人権を働く環境の中心に
おはようございます。ジャパニケアを札幌でB型就労支援で、カフェ&雑貨屋をやっているジャパニケア札幌のサステナブル部本部長、シュガーです。
今日は、安心して働ける場所をつくるという人権の福祉についてお話しします。
気になる方は最後まで聞いてください。
特に福祉の現場で働く方や、働き方に悩んでいる方、人との関わりの中で無理させない支援を考えたい方にはきっとヒントになると思います。
私たちの事業所では、カフェを併設した小さな雑貨店を運営しています。
利用者さんと一緒に食事やコーヒーなどのドリンクを提供したり、雑貨やクラフトビールを販売したりしています。
私、シュガーは地下鉄丸山公園駅から徒歩6分ほどの場所にあるジャパニケア札幌のサステナブル部本部長です。
マノメオというお店が私たちの職場です。
このチャンネルでは、事業所での出来事を通して福祉事業の魅力や素晴らしさを学ばせていただいていることについて発信しています。
うちで働きたいよとか利用したいよという方、またご質問などがあれば概要欄よりお問い合わせください。
それでは早速、今日の本題です。
今日のテーマは、安心して働ける場所を作るという人権の福祉です。
ポイントは3つです。
1つ目は、人権を働く環境の中心に置くこと。
2つ目は、断る勇気が信頼を生むという考え方。
3つ目は、おまけではなく安心を価値として伝えることです。
この3つについて順にお話しします。
まず最初のポイントは、人権を働く環境の中心に置くことです。
福祉の現場って支援する、されるという関係に見られがちですが、本来は共に働く、共に生きる関係なんですよね。
働くということは、人として尊厳を持って社会とつながる大切な行為です。
だからこそ、人権への配慮は特別なテーマではなく、日常の前提であるべきだと思っています。
私たちの現場で大切にしているのは、一人一人の意思を尊重すること。
例えば、作業の内容やペース、参加する時間なども、できるだけ本人が選べるようにしています。
今日はここまでにしたい、別の作業をしてみたいという声も、なるべく受け止めるようにしています。
もちろん仕事としての成果も大事です。
でも、どんな成果を出すかよりも、その人がどう感じながら働いているかを大切にしたいと思っています。
自分の意見が尊重される経験が、ここにいていいんだという安心感につながります。
だからこそ、やってみたい、挑戦してみるという問いかけをしながら働いています。
そのやりとりの中に、人権を大切にする福祉の原点があると思います。
結局のところ、人権って遠い社会問題ではなく、
今日この場所で相手の意思をどう扱うかにすべて表れていると思っています。
安心を価値として伝える
2つ目のポイントは、断る勇気が信頼を生むという考え方です。
例えば、連休前の金曜日5時過ぎに、これ今日中に納品できますか?という依頼があった場合、
私たちはそういう時に、すみません、今回は対応できませんとはっきり伝えます。
一見冷たく見える対応かもしれませんが、実はこれが信頼につながる。
なぜなら、誰かを無理をさせてまで納期を守ることは、私たちの理念に反するからです。
そして、利用者さんやスタッフを守るという姿勢を貫くことが、
長い目で見た時に、誠実な事業所として認識されると考えています。
福祉に限らず、どんな仕事でも断るという選択は勇気が要ります。
でもそれを恐れず、私たちは人権を守る立場から、この仕事をこう受けますと言えるかどうか、
そこがサステムナブルな働き方の分かれ道になると思います。
私たちは働く人を犠牲にしないというルールを守りながら、
それでもできる範囲でベストを尽くすというスタイルを続けています。
3つ目のポイントは、おまけではなく、安心を価値として伝えることです。
福祉の世界では、送迎アリや昼食無料などを利用しやすい仕組みをよく紹介しています。
もちろんそれも大事ですが、実は選ばれる理由はそこじゃないと考えています。
本当に伝えたいのは、ここなら自分らしく働ける、ここなら安心してチャレンジできるという感覚です。
つまり、人権に配慮された安心感そのものが一番の魅力だと思っています。
まだまだ足りないところはあるけれど、利用者さんが安心してチャレンジできる環境を作りたいという思いを持って働いています。
働く人が安心していれば、その安心は自然とお客様にも伝わります。
だから私たちは、お得ではなく安心を発信するようにしています。
無理せずにできることをできる範囲でやる、これを弱さではなく誇りとして語れるようになりたい。
そしてそういう姿勢を見た企業や地域の方が一緒にやりたいと言ってくれる、これがこれからの福祉の在り方だと思います。
今日のテーマは、安心して働ける場所を作るという人権の福祉でした。
ポイントは3つです。
1つ目、人権を働く環境の中心に置くこと。
2つ目、断る勇気が信頼を生むという考え方。
3つ目、おまけではなく安心を価値として伝えること。
人権というと難しく聞こえるけれど、実は相手の心と時間を大切にすること、その積み重ねが安心して働ける場所を作ります。
今日の話、ためになりましたよね。
本日の話はここまで、いかがでしたか。
利用してみたい、一緒に働きたいという方、見学や体験は随時募集していますので、
概要欄よりお問い合わせください。
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ジャパニケアを札幌市から就労継続支援B型事業所、
ジャパニケア札幌のサステナブル部本部長シュガーがお届けしました。
また次回の配信でお会いしましょう。
それでは素敵な1日をお過ごしください。
