基本稽古の重要性
みなさん、こんばんは。今日は、いつもの道場ではなく、ちょっと近くの、かなり近くの中学校の朝芸校に、大人ばかりなんですけれどもね、行ってまいりました。
ここはいつも係の方がね、録画してくださるんですが、基本稽古の時は録画しないんですよね。後の次稽古という稽古を録画してくださるんです。
で、その後にグループラインに載せてくださるんですけれども、どうしても基本の録画をしたくて、ちょっとスマホを置かせていただいてね、今日は基本の稽古を取らせていただいたんですよ。
準備体操から始まってね、そうしましたらね、私も自分の姿を見るのって、本当に嫌なんですけれども、これほどやはり五輪の書にね、細かなところまで書かれてあるのでね、大雑把にやってはいけないという風なことが随所に出てくるので、
これはやっぱり自分の姿を見なければいけないと思いましてね、勇気を振り絞って、セットさせていただいて帰宅してみましたらね、なんとなんと、次から次へとチェックポイントが出てまいりましてね、まさかと思うようなことが次から次へと出てまいりまして、
これ一つ潰していかなければいけないなと、つくづく思いましたね。
【被爆前の感想】
稽古の時の構えも、日常の立ち姿も、何ら変わりはないようにしなければならないというふうに武蔵はおっしゃっていましたでしょう。
稽古の時にも既にね、損拠した時に崩れてるし、打った瞬間に崩れてるし、まあびっくりしました。ちょっとね、これでは恥ずかしいので、どうにかしようと思います。
本当にね。それで、昨日の続きですけれども、読んでまいります。
一つ。五つの表の次第のことって書いてあるんですけど、この表という表現は基本らしいですね。基本のことを五つおっしゃってくださるらしいんですね。
第一の構え、中段。中段は対象の構えであるっておっしゃってましたですよね。ここからね、非常にまた細かいことを書いてあるんです。
立ち先を敵の顔につけて、敵に行き合う時、中段の構えですよね。敵の立ち打ち、かかる時、敵がこちらにかかってくる時、右に立ちを外して乗り、ということは上から乗るということですよね。
右に立ちを外して、上から抑える感じですよね。また敵が打ってくる時、切先返しにして、切先返しっていうことは、剣先で返しているってことですよね。
手元で、つば元で返すのではなく、剣先で返してしまう。剣先で打ち返して、切先返しにて打ち、打ち落としたる立ちそのまま置き。
ここがね、どういう意味なのかなってね。
右に立ちを外して、上から乗るということですね。刀がね。自分の右に外して、擦り込むような感じですね。
また相手が打ちかかる、またそれで打ってこようとした時、切先返しって言ってましたよね。先の方で返して、打って、これどこを打つんでしょうね。
打ち落とした立ちをそのままにしておき、切先を返して打ち、ということは、さっき右に払いながら上から乗ったところ、
刀を回して打ってきたところを、手元ではなく、もっと早く立ちの先で打ち落とし、打ち落とした立ちはそのままにしておき、
また相手がもう一発かかってきた時、下から敵の手を叩く、これが中段の構えの立ちの運びである。
相手が打ってきた時は、右に乗って払いなさいって言ってるんですが、払ってもなおすぐに打ってくるから、切先で打ち落とせと。
打ち落とすのは多分左だと思うんですよね。左の方に打ち落として、打ち落とすって言ってるんですけどね。
打ち落とした立ちはそのままにしておき、また相手が打ってこようとしたところを、下から小手に行けと。先小手を打てと。これが中段の構えの立ち運びである。
武蔵は、いささかも敵の立ちを見ずっておっしゃってるんですけれどもね。
ここではね、相手の立ちを中段の場合は、まずは右に上から乗って外せと。
そこを外したところをまた打ってくるから、そこを切先で打ち落としてしまって、打ち落とした直後に真っ直ぐ小手を行けということですよね。
下からって書いてますけれども、打ち落としている場合は上からでもいいと思うんですけど。
自己修正と気づき
でもね、こういう風なのが中段の立ち筋なんですって。
今の我々が考えている中段からの遠間からの面一本なんていうのは、考えられない世界ですよね。
危険極まりないのかな。
右に払いながら上から乗ってしまえと、中段の場合。
そういう風な右打ち落とし面なんて言ったことないですね。
左に打ち落として面を行く場合はよくありますけれどもね。
右に打ち落とすっていうのは非常に難しいですね。
でも、右に打ち落とすっていうことは、左に避けるっていうことでしょう。
となると、これ井上直屋のと一緒ですよね。
左足を直角の位置に出して、体を時計回りに回転させて、背筋をちょっと反らすことによって、相手のパンチは向こうに行っちゃう。
井上直屋は相手のアフマダリフの視界から外れるんですよね。
こだちの3本目にそういった体さばきがあるんですけれどもね。
前も申し上げたんですけれども、肩のこだちの3本目にね。
ですので、タッチの1本目から数えたら10本目なんですけれどもね。
それはこだちが肩なんですけれども、全くそれと一緒なんですよね。
だから、右に打ち落とすっていうことが、左に展開したときはかなり有利だっていうことですよね。
どうしてもだいたい右手を前にして肩のを持ってますので、どちらかというと右から左にクイッと入ってくる人がほとんどなんですよね。
左から右に入ってくる人ってなかなかいないですよね。
となると、方向としては左の十字のあたりに攻めようというふうな感じで、右から曲線を描くようにして入ってこられる人のタッチを右に払えば、
左足で展開した場合は相手すっぽり、引き面も引き後手も全部見えますね。
いや、ほんまや。ちょっとこれ明日やってみますなんて。
今日ビデオを見てまして、練習用、稽古用の稽古着と袴が小さすぎる私の場合。
帰ってきてね、袴の腰板の部分と前紐の部分をほどいてね、中に生地が3センチぐらいありましたのでギリギリまで出しましたね。
そうしましたら丈がだいぶ違ってきました。
稽古用とはいえ、ちょっと大きな稽古着を着なければ、小手と肘の間が丸見えなんですね。
ちょっと不格好でしたね。
それと、打った瞬間にね、首が下がってるんですよ。
小さい頃はね、打った瞬間にね、顎が上がってたんですけれどもね。
これが格好悪いので、先生方に厳しく治していただいて、まっすぐのままになってたと思うんですけれども。
今度はね、なんか首の力が弱くなったんでしょうか。面が重いんでしょうか。
打った瞬間にね、首短いにもかかわらず、うつむいてるんですね、若干。
これは非常に不格好でしたね。
それと、走り込みのね、短距離のトレーニングのおかげでね、左足の筋力がついてるんですね。
スローで見たりしたらね。かなり飛べてるんですけれども。
その後ね、結構ね、瞬間的にスピードダウンしちゃうんですよ、打った瞬間にね。
もっと速くいったら、速く強くいけたらね、タイアタリでも負けないし、
抜けていくスピードっていうのはね、格段に速くなると思うんですけれどもね。
見ててね、何この遅さみたいな。そんな感じでしたね。
やっぱり男性の若手なんかはやっぱりだいぶ早いですよね。
そこで競っても仕方ないのかなとか思いますけれどもね。
一つ一つですよね、一つ一つ。
しかし去年、そうやってね、ビデオを、まだまだあるんですよ、まだまだ修正点いっぱい出てきたんですけどね。
自分で見つけた修正点を直そうという気にはなるんですね。
しかし、他人さんがこうなってるわよ、ああなってるわよって言われたのってね、全然頭に入ってこないんですよ。
その前にあなたどうよ、みたいなね、そういう目で見てるんですね、きっと。
だから、遠くで音が吠えてますが、
あのね、えっとね、武蔵もね、ここで書きつけたことを自分で発見したことのようにして稽古しなければいけないって書いてあるんですよ。
やっぱりそれってすごいなって思いました。
そんな風に言ってくださる先生はお一方もいらっしゃいませんでした。
本当です、もうすごいなって思いました。
いや、明日、ふるさとの方から後輩が一人稽古に来ますので、ちょっと右払いを稽古してみようと思います。
今日もお付き合い下さいましてありがとうございます。
えっとね、その五つの表の次第のことしかいけませんでしたけれども、これね、かなり深い、私にとってはかなり深いお話でした。
で、明日も少しずつ少しずつになると思うんですけれどもね。
水の巻き、いきたいと思います。地の巻きよりはね、文章量としては少のうございます。
まあ頑張って読んでいきたいと思いますので、どうぞお付き合い下さいませ。ではごきげんよう。
あ、それと、あのね、えっとね、加藤先生のね、どう言ったらいいんでしょう、東大好きの加藤先生。
あの気持ちがね、よくわかりました今日。
まあ本当私、あのまだお目にかかったことはございませんが、ラジオでしかお目にかかったことのない、東大の4人の優秀な方のお一人が、きのういいねをくださってたんですね。
まあ本当に、なんとなくね、この嬉しさは何なんだろうって、本当にね、これが加藤先生のおっしゃってたことなんか。
東大に対するね、それは偏った見方じゃないのかみたいなね、意見もあったと思うんですけれどもね、でもやっぱり東大は東大ですね。
本当にね、関西で住んでおりましたらね、やっぱり兄弟美意気になるんですけれどもね、しかしまあ、あの日本人の頭脳で守っていっていただきたいと思いますね。
関西高校の半数が中国人になっているという噂を聞きましたのでね、頑張って日本人の頭脳でどうにかっていうのはまたこれ語弊があるんでしょうかね。
日本人も多く留学してますもんね。まあそういうことですね。能力の限界に挑戦して頑張っていただきたいと思います。ではごきげんよう。