剣道選手権のエピソード
みなさん、こんばんは。今日は全日本剣道選手権大会の男女の全国大会だったんですね。
いつも、普段の日本武道館であるんですけれどもね。
私たちが小さい頃は、12月の最終の日曜日だったかな。
もうこれも押し迫って、ラグビーとかサッカーとか、いろんな競技の全日本選手権が重なる日だったんですね。
そこで、あるジャーナリストの剣道担当の方が、剣道連盟に、あの日だけは避けてほしいと、
全種目が殺到するから、違う日にしてほしいとおっしゃってくださって、
それで、次の年から11月3日になったんですね。
よく覚えておりますね、その時のことは。
まだ私は子供でしたが。
えっとね、水の薪。水の薪と読まなければいけないみたいですね。水の薪に入りたいと思います。
いよいよですね、優術的な解説が始まります。
宮本昔の五輪の書ですね。
剣道連盟のことで思い出したんですけれども、全日本剣道連盟の伝道ってあるらしいんですよ。
私は全く知らなかったんですけれどもね。
全日本剣道連盟の剣道の伝道の別格だったかな。
とにかくこの二人は絶対的な別格の伝道入りだということで、
三番目以下の先生方とは完全に隔離された状態で、別格として伝道入りしていらっしゃる方が、
お一人は宮本武蔵、お一人は弥生重兵ですね。
胸伸びですね。
やっぱりこれだけの、武蔵の場合は対戦した数と、これだけの書物を残したということだと思うんですけれどもね。
いろんな剣道がやはり江戸時代、鎌倉時代、もっともっと昔からいるとは思うんですけれどもね。
特に江戸から明治にかけても、明治維新の頃もいますよね。
剣道列伝というのはありますよね。
でもその人たちとは完全に別格扱いなんですよ。
そういうのがあるというのは知らなかったんですけれどもね。
昭和の剣道十段なんかがその後に名を連ねてくるんですけれどもね。
明治維新の頃とか、江戸時代の頃とかの剣道とかはどうなるんでしょうね。
と思っちゃいますね。
でもこのお二方、別格の扱いのお二方は江戸時代ですからね。
別格なんですね。
水の薪を読んでみますね。
兵法二典一流の心、水をもととして利方の方を行うふり、
行うによりて水の薪として一流の立ち筋、この書に書き表すものなり、
この道、いずれも細やかに心のままには書き分けがたし、
たとえ言葉は続かざるというとも、利は自ら聞こゆべし、
この書に書きつけたるところ、一言一言一字一字にて思案すべし、
大方に思いては道のたがうこと多かるべし、
兵法の利においては一人と一人との勝負のように書きつけたるところなりとも、
番人と番人との合戦の利に心得、大きに満たつるところ寛容なり、
この道に限って少しなりとも道をたがえ、道の迷いやりては悪道に陥るものなり、
このこと書きつけばかりを見て兵法の道に及ぶことにはあらず、
この書に書きつけたるを我が身にとって書きつけを見るとは見ると思わず、
習うと思わず、偽物にせずして、すなわち我が心より見出したる利にして、
常にその身になりてよくよく工夫すべし、
水の薪の錠の部分です。
水をもととして利方のほうを行うによりて、水の薪として一流の立ち筋というのをこの段に書きましたということですね。
この薪に書きましたということですね。
この道いずれも細やかに心のままに書き分けがたしと書いてますね。
たとえ言葉は続かざるとも、利は自ら聞こゆべしと。
その意図するところの本質的な部分は、自ら理解できるだろうと分かってくるだろうと聞こゆべしと書いてます。
一言一言一時一時にて思案すべしと書いてあるんですよね。
大雑把に思って読んでいては、道のたがうこと多かるべし、道がそれで行ってしまうぞということですね。
平法の利においては、一人と一人の勝負のように書きつけてあるところなりとも、合戦のように考えて大丈夫ということですね。
それでね、道の迷いやりては悪道に陥るものなり。
平法の道に迷いがあったならば、結果は悪道の道に落ちてしまうよと、迷いがあってはいけないよということですね。
我が身にとって書きつけを見ると思わず、習うと思わず、偽物にせずして、見ようと思うというか、習っているとも思わなくていい。
真似をしようとしなくてもいい。
すなわち、我が心より見出したる理にて、すなわち、それぞれの自分たちが見出した、発見したと思って、常にそういうふうに思って、その身になりて、よくよく工夫すべし。
ここにはテキストとして答えを書いてあるけれども、この書いてあるテキストの答えを見ていると思わずに、習っているとも思わずに、これに真似をしようと必死にならずに、自分が見出したものだと思って、
常にそういう身体になって、自分が開発した技術なんだという脳も身体も、すべてそうなった上で工夫せよっておっしゃってるんですよ。
試合の感想
これすごいと思うんですけどね。
Bが先か、Doが先かみたいなことって言われることありますよね、こういうこと。
武蔵はBが先だと断定してますね。
なったつもりになって、学ばなければ身につかないということですよね。
自分が開発した技術だと思って、稽古しなさい。
決して真似しようとしてはいけない。
この答えを見たと思ってもいけない。
自分が気が付いて、自分が最初にやってるんだと思ってやりなさいって。
武蔵、この後もずっと出てきますけれどもね、びっくりするようなことが次から次へ出てくるんですよね。
血の巻きもそうでしたよね。
そういう独自の路線というのを、それぞれ教えている弟子たちに、
武蔵の理論だと思わなくていいって、自分が開発した、自分が発見した理論だと思えって言ってるんですよ。
思った上で、そういう体になった上で、稽古しろって言ってるんですよ。
ここら辺の視点の高さというか、視座の高さというか、見渡している広さというか、
ここら辺でもレベルの圧倒的な違いを感じてしまうんですね。
この水の巻きの上だけで、えらく感動してしまいました。
今日も全日本選手権予選はあまり見てないんですが、準決勝から真剣に拝見しましたけれどもね、
女子も男子も良かったですね。
悪いところを言い出したら、キリがないですしね。
自分がやってみろと言われたら、ごめんなさいと言わなければいけないし。
だから、一つはね、相手の立ちを受け止めようとする前にね、絶対に隙をさっき切り落とした方が勝つと思うんですよ。
もう受け止める時っていうのは、受け止めたら最後、どちらかに勝敗の旗を上がると思っておかなければいけないですよね。
そういう感想を持ちましたね。なんだかこう、濁して言いますけれども。
そんな感じでしたね。
いやー、立派な試合もありましたね。
愛媛の村上選手、素晴らしかったですね。負けましたけどね。
負けましたけど素晴らしかったですね。
なんでかしら、常に中心を責めてるから、市内の剣道でいいところまで行って負けたんですけれども。
負けたとはいえ、あれが真剣だったら、身を切らせて骨を切るみたいなことになってたんじゃないかっていう風にも感じましたね。
女子の試合も、優勝した選手はね、どんな体勢からでも正面から面を打てるっていうんでしょうかね。
体勢立て直して打てる方でしたね。
気ぐらいでも圧勝してましたね。
準優勝の選手は大阪の選手でしたが、気ぐらいで負けてましたね。
実力的には大差なかったと思うんですよね。
ひょっとしたら若さで上回ってたかもわからないですね。
まあ今日はそういう1日でございました。
来月は田浦県から友人が訪ねてくれることになりまして、本当に嬉しいことですね。
私は女性ですので、不動産のお友達というのが近くにいらっしゃらないんですよね、あまりね。
ほとんど男性なんですね。中階さんも男性ですしね。
常に夫と話しながら進めるんですけれども、夫は仕事がありますのでね、道を動ける私が全部するわけなんですけれどもね。
ただ、その会に来てくださる方にお伝えしようと思っていることはね、
不動産を買って賃貸をして、それを増やしていくという仕事をするにあたっていろんなトラブルって起きてくると思うんですよ。
私も本当に平成28年からです。これは大変なことになったと思って、農家を続けるかどうするかというのをね、夫と夫の母も一生懸命考えたんですけれどもね。
その度にね、問題が発生する度に、まさかと思うようなことを学んでいくんですね。問題が発生しなければね、そういう学びというのは絶対に訪れないんですよ。
本当ですのでね、やっぱりね、成功は失敗の顔をしてやってくると言いますけどね、あれは本当にその通りだと思いますね。
本当に、いやー、そういうことをお伝えできたらなとは思うんです。私にお伝えできることを言ったらそれぐらいですね。
あとは、本当、農業委員会さんとのやり取りとか仲介さんとのやり取りとかね、テナントさんへの感謝とかね、私の場合は本当にね、いろんな問題に直面してフラフラになった時もありましたよ。
でも、その度にね、もうこの方には感謝だわっていうふうなことが次々と起こりましたので、
これからね、農地を購入しようという方とか、調整区域を購入しようとなさっている方たちにね、どうぞ恐れないで諦めないで、どこかに道があるっていうふうにね、絶対にね、光を射しますので。
なんちゃって偉そうに言っておりますが、私も駆け出してございますので、皆さんのご指導を賜りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ではごきげんよう。
