言葉にできない時間の意味
おはようございます。ジャパンにケアを。札幌でB型就労支援でカフェ&雑貨屋をやっているジャパニケア札幌のりんりんです。
今日は言えない気持ちの奥にあるものについてお話しします。気になる方は最後まで聞いてください。
特に人とのコミュニケーションに苦手意識がある方や、言葉にできない思いを抱えている方にはきっとヒントになると思います。
私たちの事業所では、カフェを併設した小さな雑貨店を運営しています。利用者さんと一緒に食事やコーヒーなどのドリンクを提供したり、雑貨やクラフトビールを販売したりしています。
私、りんりんは、地下鉄丸山公園駅から徒歩6分ほどの場所にあるジャパニケア札幌の支援員です。
マノメオというお店が、私たちの職場です。
このチャンネルでは、事業所での日々の出来事を通して、福祉事業の魅力や学びを発信しています。
うちで働きたいよ、利用したいよという方、またはご質問などがあれば、概要欄よりお問い合わせください。
それでは早速、今日の本題です。
今日のテーマは、「見えない気持ちの奥にあるもの」です。
ポイントは3つあります。
1つ目は、言葉にできない時間にも意味があること。
2つ目は、聞く側の待つ姿勢が支援になること。
3つ目は、沈黙の中にもたくさんの気持ちが流れていることです。
まず最初に、言葉にできない時間にも意味があること。
支援の現場では、話してくれない、何を考えているかわからないと感じることがあります。
でも最近私は思うんです。話さない時間にもちゃんと意味があるんじゃないかって。
例えば、ある利用者さんが作業の途中で静かに手を止めて、じっと窓の外を見つめていることがありました。
その時私は、何か声をかけていいのか迷いました。
でも少し待ってみたんです。
するとしばらくして、「今日は気持ちが落ち着かない日なんです。」とポツリと話してくれました。
もしあの時、焦って、「どうしたの?大丈夫?」と声をかけていたら、その一言は出てこなかったかもしれません。
言葉にするまでの沈黙の時間も、その人にとってはとても大切なこと。
急かさずに待つことも支援の一つの形なんですよね。
聞く姿勢の重要性
2つ目、聞く側の待つ姿勢が支援になること。
聞くという言葉はよく使われますが、実は待つということと深くつながっていると思います。
誰かが話してくれるのを待つ時間、それはただ黙っているようで、心の中ではあなたの気持ちを大切に思っていますというサインを送っている時間なんです。
言葉がすぐ、すぐに出てこない場面では、無理に答えを引き出そうとするよりも、側で落ち着いた空気を作る方が話しやすい気持ちになってもらうことがあります。
例えば、作業の合間に飲み物を用意したり、同じ空間でゆっくりとした時間を共有するだけでも、心の緊張がほどけて少しずつ言葉が出てくることもあるんです。
何を話しても大丈夫なんだ、と思える安心感は、あれこれ問いかける言葉そのものよりも、場の雰囲気や空気から生まれることが多いと感じます。
そんな時、ああ、支援って言葉のキャッチボールだけじゃないんだ、と思うのです。
沈黙を共有できる関係性、それが言葉以上に信頼を築くこともあります。
沈黙の中にもたくさんの気持ちが流れているということ、何も言わないということは、何も感じていないということではありません。
沈黙の奥には、悔しさ、もどかしさ、不安、そして希望、いろんな感情が静かに流れています。
例えば、利用者さんが作業を終えた後、何も言わずににっこりと笑ってくれた時、その笑顔の中には、今日も頑張れた、という誇りや安堵がきっとあるんです。
支援員としてできることは、その言葉にならないメッセージを受け取る感性を磨くこと。
そして、何も言わない時間も大切だよ、と心の中で伝え続けることなんだと思います。
今日のテーマは、「言えない気持ちの奥にあるもの」でした。
ポイントは3つです。
1つ目、言葉にできない時間にも意味がある。
2つ目、聞く側の待つ姿勢が支援になる。
3つ目、沈黙の中にもたくさんの気持ちが流れている。
支援の中で大切なのは、言葉よりも心の温度。
急がず、焦らず、沈黙の時間も一緒に過ごせる関係を、これから大切にしていきたいなと思います。
本日の話はここまで。いかがでしたか?
利用してみたい、一緒に働きたいという方、見学や体験は随時募集していますので、概要欄よりお問い合わせください。
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