キャリアの振り返り
こんにちは、森川まりえです。今日は、ここ最近の配信で私がお伝えしている、学校の先生へのキャリア支援をこれからしていきたいという話なんですけど、それに関連して自分自身のキャリアというか仕事、学校の先生としての仕事を振り返ってみましたので、そこをお伝えしたいなと思います。
何を振り返ったかというと、ここ数年、私は3月末に退職をしてしまったんですけど、その退職前の5年間ですね。5年間というのは、2人目の育休が終わって復帰してから5年だったんですけど、それを振り返ってですね、常に大変だったんですけど、中でもこの時期はちょっと大変だったなというのが2回あって、そこをね、ちょっと振り返ってお話をしてみます。
今日はそのね、1回目の大変だった時期の話をしたいなと思います。1回目の大変だった時期っていうのは、いろいろ要因はあるんですけど、結局最終的には自分が仕事を抱え込みすぎちゃったな、なんか自分がやらなきゃいけない、あるいは自分しかできないとかね、傲慢にも思い込んでですね、仕事が手放せなかったんですよね。
それが結局のところは簡単に言うと原因だったかな、大変だった原因だったかなって思います。なのでね、学校の先生であってもそうじゃなくても、今これ聞いてくださっている方で、ついつい仕事を抱え込んじゃうんだよねっていう方に何か気づきになったら嬉しいなと思います。
はい、じゃあそのね、大変だった時期どういう時期だったかっていうと、1つはですね、なんで大変だったかっていうと、1つは同僚とのやりとりですね。そのね、その時同じ学年に所属していた英語の先生が、私含めて3人だったんですけど、1人はネイティブの先生だったんですよね。
で、もう1人が日本人の先生、あと私だったんですけど、その日本人の先生がちょっとね、ちょっと気難しいおじさんだったんですよね。で、気難しいことでよく有名というか、だから結構周りの人が気を使って接するような感じだったんですよね。
で、4月の段階でその先生と私が一緒になったっていうことで、何人かから、森川さん大丈夫?って声をかけられるような人だったんです。
で、だからまあその時点でちょっと気を使うっていうのはありました。まあ私自身結構ね、そういう方の対応って上手い方かなって自分では思ってるんですけど、まあでも気を使うことは確かだし、その時点でちょっと負荷がかかる感じでしたね。なのでそれがまず大変だった理由の1つ目です。
で、2つ目の理由は、まあ1つ目とちょっと関わるんですけど、そのね、同僚の男性の方が仕事をね、しないことで有名だったんですよね。で、仕事をしないって言うとちょっと語弊があるんですけど、その授業なんかはしっかりやってくれます。
ただ、なんか最低限しかしない?まあ最低限すればね、別にいいんですけど、でも例えば私が一番困ったのは、放課後の講習ですね。放課後の講習ってもちろんやらなきゃいけないわけではないです。
なんだけど、まあ一般的には皆さんやるんですよね。私もやってました。で、一応学校からも、まあやってほしいっていうかね、やってほしいっていうか、例えば生徒とか保護者向けには放課後に講習やってますよ、補習やってますよとかってお知らせをしてますので、してる以上はやっぱりやらなきゃいけないじゃないですか。
だからまあ放課後の仕事ではあるんだけれども、だからなんて言ったら、任意だけど任意じゃない仕事みたいなね、まああるんですよ。そう、だけどその同僚の男性の方はそれは一切やらないと。そういうポリシーでね。主任がお願いしてくれたりもしたんですけど、いや僕はやらないんでみたいなね感じでやってくれませんでした。
で、3人、同じ学年に3人英語の先生がいるんですけど、もう一人がネイティブの先生だったんですね。だからネイティブの先生は通常の授業、通常のそのいわゆる日本の検定教科書の授業ってやらないので、放課後の講習も担当しないんですよね。
そうすると放課後の講習を担当するのは私だけなんですよ。そう、だから言ってみれば3人分を一人でやらなきゃいけないみたいな状況になってしまったんです。それが大変だった理由の2つ目ですね。
で、あとはもう一つ大変だった理由っていうのがあって、それはね英語じゃなくて、学校って探求、総合学習の時間っていうのがあるんですよね。で、探求の授業っていうのがあって、探求っていうのは要は先生が何か教えるんじゃなくて、生徒自身が課題を見つけてそれについて調べて研究して発表するみたいなね、そういう授業なんですけど、
その授業を私も週に1回、一クラス担当していて、それも大変だったんですよね。英語じゃないしね、全く新しい、新しいっていうか、そうですね、新しい、私が今まで経験してなかった授業だったっていうこともあって、授業のね準備とかそれだけ大変、大変って、増える、仕事が増えるっていうこともあったし、あとですね、これは私の力不足と言えばそれまでなんですけど、
ちょっと大変なクラスだったんですね。やんちゃなクラスだったんです。で、そんなこともあって、結構ね、その週に1時間ではあったんだけど、その探求の授業に労力を持っていかれてしまって、っていうこともありました。
そう、っていうのが、まあこの時ね、大変だった理由、主な理由の3つになります。だけど、最初に言ったように、結局のところ、私が1人で抱えちゃったんですよね。大変な状況っていうのは確かにあったんですよね。
手放すことの重要性
自分自身以外の環境要因として大変な理由っていうのが、今お話ししたようにありました。だけど、なんか例えばその放課後の講習を、私は1人で3人分やらなきゃいけないって思って、まあ実際3人分もさすがにできないので、まあ1.5人分ぐらいはでも頑張ってやろうとしてたんですけど、でもね、それ手放してもよかったなってすごくね、今になったら思います。
多分、やらなくても、誰も文句言わないし、誰も困らないかったなって思います。もちろんね、放課後の講習、補修やりますってさっきもお話ししたみたいに保護者とか生徒に言ってるから、ゼロっていうのはまずいけど、でもね、そんななんかだから私が2人分も3人分もやろうとしなくてよかった。
それはもう絶対にそうだったんですよ。なんかそれをね、でも私が頑張ってやります、やれますみたいにしちゃったんですよね。
そう。で、あとその探求の授業に関しても、なんかね、必要以上に頑張っちゃったところはありますね。結局、放課後の講習も同じなんですけど、自分自身が評価してほしかったんですよね。なんかそれを手放せなかったのかなっていう気もします。なんか森川先生すごいねって言ってほしかった。
なんか結局それでなんかキャッパーを超えて抱えてしまって大変だったのかなっていうのはすごく思います。なんかもちろんその頑張ることは悪いことじゃないんだけれども、なんかキャッパー越えをするのが常になってしまったら絶対いいパフォーマンスなんて出ないじゃないですか。
なんかそういう状態だったなっていうふうに今振り返って思いますね。その人員配置はね、私の力ではどうにもならなかったけど、それによって発生した仕事は別に私やる義務はなかったんですよね。
なかなかね、それを割り切れないのが先生でもあるといえば先生でもあるんですけど、生徒のためにって思うと頑張りたくなっちゃうからね。だけどそこは手放してよかったなーってなんかすごく思っています。
そうあとそうそうそうそう、なんで手放せなかったかっていうとその評価が欲しかったっていうのもそうなんですけど、結局周りを信頼してなかったのかなっていうのもすごく思います。この周りっていうのは生徒のことも含みます。
なんかもっと生徒のことを信頼して手取り足取りじゃなくてね、なんか信頼して任せるっていうか、そう信頼してもよかったのかな、他の同僚もそうだし他の先生たちもそうだし、そうなんですよね。結局私が抱え込んじゃったっていうのはそういうことですよね。周りを信頼してないから手放せなかったっていうことなので、それは私自身の反省点ですね。
はい、なので、もしね、なんかこれを聞いてくださっている方で、なんかついつい自分がやらなきゃとか、あるいはね自分にしかできないとか思っちゃうんですよね。そう思っちゃうんです。だけど本当はそうじゃなくて、もっと周りを信頼して手放すっていうことが実は大事だったりするんじゃないかななんていうふうに思います。
なのでね、ちょっと抱えすぎちゃう方はぜひね、手放してみてもいいんじゃないかなっていうふうにね、改めて今思っています。はい、ということで今日はちょっと自分自身のね、先生としての仕事を振り返って大変だった時期①っていうのをお話ししてみました。
次の配信でね、②のお話をしてみようかなと思っていますので、また聞いていただけたら嬉しいです。はい、では今日はここまでになります。聞いてくださってありがとうございました。