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2025-10-10 33:17

「心の傷」と向きあう時代:震災・戦争・トラウマの100年史

心の奥に残る“見えない痛み”は、時に年月を超えて語り出します。

第21回の「歴史から学ぶ精神科ラジオ」では、安克昌著『心の傷を癒すということ』を手がかりに、震災・戦争・トラウマの歴史を語り合います。阪神・淡路大震災や東日本大震災の記憶、心のケアチームの体験、衛生兵だった祖父の沈黙──。心の傷の「長期化」と「ハネムーン期」という現象から、癒しとは何かを問いかけます。(雑談回)

 

【チャリティ・オンライン配信】心の傷を癒やすということ

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(能登地震のご寄付とともに視聴しましょう)

 

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サマリー

このエピソードでは、震災や戦争に伴う心の傷について、阪神大震災や東日本大震災の体験を踏まえて話し合われています。特に、震災後の心のケアや社会の復興に関する考察がされています。震災や戦争による心の傷の影響についても議論があり、日本人の復興の過程や歴史的なトラウマが現代に与える影響が探求されています。また、戦争体験を持つ世代の人々が抱える感情の複雑さや、心の傷が個人や社会に及ぼす影響についても語られています。また、歴史を振り返りながら、精神医学の変遷と人々の心理的影響について考察がなされています。

心の傷の理解
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。この番組では、精神科医療を作った人々、現代の精神科トピックスを精神科医が解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモと、
その姉で、障がいを持ちの方の就労支援事業所を経営していて、つい先日、4ヶ月の初孫が、キャーキャーとぬいぐるみに向かって話しかけている様子を見てキュンキュンした桜がお送りします。
心の傷を癒すということを見てみようです。なんか精神科っぽい話になりそうです。これは?
はい、ありがとうございます。今回、安勝雅先生の心の傷を癒すということっていう本があるんですけど、
プラスそのドラマ、NHKでドラマ化されてて、映画館にもなってたんですけれども、それをですね、今年私が触れる機会もあったので、話そうかなって思うんですけれども、
まず最初にですね、話というのは、震災などの心の傷の話をしていくので、今現在心の傷で苦しんでおられる方は、もしかしたら聞いていると辛くなることがあるかもしれないので、ここでちょっとそっと止めていただければなと思います。
そうですね、しんどくなったらそこでやめていただいてもいいかもですね。
はい、よろしくお願いします。
じゃあ、今回は心の傷を癒すということをきっかけに、いろいろ話してみようという雑談会です。
はい。
えーと、被災体験ってさくらさんありますか?
私ないと思います。ありがたい。
例えば阪神大震災の頃は何してた?
2人の息子がいてて、2人目の子供がまだ1歳代です。
ただただびっくりして飛び起きて、わーわー泣いてた赤ちゃんでした。
で、長男の方は幼稚園に行きかけてから3歳くらいになってたかもしれないんですけど、全然知らずにぐーすか寝てました。
なるほど。
で、3人で顔のじりになって寝てたんですね。
で、私たちの頭の上に、私がお嫁入りで持ってきた溶断酢があったんです。
それがすごく揺れたのを覚えてます。
おー、倒れなかった?
そう、倒れてくるんじゃないかって。倒れなかったんですけど、倒れてこないかな、これ以上長く続いたら、勢いつくでしょ、だんだんだんだん。
なので、あ、やばいと思って下の子を抱きかかえて、で、上の子が起こしたいんだけど寝てて、必死になって起こしたところで揺れが止まるっていう状況でした。
あれ、旦那は?
別の部屋で寝てますので。
そうですか、そうでしたか。
そうなんです。だから3人で、結局布団の中で2人抱えて、タンスを見ている状態っていう、座り込んでね。
なるほどね。大きな被害はなかったんですかね。
全然なかったです。何も割れなかったし。
全然なかったですかね。なるほどね。
東日本の時どうしてました?
東日本の時はね、私は全然西日本に住んでいるので影響なかったんですけど、
そのグースが寝てた長男が横浜にある、横浜校舎になる大学の1回生だったんですよ。
そうか、大学生だったか。
大学生だったんです。で、行って4月に入学して、3月に起こっているんですけど、幸い一人暮らしをして、約1年なので初めての街なんだけど、喫茶店に通えるようになってたんですね。
で、この起こった時はいつも行っている喫茶店でコーヒー飲んでたそうなんです。
で、その時に起こって、お昼だったでしょ。3時台だったので。
3時台だったかな。
で、飲んでて、そこはその街にある横浜の昔からある喫茶店なので、割と年配のおじいちゃんおばあちゃんとかおじさんおばあさん、
で、そこのオーナーさんもおじさんで、ただただすごく揺れたそうなんですよ。横浜なのに。
で、置いていた観葉植物が倒れたりとかするぐらい激しくて、一気にもちろんライフラインが止まるじゃないですか。
そこでうちの息子が持ってた携帯で何が起こったのかっていうニュースを調べて、そこで怖がっているおじさんにおばさんに情報を伝えたそうなんですね。
こういうことになっていると。
で、すぐに私に電話をかけてきて、とりあえず無事なんだけど、おそらく電話がつながらなくなるから、でも僕は無事やからっていう連絡をしてきてくれて、ほっとしたのを覚えてます。
それを受けたのが、私お買い物に出てた時だったんですね。
それを全然わからないから、電話をもらってびっくりして急いで家に帰ってテレビをつけたら、すごい津波の映像が流れていて、買い物袋を持って立ちすくんだのを覚えてます。
一本も動けなかったです。
大津波警報が出ました。
ショックであの映像が。
大変でしたよ、あの時ね。
全然関西で関係ないんだけど、下の息子が高校生でいてたんだけど、無事に帰ってこれるのかって言って、学校と保護者の間でのラインですごいパニックになってました。
電車が止まるし。
電車止まったわけ?
そうなんですよ。念のために行って。
大津波警報の時止まるんかな?
そうなんです。
止まるんやろうな。
全然何も揺れてないし、何もないんだけど念のためっていうことで全部一旦ストップされて、
だから海岸沿いに帰る電車の子たちっていうのは、その日すごく夜遅くまで大きな駅で足止めされて、お父さんお母さん車で迎えに来たって聞いてます。
復興と心のケア
関西でもこんな感じになったっていうことですね。
被災っては言えないですけどね。
マリモ先生はどうだったんですか?
僕は阪神大震災の時は研修1年目でしたわ。ちょうど到着中やったんですよ。
研修1年目で外科を回ってて、外科で到着中でしたね。
結構揺れたんです。5階だって、古い病院だったんですけどね。5階ですごく揺れて。
結果病棟なので、到着している先生と副職みたいな感じで僕研修医がついてて、
その到着の先生がいろんな病棟を見回って、人工呼吸とかいろんなの大丈夫かみたいなのを見てる後ろをついてたっていうことの記憶がありますね。
何も僕はせえへんかったけど、みたいな感じでしたね。
火曜日なんですよ。火曜日の早朝なんですよ。
火曜日の朝一に外科の病棟、外科ではカンファレンスが行われるはずだったんですけど、電車が止まって亡くなっちゃったみたいな感じで、
自分が発表する予定やったんやけど、しなくてラッキーみたいな、そんな記憶がありますね。
なるほど。
パニックでしたもんね。
パニックでしたね。
阪神大震災の時は思ってるんやけれども、死者がどんどん増えるんですよ。
はじめ100人とか200人やったけど、1000人とかにどんどん増えていくんですけど、あれをニュースで聞いてて、
例えば1人の患者さんを救うのに、僕らはカンカンガクガク、いろんな議論をしたりとか努力とかしてるのに、
こんなに人って簡単に死んでるっていう状況をニュースで見て、
すごく無力感というか、僕は何もできなかったけれどもっていうのを記憶してますね。
その後、うちの病院でも、阪神大震災の方に支援に行った先生方とかね。
その頃、東予の時みたいに組織がされてなかったから、自分で食べ叩いた先生とかね。
ラッキー風をとか、そんな先生とかの話をよく聞きましたね。
イベントでみんな行ったりとかってあったですね。
初めてでしたもんね。
初めてでしたよね。現代の日本がね、ああいうの経験したのね。
もっと混乱、東予の時よりも混乱してたし、組織がされてなかったですよね。
それに比べると、まだ東日本とか、前のノト地震の時は進歩はしてるけど、
でもやっぱり苦しむ方はいてるよねってことですよね。
そんな比べるものでもないですからね。
良しさは本当に一緒だと思います。
僕は東日本の心のケアチームに行った時の記憶に残っていることがあって、
いろんな避難所を回るんですよ。
初め保健福祉さんから聞いてて、ここ行ってあげて、みたいなところは行くんですけれども、
ある程度安定はしてたら、それぞれ避難している避難所とかに巡っていくんですね。
何かお困り事ないですか、みたいな感じで。
僕行ったのは、4月の半ば過ぎなので、1ヶ月ちょっと過ぎている頃にやったんですけどね。
どんなふうに行ったかっていうと、僕たちの県が、釜石市と協定を結んで、
心のケアチームを派遣します、みたいな感じにしてて、
それぞれ県とか市が、それぞれのレベルで、そんなふうにやってるんですよ。
県がチームを10個ぐらい作って、合計5日間行くんですよ。
精神科医1人と薬剤師と看護師と、スタッフというか事務員みたいな4人ぐらいのチームで、
5日間取って、中の3日だけ働くんですけどね。
前後の1日ずつは、移動と申し送りみたいな感じで、それをずっと繋いで、
結局2ヶ月ぐらいそれやったんですかね。
どこもそんなことやってたと思うんですけど、
その中で、僕は誰か行くかって言われた時に、家族もいてないしみたいな感じで、
行くかみたいなこと言われて、はい、みたいな感じで、参加させてもらったんですかね。
そこで思ったのが、避難所とかに行った時に、すっごく温かく迎えられるんですよ。
何かお困り事とかあったら、ご相談とかに、ちょっと言いにくかったりするので、
医療チームなので、みたいな感じで、血圧上がりますよ、みたいなことをやったらね、
そこで避難しているおばあさんとかごじいさんとかが、
よく来てくれた、ありがとう、みたいな感じで、すごく優しく迎えてくれるんですね。
気持ち的にも、めっちゃ落ち込んでいるかというと、
決してそんなことはなくて、ありがとう、みたいな感じで、
にこやかに迎えてくださるんですよ。
心の傷を癒すにもあったんですけれども、
震災初期のハネムーン期ってやつなんですよね。
大変なことが起こった時に、みんな集団で、それを乗り越えようっていう、そういう集団の気分が起こるんですよね。
たぶん僕らはそういう時期に、避難所周りを巡ってたんだなと思うんですけどね。
あの後、今度このハネムーン期が終わってきたら、個人差が出てくるんですよ。
うまく、つまり、自分の家とかに戻れたりとか、親戚の家に戻れたりとか、うまく復興できる方もあれば、なかなかそれに乗り越えられる人も出てきて、
わーっと個人差が生まれてきて、落ち込む方がいてたりとか、いざこざが起こったりとかっていう時期が出てくるって言われてます。
なるほどね。最初はもうみんな同じようにパニックやから。
はい、みんな困ってるのはそれは同じなので、助け合っていくんですけど、これからそういう被災住宅が、仮設住宅ができたりとか、そこに抽選が当たる人があったりとか、外れる人があったりとか、
で、もともといろんなものを持ってる人とか、強い人とかっていうのは、いろんなところに移っていくけど、どうしてもそこに残される人っていうのも出てきたりして、
そこからは割と辛い時期に行く人もいたりとか、うんぬんかんぬんって言われてましたね。
だからやっぱり被災っていうのは1回だけじゃなくて、そこから長く、やっぱり気持ちも含めて出ちゃうんでしょうね。
姉ちゃんがその女性の方も、いまだに苦しんでらっしゃるんやもんね。
そうですね、全くそういう日頃の様子ではわからないけど、やっぱりこう、震災のことを教えてって、わからない人は聞くじゃないですか。
気楽にね。
でも彼女のその表情とか表現を聞いてると、やっぱりその想像できないぐらいの不安とか怖さっていうのはあったんだろうな。
それも小学校の時でしょ、9歳なので。
そういうのって、一生この人はそういうのを持って、もう完全に言えるっていうことは絶対にないと思うので。
だからこそ備えなきゃっていう思いは強いんですけど、
辛い思いをしたことを本当にプラスに生かそうと思って前向きにはされてるけれども、
実際じゃあ自分がそうなった時にって思うとやっぱり怖いですよね。
本当にすごい勢いで復興はしてきたみたいで、日本はやっぱり素晴らしいんやろうなって思いますね、彼女の話聞いてると。
土木技術とか建設とかそっちは明らかに復興しますもんね。
もちろんそれができなかったら余計大切なんですけど。
震災と復興の現状
そういうのがあるたびに、今度これが起こった時にっていうのを考えて動いて、より強固なのを考え出すじゃないですか、日本人って。
それがすごいなって彼女も言ってました。
絶対プラスにして立ち上がってるから。
それで置き去りにされるというか、自分の気持ちは置き去りにされるけど、土地だけがあれば家だけがきれいになってくるっていう、ちょっとネガティブな言説もあるけど、
逆に土地とか家とかがきれいになることで、こんなに復興できてよかったっていう人もあるやろうしね。
本当に本当に。
そこって様々ですよね、見え方がね。
僕もね、実は東日本に行ったじゃないですか、被災して1ヶ月後に行って、
でもやっぱりこれ忘れたらあかんなという思いもあったので、2年後にね、観光バスで行ったんですよ。復興観光とかってその当時ちょっと流行ってて。
そういうのがあったんですか。
うん、あったんですよ。
復興の様子を見るツアー?
復興の様子を見る、そのね、復興のいろんなところに巡るというのがあって、そこのバスツアーに行きましたね。
で、そこでお金を使って復興できるようにするってことね。
お金を使ってみたいな、そうそう、そんな感じでしたね。
でも本当にすっごいでっかいのができてて、こんなになるんやっててね、
あの釜石のがれきというか、そういう街が綺麗になくなってて、こんな風になるんやなっていうのをそのガイドさんとかも教えてくれたりしてね、だったんですけど。
でも人の気持ちって確かにこんなに急に綺麗にならないんやろうなと思いながら、でもそこで働いてる人は結構いてたりしたからな。
いや、やっぱりね、復興って大切ですね。
そう、でも気持ちって見えないからこそね、繊細にやっぱり対応せんとダメですよね。
戦争とその影響
あとさ、ちょっとこの心の傷で最近思うことがあるんですけど、この震災のことって割と短いありますけど、戦争のことって今世界ではいろいろ起こってるけど、日本の僕たちがリアルにあんまり体験することないですやんか。
生まれてからはないですね。
僕らが、というか日本がっていうのは第二次世界大戦じゃないですか。それが最後じゃん、一応今のところ。
でね、この第二次世界大戦を経験した人っていうと、僕らのおじいちゃんらみたいじゃないですか。
そうですね。
僕はもう生まれる前におじいちゃんは亡くなってるけれども。
はい、そうです。
でもその第二次世界大戦であった人たちも、実は気持ちにこういうトラウマを抱えて、いろんな復帰した後ね、社会に戻ってきた後問題があったんだよって言われる人も最近言われてて。
で、暴力振るったりとか、お酒飲んだりとか、仕事全然せえへんかったっていうようなことは、実はそういう気持ちのストレスやったんじゃないかっていうことも見直されてて、っていうことがあるみたいなんですよ。
最近ね、結構そんな、2000年代になってそんなこと言われてることが多いんですけど。
そうなんや。
そこで僕ちょっと気づくことがあったんですけど。
うちのさ、おじいちゃんは戦争に行ったと言われてますやんか。
で帰ってきて、普通に仕事して、子育てもしてっていうことだったけど。
で、戦争についてはあんまり語らんかったっていう言葉が残ってると思うんですけど。
あんまり戦争のことは言わんかったと。
言ってましたね。
南方の方に衛戦兵として行ったらしいっていうことをポツッとは聞いてると。
で、うちの父親とかには、あるいはばあちゃんとかには、南方はええとこやでって言うたっていう、この3点しかないと思うんですよ。
確かに。
僕らの言い伝えではそういうふうに、うちのじいちゃんの戦争体験としてはそれぐらいしか聞いてないと思うんですけど。
確かにそうですね。
これってでもよく考えた。僕その言葉をそのまま実はずっと最近まで思ってたんですけれども。
じいちゃんは幸運やったなと思ってるけど、でもすっごくやっぱりおかしいなと思って。
なるほど。
そんなはずないじゃないっていうか。
なるほど。
じいちゃんは大変な体験をしてきたんやと思うんですよ。
言えなかったんですよ、家族には。
逆にね。
結構そんな人が多くあって、だからこそ言えなかったんだと思うんですよ。
で、家族にもそんなことも言いたくないしと思って。
で、家族に言えたのは、南の島はええとこやったっていうことだけ言えたかなと思って。
だから結構トラウマとは言わんけども、つらい体験はきっとじいちゃんはしてたんやろうなと。
戦争ですもんね。
ええところなんですよみたいなことのはずないやんっていう気がして。
確かに。
そんなとこなんてないよって思うんやけど、しかも陸軍で南方に行ってて。
衛生部屋からけがした人のお世話してますもんね。
それはつらい体験をしてたんやろうなって思うんですけどね。
心の傷っていうのはそんなふうに。
でもじいちゃん自体はたぶん仕事も頑張ってやってたみたいやし、
大きくその人格を変えたっていうことはなかったと思うんやけれど、
でもそこの点は語らなかったっていうことは、
そういう心に傷を受けてたんちゃうかなという気もしたりしてね。
なるほどです。
私も今までそんな考えたこともなかった。
いや僕も最近なんですよ。
戦争でそういう体験をした人が多いっていうのを聞いてて、
あ、うちのおじいちゃんもしかしてと思ったりして。
なるほど。ほんとですね。
だからやっぱり、やっぱり戦争ってダメやと思うんですよ。
もう絶対やめてほしい。
そう、もうこれはね、いろんな意味でそうかなって。
僕らの心っていうところを見るという言い方としても、
やっぱりね、戦争っていうのは大きな災害で、
多くの人の体じゃなくて心も傷つけることなんで、
これはね、やっぱり常々ずっと思う段高いなと思ったりする。
本当に誰にとっていいのよっていうのは、もう誰もいいと言いませんよね。
プーチーさんにとっても多分良くないと思いますよ。
心の傷の重要性
そうですよ、最終的に。
ロシアにとってね、多分この500年の恨みをかってるんですよ、これ今。
ですよね、ずっとこう歴史に残っちゃいますし。
そう、しじそんそんロシアが恨まれる種を蒔いてるんですよ、今。
そうなんですよ、同じ民族じゃないですか。
そう。
だからこれは本当に、ダメダメ自分の一時の感情でやることではないし。
ないしね。
話し合うということが本当に大事だと思います。
本当に思う。ガザの戦争とかも聞いてもね、もう心痛むよね。
小さい子が怪我してたらもうつらい。
この後どんなことになるんだろうとかって思って。
本当にね、みんなでサッカーしようよって思います。
サッカーか。
戦争じゃなくて。
本当にサッカーで無心になって走ってやってください、兵士の皆さんって思います。
いやいや、リアルに思うよね。
やっぱりね、いろんなことあるし不満もあるけど、
心を壊してしまう、体を壊してしまうって言うほどつらいことはないので。
そう。
戦争にあってもね。
何もいいことないわ。
絶対これはダメだなって思いますね。
などなど。みんな思うことではありますけどね。
だからどうしたらいいんだろうってわかりませんけどね。
でもね、やっぱり日々そういうのも忘れたらあかんなと思ってね。
本当にそこは変えずに持ってたいと思います。
メールフォームからお便りを一通いただいているのがあってね。
ありがとうございます。
大変ありがたいお便りがいただいているんですよ。
聞いてくださっている方がいるってことです。
本当本当。ちょっとさくらさんに読んでいただこうかな。
わかりました。
これいいですか。30代のリスナーの方からのメールお願いします。
こんにちは。最近聞き始めました。
ご家族ゆえの意気のあったトークを楽しませていただいています。
早速ですが質問です。
フロイトの現在における影響と評価をお聞きしたいです。
先日理由なき犯行という映画を見ました。
メインの3人、少年2人と少女1人は、
それぞれ機能不全を抱える家庭環境に置かれていることが明示的に描かれています。
これを見てフロイトならエディブスコンプレックスだと診断しそうだなと思いました。
1955年の作品なのでフロイトの影響が強い時代なのかなとも。
心理学科も含まれる学部にいたためか、
大学の講義でのフロイトの出現率が高かったのですが、
残念ながら私は、この人は何でも性悪に結びつけるな、やだやだという印象で、
あまり真面目に聞いていませんでした。
長くなりましたが、素人的には前述の理由から
フロイトイコール、まゆつばな人物という印象で止まってしまっているので、
実際どうなのかを知りたいと思いリクエストをさせていただきました。
今後の配信も楽しみにしています。
本当にありがたいメールありがとうございました。
ありがとうございます。
すごいですね。理由なき犯行を見られたんですね。
理由なき犯行。理由なき犯行ってジェームス・ディーンです。
そうですね。
僕は見たことなくてということなんですけれども、
エディブス・コンプレックスかも、みたいなことがあるんですね。
私、逆にエディブス・コンプレックスがわからないです。
エディブス・コンプレックスというのは、
僕がこんな簡単に言ってもいいのかわからないんですけれども、
息子がお母さんのことを好きになるんだけれども、
お父さんに阻止されるので、お父さんを恨むというイメージ。
こんなところがあるかな。
わかりやすいです。
大体、親子間の葛藤などを言いますね。
息子がお父さんを憎むというか、恨むというか、
そういうのがあるようなことですね。
そんな気持ちがメイン。
それがこじれちゃって、いろんな病気につながるのと違うか、
みたいな考えがフロイドさんが考えた一つ。
どこから言うのかな。
よくわからないですが、ありますね。
無意識とかを発見したと言われているのがフロイドさんで、
精神分析とかの師匠と言われてますね。
フロイドイコール迷いつばな人物という印象で止まっているというのは、
僕も実はそうかもしれません。
そうなんですか。
精神分析の詳しい勉強は僕もしなかったし、
あんまり現在精神医学でめちゃめちゃこの問題、
フロイドの考えがメインではないかな。
ちょっと忘れかけられているというか、
影響は強くなくなっているというのが、
21世紀と言うていいのではないかなという気がしたら、
またでもフロイド学科の人が思いっきり攻撃されそうなので、
めちゃめちゃこれはね、
とっても影響を受けている先生とそうじゃない先生というのが
バラバラありそうですね。
ただ僕が尊敬している師匠のこういう精神病理学とかって言うんですけれども、
先生が昔言ってあったのは、
やっぱりフロイドっていうのはすごい天才であるには間違いないと。
それが現在精神学にどんだけ影響をするかどうかっていうのは
微妙なところではあるけれども、
その時代ではとても意味があることをしたよ、
みたいな言い方をされてましたね。
でも僕の浅い学秘式でこのフロイドさんを語るのは、
ちょっといくらでも意味が多いなと思ったりもしますけれども。
もっとね、専門家が山ほどフロイドさんはいてますので。
そうですね、お哲学ですもんね。
そうなんですよね。
心の傷との向きあい方
でも大変興味深いし、
勉強も僕せなあかんな、せっかくやから
そんなの勉強しようかなと思ったり、
あるいはフロイドとかの話をするときに
本当に専門家に登場いただかんと、
ゲストをいただかんとあかんくらいかなと
思ったりもするんですけどね。
そういうのも面白いですね。
そうですね、専門家の話を聞くのもいいかなと思ったりもしますね。
あと、映画で理由なき犯行っていうのは見たことないんですけどね。
また機会があったらそういうのを見たいですね。
私ね、まだ本当に小さい頃、
小学校6年生くらい、11くらいかな、
亡くなった父がジェームス・ディーンがすごく好きだったでしょ?
知ってる?
そうだっけ?知らない。
ジェームス・ディーンが好きだったんですよ。
3本しか映画出てないんだけど、
この最後に理由なき犯行っていうのを
私見ようと思っていて、
今見たはずなんだけど記憶にないんですよ。
あと2つは覚えてるんですけど、
なので、ちょっと今これのお便りを見て、
もう一回ちょっと思い出すので見てみたいなと思いました。
なんと、そっか、理由なき犯行。
今だったらでも結構気軽に見えますよね。
そうなんです。
トドリックスとかでも見れそうですよね。
そうなんです。
見たんですけど、すごく理解が多分できなかったんちゃうかな。
小学校の時には。
そう。
ちょっと難しかったかも。
え、なんで?みたいな感じを覚えた。
最初の始まりのところとかのシーンはなんとなく覚えてるんですけど、
また見てみようと思います。
ありがとうございましたね。本当にね。
こんなのいただくとありがたい。
ありがたいです。
最近ね、そのネタに困っててというか困ってるというか、
何をしようかなっていうのに悩んでいるのは。
はい。
何か映画とか小説とか何かそういうのをね、考えたらいいかなと思ったり、
あるいは誰か人物をと思ってるんですけどね。
桜さんなんかあります?
なんかこんなの勉強したいとかって。
日々の仕事に直結することでいろいろ知りたいことはあるんですけど、
私でもこのポッドキャストを一緒にやらせてもらうようになって、
全く精神医学とは無縁のものだったじゃないですか。
素人風に歴史をちょっとずつ聞きかじって、
聞いたことのない歴史の偉い政治家の先生たちのやってきたこととかを見てると、
なんかね、本当に一つの映画を見てるような歴史を見せてもらってるんですけど、
すごく発展してきれる部分があれば、
人間って全然変わってないんだなって思うところとか、
本当に毎回毎回テーマは違うんですけど、
受ける印象って割と一緒なんですね。
ああ、そう?
そう。精神っていうのは、精神医学っていうのは、
いろいろ苦しい人がおった上での結果とか、それをまとめる先生方がいて、
今の精神医学につながってるんだけど、
ずっと最初から、エンディングがまた先にずっとこれから先、私が死んだ後も続いていくんでしょうけど、
映画がずっと人類っていうのがこんな風に続いてきてるんだなっていうのは、
すごい面白いなと思ってるんです。
続いてますもんね、やっぱり営みはね。
そうなんです。こうやって本当に振り返ったりとか、
知らないことを、丸山先生にとっては知ってる知識をこう出して整理をしてるっていう状況を、
私、桜にとっては初めてなので、
結構いい、面白い、興味のある世界が広がってるなって感じなんです。
今日お便りで、そうなんです。
ジェームス・ディーンにつながったなっていうのもすごく面白くて、
このジェームス・ディーン自身が気にくく生きた方なんだなと思ってるんで、
それから、やっぱりこうつながってきて、
同じジェームス・ディーンに出たなと思って。
すっごい。
またちょっと映画見てみたいと思う。
確かに僕もちょっと機会があったら見てみようと思いました。
30歳のリスナーの方、どうもありがとうございました。
どうぞよろしくお願いします。
引き続き聞いてくださいね。
よろしくです。
じゃあ雑談会は以上な感じにしましょうかね。
精神医学の歴史
はい。精神科の知識を学べる番組、
歴史から学ぶ精神科ラジオは、
毎週金曜日午前9時に最新話が更新されます。
お聞きのアプリでフォローして最新話をお聞きください。
また、番組を聞いた感想やご意見を募集しています。
ぜひ、概要欄のメッセージフォームからあなたの感想を送ってください。
すごいね。
ありがたいです。
なんだろう、そういうの勉強してる方なんやろうね。
心理学科みたいな感じの方やけど。
心理学科も含まれる学部にいたから。
私も心理学って取ったんやけどね。
英文科じゃなかった?
英文なんやけど、一般教養に心理学っていうのが選択であって、
だから専門の単位は取れてないんやけど、
一般教養の一部としてあったけど、
女子大やからどっちかっていうと、
子育てとか子供に、児童に関する心理学とかで、
精神の心理の方は入ってなかったから。
なるほどね。
33:17

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