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2024-12-30 37:00

#12-2 ゲスト・沖縄の宿 「mui たびと風のうつわ」オーナー / 西 悠太さん【読書のまにまに】

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沖縄で「mui たびと風のうつわ」という宿を営まれている西 悠太さんをゲストに迎えて、トークセッション。世界中の方々を優しく沖縄で迎えてくれるmuiを形づくってきた西さん、その今に至る道をつくってきた本たちについて話します。

 

【今回のゲスト】

沖縄の宿 「mui たびと風のうつわ」オーナー / 西 悠太さん
旅が好きで学生時代から中国各地、チベット、ネパール、インドなどをバックパッカーで周る。日本のメーカーの会社員を10年弱勤め、その間に台湾駐在を6年ほど経験。2015年子育てをきっかけに沖縄へ移住、2021年に旅の宿、mui たびと風のうつわを妻とスタート。日本中、世界中から来るゲストとの出会いを楽しみながら3人の子供と地域や人との繋がりを大切に暮らす。

HP:https://mui.okinawa
Instagram:@mui_okinawa

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それ聞いてると、さっきの老子の話、もうちょっと聞きたくなっちゃったんですけど、さっき老子の本を読みながら、ワードを拾うっていうお話されてたじゃないですか。
それって、その本を読みながら、例えばどんなシーン、どんなシチュエーション、どんなときに、西さんはどんな言葉を拾うのかをすごい興味津々でして。
どんなときに、そうっすね。
なんか、ひとつこんなのがあるよ、みたいなってあります?
なんかその、それこそ、なんか新しいことを始めようとか、
自分がなんか能動的に何かを動こうとしてるときに、それは合ってるのかどうなのかみたいな、
そのコンパス的な部分。
別の部分を、それをあんまり論理的に考えてなくて、ふつふつと読みたくなる。
ふつふつと来てる。
僕が話してるのも、こういうときにこう思って決めてるっていうよりは、
思い返すとそんな感じなのかなぐらいで話してるんで、
そんなにロジックで決め事のように動いて手に取ってるわけではない。
そういうときにふつふつと読みたくなる気がするって感じなんですけど、
無意を立てるときとかって、めちゃくちゃ読んだ詩を先生にも会いに行ったりしてて、
最終的に名前を無意に決めたのもそんな感じっていうのがある。
なんか、いろんな固定概念みたいなものに縛られると不自由になってくる人って伝わるかわかんないですけど。
大雑把すぎて。
例えば常識に調べられるとホテルってこうだよねみたいなのがあったりするわけじゃないですか。
確かに確かに。
あまりにもいろんな普通のホテルって概念の中に過ごしていると、
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それがあたかも常識であるかのように固定化されてしまって、
ホテルはこれがないとダメだよねとか、
しないとメンテナンスが大変だよねとか、
しないとお客さんからクレームあるんじゃないかなとか。
なんかいろんなことがあたまよぎるんですよね。
雑念とまでは言わないですけど、迷いが生じるんですよ。
そういう迷いみたいなものが生じたときに、
コンパスになるようなホテルを読んでるときに、
自分の正直な気持ちに従ったほうがいいなとか、
ここでこういうことを書いてるからそうだよな、みたいなことを、
例えばろうその言葉で無用の用って言葉があるんですよね。
無用の用って、ないこととか役に立たないことみたいなことに、
本当の価値があるんだよとか、
逆にそれがあなたにとって用のあることになるんだよって言葉があったりするんですけど、
わかりやすい、本当にわかりやすい。
ろうその中では、例えば器っていうものを例えたりしてて、
器っていう形とかその器自体に価値があるんじゃなくて、
あるものじゃなくてその中の空虚な空間、その虚ろな空間に意味があって、
本来の価値があって、その空間があるから水を注げたりとか、
何かを買うことができるんだよね。
だからそのあるものに価値があるんじゃなくて、ないものに価値がある。
なるほど、はい。
そう、用の用では言うわけです。
いやー、いいな。
そういうことを考えると、例えばうちはすごい不便な場所にあったりとか、
コンビニまで車で5分、10分かかるとか、
確かに。
口不便ぐらいですけど、
例えばちょっと見つけにくくて、うち看板とかあんまり大きくしてないんで見つけにくい。
確かに僕1回車で行き過ぎましたもんね。
すみません。
全然全然。
ごめんなさい。
あの、宿の周りが真っ暗とか。
ああ、はいはい。
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確かに夜もすごい暗かった。
でもなんか一つ一つ、そういうのも僕の中でちゃんと答えるっていうか、
コースボット状にしてるっていう。
なるほどな。
それが一見不便なようなことっていうのが、やっぱり周りが真っ暗っていうときに、
本当に真っ暗だから、たまにホタルが見えるんですよ。
ああ、あそこら辺いるんですね。
いるんだ。
ホタルが飛んでるのが見えるんですよ。
見えたりとか。
新月とか月明かりが低くないときはめちゃくちゃ星綺麗なんですよ。
ああ、そうなんだ。
だからもう暗くて嫌っていう。
確かにな。
暗いほうが月明かりがすっごい綺麗だし、
月明かりがすごい照らしてくれてる日みたいなのを感じてほしいなって思ったりとか。
確かに。
コンビニが不便だから、あと部屋の中に電子レンジとかも置いてないんですけど、キッチンはあるもんね。
そういえば、そっかそっか、確かに。
そういうのがあるとコンビニでレンジにしようみたいな発想になっちゃったりするじゃないですか。
はいはいはい。
確かに確かに。
なんか不便なほうが工夫してこうしようかああしようかってなったりする。
あーでも確かになー。
こっちのほうが僕は豊かだなと思ってる派でして。
要は利便性が高いほうが価値とされる世の中があったら、
不便なことのほうが逆にそこを埋める楽しさであったりとか豊かさがある。
だからうちの部屋にはテレビがないっていうのも、物があるってことに価値があって、
それがないことでパートナーとの会話だったり、一緒に来てる家族との会話だったり、
本を読もうかっていう発想になったり、手紙を書こうかって発想になったりとかっていうふうになるんで、
あえてそうしないみたいな。
いやーいいね。
そういうのを妙の妖みたいな言葉を見ながら、よしこれでいいって納得させるみたいな。
今の大きいですごく納得だなーって感じることが結構めちゃめちゃ多くて、
それこそフミさん泊まらせてもらった時とかに、
確かに他のホテルではないけど、そっかここだとそうだよねみたいな思うことすごい多かった気がして、
それこそキッチンはあるんだけど最初一瞬、あれこれってどこで温めればいいんだっけみたいな感じで、
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あ、これ開けるんだとか。
あとあの、なんでしょう、これ言っていいのかな、
2階の、僕が泊まらせてもらったところだと、2階の真ん中にお風呂があって、
真ん中のお風呂ってこういう概念なんだ、なるほどみたいな。
えーみたいなとか。
あとあれだ、棚の中に、名前忘れてたの、月の満ち欠けを見る、
なんていうんですかね、紙のプロダクトがありましたけど、
あれとかはなんか、あれちょっと手に持って外で月ちょっと見ましたし、
なんか、あ、ネッサンのそういう模様的なところが出てるんだーみたいな感じも。
なんか今すごいあの感じで腹落ち感がすごくありました。
嬉しいです、そう言っていただけて。
そうですねー。
あの、もう一つその、うよのよの話聞いたときに、
ふと思い出したんですけど、その泊まらせてもらったときかね、
2日目というか朝になって、お部屋出ようと思ってちょっと片付けをしてるときとかに、
なんか僕の中に、あ、この場所ってこういう場所なのって思った本があって、
その話がうよのよとほぼ近しい話で、なんかすごく今嬉しくなったんですけど。
えー。
えっと、かわいはやおさん。心理学者の。
中空構造日本の真相っていう。
すごいムガタタイトルですね。
中が空の構造の日本の真相っていう本があって。
あの方ってそのリング心理学を日本に持ってこられたというか、
第一人者で兄弟で教えられた方でしたけど、
同時にその、結局日本人の心が、これまでの日本の歴史の中にある、
例えば古事記とか、そういう神話とつながっているという感覚から神話の研究とかもしてたんですけど、
その研究の一つとして、中空構造日本の真相っていう本があって、
すごいざっくり言うと、中空構造、真ん中に穴が開いている構造が日本人の心の在り方。
詳しい方に聞かれてしまうとすごい違うこと言ってるかもしれないですけど、
そういう考え方の話をしてくれって。
例えば古事記とかを見ると、古事記に登場する神様が何台も何人もいらっしゃると。
だいたい3人一組で登場するんですよね。
つくよみとか、いくつか出てきたりするんだけど、
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3体出てきたときに2体はすごいフューチャーされるけど、
1体は名前があるだけでそこに何も表示されていないみたいな。
へー面白い。
神話の話。
そういう3人の神様の構造で古事記が成り立っているみたいな話とか書かれたりしてて、
まさにその真ん中が開くことによって、よりその2体の神様を際立つし、
逆に2体の神様を際立てば際立つほど、
中に開いている空が一体何なのかってところにすごく意識が持っていくっていう。
へー面白い。
っていうような、めちゃめちゃ雑に話してるんで、
すごい西さんに読んでいただけたらなって思いました。
いやいや面白いな。それすごい面白い。
無用のような時の話で、器自体が大切なのではなく、
その中にある空虚がっていうふうなお話って、
まさにその中空構造だなって。
うーん本当ですね。
そう思ってて、まさにムイさんに伴わせてもらった時も、
なんかそこにめちゃめちゃ素敵な場所であると同時に、
なんかそこだけじゃなく、
なんかその感覚からすごい、自分の中身なのかな、
になんか意識を向けるみたいなものだったり、
普段意識を、自分が普段空だと認識しているものに意識を向けるみたいな、
時間だったなーみたいなことを、
ちょうどお部屋出る瞬間ぐらいにちょっと思って、
部屋を見渡したような気がしてまして。
めっちゃ嬉しい。
っていうのはちょっと思い返して、ちょっと嬉しくなりました。
素晴らしい。こんなふうに思っていただけて感動しました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちょっとさっきの、今までの話にもつながってはいるんですが、
なんかそもそもその中国思想、老子相思の研究するっていう風な、
そういった井出先生のところにいらっしゃったっていうところの時点でも、
すごい聞いてみたかったんですけど、
何故その頃の西さんはその道に入ったんですか。
いや、だから本当に僕大学時代って本当にアホっていうか、
何も考えてなかったんですけど、
とにかく井出先生の部屋はタバコが吸い放題で、
お酒を飲んでお菓子を食べてくっちゃべるゼミだって聞いて入ったんですよ。
めっちゃなんかあれですね。
めっちゃいいですね。
すごい、同士って感じとは逆のような感覚の。
今だと禁煙文化なんて考えられないですね。
もう20年以上前になると、22年前ぐらいかな。
まだ許されてた時代があってですね。
その時点で葉巻きとキセルタバコをしてて、
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研究室の中はすっごいいい香りのシガレッツっていうか、
タバコの悪臭じゃなくて、
あ、いい匂い。
いい匂い。
チョコレートフレーバーみたいな。
なるほど。
面白い。
いい匂い。
で、壁一面に本がつらーって並んでて、
学生がそこでお菓子とかジュース持ち込んで広げて、
で、先生がおもむろにアンアンとか。
雑誌のアンアン。
アンアン読んでる。
その時代のアンアンって今よりも女性寄りですよね。
今日はこれについて話しましょう、って感じで。
男と女のなんたらみたいな。
最高ですね。
どこからが浮気かみたいな。
その経験室っていいな。
我々がとっつきやすくて盛り上がりそうな話題をテーマに話すんですよ。
ゆで先生自体が浪走の研究者だからっていうのも元々あるかもしれないんですけど、
結局それを教えようとしてそれを真面目に学ぶほど、
今の学生は簡単ではないっていうことが多分わかってる。
なるほど。ゆで先生の学びからそういうやり方になってる。
多分ね、すごい自然体な方なんですよ。
大事なのは浪走思想をインプットすることじゃないって思ってるわけですよね。
なるほど。
いかに生徒自身が自分の能動的な行動からどう学びを得るかってことが大事だから。
はいはいはいはい。
先生の目的自体が浪走を教えようとしてないんですよ。
だけど壁一面にそれ関係の本があるんですよ。
そうですね。そういう案案に乗ってるような話をしながら、
結果的にそれが学ばれているというか学ぶ状況になってるみたいな。
結局それで僕もまんまとその研究室に通うようになるんですよ。
みんなとそういう話をして。
くだらない雑談から結構面白い話をしちゃったりとか。
そこで相手の話を聞いたり自分で話をするっていう、
その対話がすごい生まれてた空間。
なるほど。
普通な議論とかじゃなくて、
ちゃんとそこに人と人のコミュニケーションがあって、
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その対話の中で自然と学びを得ていくわけですよ。
そこにめちゃくちゃ上手に先生がその会話の中に、
ローシーがこういうこと言ってるんですよって言って。
差し込んでくるんだ。
差し込んでくる。
それでみんなどんどんこういうふうに生まれていく感じ。
いいなあ。
だから最初からそういうものを学びたいって思ったんじゃなくて、
ただお菓子とジュースとただのくっちゃべる雑談の時間に
惹かれて入った。
なるほど。
いやーでも意外とそういうもののほうがすごい好きになったり、
自分に影響を与えたりするんでしょうね。
いや間違いなくて、
本当にだから結局人間なんてものは、
教えられて学べられたらみんな多分どうだいって出て、
だからもう自分の興味関心があることにしか
学びのセンサーが働かないっていうのは。
うーん。
間違いない。
いやーそうですね。
いやー思い出したんですけど、
久々に。
僕、さっきほら作動やってたって言ったじゃないですか。
ちっちゃい頃からやってたんですけど。
すごいですね、それは。
でもなんか、なんでやってたのかって思い返すと、
辛い記憶もめっちゃ多いんですよ。
星座が痛いとか。
夏はすごい狭い四畳半の部屋の中で、
めちゃめちゃ沸騰しまくってるお釜が真ん中にあって、
ひたすらサウナ状態になって、
もう嫌だみたいな感じ。
とか、
なんでしょうほら、
あんまり理由がわからない、
やっちゃいけないルールとかたくさんあって、
先生に、やっちゃダメ、それは違うって言われて、
なんでですかって言うとそういうものだからって言われて、
なんかえーみたいな、なんだろうみたいな。
ちっちゃい頃とか、いろいろそういうなんか辛かったとか、
ちょっと嫌だなって思ったこととかって、
記憶にはあるんですけど、
だからやっぱりなんでやったんだっけってすごく思い返すと、
それ以上に、やっぱ好きだったものがめちゃめちゃたくさんあって、
僕はやっぱりね、和菓子が好きなんですよ。
はいはいはいはい。
それこそ、和菓子って季節によってもいろんなものがありますし、
色とか形とか味も全然違えば、デザインも違うし、
私はかっこいいなとかかわいいなって結構ちっちゃい頃からずっと思ってた。
で、やっぱそこに行くと、そのいろんなかっこいい、かわいい和菓子とたくさん、
それを見れるし食べれるしっていうのがすごい好きで、
あんまりなんかすごい抹茶が好きって感覚ほぼないんですけど、
お菓子が好きだったな、だからなんかずっとやってたなっていう感じがあって、
やっぱなんかそれがあってからやりたいな気もするし、
でもやっぱり自分の中にサードをやった時のすごい感覚、
今でもちょいちょいとだけやりますけど、やっぱ全然たくさんやってないので、
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そのような感覚って、やっぱそういうのが好きだったから残ってるなーってのをすごく思い返したりとかしましたね、今のときながら。
でも本当にそういうものがなんか一つのエンジンとしては必要な気がするなぁ。
そうですね。
でもなんかそれがあるから結局辛いこととかもなんとなく自然に受け入れられるようになって、
なんだろう、すとして振り返るとその部分がめちゃくちゃ大事だったみたいな。
あー、はいはい。
すごいそれからまだ学べるみたいなこともありそうですよね。
それでいうと、今のムイさんの話に戻りたくなったんですけど、
まさにその研究室ゼミでアンアンとかの話をしてるのが好きだったみたいなことから展示したときに、
そのときでいうアンアンの話をしてるみたいなのって、今のムイの経営というか運営をしている中で、
まさにそういったアンアン的な好きなところってどんなのがあったりするのかってすごい聞いてたんですけど。
僕が多分個人的に人と話すのが好きな性格っていうか性質、もともと持ってる部分があるんですよ。
だからっていうのはあると思うんですけど、
基本的にいろんな方に興味があるんですよ。
あー、そうなんだ。
全てのお客さんにイケシャシャと話しかけたりとかはしないんですけど、
本当その空気は読めるんですけど、読んでないかもしれないけど。
あらしろさんとか自然と話ができるじゃないですか。
そういう方とはやっぱりいろんな話をしたいとか、興味を聞きたいとかっていうのがすごくあって、
そういうのはあんまりあの当時と変わらないところ。
あれの延長線上にあるなっていう感じはしますよね。
あー、そうなんですか。そうなんだ。
それ聞くとすごい、なるほどなーって思って。
それこそ夜にバータイムがあって、
そこでお客さんがその時間、20時以降とかでしたっけ?
20時からする時間でしたよね。
来てニスさんがコーヒーだったりお酒だったりとか、
注文したら出してくれるみたいなお時間がありましたけど、
あれなんか行ったときにすごい思ったのが、
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その日によって宿泊者の方もすごい来る日もあれば全く来ない日もあるよなーみたいな。
その中でもやっぱりこれがこの時間を常に持ち続けて、
毎日ここに立っているんだろうなーって思うと、
結構この時間好きじゃないとできないよなーとかすごい思ったんですよね。
本当にそうなんですよね。好きなんでしょうね。
僕自身は別に絶対に話をしたいから行くっていう感覚でもないんですよ。
はいはいはい。
ただそういうふうに会話が生まれる瞬間があるときがあったらいいなと思っていると、
お客さんが来ない日とかも全然あるんで、
そういう日はそれこそカウンターの下に常に本があって、
本をペラペラ拭きながら大きく飲んだりとかっていう人のような時間にも変わるんですよ。
そっかー。それはそれで好きな時間ってことですかね。
そうなんですよ。だからそこまで必死こいて頑張ってるっていうのは全然僕の中にはない。
なるほど。
で、そういう時間が僕の中では結構仕事っていうよりはリフレッシュしたりとか、
新しい学びを得る時間だったりとか、そういう時間になってて。
今の聞いていただいた話でまた一個思い出した。
うちって旅の途中で立ち寄る宿だとは思うんですけど、
アジア太平洋大学って立命館の大学、大分にあるじゃないですか。
APUでしょっけ。
APU。今の学長さんなんですかね。出口さんっていうか。
はいはい。もともとライフネットとかされてた。
ああ、そうですそうです。結構有名な方だと思うんですけど。
その方がすごく学びとか勉強とかで3つの要素がめっちゃ大事だって言ってて。
それが何かっていうと、人と会うこと、旅をすること、本を読むことみたいな。この3つ。
出口さんは縦軸・横軸みたいな言い方もしてて、本は縦軸なのかな。立ちして横軸とか。
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昔の時代に来た人とかすごく遠くにいる人から直接会って学ぶことができないのを本が保管してて。
でも今会える人っていうのは人からダイレクトに。
そうですね。
直な人から学んだりして。
旅っていうのは、普段自分が日常生活を送ってるところから一回出るわけじゃないですか。旅って。
だから言うなればコンフォートゾーンからアンコンフォータブルゾーンに出る。
で、そういった時って人間って多分すごく感性がビンビンに立ってるんですよ。
確かに。そうですね。確かにビンビンだな。
多分ですよ。僕がフォールだからそうなんじゃないかなって思ってて。
やっぱり日常で朝通勤して会社行って帰ってくるっていう日常をずっと繰り返してると、
道に転がってる石とか標識とか看板とかに意識がどんどんなくなっていくじゃないですか。
日常から一回外に出て旅に出ると、やたら看板気になったりとか、
周りの植物気になったりとかするっていうのは多分そういうことだと思うんですよね。
人間が動物的感覚で、あれこれいつもの場所じゃないから注意しなきゃいけないみたいな感じで、
多分感性のセンサーが自然と入るようにできてると思うんですよ。
だからそういう人が旅に来てくれてて、
で、うちで何かしら見て感じてくれてて、
で、多分そこで普段全く会わない人と会ってくれて、
で、何か話が生まれるって、多分すごい良い機会なんじゃないかなって勝手に思って。
いやー、ほんとそうですね。
そっかー。
だから何かそういうのも、僕もそういうのを日常の中に、
僕は日常の中にいるかもしれないけど、
客さんが旅をしてくれてる瞬間の中に一回混ぜてもらうことによって、
僕も旅の中に体験的な部分があって、
すごく楽しいんですよね。
いやー、ほんとそうですね。そっかー。
やはり考えたことなかったけど、確かにそうですよね。
そういった宿をやられてる方々は旅の方々と常に接し続けていらっしゃるんですもんね、毎日。
あー、なるほどね。
確かに僕も泊まってますときにミスさんと話してたのが、
僕たちはちょうど久高島に親戚がいるところに行ったら、帰りとかに行ったような気がして、
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久高の話をさせてもらったりとか、
あとあれだ、僕が今住んでいる図志あたりの話とかをちょろちょろさせてもらいましたけど、
確かに僕たちもある意味近くの妻の実家に行ってたっていうところではあれど、
言うてもそこからちょっと離れて、一瞬の旅みたいな感じでやっぱりあそこに立ち寄らせてもらっていたので、
いやそうですよね。
いやそれちょっとなんかめっちゃ楽しそうだなって思いましたね。
いやー。
でも原代さんから本屋をやりたいんですってそのときに聞いて、
あ、そのとき言いましたっけ?
そのときに聞いて、わーって。
僕も本当、そのとき話したか覚えてないですけど、
僕も本屋やりたかった。
あー、そうなんですね。
将来的にやりたいなと思って。
へー。
自分はそこまで読書量が多いわけじゃ全然ないんですけど、
原代さんと近いかもしれないけど、
なんかそのきっかけみたいなものが、
本屋さんっていうところにある気がしていて、
出会いのきっかけとか学びのきっかけとか、
旅に出たときにふと出会うみたいなのも一緒だと思うんですけど、
本屋さんに行くっていう行為も似てる部分があるなと思って。
確かに確かに。
日常の中のちょっとした旅って捉えようと思ったらね、
行きそうな気もしますよね。
だからなんか、まだ見ぬ出会いを求めて本屋に行くみたいな。
はいはいはい。
アマゾンとかネットで買える時代なんですけど、
それって買いたい本とかレコメントされた本を買いに行くわけじゃないですか。
そうですね。
だからなんだろう、本当に偶然手にする本ってやっぱ本屋さんにしかない気がして。
いやー偶然って難しいですよね、本。
かなり本気で偶然って。
なんかそういうデザインのある本屋さんがいいなと思って。
はいはいはいはいはい。
やっぱり今の気質性わかるなと思ったのが、
この本を買いに行こうと思って本屋に行くことが僕あんまり今なくて。
どっちかっていうと、この地域に行ったときには、
この本屋さんがあるからここに行こうって言って、
そうしたらその本屋さんに入ってしばらくいて、
気になった一冊だけ手に取って買ってみるっていうことをよくしてたりするんです。
いいと思います。そういうのめっちゃ好きです。
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沖縄だと国際通りの鉱石市場にすごいちっちゃい古本屋さん。
ありますあります。
ちっちゃいところじゃなくて本当に畳2畳ぐらいの。
そうですよね。入るのギリギリぐらいの。
そうそう。結構入れないかもみたいなぐらい。
あそことか時々行って、一冊だけ琉球の古いよくわかんない本を買うみたいな。
はいはいはいはい。感覚的にそういう感じのノリですね。
そうですよね。
いいなあ、そういうのって思って。
確実に儲からないんで。
いやー、古本屋さん確実に厳しいですよ。
そこをどうするかって話なんですよ。
厳しいです。
確実に利益は出ないだろう。
だから楽しみ半分で何かと併用してきたんだなって思って。
そうですね。
いやーちょっと楽しかったな。
すいません、時間大幅にオーバーしたんですけど。
いやいやごめんなさい、こちらこそ。すいません。
話し出したら止まらなくなっちゃった。
こちらこそです。ありがとうございます。
あらしろさんだからそういうふうになっちゃうんだろうけど。
ありがとうございます。
たぶんここで最後ぐらいになるかなって思いますけど、
今日この1時間10分ぐらいな気もしますが、
お話しさせていただきましたけれども、
ここ1時間ちょっとぐらい一緒に過ごさせていただいたうえで、
中西さんの中に、ちょっと今日の感想とかでもいいですし、
またまた浮かんできている問いだったり本だったりでもいいんですけど、
何か頭の中に浮かんでいるものはどんなのか最後に聞いてもよろしいでしょうか。
なんで人は本を読むんですか。
いやー、いい問いです。
でもなんかそんな、
人と会うことと本を読むこととか旅することって僕3つとも全部好きで、
だからなんかそこに共通する何かがあると思うんですね。
ありそうですよね。
だからなんか、すごくそういうものが今僕の身近にあって、
僕はすごく楽しいんですけど、
なんかね、ぜひね、その感覚が、
別になんか強制的にみんな分かってくれって思う感じではないんですけど、
なんかそういう感覚みたいなものを、
なんかこうやってあらしろさんと共有できたりとか、
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いろんな人となんか共感し合えたらなんかすごくいい世界になりそうな気がして。
いやー、もちろこそです。
だからなんかこういう機会とかってすごくいいなって思って、
はい、そんな機会をいただいてありがとうございました。
いやー、もちろこそぜひまたドキドキシェアさせてください。
嬉しいな。
ちょっとじゃあ改めてですね、
今日ここのお時間、西さんお越しいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
お越しいただきまして。
こちらこそです。
聞いてくださったみなさんもありがとうございます。
ありがとうございました。
はい、じゃあ読書マニマニの第11回ゲストがですね、
沖縄の宿無理のオーナーの西豊さんでした。
西さんありがとうございました。
ありがとうございました。
37:00

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