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みなさん、こんばんは。
かなり遅い時間に始めるのは初めてなんですけれども、
えっとね、先週の土曜日でしたか、ちょっとね、松の廊下のような体験をいたしましてね。
で、まあ、存じ上げている方なので、いようかなって思ったんですけれどもね。
ちょっとまだ、まだいいかな、みたいな感じで。
でも、剣道関係の人には、ちょっと聞いていただいたりしたんですね。
それとなく、夫には伝えたんですけどね。
私が体験したっていうことではなくて、どなたかが体験したみたいな。
まあ、そうしましたら、夫が松の廊下だね、みたいなことを言ってくれましてね。
まあね、いくらね、そのコミュニティの中で、トップに近い方でもですよ。
まあ、下々の私のような、下々の愛好家にですね、その下々の愛好家にも小さい頃から師匠はいてるんですね。
で、その子供の頃からの師匠、中学校の師匠、高校の師匠、大学に入ってからの、社会人になってからの師匠、主要な師匠は何人かいらして。
で、それ以外にも多くの尊敬する先生方に巡り合って、今の私が出来上がってるんですけれども、
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そのバックにいて、私を常に支えてくださっている、もう亡くなられた先生方とか、まだご健在の先生方とか、
もう剣道できなくなってらして、でも元気でご存命の先生とか、その先生方全てを否定されたような気持ちになりましてね。
で、日曜日に地元の方の試合があったんですね。で、全く私はそれは多言はしておりませんが、久しぶりにお会いした方からね、
最近はメインでここで稽古している。で、時々こちらに行っているとかいうお話を差し上げたら、その方は私よりずっとキャリアは短い方なんですけれどもね。
男優は同じなんですけれども、その方がもう絶対に私はそこにはいけないですねっていうお話をされたんですね。
で、どうなさったんですかっていうお話を聞いてたら、まあまあいろんな扱いを無効にしたら大したことないことかもしれないけれど、こちら側にしましたらね、まあ本当に松の廊下なんですよね。
で、その方とはまた別の仲間がいましてね、私たちは広報という担当なんですけれどもね、そのうちのメンバーの一人がね、中学校3年生から高校1年に上がる寸前の時、まだですから子供ですよね。
その時に初めて先生に連れて行かれた道場で、もうすでに大人であるその指導者の方からものすごい優しな言葉を浴びせられるんですね。
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まあその方にしたら普通なんでしょうけれども、我々にしたらこれも松の廊下なんですね。
ですのでね、江戸時代なんかでしたら、道場に入門する際に他流を非難いたしまじでしたっけ、そういうふうに書かされるんですね。
で、まあ他流、まあ私たちは他流ですよね、違うところで、幼い時から違うところで稽古をみんなしてました。
本当に小さい時からずっと一緒でっていうのは本当に稀ですよね。皆さん大学とか社会人になりましたら、我々になりますのでね。
そんな中でやはりね、そういう経験っていうのはね、言ってる本人っていうのは別段当たり前なんですね。
でも言われた方っていうのはね、もう一生忘れないですよね。
まあそういうことがあって、思い出しても悔し涙が出るようなことをその3人は体験してるんですね、私も含めてね。
で、その時にね、パッと思い出したことがあるんです。
実は私、千葉雅史先生って言って非常に有名なね、全日本で3連覇、3連覇じゃなくて3回優勝された上段の本当に有名な先生なんですが、
その先生と知り合うのは大阪の有馬先生のおかげなんですね。
で、有馬先生を通じてその先生にお会いする機会がありまして、最初はお電話だけだったんですが、それから何度も会う機会がございましてね。
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で、その先生の裁判年も退職されてましたので、私はご入院中の病院の方にご無理を言って押しかけて、ちょっと友達からの依頼の書類を持って行ったんですね。
で、その時も私はもう何だかずっと商談できない期間が続いておりましたので、長い長い。
もう先生辞めるんだっていうふうなことを申し上げたら、絶対にそれは辞めなさいと。
辞めなさいっていうことは、辞めるっていうことを辞めなさいっていうことなんですね。
もう、剣道はね、手足が動かなくなってからの方が面白いんだと。そこに来ないと工夫をしないんだと。
私は今ね、ベッドの中でね、もう空いて選びたい放題で研究してるよっていうお話だったんですね。
で、絶対辞めたらダメよっていうふうに、約束しなさいっていうふうに言われましてね。
で、最後にね、おっしゃったのが、戒のものを指導するときは、一つ注意したいことがあれば、その前に10個褒めなさい。
そうやって、育児代にもうなってるんだからっておっしゃったんですね。
いや、先生、そんなことを10個も褒めたら、言おうとしたことを忘れちゃうじゃないですかって私は申し上げたんですね。
そうしましたらね、先生ベッドでね、悪いところを注意してもね、さらに悪くなるだけなのよ。
でね、注意するね、本人もね、さらに悪くなるんだから。
そのことを聞かされたときはですね、もう衝撃でしたね。
悪い点を注意するっていうのは当たり前のことだと思ってたんですね。
日々そういうことが行われてますのでね。
でも、注意しても治らないよ。
それよりも、いいところを褒めなさい。
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そうしたら、褒められた方も自分も強くなるから。
でね、昨日、小さい時から稽古してた子たちが、3・2・1と進学した高校に見学にさせていただき、人中見舞いに行ってきたんですね。
で、その小物先生と彼らの基本の稽古を見ながらね、お話ししたんですよ。
実は土曜日にこういうことがございましてね。
それでね、千葉先生のお言葉を思い出したんですのって。
その若い先生にね、ご説明したんですね。
もうなんかね、うるうるきそうだったんですけど、聞いていただいたんですよ。
でね、やはりね、最後に、たとえ見学といえども、一人一人に挨拶しなければいけないんですね。
で、その時に、言うことを決めておかなければいけない。
たった8人ですけれども、きちっと覚えて初めて会う子たちもいてるんですね。
で、その子たちのいいところを言ってあげなければいけない。千葉先生とのお約束ですよね。
で、いいところを言おうとしたらね、もう目を皿のようにして真剣に見ないとね、目に映ってこないんですよ。
慣れてないんでしょうね、きっと。
なんかどこかを指摘してやろうみたいな、そういうふうな目でしか、今まで試合を見てなかった。
で、良いところを探そうとしたらね、もう必死なんです。
でね、発見したことは、良いところを探そうとしたら、橋にも棒にもかからないような感じ。
例え、おじさまとかね、剣道歴のすぐね、子供であるとかね、学生であるとか。
はたまた、この前の大きな試合、八段選抜の試合とかでもね、
良いところを探して、もうメモを取るんだぐらいの勢いでね、観戦したら見えてくるんですね。
もうダメ、もうこんな試合見てられないっていうふうな試合でもね、どこか一つは良いところあるんですよね。
それでね、千葉先生おっしゃったことはこれなんだって。
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良いところを言ってあげるっていうのは、相手のためでもあるけれども、本当は一番のメリットは自分のためなんだ。
自分のためにそれをする。絶対に自分のためになると思うんですね。
私はその8人の高校生の良いところを一つずつね、開いだしていったんですよ。
そうしたらね、帰ってくる頃に、もうなんだか私自身の姿を見せられているような、そんな感覚に襲われましてね、
帰りの車の中でしみじみと自分が一人一人に伝えた、あなたの高校は素晴らしいというふうなことをね、
もう一度私の中でね、噛み砕いて自分のものにしようというふうに思いましたですね。
ああ、これなんだわって。だから、その土曜日の出来事、松野廊下の出来事っていうのはね、私にとって何ら辛い経験ではなかった。
ただ執着はせずに黙って去るつもりです。そこにはもう行かないと決めてますね、私の心の中でね。
今まででも何度もございましたのでね、もういいだろうという感じですね。
でも片方で、私のこの剣道人生の残った時間は、この先生から学ぼうという先生が一人いらっしゃいまして、
そして、やはりそちらに全力でシフトするつもりです。もう100%シフトしないと、どっちもつかずになるんですよね。
そうしようと思いますね。これだけ恵まれた環境にあるのだから。
それとね、昨日五輪の賞のレプリカをいただいてきたでしょう。もうなんというこのお恵みかしらって思いますよね。
こんな身近にね、私にそれをくださる方がいらしたなんて。
本当にね、これは朝夕、神棚の挙げ下げ、ご先祖様へのお礼、先生方へのお礼、また私の里の方のご先祖様へのお礼。
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いろんなことを夫の母から受け継いでやってきた成果じゃないかしらってね、最近思うんですね。
ですので、何かの法要の時だけではなく、日分をね、一つ一つ丁寧にお辞儀の仕方、お辞儀の順番、
立って座って、その動作の美しさとかもね、きちっと学びながら日々、やはり神仏への礼拝は続けていこうと思いますね。
今回助けていただいた千葉先生もだいぶ前に亡くなられてますし、他の亡くなられた先生方というのは常に朝夕思い出してたんですね。
しかし千葉先生のことは全く忘れてたんですよ。ですので、当分一番に思い出しそうで。
もう最悪の体験だと思ったんですが、最良の体験でしたね。では皆様。
今夜も暑いございますが、クーラーを利かせて、タイマーをかけてお眠りくださいませ。私の家はですね、古い家ですので。
2階はね、やはり暑くなるんですけれども、1階の方なんか非常に涼しいんですね。南北空けてましたらね、風がすごく通るんですよね。
まあ、そういうことで、皆様も理不尽な体験ってあるでしょうけれどもね、理不尽な体験こそ学びのチャンスというかステップアップのチャンスですね。
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少なくとも、そういう辛い体験をさせた相手の方よりさせられた私の方が一歩先を行ってしまうっていう、この不思議な体験を皆様にシェアしたいと思いますね。
まあ、そういうことで、松の廊下でございました。では皆様、お休みなさいませ。失礼します。