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2025-01-13 38:14

#13-2 ゲスト・長野 蓼科のお花屋さん / 櫻井 啓介さん【読書のまにまに】

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長野・蓼科でお花屋さんをやられている櫻井 啓介さんをゲストに迎えて、トークセッション。東京でIT系企業で働いていたところから移住して長野でお花屋さんとして活動する櫻井さん、その今に至る道をつくってきた本たちについて話します。

 

【今回のゲスト】

長野・蓼科のお花屋さん / 櫻井 啓介さん

note:https://note.com/sakusuke

00:13
今おっしゃってた色っていうことと、さっきおっしゃってた、それこそ花生けし横森子の話事の本の中でもおっしゃってた質感みたいなものとかって、
素人目線の僕から見たときに、色と質感って作助さんの中でどんな風に構成されているのか、ちょっと気になっちゃったんですけど。
なんですかね、例えばですけど、色と質感。色は本当に、どっちも色も質感もどっちも印象っていうものに影響すると思うんですよ。
その2つが基本的には組み合わさって、物はできてるなと思っていて、例えばマグカップとかも色と質感で結構印象が変わるなと思ってて。
なるほど、はい。
すごい、例えばガラスでできた透明なカップとマットな質感のパステルカラーカップだと、全然受ける印象が違うじゃないですか。
ガラスの方だったらきっとスタイリッシュだなとか、綺麗だな。パステルのピンクとかだったら可愛らしいなんて。
で、そのマットな質感っていうのがさらに、それがテカテカしてるとまた多分違う印象になると思うんですけど。
そういう色と質感って結構全ての物事に共通してるなとは思っていて。
なので、花を束ねる時も、その花びらのふわふわ感みたいな質感と、あとは色。
で、そこの組み合わせでトータルの印象を作るっていう感じなんで。
色味はお客さんのイメージとか、例えば元気な色味がいいです。だったら黄色とかオレンジ系。
ビタミンカラーになるし、ちょっと大人なシックな感じがいいです。だったら深い赤だったりとか。
ちょっとパープルっぽい色味だったり。っていう色味の部分と、あとは質感は丸三角四角を組み合わせて、
色味とまた別でその身にくるというか。この辺変わってるのかちょっとわかんないんですけど。
そういうトータルの色味だけでも、お客さんの求めるものは表現できなくて、可愛らしいお花って言ってるのに、
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なんかすごいトゲトゲした感じの花。かっこいい感じにどうしてもなっちゃう。
まあそこは色だけじゃ表現できない部分なので。
で、質感っていうのを出そうとすると、どうしてもやっぱりお花だけじゃなくて、ユーカリみたいな刃物を使ったりとか。
なんかすごい、例えばモンステラみたいな観葉植物とかでも大きな葉っぱを使ったりとか。
あーそうですね。
なんかそういうものでも、なんか本当に変わってくる。
で、僕結構そういうデザインの本とかも読んではいて、お花に関して。
はいはいはい。
で、やっぱお花もそういうデザインがあったりするんで。
ちょっとすいません、なんか、こっちだ。
どうぞどうぞ。
すいません。えっと、まあそういう、なんかデザインの本とかも、僕お花に関して読んでるんですけど。
そういう本にも、やっぱ質感とか書いてあると。あとは面と線みたいな。
例えばモンステラの葉っぱ、俺今聞いてる方がイメージできる、もしできない方いたらモンステラで調べてもらえると思うんですけど。
すごい正面から見るとすごい大きな葉っぱ。
そうですよね。
なんですけど、それを横から見ると線になるんですよね。
ああ、薄いですもんね、そうですよね。
そう、薄くて平べったいので、まあ、何だろう、分かりやすく言うとA4の紙を持ってもらって、紙を両手で持って正面から見ると面だけど、それを横向きにすると線になるみたいな。
確かに確かに確かに。
これも花を作るときに、どこから見るかっていうので印象が変わる。
面と線、使い分けみたいなのは、これは生け花とか日本の生け花とかでも、何だろう、技法としてどううまく使うかみたいなところは技術が求められる部分でもあるんですけど。
なるほど。
だから結構この辺はすごい職人技に近い部分がやっぱりありますね、花の仕事で言うと。
いやー、いいなあ。そうなんですか。なるほど。
なんか今の伺っていて、2つほど思い出したことがあったんですけど、まず1つがすごい直近の話で、この前の金曜日が11月22日、来たよね。
いい夫婦の日だったので、その日の前日か、とあるよく行くカフェの人に、明日はいい夫婦の日だから、ちょっとゆうきくん何かしたほうがいいよみたいなことを言われて、なるほど、確かにみたいな。
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僕は結婚したのが去年の年末ぐらいだったので、初いい夫婦の日だったんですけど、確かに初の日をちょっと外してしまった場合、若干の何かの影響が及ぼされるかもしれないというようなことを思ってですね。
確かに。ただ金曜日に何か買うようなお時間というかなかったので、ちょっと木曜日にお花屋さんに行こうみたいな感じで、近所のよく行くお花屋さんに行って、
ふと入ってみて、そこの店員さんにどうしますみたいな感じで聞かれるときに、あんまりいい夫婦の日だから何よっていうような印象を僕は一切持ってなかったので、何だろうってすごい思ったんですよ。
そのときにいろんなその場にあるお花をとってくださりながら、これどうですかね、どんな感じですかねみたいなことを聞いてくださっていて、そのときは僕は結構印象として、こういう色かなみたいな感じで、色に結構焦点を当てて話してたなって思ったんですけど。
さっきの作杉さんの思い返すと、確かに質感みたいな言葉を僕はそのときの言語で持ってなかったので、質感はこうっていう表現はしなかったし、例えば線と面みたいな話も、こういう感じの形かなみたいなのなかったから見えてなかったけど、その感覚を持つだけで結構伝えられることも増えそうだなと思ったり、
その店員さん側も何でしょう、そういうふうに言ってもらった方が分かりやすいんだなっていうことをなんかすごい思ったんですよ。
なるほど、いいですね。でもいい夫婦の日とかそういうときに、お花を渡そうっていうふうに考えられる、キタムさんもそうですし、そのお友達もすごい素敵だなと思うんですけど。
なんか僕の中で花の仕事ってまあいろんな仕事があるんですけど、何だろう、例えばフラワーデザイナーみたいな。
いろいろありますよね。
作品を作るっていう方面の人もいれば、いわゆる店舗のお花屋さんの店員さんとして働くっていう方もいるんですけど、
僕はもともと最初、今もですけどその店舗で働いていて、
まあ今通販もやってるんで、直接働かない働き方もそこはまあ分かるんですけど、
なんか店舗の働き方は本当になんか接客業だなと僕は思ってて、
お花は自然に育っているものを人が地面から切り離して、人が人の世界の中で用いているとか借りているみたいな感覚が持っているんですけど、
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その時に人から人に、例えば今回で言うと北室さんから北室さんの奥さんにお花を渡すっていう、結局でもそれはお花っていうものを通して北室さんの日頃の感謝だったり、いろんな気持ちを伝えるっていう、
なんかその一つの手段としてお花を選んでくださったっていうことだと思っていて、
なんかそれが人によってはお菓子だったり、旅行プレゼントするだったり、いろんな形があると思うんですけど、
なんでお花も正解はなくて、北室さんのなんかそういう心の中にある奥さんに対するイメージだったりとかをお花で表現するっていう、
で、店員の役割はそれをサポートすることだと思っているので、なんかあくまで僕ら側、店員側からお客さんに対してそういうヒアリングを通して提案していくっていうのがショップのスタッフの役割かなと思っているっていうのが、
まあ僕の自己認識なんですけど。
あー面白い、なるほど。
なんでもっと言うと、僕個人的には、いわゆる花束みたいな大きなものじゃなくて、一輪買うだけでも全然いいと思って。
あーはい、うんうんうん。
本当に、まあバラ一輪とかでももちろんいいですし、カーネーションとか、なんかなんかその時その場でやって、
あーすごいいいなと思ったお花を一輪買って帰る。で、それを花瓶にいけてテーブルに飾っておくっていうだけでも、なんかすごく気持ちは伝えられるのかなと思っているので。
なんか、まずそうやってでもお花屋さんに足を運んでくれるっていうことが、まあ文化として日本の中でもっと広がっていったらいいなっていうのは。
なるほどな。なんか今伺いながら、なんで僕はあの時に、まあ正直すごい考えてお花屋さんに行ったというよりかは、なんか自然とお花だなーみたいな感じで。
いやーいいですね。
思ってたんですけど、なんで自然だったのかって分解すると、あの多分二つあって、実は妻の名前が桜子って言うんですけど。
はいはいはいはいはい。
まああの、さくすけさんの桜じゃなくて簡単な方の桜。子供の子で桜子なんですけど、やっぱその、なんでしょう、まあそのまま桜、花の名前なので、やっぱりなんかそういう花に対しての意識、まあ妻も強いだろうし、まあやっぱそれに対して一緒にいるからこそ僕も強いようなところ、まあ特に桜に対してではありますけど、あるなーって思ってるのと、やっぱ昔僕がずっと茶道とかやってる中で、まあちょっとこの前森の中でも話したかもしれないですけど、
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あの茶道の世界だと、まあそのお茶室にお花をいけるっていうのが比較的、あの別に花道やってなかったとしても、学んでなかったとしても、自分で自分のそのお茶室にお花をいけるっていうのを比較的普通に、まあやるというか、ある意味お客さんに呼ぶときとかやるべきことだったりするので、
結構なんかちっちゃい時からお花の、まあ今日、今この季節だからこれなのかなーって思って、よくわかんないながらいけるみたいな、やっぱあったからこそなんか比較的お花に意識が向きやすいとかはあるんだろうなって思ったんですよ。
たしかに。
ただ、でもそれってやっぱもしかしたら、そのパートナーシップの感じによっても違うだろうし、またまたその人のこれまでの経験してきたこととか環境によっても全然違うんだろうなーってすごい今思ったりします。
いやーでもそういう部分で、やっぱ花にこうなんか関わりがある人はパッと花っていうふうに、それこそ北宗さんとかは何気なく思い当たるかもしれないなーとはやっぱ思いますね。
そうじゃない人は、まあそうじゃない形で。
まあそうですね。
こう思い当たるんだろうなーとは思うんですけど。
お花はそういう意味では何だろう、まあ一つの手段だと僕の中では思っているので、絶対お花がいいみたいな感じではないんですけど、ただやっぱ実際にこう花の仕事をしてわかったことは、花をもらって喜ぶ人しか見たことがないというか。
お花をもらってなんか不機嫌になる人見たことがないんですよね、僕は。
まあ相当あの物価とかじゃなく、そういう仏壇系の花とかじゃない限り。
相当そういう変な悪意のあるようなものじゃなければ、基本的には何だろう、まあ前提としてそこに対してお花を買いに行ってくれたとか、お花を選んでくれたとか、なんかまあいろんな背景があって思いがそのお花に乗っているっていうのももちろんあると思うんですけど。
やっぱお花をもらって、こう何だろう、嫌な気持ちになっている。
なるほどね。
見たことがない。
まあ僕はそれは本当に女性だけじゃなくて男性でも、僕たちになんか男友達と何気なく、まあ僕が仕事で花を扱っているけど、もうちょっと商品としては使えないけどまだ綺麗で、日持ちが普通の4つよりはちょっと短いかもしれないみたいなものを持って帰って、
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で飲み会とか行く前にそれをちょっと束ねて渡したりすると、なんか知らないけど喜んでくれるんですよね。
それは嬉しいかな。
で、そっからなんか徐々にお花に対してのハードルがその友達も下がっていって、なんだろう、かわいいっていう、お花に対してかわいいって感情を初めて持ったとか言ってくる。
確かにな。
そういう意味では、なんだろう、お花の持つ魅力みたいなのは老若男女問わずあるのかなとは思ってます。
確かに。
いやなんか、今のキーステー僕ちょっと初めて思ったことがあるんですけど、
なんかその、例えばそういう何かの日にパートナーにお花をあげるという話だったり、またまだそうじゃなくても、例えば友達の、なんていうんですか、
友達夫婦の出産祝いとかで何かお家に遊びに行くときにお花持ってくとか、なんか全然イメージがつくなと思ったりしたんですけど、
なんかそういう時とかに本をあげる文化ってないなってすごい思ったというか。
確かにそうですね。
なんかそれこそ僕、さっきも話してたみたいに、こういうふうなポッドキャストやってるぐらいなんで、比較的本が嫌いか好きかで言ったら比較的好きな方に含まれると思うんですけど。
そういう中でも、例えばいい夫婦の日に、花っていうところに自然に住んでいったけど、別にそれって本でもよかった。
確かに。
だけど、でもやっぱ本のを選んでない自分がいるみたいなところとかっていうのに、今そこの無意識にすごい気が付いたというか。
そうですね。
なんか本、すいませんなんか今日めっちゃ花の話ばっかしちゃってるんですけど。
いや全然全然。
本の話で言うと、僕がもともと本を好きになったきっかけは、やっぱ友達にオススメしてもらった小説を読んで、
すごい面白く高まって、そこから一個がすごい増えたっていうのがあるんですけど。
僕がこの長野に引っ越してきて、福岡に住んでる友達が長野に遊びに来てくれたんですよね、一回。
その時に、これサクスケにお土産って言って本をくれたんですよ。
お土産で、福岡博多通りもんとかじゃないですね。
違うんですよ。お土産の本を持ってきてくれて。
あとその前提として本っていうのが、僕の中では漫画も本に含まれていて、
物感的なのも本という風に言っているんですけど。
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その時その友達がくれたのが、草の辞典という本で。
道の草について写真と、あとはその花の特徴と花言葉みたいな、野花の図鑑みたいなのをくれて。
長野でお散歩しながら、これお供にお散歩しなみたいな感じでくれたので。
すごい素敵だなと思って、そのプレゼントが。
僕自身花の仕事してるんで、そういうのとかにも興味がありますし。
かつ、長野っていう自然が近いところに引っ越してきたばっかりで。
っていう状態の僕に対して、すごいぴったりなプレゼントをくれたなってすごいいう。
確かにな。
だから、そういう本をプレゼントするとかは、個人的にはすごい良い。
良いですよね。
もっとそういう文化が広まっていくと、すごい良いなと思いますね。
すごい。これですか?草の辞典、野の花、道の草ってやつですか?
そうですそうです。森本さんが。
なんか表紙も可愛いですね。
可愛いんですよ、これも。
なんか良いですね。
だから本当に本は僕は結構友達にあげたりとか貸したりするんですけど。
例えば、このたてしな、僕今千代市に住んでるんですけど。
千代市が舞台になっている原田マハさんって有名な小説家の方がいて。
美術系のミステリー作品とかが多いですよね。
多いですよね。
でもそれそうじゃない、日常的な小説も書かれていて。
うちの一つに生きる僕らっていう小説があるんですよね。
これの舞台になっているのが、長野のたてしななんですよ。
本当にたてしなにある三社会家っていう池があって。
結構観光地化されて駐車場があったり、ちょっと整備はされてるんですけど。
原田マハさんの小説の中にも三社会家が舞台として出てきて。
そうなんだ。
僕はもともとそれを東京に住んでいた時に、原田マハさんの作品を読み漁って、
浅津で生きる僕らを読んで、長野のたてしなに三社会家っていうところがあるんだみたいな感じで。
じゃあ長野にキャンプを企画して、そのついでに三社会家に来るみたいなことをやったりとか。
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面白い。
そういうアニメの聖地巡礼に近いじゃないですか。小説の中での舞台とか。
そうなんだ。
そういうのもモチーフになっているところとかがわかると、
より現実世界と小説の世界が結びついて、見やすくなるのかなとかは思いますね。
今すごいびっくりしたんですけど。
生きる僕らって、僕は読んだことなかったんですけど、なんか見たことあんなと思って、横の本棚見たら妻が持っているって思った。
本当ですか。
そこにあってすごいびっくりしちゃって。
それじゃあぜひ読んでみてください。
あとで目を通してみますね。
面白い。原田マハさんはあれですよね、森とピアノとの晴れさもすごい好きそうでした。
そうですね。原田マハさんもやっぱ、美術系の作品ももちろんそうですけど、そうじゃない作品も僕はすごい好きで、結構たくさん読みました。
面白い、そっか。
ちょっとすごいスーパー余談になるんですけど、話したくなっちゃったんで言うんですが。
本はあんま関係ないんですけど、あれはどこのエリアになるんだろう。
一応諏訪湖から北東なんですけど、山の奥に、今言ってた坂崎さんがいらっしゃるあたりからたぶん近しいと思うんですけど、
星クソ峠っていう峠があって、星クソって星はあれですよ、普通にスターの星。クソはそのままクソなんですけど。
最初聞くとそれどういう名前みたいな感じの峠があって、僕そこに今めちゃめちゃ行きたくて。
ただ冬に入ると結構もう雪的にやばいらしく。
直近は難しそうなんですけど、
来年どっかで坂崎さんとか春さんとかと一緒に行きたいなってすごい思ったんですけど。
ぜひぜひ。なんか今見たらよさそうっすね。遺跡みたいな。
そうそう、黒曜石がすごい取れる場所。
長野って諸説あるみたいですけど、日本の国土の中で初めて人が定住したのが長野のそのあたりらしい、みたいなのが一つ説々としてあるらしいんです。
で、その場所って黒曜石がたくさん取れる。
その黒曜石って何かっていうと、昔で言うとそれこそ道具なんですよ。
それこそ縄文土器とか。
そのまさに土器を作るときに削れた黒曜石の破片とかが森中に至るところに今ですら落ちてるらしいんですよ。
それこそその縄文時代からの名残が。
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それの博物館とかもそこら辺にあるみたいならしくて。
ちょうど先週の今日とか僕広島にいたんですけど、
僕、昔から小松美和さんっていう現代アーティストが好きで、
その方のトークイベントが広島であるっていうのを知って、ちょっと先週行ってたんですよ。
フットワークいいですね。
それだけじゃなかったんですけど、広島に行く理由が。
その方の聞いてるときに、その方って一昨年ぐらいに川崎にある岡本太郎美術館。
岡本太郎さんの美術館。
岡本太郎に挑むみたいなタイトルで、小松美和さんの個展をやってたんですよ、そこで。
そこでも展示されてたんですけど、小松美和さんって結構その土地その土地のいろんな神様を描くような、
描いてるような作品がたくさんあって、その方も長野の竹間川沿い辺りのご出身なんですよ。
で、まさにその黒曜石みたいなものを一つすごく大事な、最近のテーマ感にもたれて作品とかいくつか作られてて。
先週、1週間ぐらい前にその、星クソ峠が素晴らしいっていう話をすごい力説している。
たまたますごい聞いて、そういえばすごいあの巣箱の近くだからなんか皆さんの近くだなって。
確かに。めっちゃ近いですよ、だって場所今見たら。
めちゃくちゃ行動範囲内というか。
遊びに行くぐらいの感じで行けます。
ちょっと僕とパートナーだけで何かまず来年どっか行こうかなと思うんですけど、
よくよく考えると作助さんやら友さんとか春さんとかお誘いしていきたいなと一瞬思ったので行ってみました。
じゃあ企画してぜひ一緒に遊びに行きましょうね。
ありがとうございます。スーパー余談でしたけど。
ちなみにちょっと話し戻すんですけど、だんだん時間も近づいてきてはいるんですが、
まさに小説の話も、作助さん今日この時間の中でいくつかしてくれてましたけど、
小説というものが作助さんのお花に対して与えてる影響みたいな、
その物語性が与える影響みたいなものってあったりするんだろうかみたいなこともちょっとさっきから思ってた趣がありまして、
なんかそういうのってふと思いつく事柄とかってあったりするんですか?
そうですね。今僕が、今まであんまりそういう観点で考えたことなかったので、
すごい新しい視点でありがたいなと思うんですけど、
今パッと考えたのは、そもそも僕が花の仕事に関して思っていることで言うと、
僕は花を使ってすごい綺麗な作品を作りたいとか、
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人が立ち止まってすごいわーって感動する作品を作りたいっていうモチベーションよりも、
そういう人と人が、例えば誰かにギフトで渡すそのお花を僕が作って、
実際にそれで人と人が繋がっていくことだったり、
その喜びの循環に関われるみたいな方が個人的なモチベーションになるんですよね。
なので、僕の中で大事にしているのは、このお花を通して人の感情を伝えるみたいなところがあって、
小説はそれで言うと、すごく感情を言葉で表現しているなーっていうのが僕の中であって、
感情の表現の仕方って、現実世界だと表情だったりとか、声のトーンだとか、
いろんなもので表現できるんですけど、小説のすごいところって、
この紙に書かれた文字列だけで感情だったり、その印象を表現できる。
その表現って本当に作家さんによって全然違ったりするじゃないですか。
なので、僕が小説を読むことで得られているのは、
その感情のレパートリーの引き出しが結構増えるなっていうのがあります。
実際そういうレパートリーが増えると、お客さんと話しているときに、
出てくる言葉の中の裏側にある意図だったりとか思い出るっていうのを、
想像しやすくなってきているなっていうのはあるんですよね。
そうなんですか。
実際にそういう会話の中で、
じゃあこういう感じですかねみたいな提案をすると、
それがすんなり、ああそういうイメージですみたいな風に
繋がっていったりとかするんで、
鼻の表現に直接的に関わっているというよりは、
実際人と関わっていく部分で、
小説で読んで僕の中にインストールされた表現方法だったり、
表現が実際の接客だったり、
人と接する部分で活かされていて、
それがさらに鼻を作るときの大元の部分として、
土台になっているのかなとは思いました今。
そっか、感情のレパートリーが増えているんですね。
そういう感じが近いですね。
それめちゃめちゃいいですね。
表現の仕方が合っているというか、
いやいやいや、確かにそうですよね。
相手がどんな状況にいて、どんな感情が今あるのかが、
30:07
確かに分かれば分かるほど、
その人にとって必要なお花の解像度が高まるだろうし、
逆にそれが分かんなかったら、全然作れないというか。
そうなんですよ。
確かにな。
なので、もちろんお客さんの中で、
完全お任せでいいですみたいな方もいらっしゃる。
いますよね。
でも逆にそれすらも、
僕は完全お任せの裏側を考えちゃう。
性格的にもそういう性格ではあるんですけど。
お任せとは言いつつも、
何だろう、求めているものがきっとあるじゃないですか。
要は、
そうですよね。
要はじゃあ、
何でもいいからお花を家に飾りたいから、
別に孤独はないんですよみたいな。
でも、何でもいいからお花を家に飾りたいと思ったってことじゃないですか、
要は。
そうですね。
その背景、きっかけがきっとあるはずで、
嫌なことがあったのか分かんないし、
逆にいいことがあったからお花飾ろうなのか、
誰か、友達が遊びに来るからお花飾ろうなのか分からないけど、
何かそういうきっかけがあるんだろうなっていうのを、
その人の表情とか、
その時のテンション感とかを見ながら、
ちょっと元気っぽい色にしようかなとか、
逆に可愛らしい色にしようかなとか、
落ち着いた青にしようかなみたいなのを考えたりするんで、
そういう一つ一つの言葉の裏側にある意図とかを、
読み取りたいっていうのが僕の中の、
全部は無理なんですけど。
なるほどねー。
性格が影響してる部分はありますね。
最近感情のレパートリーがちょっと増えたかもって思った小説とかってありました?
最近で言うと、小説を最近あんまり自然とばっか読んじゃって、
小説はあれなんですけど、
感情のレパートリー増えた小説で言うと、
これまさに僕の、
あれあるんですか、ちょっと待ってくださいね。
はーい。
これです。
僕これまだ途中なんですけど、
小説1個おすすめというかありまして、
今ここまで、
もしこのリスナーさんこの時間まで聞いてくださってる方、
お花もちょっと好きな方多いのかなと思うんですけど、
花屋さんが言うことにはっていう小説があります。
これ山本幸久さんっていう作家さんの小説なんですけど、
舞台はお花屋さんで新しくスタッフさんが働き始めて、
そこから人だったりとか、
33:01
お花っていうものを通して、
人の優しさだったり、
幸せに満ちた世界観を作っていくっていう物語なんですけど、
ここに花言葉だったりとか、
お花のオーダーを受けて、
それをどういう風に返そうかとか、
逆に会ってきたお客さん、
ちっちゃい子供がお花屋さんに来てるけど、
何を求めてるんだろうみたいな、
お花屋さん周りのストーリーが物語になってて、
僕は職業柄すごい身近に感じる部分もありますし、
お花っていうものを描く世界観っていうのが、
この小説を通してすごい見つかってるなと思うんで、
これは今ちょっと質問の回答ずれてるかもしれないんですけど、
いやー全然全然。
結構この小説を今僕読んでて、
花屋の仕事ってこういうことだよなっていうのを改めて、
思ったりすることが多いです。
いいですね。
ちょっとこの花屋さんが言うことには、
調べたときの内容紹介の文章はちょっと素敵だったんで、
ちょっと読んでみてもいいですか。
いやーいいですね。
ちょっと待ってください。
読んでみますと、
24歳、ブラック企業勤務。
身も心も疲れ果てていた菊子が、
深夜のファミレスで出会ったのは、
外島理太と名乗る女性だった。
彼女は河原咲花店という花屋さんを駅前で営んでるらしく、
酔っ払った勢いで働くこと。
ただカレー作りが上手い青年や、
おしゃべり好きの元教師。
全体的に適当な理太。
パラエティに富んだ従業員と、
色とりどりのお花に囲まれながら、
徐々に花屋さんの仕事に慣れていく。
花を求めるお客さんの事情はそれぞれ。
誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。
いろんな思いが詰まったお花を届けているうちに、
菊子は自分の心にもう一度向き合い始める。
っていう。
なんかいいなーって話。
いいですね。でも本当にそのまんまですよ。
そういう人、スタートはだから、
それこそブラック企業で、
ガレハテてる、主人公、
っていうところから始まるんで、
なんかこう、
今の世界、日本社会というか、
そういう方もいるはいると思うんで、
そういう方もちょっと、
お花っていうものを通して、
変わっていく。
なんか結構僕もだから、
こういう感じで変わってきたところある。
へー。
めっちゃいいですね。
おすすめの小説。
僕まだ全部読んでないんですけど。
すごいなー。
ありがとうございます。
そんなこんなで、
結果的に時間オーバーはしていたんですが、
改めてなんか、
36:00
この1時間ちょっとぐらい、
一緒にお話ししてみてみて、
いかがでしたか。
でも本当に、僕自身、
なんか、
質問していただいたことに
回答する中で、
改めて、例えば一番最初、
花の話ばっかりしちゃったんですけど、
花の本とか図鑑とかで、
自分がどんなインスピレーション
受けてるのかとか、
自分が何大事にしてるんだっけみたいなのを、
改めて言語化できたんで、
僕自身すごいいい時間になりました。
あとはやっぱ小説、
ちょっと最近あんまり読めてなかったんですけど、
ちょっとまたちゃんと時間見つけて、
読み進めていって、
僕自身の感情レパートリーを
さらに増やしていきたいと、
改めて思いました。
いやー、そう言っていただけると、
僕としてもこの時間でお呼びして、
嬉しいでございます。ありがとうございます。
ありがとうございます。逆に大丈夫でしたか?
僕のこの感じで。
いや、もう最高でしたよ。ありがとうございます。
ありがとうございます。
本の話がそんなにしてない気もする。
いやー、全然全然。
もう一冊でも話せればいいかなと思って。
あー、じゃあよかった。
かつ、あんまり考えてなかったけど、
星クソ峠にそういえば、
皆さんと一緒に行くっていうのも
ありだなってすごく思ったので。
あー、よかった。
一緒に行きましょう。
先週、先週の中でどうやって
行こうかなって思ったので。
行けますね、全然。
いや、行けますね。嬉しい。
いやー、じゃあそんなこんなで、
今日終わっていきましょうか。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
このですね、第12回
読書のまにまに、皆さん、リスナーの皆さんも
聞いていただきまして、ありがとうございました。
第12回のゲストを
ご視聴いただきましたのが、
長野県立品でお花屋さんやられております
桜井圭介さんでした。
作月家さんもありがとうございました。
ありがとうございました。
38:14

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