マネ会 〜マネジメントの不合理な真実〜 皆さんこんにちは、マネディク株式会社CSOのしめきです。
同じくマネディク代表の川崎です。 この番組は、ベンチャーという環境下で起こりうるマネジメントの不合理な真実に向き合う、
こんな番組になっております。 川崎さん、最近僕は100Mっていう映画を見に行ってですね。
100M。はい、見たことあります? まあ、なさそうな反応だったでしょ、今。
そうですね、なんだろうなっていう。 なんだろうな。なんか想像もつかないですね、このタイトルから。100のMってなんなのか。
100mって意味なんですか? あ、メーター。メーターのMなんですか? あー、じゃあ、なんか、走るやつですか?
100m走に、先週の番組…番組じゃないわ。映画なんですけど、これが結構なんか面白かったなと思って。
ストーリーは小学校のタイミングから始まっていくんですけど、小学校は足速くて人気なやついるじゃないですか。
はいはい、間違いない。 そっから間違いない。川崎さんも足速くて。僕も間違いない。
足が速い天才少年みたいなところから始まっていくんですけど、やっぱり体の成長度ともに、周りの人に抜かされていってしまったりとか。
その中ですごく劣等感感じたりとか、居場所がなくなっていく。
もともと自分の足の速さがアイデンティティというか、自分の人気の源だったのに、それが失われていって。
ああ、そうですね。 悲しいな。
周りの先輩とかも、すごく足が速くて有名だった人とかも怪我しちゃって、天使宣明終わってしまうみたいな。
それで結果的に主人公はプロになっていくんですけど、やっぱりプロの中ではもっと厳しい世界になっていくんで、
いつの間にか走るのが自分のアイデンティティだったりとか楽しかったっていうところから、
走ることでお金を稼いでるんで、とりあえず契約打ち切られないためにどうしたらいいのかみたいな。
目線が下がっていってしまったりとか、しんどくなっていってしまうみたいな。
そこから下向きに練習し続けて、最終的には何で走るんだろうかっていう、走るっていうことに対しての思想みたいな話になっていくんですけど、
結果的にその主人公がたどり着いたのは、ガチになるためっていう。
やっぱり勝負ごとじゃないですか、ああいうレースとかって。
勝負ごとで自分がガチになって、この瞬間に全ての思いを出しつくっていうことがすごく楽しかったんだっていうことに気づいて、
最終的にはあれなんですけど、エンディングではライバルに勝ったかどうかはわかんないですけど、そういう話になってくるんですけど、
ベンチャーとかで働いてても、上手くいくとき、上手くいかないときとかって結構あるじゃないですか。
うよ曲折ある中で。
その中で悩みながら、何で自分はここで働いてるんだっけ、頑張ってるんだっけみたいなこととかを感じながら、
でも自分がやりたかったこととか、自分が本気になるっていうふうなことがすごく楽しかったんだなみたいなこととかを思い出すような結果になった映画だったんですよ。
なるほどね。
本当にすごく、いろんな名言とかいろんなキャラがあって、人によって割と見方変わるような映画だなと思ったんですけど、最近見た中でいうと結構面白かった映画ですね。
いろんな変数によって、今これ何のために僕らやってるんだっけみたいな、お金のため、生活のため、誰かからの承認のため、賞賛のためとか、いろいろ出てきちゃうけれども、人生の変数みたいなものが。
また本来ね、それをやりたくてやってたんじゃないのみたいな、点々に立ち返るみたいな、なんかそういう話とか。
あとあれですかね、結局プライドってのもあると思うんですよね。
僕もハイキューっていう漫画、めちゃくちゃ好きなんですけど、なんかなんで部活なのにこんなにみんな必死にやってんのって、なんかちょっと才能があるのにクールなキャラだね。
それに対して幼なじみが、まあ幼なじみはあんま才能ないけど、なんとか上手くなりたいって頑張ってる。
その幼なじみが胸ぐらつかんで、その幼なじみが、「そんなんプライドのために決まってんだろ!」って。
僕泣くんですよ。
それで泣くんですね。割と序盤ですか?
いや、中盤です。
あ、中盤。
これ結構見どころなんで。いいネタバレをさせていただきましたが。
本当にね、僕たちって仕事とかもね、マネジメントとかも、結局、これからのマネージャーの教科書っていう本があって、グロービスさんが出てる。
で、それの中にマネジメントとして大事なことって、まあいろんな一般的なマネジメントとして大事なこととか書いてあるんですけど、
なんだっけな、WAYっていう言葉だったかな。道って意味。
要は、本当に自分が何のためにこの組織に帰属しているのか。何のためにここにいたのか。
そこに立ち返る力っていうのが、マネジメントこそ、いろんなものに晒されるからこそ。
いろんな環境、いろんな苦難。個人、チーム、経営、事業、組織。
いろんなものに晒される板挟みになるからこそですね。
自分は何のためにここにいたんだっけっていうのに立ち返ろうみたいなのが、やっぱり書いてあったりしたのでですね。
やっぱり僕らマネジメントも、本当にやむをするといろんなものに囲まれてね、わけわかんなくなっちゃいがちですけれども、100Mのようにですね。
はい。なんか原点に立ち返る瞬間っていうのを定時的に持ってるのがいいんじゃないかなというふうにまとめさせていただきました。
ありがとうございます。
ちょっと今日のテーマに打っていきたいなと思うんですけども、今日川崎さん何のテーマをお話しいただけますか。
今日はですね、よくベンチャーにおけるマネジメントって、プレイングマネージャーって言葉もありますけれども、プレイングしないといけないっていう前提ってあるじゃないですか。
はい、ベンチャーであれば。
マネジメントばっかしてんじゃねえよと。プレイングもしてこそベンチャーのマネジメントだろう。
そうですね。
それは僕も結構アグリーチャーぐらいです。どう思います?そういう風潮。
そうですね。僕もともと大企業出身だったんですけど、やっぱり大企業だと、やっぱり人は足りてるってわけではないかもしれないですけど、役割分担が綺麗にされてて。
だからプレイングとマネージャーを分けるのが当たり前だよねって僕は思ってたんですよ。
でもやっぱりこの会社入ってきて思うのは、やっぱり手足を動かさないと何も始まらないですし、
それを背中で見せながら一緒に立ち上がっていくということを、一緒にやっていかないと組織もついてきてくれないというところもあるので、
今はその両方がすごく大事だなというふうに思います。
そうですね。
なので結構やっぱりプレイングしないといけないよね。マネジメントとプレイヤーが結構分かれるのが会社のことわりだよね。
でもベンチャーだとプレイングしないといけないよねっていうのは、ある程度僕らベンチャー陣からすると常識にはなってると思うんですけど、
今日のテーマは、それ言いすぎっていう。
それ言いすぎなんですか?めっちゃ言われてきましたけど。
プレイングだプレイングだって言って、徐々に徐々にマネジメントを軽視していいっていうようなニュアンスが漂ってたりとか、
特定の個人がプレイングしないとでしょっつって、マネジメントができてないことを棚にあげて、面財布にしてるケースがある。
なるほど。その指摘はちょっとなかったですね。
マネジメントもしろって話です。
どっちも大事だよと。
そういう話をちょっとさせていただきたいなって。
面白いな、これは。
もちろん、さっきも言ったとおり、僕も全体としてアグリなんですよ。
マネジメントにとってのプレイングはベンチャーに大事です。
まず例えば、不確実性が高いので、マネジメントって基本的に普通のプレイヤーの方より優秀な方とかがベンチャーだとなってることが多いと思うんですよね。
なので、現場で一時情報をちゃんと掴んできて、その人が。
突破口を開いて、その後チームメンバーにそこに鳴らした道を歩いてもらうみたいな。
そっちの方が大事だし。
で、やっぱり人がそもそも足りてない。
さっき人出の話ありましたけど、人がそもそも足りてないっていうのがあるので、
マネジメントもプレイングして、なんとか結果を出すことにコミットするために、自分がプレイングする必要があるならしないといけない。
役割に固執するんじゃなくて、結果が出るかどうかに固執する。
そんなために手段を問うべきではない。
っていうのはあるんですよ。
ただ、それでずっとプレイングばっかして、マネジメント全然上達しない人いるんですよ。
それが正解だろうみたいな。
しかもそういう人って、ちょっとありがちなのが、経営者も結構そういうタイプだったりする人がたたまるんで。
プレイングマネージャーの延長戦みたいな。
で、その後マネジメント経営者って学んでいかざるを得ないんですけれども、
経営者の方って自分がプレイングしてスタートアップで立ち上げてきたから、
プレイングめちゃくちゃしてくれる、マネジメントになったとしてもプレイングめちゃくちゃしてくれるマネージャーのことを好むと思うんですよ。
だって経営者も結構そうじゃないですか。
本来は会社の経営っていう立場にありながらも、結構プレイングしますよね。
だって会社の結果にコミットしてるから、それも当たり前なんですよ。
ただ、それでプレイングマネージャーばっかしかやってなくて、マネジメント全然上達してない人を好んでしまうと、
ちゃんとマネジメントやろうとしてる人たちがあまりにも軽視されると、ちょっとプレイングができないからといって、
やっぱりプレイングしてるのが正解だよねって空気ができちゃう。
逆にマネジメントばっかしてんじゃねえよって。
それがまず出発点でございます。
プレイングしろっていうふうに言われすぎて、
キーマン、ハイプレイヤーがプレイングしまくってて、
やっぱりその先の、疲弊していくのもありますし、
その先のキャリアが見えないっていうふうになって、
離脱してしまう要因にもなるなっていうのは、いろんな解釈を見てて思いますし。
強い組織を作っていくっていう上で、
やっぱりマネージメントをちゃんと、
経営者もマネージメントの重要性を理解するっていうところもそうですし、
それをちゃんと整えていくっていうのは改めて大事だと思いますね。
そうですね。そういうコミュニケーションとか空気づくりも、
ちゃんとマネジメントとして、
いい行動できたね、いい成果を出せたね、組織がこの人が成長したねみたいなものも、
業績のその成果に加えて、やっぱりちゃんと承認していくとかは、
そういう空気づくりにとって大事だと思います。
プレイングでそうですよね。
150%くらいコース埋まってて、
プラスマネージメントもしろ、みたいな形で。
頭の切り替えもなかなか難しいとかっていう話とかもよく聞きますね。
そうですね。
それをどういうふうにして対処していったらいいんですか。
まあ、そうですよね。
じゃあプレイングとマネージメント両立、どうやってするねんって話。
いや、そうですよね。
精神論になっちゃうと思うんですけど、このままだと。
なんかもう200%働くみたいな感じになりそうですけど。
基本的にまず、僕が結構よくやってきたことで、
マネージメントの方育てるときにも言わせていただいてるのが、
まず時間のロックです。
時間のロック。
この時間はマネージメントに関連のことをするっていうのを、
カレンダーの、1日のカレンダーの中で1時間抑えるとか。
マネージメントって結局育成かモチベーション上げしかないんですよ。
ハイアウトプットマネージメントってほんと言われてます。
育成に関することって、いろいろありますよね。
研修資料作るのかもしれないし、
ワンオンワンとかフィードバックの時間をその時間で抑えるのかもしれないし。
ワンオンワンとかも結局抑えようと思っても忙しくて、
そもそもカレンダー抑えられてないとこも全然あるじゃないですか。
例外化してて。
入れようと思ったら商談ばっかりだったり。
そうそうそうそう。
なので、どこかで1時間取って、
メンバーとのワンオンワンを入れる時間を設けるとか。
育成のためのこういう資料を作ったりとかして展開していくための、
そのプランニングをする時間を設けるでもいいし、
実際にその作業をするでもいいし。
モチベーション上げだったら、
キャリアの各人がワンオンワンの時に言ってたキャリアのゴールみたいなのに対して、
どう答えるかみたいなのをその場で話してもいいし、
コンディションは落ちてそうな。
メンバーがいないかみたいなのをその時間で考えてもいいし。
そういうマネジメントをするっていう時間をロックしないと、
研究度がどんどんどんどん下がっちゃうからこそ、
研究度がどんどん下がっちゃうからこそ、
プレイングで妄察されるのがあるんで、
ロックしちゃうことです。
朝の1時間とかでも。
川崎さんはもう事前に、
月というか週の中で、
何時間ぐらいはマネジメントに使おうというのを事前に決めて、
先にロックしちゃってるんですか?
初期の頃は本当にそうやってましたね。
この時間マネジメントする。
マネジメント関連のことを考える。
全般的にマネジメント以外でも複数の事業とかやってると、
この時間はこの事業Aのことをやる。
この時間はこの事業Bのことをやるって、
パラレルにマルチタスクをやるためには、
時間を抑えるっていうのはやらなきゃいけないんですけど、
話の一つがやっぱりマネジメントっていうタスク。
研究度が下がりがちだから時間をロックする。
確かにマルチタスクの回でもそれをおっしゃってましたよね。
そうですね。
時間をロックする。
プレイングとマネジメントって別のタスクですから、
それをロックしてやるっていう。
おっしゃると。
ちゃんとそのことを考える時間を持てないと。
喪失しないと。
考える余裕はなくなってきてしまう。
だから200%働かなくてもちゃんと時間あるはずだから。
ロックするだけ。
だらだら研究度下がってるだけだから。
なるほど。
あとは会議の活用です。
会議の活用。
会議って結構無駄って言ったりする方多いと思うんですよ。
確かに会議してる日もあるんだったら商談1個でもしろって。
会議が無駄なんじゃなくて無駄な会議やってるだけなんですよ。
会議になるべく多くのものを、
そこで全部の意思決定とかPDCAとか、
組織状況の把握とかができるようなアジェンダ設計をして、
会議でなるべくマネジメント関連のことが完結するようにする。
無駄な会議、無駄な報告、無駄なやり取りとかの
正式的な、実質的な場にするんじゃなくて、
そこで業務管理、業務マネジメントだったらそこで
全部の業務の進捗と課題みたいなもの。
どういうふうにそれを乗り越えようとしてるかみたいなのが上がってきて、
そこにレビューするだけで一旦業務マネジメントがそこで完結するようにしたりとか。
ピープルマネジメントだったら組織コンディションが悪い、
コンディションが悪いメンバーとかを上げてもらう。
各リーダーとかから上げてもらう場みたいなのを設けて、
そこで全部の課題解決をするようにするとか。
定例の場を設けるのであれば、そこをめちゃくちゃ有効活用して。
逆にこれもマルチタスクの話で知ってたかもしれないですけど、
結局こま切れに、あの人ちょっとコンディション悪そうだな、
でもちょっと今忙しいからとか、
あの人の業務管理できてるかな、進捗ちゃんとしてるかな、
あのプロジェクトみたいな。っていうのを脳内でいろんなものに
マインドシェアを奪われるよりかは、会議の時間で
それら全部の進捗が把握できるようにしたりとか、
メンバーのコンディション悪化とかも全部察知できるように、
それも時間のロックと近いんですけど、
でも時間のロックって自分個人の作業時間ですけど、
会議は関係者を巻き込むわけだから、
その人たちから必要な情報がそのタイミングで全部入って、
そこでいろんな意思決定ができるようにする。
それでマネジメントをだいぶ、だからその会議の場を
マネジメントにとってのめちゃくちゃ大事な時間だと捉えてる。