福祉の新しいカタチ
おはようございます。ジャパニケアを札幌でB型就労支援で、カフェ&雑貨屋をやっているジャパニケア札幌のシュガーです。
今日は、企業とのパートナーシップで広がる福祉の新しいカタチについてお話しします。
企業とのパートナーシップや福祉の新しいカタチについて、どういうことか気になる方は、ぜひ最後まで聞いてください。
私たちの事業所では、カフェを併設した小さな雑貨店を運営しています。
利用者さんたちと一緒に食事やコーヒーなどのドリンクを提供したり、雑貨やクラフトビールを販売したりしています。
私シュガーは、地下鉄丸山公園駅から徒歩6分ほどの場所にあるジャパニケア札幌のボランティアスタッフです。
マノメオというお店が私たちの職場です。
このチャンネルでは、事業所での日々の出来事を通して、福祉事業の魅力や素晴らしさを学ばせていただいていることについて発信しています。
うちで働きたいよとか、利用したいよという方、またご質問などがあれば、概要欄よりお問い合わせください。
それでは早速今日の本題です。
本日は企業とのパートナーシップについてお話ししたいと思います。
私たちはB型就労支援事業所として、飲食店や雑貨店を運営しています。
でも、ただの福祉施設ではありません。
私たちは一人一人が輝ける場を作ることを目指していて、従来の作業中心の支援ではなく、その人の得意や個性を生かせる仕事を一緒にデザインしています。
最近はスタッフ同士の雑談の中で、企業とのコラボ企画やプロジェクトができないかということが話題に上がることがあり、妄想であんなこと、こんなことができたらいいなとアイディアを出し合っています。
今日はそんな企業とのパートナーシップについて、どんなパートナーシップを作りたいか、私たちが大切にしている3つのポイントをお話ししたいと思います。
対話からの価値創造
まず1つ目のポイントは、対話から始まるパートナーシップです。
福祉と企業が手を組むと聞くと、CSR活動の一環とか、社会貢献のための寄付といったイメージを持たれる方も多いと思います。
でも、私たちが目指しているのは、もっと双方向の関係です。
例えば、企業の中で環境に配慮したノベルティを作りたいという声があったとします。
そのデザインを私たちの事業所の利用者さんが担当する、あるいはリユース素材を使って手作りの雑貨にするというのはいかがでしょうか。
企業パートナーはそれを限定ノベルティとしてお客様にお渡しする。
そんな形なら企業の環境意識も伝わりますし、利用者さんにとっても自分の作品が社会で使われているという実感が生まれます。
デザインを担当した利用者さんは、自分が描いたものが仕事になるということにやりがいと生きがいを感じると思います。
また、企業の取り組みとしてもステークホルダーからポジティブな評価を得られると考えています。
この対話から始まるパートナーシップという考え方は、お互いのできることとやりたいことを持ち寄って一緒に形にしていくプロセスなんです。
福祉も企業もどちらかが教える側ではなくて、同じチームとして作る側になる、これが私たちの理想とする関係です。
次のポイントは企業にとっての新しい価値です。
福祉との共同というと、どうしても支援してあげる側というイメージをもたれがちです。
でも、実は企業にとっても大きな学びと成長のチャンスなんです。
私たちと一緒にプロジェクトを進めるそのプロセスは、お互いの視点が広がり、気づきや成長を分かち合う競争の学びの場になると思います。
プロジェクトを進める中で、利用者さんの自由でクリエイティブな発想や心のこもった作品にきっと驚かれると思います。
そして、社員の皆さんにとっても、自分の仕事が社会とどうつながっているのかを改めて考える、そんなきっかけになるかもしれません。
福祉と関わることは、企業の社会的存在意義を再発見する機会になるんです。
最近では、サスティナビリティ経営や人的資本経営が注目されています。
企業のエンゲージメントを高めたり、社会に対する信頼を築くには、数字や制度だけではなく、体験から生まれる気づきが欠かせないと思っています。
私たちは、私たちのパートナーシップで、企業パートナーにその体験の場を作りたいと考えています。
社員の皆さんが一緒にプロジェクトに関わることで、社会課題をリアルに感じる時間を持つことができ、
仕事を通して社会的な意義ややりがいを再発見してもらえたら素敵だなと思っています。
小さな行動が社会を変える、そんな感覚を持つことが、結果的に仕事への誇りやモチベーションにもつながるのではないでしょうか。
企業の社会的評価という面でも、単なるCSRの枠を超えて、
社員の学び、地域との競争、そして利用者の自己実現という三法四種の成果を作りたいと考えています。
未来を共に作る
そして三つ目のポイントは、一緒に未来をつくるパートナーです。
私たちはB型事業所イコール雇用の受け皿という枠を超えて、社会の一員として共に成長していきたいと思っています。
企業の皆さんの中には、サステナビリティを意識したいけれど何から始めればいいのかわからない、
社会貢献活動をしたいけれどどう関わればいいか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ私たちがパートナーになります。
一緒に考え、一緒に形にしていきたいです。
例えば企業の商品パッケージやノベルティのデザインを利用者さんと一緒に手掛けたり、
利用者さんの得意を生かした新しいプロジェクトを一緒に立ち上げたり、
イベントやスポットで一緒に販売を行うということもできるかもしれません。
そんな小さな一歩からでも素敵な競争が生まれます。
私たちはチャレンジしながら可能性を広げていきたいと思っています。
こうしなきゃならないという決まり事はありません。
一緒にこんなことができたらいいな、その気持ちさえあればきっと何かが動き始めます。
最後に今日の3つのポイントをまとめます。
対話から始まるパートナーシップ、企業にとっての新しい価値、一緒に未来をつくるパートナー、
この3つを大切に私たちは福祉の新しい形をつくっています。
私たちは利用者さんの才能を信じ、その可能性を社会につなげることで、
企業の皆さんと一緒に優しい経済を育てていきたいと思っています。
もし何か一緒にできるかもと思ってくださった方がいたら、ぜひ一度お話ししませんか。
どんな小さなアイディアでも対話からきっと何かが生まれます。
私たちはこれからも挑戦し続ける福祉として、地域と企業とそして社会とつながりながら、
一人一人が輝ける場所をつくっていきます。
この配信が皆さんにとって新しい出会いや気づきのきっかけになれば嬉しいです。
今日の話はここまでです。いかがでしたか?
利用してみたい、一緒に働きたい、見学や体験は随時募集していますので、概要欄よりお問い合わせください。
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ジャパニケアを札幌市から就労継続支援B型事業所 ジャパニケア札幌のシュガーがお届けしました。
また次回の配信でお会いしましょう。
それでは素敵な一日をお過ごしください。