言うだけだったんですけども
それを打つと本当にね
1、2時間後に落ち着かれたっていうのを覚えてますね
よう効果があるなっていうのが分かって
数ヶ月後でその方は退院してよかったなと思うんですけど
僕はその患者さんは全然見てないんです
外来ではずっと見てないんですけれども
でもそこの病院には何回か
最後も僕そこの病院に勤めてたせいもあって
その患者さんの消息はなんとなく気になって
主人に聞いてたりしたんですけれども
その時60代で
80代でガンで亡くなるんですけれども
1回だけ精神疾患の増悪はあったんですけどね
まあ無事には過ごしたよって言われてたってね
特に入院とかはされていないですか?
統合失調症の治療の三本柱
入院はね僕が見た以降はしなかったみたい
悪くなった時はちょっとあったみたいなんですけど
入院には至らなかったようでしたね
ああそうなんや
この話は別に僕の思い出も無しなんですけれども
統合症状でこんな病気なんですよ
薬使いながら入院せんと治療でずっと継続できるってことですね
できる人も多いんですね
ただ単位で県って言うと日本では若干ないことはないし
けれどもその人の愛の生活を送る人もいてるし
っていうところですね
うちの利用者さんも何人もいます
何人もいますかね
病名のついた方は
でもはい通常ずっといろいろあるけど
波はあるけど作業には来てくれるので
だからまあ現在の統合症状の治療のポイントとしてはですね
激しい幻覚とか妄想とか興奮とかになったら
お薬で抑えるっていうのはその通りなんですね
もう一個大切なのがあって
この再発を防ぐっていうのが最も大切で
それにはやっぱりお薬が必要なんですよ
再発を防ぐにもお薬が必要だし
でもお薬だけじゃあかんねんね
プラスアルファがやっぱり必要で
それが言葉というか
周囲の環境による治療っていうのが大切かなって言われてますね
歴史的人物の貢献
お薬プラス心理社会的治療プラス支援体制っていうのが大切で
この3本柱がないとあかんって言われてますね
だから環境で住居とか家族とか就労とか支援体制っていう環境の土台があって
でまあその言葉による治療というか
家族の教育とか社会の技能訓練とかね
その認知機能の認知行動量とか
そういうのも大切かなって言われてます
こういうことが統合症症の治療で大事かなって言われてますね
でまぁこれで思うんですけれど
この一番初めにで
このフランスワートスケルさんっていう話をちょっと言いましたやんか
ナチスドイツで占領されたけれども
病院改革をしてうまく乗り越えたって人がいてたよっていうことなんですけどね
その方やられたことっていうのが
このお薬以外のことをやってたんやと思うんですよ
環境を患者さんと一緒に作って
技術とか作業とかを患者さんとやってたってことですね
こういう社会に患者さんも参加するというような
ちょっと先進的なことをフランスワートスケルさんがやったんですけれども
これって今の統合症症の治療にも繋がることなのかなと思うんですね
そうですね
これとお薬とうまく組み合わせて
統合症症の今の体制になるのかな
治療の本一になるのかなと思うんですけどね
ラボリさんとドレーンとかその後どうなったかって話
ちょっと言うときたんだと思うんですけどね
揉めてましたね
この揉めてたのがどうなるかっていう話ですよ
このサムネイルにはですね
2人が握手してるのを
してますよ笑顔で
これもちゃんとGPTに使ってもらったんですけれども
これは事実ではないですけれども
ちょっと見ていきたいと思うんですけどね
精神科でのこのクロールクロマジンの最初の応用が誰かっていうのがね
結構交際争いずっとしてます
ラボリがやったのか
あるいはドレーンの側なのかっていうのが
交際争いしてますね
今でもですか
いやもう今は大体そんな話やで
2人があってやったことやねっていうことでやってるんですけれども
でこの普通これぐらいの発見があったら
精神医学の進展と影響
ノーベル賞で受賞されるべきなんですけれども
結局どちらも受賞はしませんでした
クロールクロマジンに関しては
ノーベル賞は受賞されなかったんですね
でもその代わりにそのノーベル賞に継ぐ賞って言われてる
ラスカー賞っていうのがあるんですけれども
医学生理学賞でね
結構有名な賞があるんですけれども
それはラボリとデニケルが受賞しています
これでも奴隷はしてないんですよ
そうですね
奴隷とデニケルとが共同であったんですけど
助手の方に受賞されるんですね
ラボリとデニケルが受賞するということになっています
奴隷はね受賞されませんでした
なんでやろう
直接手は下してないというふうに考えられたのかもね
実際どうなんですかね
でもラボリはラスカー賞を受けたものの
やっぱりですね
この医学からはちょっとこの後身を引いていくことになります
そうなんですか
正当な評価がされてないなっていうことをずっと考えてたみたい
医学というかラボリはですね
研究者というか一般的な著作家活動とか
知識人のサークルの中心人物として
活動もしたりとかします
本人なりのですね
科学に対する考え方っていうのが確立していくみたいですね
知識人の中の中心人物として有名になるみたい
ただその学問というか大学とかそういうアカデミアの中ではなくて
このもうちょっとこの私的なというか
中でのそういうサークル的なところでの人物として
活躍したりとか本を出したりとか
カナダとかの大学教授にもなるみたいなんですけれども
基本パリで活躍して亡くなるんですけどね
これがラボリの生涯
79歳で亡くなります
奴隷のその後ですけれども
奴隷はですね
フランスのみならず世界の精神医学者としてまさに君臨します
彼はですね
第一回世界精神医学会を組織して
世界精神医学会WPAを設立します
WPAって今もありますよ
4年に1回避けられていますね
アメリカ世界ですね
世界の中で最も大きな精神医学の学会ですわ
そのWPAは3年ごとにジャンドレーションを作って授業していますよ
だからもう本当にその創始者になるわけですね
すごいですね
1970年に奴隷は医学会を引退するんですけど
それまで三反病院に勤めました
ただですね
実はこの奴隷さんですね
生物学志向というか研究志向だったので
患者を診察はほとんどしてないと言われています
患者さんを診察すると帰れば苛立つんだって
なるほど
臨床医ではないと言うんですね
臨床医ではなかったようですね
今は考えられへんけどね
今は臨床の先生というのは必ずどの科でも診察するのは当然なんやけれども
この時代は教授先生というのはそんなことも許されたのかもしれんね
なるほど
あとですね
ちょっとこの奴隷さんは辛い思いをするんですよ
1968年にですね
革命派の学生が彼の研究室を襲撃するという事件が起こります
この時代ですね
いわゆる学生運動っていう日本でもあったんですけれども
フランスでもあるんですね
世界的にそうやったんですね
世界的にあるんですよね
この当時ですね
反精神医学っていう考え方がその方々に普及しててですね
精神医学っていうのは医者が作り出したものだと
医者が作り出したんだ
この病気はこんな病気は存在しないんだっていう考え方があって
そういう考え方を持ってた人があるんですよね
それに影響を受けた
この革命的な学生グループ500人が奴隷の研究室を襲撃した
今でいうところの東京大学の医学部の先生のところに襲っていったってことですよ
学生たちは抗精神薬は拘束医であると主張し
お薬っていうのも結局患者さんを拘束してるだけだっていうことで
精神医学を医学から切り離すように要求とかね
いうようなことをして
奴隷は結構辛い目に遭うんですよ
でそれから奴隷は医者を引退して
以降画家としての活動に専念しました
作家さんになるんですよ
いろんなそういう文学的な作品をこの後することになります
すごいですねお医者さんやけど文学的に描けるんですね
そうなんですこの人も元々文学者だったん
なりたかったんちゃうかなと思うんですけどね
で作家さんとして晩年は過ごします
この記憶の前にとかっていう自然的性格を持つような
重要作品もできてたりとかして
最終的に領事のネール勲章とか文化勲章とか国家功労章とか
衛星拘束衛星勲章とかって多くの勲章も授与されています
で1987年5月にパリで執教されます80歳
だからまあちょっと辛い思いはしたのだが
成功はすることはしたという人生だったんですね
あとちょっと嫌なニュースがニュースというか噂話があるんですけど
このクロルクロマジンに関わる研究者が
ノーベル賞を取れなかった理由っていうのが
噂話レベルで伝わってて
当初このノーベル財団はアンリーラボリに
ノーベル賞を与えようと考えてたようですが
当初ですねその当時ですね
ノーベル賞の先行委員であったと思われる奴隷が
ラボリへのノーベル賞授与に強く反対したのじゃないか
っていう噂話があります
先行委員に自分が入ってしまってたんですね
でもねノーベル賞の先行委員なんて実はわからないです
発表されないのでわからないんですけど
でもまあ奴隷の経歴からして全然おかしくないんですよ
確かにね
だからこれもまあアナガチもしかしたら本場かもしれんけれども
まあ単なる噂かもわからないんですけどね
なるほど
まあまあそういうこともあったようですね
まあまあいずれにしても二人とも
そんなことを毎日ずっと好きなことして
成功してなくなったっていうことには間違いないかなと思うんですけどね
すごい功績ですよね
続きは次回お送りします
とも言えるかなと思うんですね
まあもうちょっと非近なことで言うと
これのせいで僕たち精神科医とか
あるいは精神科病院とか精神科看護師とかっていうのは
地位を与えてもらったっていうのも言えるかと思う
もしこの薬が開発されてなかったら
今のような精神科医とか精神科病院というのは
なかったんちゃうかなとも思うんですけどね
だから社会も大きく変えた薬剤の一つなんかなと思うんですけどね
いや私はもう身近にこの統合失調症っていう人たちがたくさんいるので
この薬の効果っていうんですか
は目の当たりにしてます
やっぱりねきっちり飲めてる時は
すごく安定してるんですよ
まあ多少眠たいからお昼寝する方が出現したり
あるんですよ
ちょっと薬効きすぎみたいな
でもすぐに主治医の先生に共有したりとか
っていうのはあるんですけど
でも本当に調子の悪い時っていうのを見てると
お薬があるのが本当にありがたいだろうなって思います
周りもそうだしご本人もきっとそうやと思う
問題はたくさんあるんでしょうけど
得る幸せ度とか
人間らしく生活していく上では
やっぱり必要なもの
必要な時はあるだろうなとは思いますね
そうですね
それの加減ね
だからやっぱり精神科の薬っていうのは
一定の役割を果たしてるっていうこともあるし
そこが大切なところかなって確かに思うんですね
あと同じく
この薬と同じように言葉っていうか
人間関係というか
そういうのも結構精神疾患には大切で
ということも同じく強調して言うと
バランストレーヤーかなと思うんですけど
これは僕の前の教えてもらってた教授が言ってたことなんですけどね
最近医学っていろいろ進歩はしてて
今まで医学の一番の問題
精神医学の一番の問題っていうのが
実験でけんっていうのが問題なんですけれども
言葉と脳の関係
どうしてたかっていうと
人間の脳をうまく可視化というか
見ることがいろんな器具でできること最近できてきてるんですよ
その中でお薬を飲んだら
どんなふうに人間の脳の活動が変わるかどうかっていうことが分かって
それで評価するっていうことができるようになってはきてるんですけれども
その中で言葉によって
あるいは体験によって脳の活動も当然変わるっていうのが可視化されてるんですよ
最近
だから言葉によっても脳が変わるっていうことが証明されつつあるので
もちろんお薬も大切なんだけれども
その言葉だったりとか体験だったりとか
そういったことも脳に当然影響を及ぼすから
ってことはやっぱり
この精神疾患にもやっぱり当然ですけどね
大切だっていうのも脳の方からも言えるかなと思うんですけどね
なるほど
いやでも確かにそうですよね
あのなんだろう
嬉しくなったりとか
また頑張ろうとかって思えるような
そういうポジティブな体験っていうか
心持ちになると
絶対いいですよね
悪いことはないです
そうね
それって本当に大事やなって思いますね
自分もそうやし
両者さん見ててもそう思います
いやあのすごい怒られてる時
私たちがちっちゃい時ってすごい怖い先生がいてたりとか
うちの父はすごく優しかったけど
友達のお父さんなんかで
めちゃくちゃすごい言葉遣いで怒ってるお父さんとかっていたじゃない
でもああいうのを見たり聞いたりした時の気持ちと
すごい褒めてもらって認めてもらえてた時の気持ちと
全然違うから
それは本当に顕著に出るに違うかなって思いましたね
今目に見えるんだったら
脳の動きとか
アドレナリンが出るとか
ドーパミンが出るとか
よくみんな使うけど素人でも
それはでも確かにあるだろうなって思いますね
そうなんですよね
最近脳の話でよく言われてるのが
感情とか思考とかっていう
その時の表面だけじゃなくて
そもそも人間の脳には回路があって
いろんな寝てるというか
アイドリングしてるような脳の状態だったりとか
すぐ動けるような状態になってるような
脳のベースの状態っていうのがあって
それがいろんな3つか4つあると言われてるんですよね
Aの状態 Bの状態 Cの状態みたいな感じで
脳の状態っていうのは移り変わってて
それがどんな順番になってるのかっていうことで
感情がどう動くかとか
思考がどう動くかっていうのが
変わることもあるみたいとかね
脳っていうのは非常に大きな世界なので
よくわからんことも多いみたいですね
庭でしか動いてないとか言いますもんね
その辺のですね
まだわからんところも多いんですけれども
いずれそういうのが解明されると
いろんな臨床の場面で
僕たちに役に立つようなところになってくれたら
いいなと思うしね
病気を持つ子たちにとっても
プラスになればいいなと思うんですけどね
本当にそう思います
こんな感じかな今回は
精神疾患と支援
でも統合失調症の方って
意外と多いじゃないですか
意外と多いですね
精神科っていうところ受診されてる方は
本当に患者さんの中でも多いと思うんで
そういう方がお薬を上手に使って
環境とか私たちの支援する福祉のものとかの
体制を整えられたら
より幸せな良い生活が毎日送れるんやな
っていうのは間違いないから
支援の方もいろいろ進化はしてるので
そこも医療と同じように
進化していくといいなって思いましたね
そうですね
それぞれが進化する中で
中におる患者さんっていうのも
大きな恩恵を受けられますもんね
本当により良い時間を
すべての人が持って生きれたら
楽しいですよね
ありがとうございました
こんな感じかな
福祉の領域であるんですか
そのトピック的なことって
最近のこういうことって
大切ですよみたいなこととか
注目されてることってあるのかな
福祉全体とかっていう広い視野では
ちょっと私は情報は持ってないんですけど
精神の疾患を持たれた方への
うちの事業所の中だけの話なんだけど
スタッフからの声がけとか
対応とかっていうところは
わりとね
こういうことしたらダメだよとか
こういうところを大事にしていこうね
っていうのはね
ちょこちょことね
ちっちゃな研修を積み重ねてるとこなんですよ
意外と事業所に来て
作業している間って
割と大集団なんですよね
両社さんも何十人もいてて
支援者もいててっていう状態なんですけど
行き帰りの送迎者の中って
スタッフが一人で
何人かの両社さんが同じように同場してて
事業所来たり
お家へ帰ったりってするんですけど
この空間の中でのスタッフの声がけによってね
やっぱり両社さんの調子がすごく上がったりとか
落ちたりとかっていうのが起こるんですね
決して悪いこと言ってるわけじゃないんだけど
この言葉がけの取り方も人それぞれだし
何にも考えずに
ずっといい関係性でスタッフと両社さんって来てるから
スタッフの方も油断するというか
仕事ではなくて
本当にお友達といるような感覚で
ポロッと言った言葉が
やっぱり両社さんにとったらすごく気になるとか
いうのがあるんですよ日々
その時に必ず全員で研修することにしてて
それをジャッジするんじゃないんだけど
これって両社さんはどんなふうに感じてたって
想像するって本人さんに聞いても
きちっと返してくれるときと
何かそんな忘れたっておっしゃったりとか
でもどういう感覚だったか忘れたけど
ちょっと事業所休みたいですって言ったりとか
っていうのもあるんで
患者さんも入って
患者さんも入れるときあります
調子が良ければ
その時どう感じたみたいな感じで
それを他のスタッフにもフィードバックするんですけど
すごく的確に言ってくれる時もある
そんなふうに感じるんやっていうのが
すごく勉強になるというか
患者さんがね
そうそう
私たちスタッフの中でこういうことがあったって
帰ってきて遭言してた子が言うじゃない
ちょっと帰る時こんな表情やったんで
私もしかして変なこと言ったかな
みたいなことで報告があったら
ちょっとみんなで集まって
どう感じたんやろうねって
だいたい自分たちで想像するじゃないですか
で次の日来てくれたり
次の日お休みしてまた来られた時に
覚えてるみたいなので
みんなで集まって話した時に
忘れてる方も多いんですけど
覚えてたら割とね
すごくそんな風に感じるんだ
っていうことを教えてくれたりするんですよ
それは私らが想像から
導き出せなかった景色やったりとか
それが統合視聴者の症状から来るものなのか
その人の持っているもともとの価値観なのか
っていうのは分からないけど
やっぱりこれね話を聞いて
改善していかないかなっていうのは
日々思ってます
とにかく確認をします
それさ今というか
オープンダイアローグっていう
精神科の治療法が
最近ここ10年ぐらい流行ってるんですよ
そうなんですか
北欧の辺りピンダンドで発明された方法なんですけど
精神疾患の持ってる患者さんとともに
医者とか看護師さんとか
いろんな能力を持ってる人たちが集まって
この仕切るとか言うんじゃなくてね
いろいろ語り合うっていう中で
方向性を見つけていくっていう
やり方があるんですけれど
それにつながるね
今のそのカンファレンスのやつって
そうなんや
福祉は支援計画っていうのを
必ず立てるんですよ
今までは私がこの仕事始めた時は
サービス管理責任者という計画立てる人が
立ててよかったんですけど
今は改定されてね
本人さんも可能であれば
計画を立てるアセスに入ってもらって
計画を立てるっていうのが
この規定の中に入ってきたから
より確認確認になったかな
うちは特に軽度の方多いんでね
おしゃべりもできるし
医師の疎通ができるので
それはすごく増えてるかも
やっぱりあれやな
オープンダイアローグもそうかもしれんし
本編で言うとトスケルさんが言ってたね
その病院改革の中とかと似てる感じがあるね
患者さんも中に入って
その医師疎通とかを決めていくっていうことでね
役割ね
こういうのっていうのは確かに
でも本当に一番大切なのかもしれないね
オープンダイアローグの活用
本人が一番分かっていることもあるもんね
そう本人でないとわからんなっていうのはね
本当に最近思ってます
本当だ
そうどうしてもね
でも時間がかかるので
なかなか全部が全部に
私入れてないんですけど
でもスタッフ分担しながら
この方のこれじゃあ僕担当しますとか
私担当しますって言って
数名で療養者さん入れて話しするっていうのは
結構多いかな
まさにオープンダイアローグやんか
すごいですねそんな知らんかった
そのねそうそう僕もね実はこの
コロナ前にねオープンダイアローグの公衆を受けようと思ってた時期があるんですよ
でも申し込んでたんやけど
コロナになっちゃってそういう公衆がなくなってしまって
それ以降もう開業しちゃったから
あんまりそこには突っ込んではないんですけれども
これからね精神科の中ではこういうのも流行ってきますね
あのそのヨーロッパの福祉ってそういうの進んでるじゃないですか
お医者さんと看護師さんとが本当に対等になってて
ああいうの本当に見に行きたいなと思ってる
なるほどどういう感じで
日本とかでも先進的にやってるところはあるで
あの病院によってはね
それぞれの分野があるけれどもあるんちゃうそれは
いやなんかあのいろんな考え方とかを勉強したいなと思います
また機会があったら勉強しましょうか
情報ください
はいわかりました
ありがとうございます
こんな話してていいかな
結構あの自分の手前の話になってしまいましたけどね
聞いてる皆さんももしかしたら参考になったところがあれば
いいかなと思うんですけどね
じゃあそんなにしましょうかね
3回目ありがとうございました
ありがとうございました
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はいありがとうございました
時間に終わりました
ありがとうございました
こちらこそです
えっとそんな感じかな
何かありましたっけね
何もないですかね
いや私今日は久しぶりに
研修の重要性
あのがとみきみ君の研修を受けたいなと思いました
研修ありがとうございました
止まってるよちょっと私も忙しくて
もうこっちこそです
私がもうサッカーでバタバタなのでダメなんやけど
あの統合視聴賞についてっていう
抗議を受けたのを思い出してて
やったかな昔やったかな
あの時にさこんな風に見えてるんやよっていう
動画をもらったやん
はいはいはい動画ねありましたね
あれをね見たスタッフはね
すごい統合視聴賞の方への対応が良くなったんですよ
なるほど
想像ができるというか
一個ねひっかかりとしてね
そうなんなんこの人って変な人って言うんではなくて
きっと何かこういう違った
ああいうねビデオみたいな違った世界とか
音が聞こえてるんだっていうのが前提にあるので
すごく落ち着いて対応できるようになってる
あーなるほど
だから研修またしたいな
またそこから新しい何か入ってきてるし
あれをもう一回あれ動画にあるんで
あれを見てもらって研修にしようかって言ってはいるんやけど
あと生の研修とかもね
ちょっと企画したいですね
映画祭と知識の価値
あの他の事業所さんとかも入れて
やっても面白いかなと思って
まあまあ知識って大切やもんね
大事
知ってると知らんとやっぱり違うもんね
全然違う本当に
分かりました
またまあ研修後などお伺いさせていただいて
よろしく
ありがとうございます
はいはい
ありがとうございます
あとんで来月すいませんね
あの映画祭を勝手に出ていただいて
ありがとうございます
うん
ああそうなんや
あれあのホームページから見てたら5万円らしいな
あれはDVD借りるのね
それは本物の映画やし
そうちゃう?
どういう事業体でやってあるのか
存じ上げませんけれども
あのホームページにはそんな風に書いてたわ
うん
それは知らんけども
56:58

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