第25話 名前を呼ぶことは、薬かもしれない。
「うちの爺さんは、何にもせん堅物でね。でも、一つだけうれしいことがあるとよ」
そう話す80歳位の和子さん。
ご主人は、子どもや孫ができてからも、「お母さん」「ばあちゃん」ではなく、ずっと「和子さん」と呼び続けてくれたそうです。
妻になり、母になり、おばあちゃんになっても、名前を呼ばれると「私は今も私なんだ」と思える。
名前は、生まれて最初にもらう贈り物。
そして、大切に呼ばれるたびに、何度でも贈り直される言葉なのかもしれません。
今回は、名前を呼ぶことに込められた、温かな愛情についてお話しします。
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サマリー
ラジオパーソナリティの高尾雅人さんが、80歳くらいの和子さんから聞いたエピソードを紹介。和子さんの夫は、妻を「和子さん」と呼び続け、その呼び方が和子さんにとって「私は今も私なんだ」と感じさせてくれる大切な愛情表現だと語る。名前を呼び続けることは、相手への敬意と変わらぬ愛情を示す「薬」のようなものであると締めくくっている。
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