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2025-01-06 37:50

#13-1 ゲスト・長野 蓼科のお花屋さん / 櫻井 啓介さん【読書のまにまに】

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長野・蓼科でお花屋さんをやられている櫻井 啓介さんをゲストに迎えて、トークセッション。東京でIT系企業で働いていたところから移住して長野でお花屋さんとして活動する櫻井さん、その今に至る道をつくってきた本たちについて話します。

 

【今回のゲスト】

長野・蓼科のお花屋さん / 櫻井 啓介さん

note:https://note.com/sakusuke

サマリー

今回のエピソードでは、長野県の千代市でお花屋さんを営む櫻井けいすけさんがゲストとして登場し、読書、自然、生活についての思いを語ります。櫻井さんのデジタルマーケティングの経歴や、花に対する情熱を持つ理由についても深く掘り下げられます。長野県の花屋での経験を通じて、櫻井けいすけさんはマーケティングと花デザインの関係性について語り、特にシャンペトルブーケや花池氏の作品について触れます。また、並行して読む本の選び方や自身のスタイルの確立についても話しています。長野の蓼科にあるお花屋さんでの経験について、櫻井けいすけさんは語り、お花屋さんでの仕事が彼に与えた影響や、美しい色彩がもたらすインスピレーションについて深く掘り下げます。

読書とお花屋さんの出会い
はい、今日も始めていこうと思います。読書のまにまに。この番組は、あらしろゆうきがナビゲートをしてお届けしております。
この番組は、読書の途中で生まれてくるいろんな声を聞いていく番組です。
本って、読み切ることが伝統に置かれることが多いような気がしております。
けど、読むって難しいと思っています。読み切ることに意識を向けて読み終えると、あまり覚えてなかったり、
あれ、この本ってなんで読んだんだっけ?とか、わからなくなったりすると。
この番組では、読み切るとか読み終えることには重点を置かず、読んだ数十ページでも1ページでもいいですし、もはや見た表紙だけ、手で触れただけでもいい。
ゲストの方に思い出す本の感覚を聞きながら、この瞬間の読書を楽しむことに意識を向けていこうとする番組でございます。
さて、今回第12回ということでお呼びをしておりますのが、今回ゲストが長野県立品でお花屋さんをやられております櫻井けいすけさんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
けいすけさん、普段は、この前初めてお会いしたんですけど、さくすけさんとお呼びをしておりまして、今日もここではさくすけさんと呼ばさせてもらえたらなと思っております。
はい、お願いします。櫻井けいすけの最初と最後でさくすけと呼ばれることが多いので、ちょっと呼んでもらえると嬉しいです。
はい、ありがとうございます。
ちょうどさくすけさんとは、あれです、あのお会いしたのって先月でしたっけ。
ちょうど1ヶ月前ぐらいですね、多分。
1ヶ月前ぐらいでしたっけ。10月の後半ぐらいでしたよね。
そうですね。
このホットキャストにも何回目だっけ、何回目かに出てもらった森とピアノとっていうところの代表の春さんがいましたけれども、そちらにまたこの前先月遊びに行ったとき、そのときは浄灯式があったんですよね。浄灯式でしたよね、確か。
浄灯式。
そのときに、ちょうどそこの場所にさくすけさんもいらっしゃって、ちょっとお話をしていたら、なんかちょっとこの場所で呼びたいな、ちょっと本の話聞きたいな、みたいなことを思って勝手ながらお誘いさせてもらいまして、今日になりましてありがとうございます。
長野県移住の背景
ありがとうございます。こちらこそ。
あのときは、それこそ僕は花屋としてお花を提供するみたいな形で参加していたんですけど、まさか本の話をはじめましての一つすることになると、そこからまさかポッドキャストをやられてるっていうのもその場で聞いて、お誘いありがたく思ってます。ありがとうございます。
ありがとうございます。僕の中で印象的だったのが、それこそその浄灯式の中だと、建てている建物の上からその代表の春さんとさくすけさんの二人が花を空中に巻くっていうのを見たときに、なんかいいなーみたいなことをすごく目の中にすごく残ってるような感じがありますね。
すごいでも素敵な、場所自体がすごい素敵ですしね。お花をそこに巻くのも。
いや本当にそうですね。
すごい鮮やかになったのかなと思います。
確かに。
じゃあ最初、さくすけさんのこと知らない方も多いと思うので、普段どんなことなさってるのかとか、考えてるのかみたいなことを教えていただいてもよろしいでしょうか。
はい、普段僕は今長野県の千代市というところに住んでまして、八津畑っていう山が見えるところで結構山が好きな人とかは来たり、あと巣箱が近くにあったりっていう場所でそこで働いてるんですけど、花屋の店舗としても働いてますし、今僕が働いてる会社は畑を持ってまして、そこの畑で花を育てる。
っていうところもやっていて、実際その花を畑で管理しながら育てて収穫も自分たちでして、それを本社に持って帰ってドライフラワーに乾燥させて加工したり、あとは成果として店舗で販売したり、そのままブーケを作ったり。
ドライフラワーにしたものでまた商品を作って、それを全国に発送したり、みたいなことを普段はやってます。
僕はその中で畑もやってますし、制作、自分で実際に花束とかアレンジメントを作るのもやりますし、あとは元々僕は花屋の前がデジタルマーケティングの会社で働いてたり、
IT系にいたのでパソコンの部分もある程度できるというので、そっちのジムというかマーケティングだったり、ジム系のパソコンを使う業務も幅広くやってるっていう感じです。
基本的には花を触って、花を作って人に渡すっていうのをやってるという感じです。
ありがとうございます。
なるほどな。会社の中のマーケティングみたいなのもやったりするんですね。
そうなんです。幅が広くやってるっていう感じだ。
ちなみにサクスケさんはいつぐらいからそちらにいらっしゃるんでしたっけ?
それが本当にこっちに来たばっかりで、今年2024年の4月にこっちに移住してきて、その前は東京に住んでたんですけど、
もともと自然の中に行くのが好きで、キャンプに行ったりとかしてたんですけど、やっぱり生活していくところで東京の人の多さだったりとか、やっぱり空が狭いなって感じることだったりっていうのに耐えられなくなって、
いよいよ東京離れようっていうので、今年の2024年4月からこっちに移住してきたという感じです。
なのでまだ冬を知らないんですよ、こっちの。
確かに、そっかそっか、そうですよ、これからですよね。
今この収録が11月の半ばぐらいなんで、これから冬が来るという感じで、
確かに。
ドキドキしました。
確かにな、そっか。まだ雪とか降ってないですか?
まだ下には降りてきてないんですけど、本当にこないだ八ヶ岳の山頂の方に雪が間接して見えて、
なのでもういよいよ雪が降りてくるなっていう。
そっかー。
でもやっぱ僕が移住してきて、こっちの地元の人とかに会ったりして、最近4月に移住してきたんですよっていうと、
本当に99%ぐらいで、あ、じゃあまだこっちの冬知らないんだね。
よくこんな寒いとこ引っ越してきたねって言われるんで。
言われるんですね、それ。
はい。
面白い。
結構そこは寒いんだろうなと思いつつ、でもこっちに住んでみて、ここの人たちの、人の温かさとか、
人のすっかりみたいなところが、とてもとても感じる部分もあるんで、生きてはいけるだろうと思ってます。
読書の楽しみ方
なるほどなー。
どっか、まあでもそうですよね、もう本当に積もって、たぶん車も移動も大変になったりとか、いろんな生活上の変化がたくさんあるんでしょうね。
もう雪道の運転とかが、まあ普通になると思うんで、冬場は。
まあそうですよね、確かに確かに。
あ、そっか、え、なんかあの、お生まれも東京でしたっけ?
僕、生まれ東京で小学生の後半から、親の転勤とかで福岡に引っ越しまして。
あ、そうなんですね、そっかそっか。
そこから大学まで僕福岡に行ったので、まあ育ちは福岡みたいなところあるんですけど、それも、何ですかね、言ったら福岡市内の割と都市に近いところだったので、
こういう自然が近いところに住むみたいなのは本当初めてです。
じゃあその雪道での運転みたいなのも慣れはあんまりなかったりするんですね。
あったくないので、心配です。
いやー心配ですよね、そうですよね。
僕自身は生まれ秋田ですけど、育ちは神奈川なので、秋田に行ったりするとすごく雪道でも運転したりしますけど、すごい嫌ですもんね、慣れはないから。
そうですね、やっぱ。僕は雪道の運転はそれこそ旅先とかで、センタカーでやるぐらいしかなくて。
例えば通勤とか、まあこっち車で通勤とか、
まあそうですよね。
その車移動なんですけど、日常生活で雪道を走るっていうのは初めてなんで、どうなるかって感じですけど。
そうか、じゃあドキドキな冬がやってくる感じなんですね。
そうですね、これから。
あーいいな、なるほど。
ちなみに今思い返してみたりすると、この前お会いしたときにどういう流れで本の話をしたんだっけなーってことを思っていて。
確か、キタムさんといろいろお話してる中で、キタムさんがこれから本屋さんをやってみたいと。
あーそうかそうか、そういう話か。
をお話してくださって、でそのときにまあ僕もなんかすごい本は、まあ僕自身めちゃくちゃたくさん読むってわけではないんですけど、
本の読むのがすごい好きだったりするんで、
あー僕もすごい本好きでーっていう話で、ちょっと本が広がっていったっていう記憶が。
そうでしたね、そうだそうだ、そうでした。
あのときたぶんそんなに話しなかったなーみたいなところの、だんだんと話題から入っていけたらなーみたいなこと思うんですけど、
まさにこの番組自体その主題として、すごいたくさん、何度も何度も読んだ本とか、すごい大好きな本とかっていうよりかは、
今なんか自分として読みかけだなーって思ってるような本、みたいなところを主題にしたいなーと思っているんです。
それこそあの、冒頭でもお話をさせてもらっておりましたが、
例えばそうだな、単語としてつんどくみたいな言葉ってあるじゃないですか。
まだ読んでない本が積んであるみたいな。
つんどくもなんかすごく個人的にはいいなーって思っていて、
つんどくってなんか読まなきゃいけないけど読んではいないみたいな、
みたいな感覚がちょっとどっかあるような気がしていて、
なんかそういうのってもったいないなーみたいなこと思ったんですよ。
なんかもはや読まずにひたすら数百年つんどく積まれてるみたいな本がたくさんあってもいいだろうなーみたいな。
そうしたら個人的に思ったりしているみたいな。
つんどくは僕結構、むしろ僕もつんどくするタイプの人間。
なんか本を例えば買ったりとか図書館で借りたりとかいろいろ、
友達に貸してもらったりとかいろいろあると思う。
僕の場合、本を買うのはだいたい友達とか先輩とかにこれ面白かったよみたいな紹介してもらったり、
あとはSNSにこれ良かったみたいなのを友達とか知り合いがあげて、
自分だったりしたらもう一旦買うみたいな。
とりあえず本はお金いくらかけてもいいっていうのが自分の中のルールとしてあって、
一旦とりあえず買うみたいな感じで、
Amazonとかで。
そうやっていくとすごい増えてはいくんですけど、
統計別に全部をめちゃくちゃガーって読むかっていうわけではなくて、
割と積まれていくんですよね。
なるほど。
あと僕のこれ、読み方なんですけど、
聞きたい。
僕、一冊をガーッと全部読み終わって次に移るみたいな読み方ができないタイプの人間。
結構集中力が他の方に集中がいっちゃうというか、
結構読んでる中で途中で、
例えば合間時間で読んでて、
それで終わって、例えば仕事に戻ったりとかするじゃないですか。
で、次じゃあ仕事終わって帰ってきて、
時間あるか本読もうってなった時に、
読みかけの本じゃなくて、また別の、
その時にみんな本を積ん読されてる中の、
今これ読みたいかもみたいな感じで別の本を読み始めて、
僕5、6冊を並行して読んだりみたいな。
いいですね。
そうやっていくと、途中までしか読んでなくてそのまんま読まれないものとかも中にあったりして、
逆にすごい一気に全部読んじゃうみたいなものもあったりする。
そういう読み方をする方が僕は、
ちゃんとトータル本読み進められるっていうことに自分で気づいて。
なるほどな。
一時期1冊読まなきゃみたいな感じで最初の本とかは読もうとしてたんですけど、
全然眠くなっちゃうというか、
読もうとしても読み止められなかったり、
頭に入ってこなかったりしたんで、
読書のスタイルと花屋の経験
一旦置いて、別のその時気になる本を読もうっていう読み方をしたら全部トータル本読めるみたいな感じなんで。
逆に他の皆さんがどんな読み方してるのかとかは気になりますけど。
そうか。
同時並行で読むみたいのは結構よく聞くような気もしたんですけど、
5、6冊みたいな数を聞いたのはあんまりなかったような気がする。
結構たくさんあるみたいなことを今聞きながらおおっさんですけど、
今おっしゃってた読み方を変えたタイミングっていうのはいつぐらいだったんですか。
読み方を変えたタイミングは、
4年前ぐらい、僕は花屋で働く前にデジタルマーケティング会社にいたんですけど、
マーケティングに関しては本当に知らないことがほとんどだったんで、
最初はマーケティングの本をめちゃくちゃ読み漁っていたんですよね。
ただ、とはいえ初めての内容だったりとか、
わりと理解するのにちょっと自分の中でまだ知識が足りない部分だったり、
理解力が足りなくて読み進められないとかいうときに、
小説とか久しぶりに読みたいなみたいなふうに思って、
それまではそういうビジネス本みたいなのばっかり読みなさってたんですけど、
1回ちょっと小説読もうと思って、小説を間で挟んで読んでみたら、
意外とすっきり気持ちがリセットされて、
で、またビジネス本を読んで疲れたらちょっと小説に戻ってみたいな、
そういう行き来をするようになったのはそのタイミングでっていう感じですね。
花のデザインの美学
なるほど。
で、そこからビジネス本の中でも、
例えばマーケティングの概念的な考え方の話の本だったり、
もっと細かい広告の具体的な解説本みたいなだったり、
ビジネス本の中でもいろいろジャンル分かれると思うんですけど、
啓発っぽいものだったりとか、
開発に関するものだったりみたいな、
そういう内容が違う、ジャンルが違うものも並行し読むと、
僕の中では時間が経ちすぎると前の内容を忘れとかあるかもしれないんですけど、
基本パラパラッとそれまでしおりの前に、
パラパラッと読めば思い出せるんで、
そういう並行して読むっていうのが、
そこのビジネス本の中でもやって、たまに小説に行ってみたいになると、
5、6冊ぐらいになったっていう感じですね。
へー、なるほど。そういうタイミングでそういう流れがあったですね。
そうです、そうです。
ちなみに、今ってそういうふうに並行しているものってあったりするんですか?
今もあります。今はそれこそ、
僕がこっちの長野県に来て、今の会社で、
マーケティングサイドとかも関わるようになって、
それまでは去年とか一昨年は小説と花関連の本というか、
新集だったりとか、デザイン本みたいなものを見漁ってて、
マーケの本とかあんまり読んでなかったんですけど、
最近は、今はマーケティング関連ビジネス本を2、3冊と、
あとは小説を1冊と、
もう1個その花の、これは定期的に見てるみたいな感じはあるんですけど、
花のデザインとかを読んでっていう感じで並行してます。
ちなみに、花のデザインの本は何ていう名前の本ですか?
2つぐらいあるんですけど、
僕が一番好きなのは、
ブーケシャンペトル、あ、ラメゾンって書かれちゃった。
フランスのパリでデザインとして流行っているスタイルがあって、
シャンペトルブーケっていう、
ジャンルというかデザインがある。
これが、いわゆる自然の中で小花とか草花が生き生きとしているようなデザインを
ブーケとかアレンジメントで表現するっていう。
まあ、一時期は花で、花がすごいたくさんぎゅっと詰まってる花とかが流行ってた時期もあるんですけど、
今はそうじゃなくて、もっと一本一本のが目立つように、
自然な草、草とか花じゃなくて草を持ちながら、その中にちっちゃい小花が入ってたりとか。
そういうナチュラルなデザインがフランスとかで流行り始めたのが数年前で、
僕は結構そのデザインが本当にすごい好きで、
このデザイン本を眺めながら、こういう感じでやってるんだなとか、
こういうデザインあるんだなみたいなのを参考にしてるという感じです。
なんか今調べて出てきましたけど、
これですね、ブーケ、シャンペトル、アラ、メゾン。
パリのシャンペトルブーケで暮らしを彩る岩取。
そうですそうです、斉藤由美さん。
はい。
もう一個あるんです。
どうぞどうぞ。
いいですか、これ。
もちろんもちろん。
聞いてるリスナーの方が興味あるかちょっとわかんないんですけど。
もちろんもちろん。
僕、もう一個好きなのが花池氏、岡本範子の花仕事っていう本があって、
これもすごい好きで、この本は花束、
例えばお花屋さんに行くと花束が置いてあったりとかすると思うんですけど、
実際作る側の視点としてどういうことを考えてるかというと、
花の雰囲気、例えばふわふわした花びらの花をたくさん使うとすごいふんわりしたかわいらしい雰囲気になる。
逆にちょっとトゲトゲした質感を用いるとスタイリッシュなイメージだったりかっこいい感じになったりっていう、
結構使う素材によって受け取る印象が変わるんで。
なるほど。
なのでお客さんとかに、例えばお誕生日用のギフトで花束作ってほしいんですって言われたときに、
じゃあどんな雰囲気のお花がいいですか?かわいらしい感じかかっこいい系かとかっていうイメージを聞いたりするんですよね。
あと色んなとこ。
で、じゃあかわいらしい感じがいいですっていうふうにおっしゃってたら、
そういうかわいらしい雰囲気が出る素材を選ぶっていうところで、
で僕が今言ったこの花池氏、岡本のりこの花仕事ってこの本は、
そういう質感とかを、それぞれこういうつるつるした質感はこういう印象を与えますとか、
こういうやつはカサカサしてますよねみたいなのも載ってて、
でなんかそういう想像を組み合わせて、じゃあこういう雰囲気を作りましたっていう実際の雰囲気の写真とかもあって、
すごい面白いんですよ、僕個人的にはこれ。
へー。
なんでこれもすごい好きですね僕は。
いいなー。
ぜひそういうのに興味がある方はちょっと花池氏、岡本のりこの花仕事っていう本をちょっと。
いいですねー。この方なんかインスタもあるみたいですね。
あーインスタもあります。結構やっぱインスタとかもすごい面白いですよ見てて。
へー。
あとはほんと季節で使える花も変わってくるんで、また楽しめるとこですね、一年通して。
そうなんだー。
面白い、花池氏っていうそもそもなんか呼び名があることを今知りましたね。
そうですね、でもこれは結構多分岡本のりこさんが。
独自でおっしゃってる感じなんか。
ですねー。あんまり花池氏っていう職業みたいなのがあるっていうわけでは。
あーなるほどなるほど。
そっかー。ちなみにすごい興味があるんですけど、今この2つ。
花池氏岡本のりこの花仕事という本と、むけしゃくるアラメゾンの本の2つ挙げてくださいましたけど、
とはいえほら、花に関する本ってもうすさまじい量あるじゃないですかきっと。
すさまじい量あります。
僕はあんまり詳しくないですけど、たくさんあるだろうなーってちょっと想像していて、
その中でも拓助さんがこの2冊がすごいご自身の中にあるっていうのはどういうのがあって、この2つが拓助さんの中にあるんでしょうね。
一番は僕自身がすごい大切にしてるものとか、僕自身も好きっていうところにどんピシャでハマってるっていうところですね。
例えば1個目に言ったシャンペトルブーケとかは、僕も実際自分が花を作るときに、
たくさん花を入れるっていうよりは、このグリーン、ユーカリとか緑の花じゃないものもたくさん入れたい人で、僕自身が。
その理由は、長野に移住してきたきっかけでもあるんですけど、もともと自然がすごい好きで、
そういう自然の素材を感じれる花束を見ると、僕自身がすごい素敵だなって感じるし、
僕自身作っててもそっちの方が楽しいんですよね。
なので、シャンペトルブーケみたいなスタイルがそもそも好きっていうのもあって、1個目これが個人的には刺さったと。
あとは僕がすごい尊敬してる先輩のフローリストさんがいて、
一時期そこでお手伝いに、東京のデイ店舗を持ってるんですけど、そこにお手伝いに行ったときに、その方にもともとお勧めしてもらったんですよね、この本が。
なるほど、そうなんだ。
で、僕いろいろまだ勉強中でみたいな感じの話をしたときに、なんかすごいお勧め、これすごいお勧めだよって言って、
お勧めしてもらったのが、そのシャンペトルブーケの本で。
へー。
っていうのもあって、僕の中では、何だろう、思い出でもあるし、なんかっていう至難所でもあるというか。
あー、至難所でもあるんですね。
はい、っていう意味合いはあるかもしれない。
で、モンスの方は、やっぱりその質感とか素材感っていうのに焦点を当ててる本って、まあいろいろあるはあるんですけど、その中で僕個人的には、この岡本範子の話し事って本が一番、写真とかも含めて、参考になるし見てて楽しいっていう。
シンプルに見てて楽しいっていうのが一番大きいかもしれないですね。
へー。
今後の花屋としての成長
そうなんですか。
うん。
面白いなあ。
で、作付けさんとしては、その2冊をどういうタイミングで見返したりしているんですか?
タイミングは、まあ僕自身が、今そのマーケティングの業務だったりとかもやるので、ビジネス本を最近は読むんですけど、
こうはいえ、僕はあくまで花を自分で作って、で、そこで人と人が花で繋がっていくみたいな。
僕自身が、例えばお客さんにオーダーしていただいて、その花をお客さんに渡して、そこからギフトで別の方に渡っていくっていう、
まあそういう花で繋がっていく関係が好きなので、
しかもやっぱお客さんがいいなとか、かわいいなとか素敵だなと思ってもらえる花を作るっていうのが僕の中で1個大切にしていることなので、
まあ実際いろんなオーダーを受けて作ったりするんですけど、なかなか自分の中でもうちょっとこの表現どうしたらよかったかなとか、
まあその時ある花でやるとしたら、なんかこういうふうにやったけど、
なんかもっと自分で花を選ぶところからやれるんだったらどうするかなみたいな、
まあちょっと反省というか自分の中で思い返す時に、この本に立ち返っていくっていう感じですね。
立ち返るんですね。
まあ自分の中でそういうアップデートをしていこうっていうタイミングで、
いろんな本を読んだりいろんな花屋で新しいデザインを見たりもするんですけど、
まあやっぱり僕自身の大事にしているベースの部分はここの2冊にあるなっていうのを今のところ僕は思ってるんで、ここに帰ってくるっていう感じですね。
なるほど。
ちなみに、もしかしたら僕ちゃんと知れてないかもなって今聞きながら思ってたんですけど、
吉野さんは今年からそちらに移住されてお花屋さんにいらっしゃるじゃないですか。
お花自体はどのタイミングから学ばれてというか始められたんですか?
えっとこれ本当僕まだまだ新米で、それこそ2021年に僕マーケティングの会社を退職して、
その1年間ちょっと体調不良みたいな感じで、
失業手当てもらいながら結構休んでいた時期。
お花屋さんでの出会い
で手当てが切れるっていうタイミングが2020年、22年か22年年明けぐらいの時に、
ちょっとなんかバイトするか、でももうなんかパソコン使う仕事はもうやりたくないなっていうぐらい、
結構精神的にやられてたっていうのもあって。
でたまたま散歩をしている時に、小店街にお花屋さんがあって、
なんか花屋って入ったことない。その時まで僕花屋さん入ったことないんですよ。
なんでもう20年、花には興味もそんなになかったし、
花を自分で買うっていうこともほとんど知らなかったはずで。
でまあそういうタイミングで、なんかすごいお花屋さんってカラフルな、
ですごいいいなというふうに言ったのと、
あとはマーケティングの会社でもその前からもお世話になってた先輩が、
その先輩は20代後半で大企業を辞めて3年ぐらい世界を回って、
100カ国回って帰ってきた先輩なんですけど、
その先輩がなんかのインタビュー記事で言ってたのが、
帰国したら花屋でもやろうかなと思ってたみたいなことを記事で言っていて、
なんかそっか花屋っていう選択肢があるのかみたいなのをその時ふと思い出して、
でとりあえずバイトを応募してみるかっていうので、
家の中からお花屋さんにバイトの応募をしたら受かって、
そこから花屋さんで働き始めたっていう感じなんで、
2022年の3月とかからなんでまだ2年半ぐらいですかね。
で本当にそこから実際店舗で働きながらもう本当に基本の下処理だったり、
なんですかね花束を、でも最初花束作るのはもちろん最初はやらないというかできないので、
水替え、花瓶のお水を替えたりとかそういうのをやって、
途中から徐々に自分でも花を業務終わりとかに練習したりとかっていうのを受けてっていう感じですね。
なるほどなあ、そういう流れなんですね。
そうなんです。なので僕は本当にまだまだ花の道に入って2年半ぐらいの、
まだまだこれからっていう感じなんで。
色彩の魅力と創造性
そうかー。
なんかすごい僕興味出ちゃったんですけど、
さっきほら、お花屋さん見たときにお花を見てカラフルだったって言ってくれたじゃないですか。
もちろんカラフルだったっていう言葉さっき使われていて、
シンプルにカラフルっていう4文字で表現してくださいましたけど、
でもやっぱりそこのお花屋さんの前通らなかったら、
もしかしたら、たくすけさんの今みたいな動き方、生き方ないかもしれないし、
これすごくカラフルだったっていうその認識があったからこそ、
今のたくすけさんの生き方につながってんだなって思うと、
その色とりどりの花があって、それをカラフルだって感じた瞬間って、
すごいたくすけさんにとって大切な一瞬なんだろうなーみたいなことをすごい思ったんですよ。
色が見えるっていうか、世界に色がついている感覚っていうか、
その時の感覚ってもうちょっとたくすけさん的に思い返して、
どんな感じがあったのかってことでもうちょっと聞きたくなっちゃいました。
ありがとうございます。
なんか僕本当にそれはまさにおっしゃる通りで、
もともとその花に興味がなかったんですけど、
で、仕事を辞めて1年、失業手当もらいながら休んでるタイミングで、
何をしてたかというと、僕あんまり友達に会うとかも人に会うっていう気力がなかったので、
家で引きこもって、それこそその時に本を読んでたりとかやってたんですけど、
もう一個ちょっと本とは違うんですけど、その時やっていたのが絵を描いてたんですよね、僕。
水彩とか油絵で、本当になんだろう、別に正解とかない世界で、
自分の好きなように色をキャンバスに塗りつけていくっていう。
僕それまで絵に対しては結構苦手意識があって、
理由は高校時代とか美術の授業で絵を描いたりするんですけど、
僕評価めちゃくちゃ悪くて、周りの友達とかと比べてもめちゃくちゃ下手だなって自分のこと思ってたんですよね。
なんか正直絵に対しては、自分のこと上手くないみたいな風に思ってたんですけど、
いざそうやって何にも正解がない状態で好きなようにやってみると、
自分の世界に没頭できるなっていう感覚があって。
で、その時に色って面白いなと思ったっていうのがあったんですよ。
なんでそのお花屋さんの前を通った時に、カラフルだなって感じたのは、
そういう色に対してのアンテナが若干貼られてたっていうのもあると思うんですけど、
もう一個は、そういう世界ってすごい自由な世界だっていうのが僕の中での認識として出来上がってたんで、
お花屋さんのカラフルさに惹かれたんですよね。
だから、あの色を組み合わせるのって、
あの色を組み合わせてお花屋さんは作品を作るんだなみたいなのを思った記憶があります。
で、実際僕が花屋で働き始めて、花束を作るようになって、
本当に感じたのは絵を描くことに似てるなっていうのを本当に思ったんですよ、僕は。
色をどういうふうに配置をして、ここにこの色を入れてこうしてみたいなのを考えるのが、
すごい絵を描くことに似てるなっていうので、
よりそれで花の仕事が好きになっていったみたいなところはありますね。
そうだですね。
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