マネ会 〜マネジメントの不合理な真実〜。みなさんこんにちは、マネディク株式会社 CSO のしめきです。
同じくマネディク株式会社代表の川尻です。 この番組では、ベンチャーのリアルなマネジメント課題について語り尽くす、そんな番組になっています。
前回はですね、モチベーションが下がっている社員を厳しく指導しろ、というところがテーマでしたけれども、
モチベーションが下がっているメンバーには、むしろ厳しく接しろ、というテーマでしたが、今日はどんなテーマになりますか?
今日はですね、よくベンチャー企業で勤めていて、僕らマネジメントとかやってると、現場の社員からですね、中長期の投資は大丈夫なの?とか。
短期の業績ギャップとか追っていると、中長期投資がおざなりになってませんか?とか、短期施策に傾倒しすぎじゃないですか?みたいな、なんかそういう不満とか声とかって上がったりするじゃないですか。
で、それを断固、断罪するっていう、いいタイトルですね、中長期投資っていう言葉との、もうちょっと柔らかく言うと決別とか、それをやめましょうっていう、軽々しくそういう中長期っていう言葉を、あまりにもカジュアルに使うのをやめましょうっていう、そういうテーマで話したいなと思います。
確かに目の前の目標ばっかり追いかけて、これ何になるんですか?みたいな話とか、ビジョンとか叶える気あるんですか?とか、どう進捗しているかわかんないですっていうような、モヤモヤを発言される社員の方とかいらっしゃいますよね。
いらっしゃいますね。それが結局、いろんなシチュエーションが考えられるかなと思うんですけど、しみきさんそれ、どう思います?そういう声とか聞いたことあるでしょ?
聞いたことありますし、かつて。かつて僕もそういうこと思ってたことあります。思ってたことありますね。なんかそれってどんな時に思ってました?
でも、なかなかその成果上がりづらい時だったりとか、なんか忙しすぎて、なんか何のためにこれ働いてるのかな?みたいなこととかを、なんかちょっと不安に思ってしまう時とかに思ったことありますね。
なんかそう、なかなか成果に結びついていない時みたいなのが出ましたけど、結局こういうのって、絵として短期の業績ギャップに苦しんでる時に結構出ることが多いなと思うんですよね。
いやそうですね。社員が。なんかこの目の前の施策、これをやってほしいっていう風なところを言われて、頑張ってそれやろうとしますけど、なかなか成果に繋がらなかった時に、なんかもっといい方法あるんじゃないかなとか、そういえばなんかビジョンとかどうなってたっけなとか、なんか全然違うところに頭を巡らせる。自分のキャリアの不安とかもしかしたらそういう時出ますけど。
まああるかもしれない。キャリアの不安とかも出てくるかもしれないですけど、結局それ短期の目の前のギャップと向き合わない口実というか、なんか逃げの一手になってないかっていうふうにはやっぱり思うんですよね。
ああ、そういうことですね。確かになんかビジョンとか中長期とかっていう話ってすごく美しいですから、そっちの話に逃げたくなる気持ちはすごいわかりますね。
結局短期業績ギャップが来るし、それを埋めろ埋めろというプレッシャーが四方八方から来る。
その時に、いろんなあの手この手使って短期の業績ギャップ埋めようとするじゃないですか、僕たちって、ベンチャーって。
必ずしもジャブ、フック、アッパーで勝てるかは分からない。なんかすね蹴ってでも勝たないといけないみたいな、そういうこともあると思うんですけど、そういう時にちょっと嫌気がさせてきて、短期の業績ギャップ埋めたくないよみたいな。
で、そういう時に中長期のビジョンってどうなってるんだっけみたいな。そっちへの投資おざなりになってないかみたいなことをちょっとある種、僕もまあそういうことを発言したことがあるので、過去の事態も込めてなんですけど、やっぱりちょっと免罪符というか。
ちょっと耳障りの良い言葉で逃げるみたいなことがやっぱあるなぁと思うんですよね。
まあ確かにその短期業績目標を追うのしんどいですとか、辛いですって言うのってなかなか言いづらいじゃないですか、だから中長期どうなってるんですかって言うのが言いやすい。
そうなんですよ。短期の業績を追いたくないですなんて直接に言えないからね。だから潜在的なそれ逃げから起きてるんじゃないかなとはやっぱり思ったりはするし。
あとはもう一個は、じゃあその短期の動きとその中長期の動きって本当にそんななんか切り離せるものなんですかっていうのを思っていて、
僕らって得手して多いのが、短期の目の前のお客さんに集中して価値提供しようとしたりとか、どうしたらこの競合よりも良い提案とか良いサービスが提供できるかとか、
短期のいろんなことを思考巡らせて考えてる中で、いろんな発見が生まれるわけじゃないですか。
意外にこの商品売れるんだとか、こんな切り口でサービス考えたらいけるんだとか、競合にどうやったら勝つかなっていうのを考えて調べ続けるから競合こういうふうにやってるんだとか、
今に執着していくといろんな発見が生まれて、そこから新たな商品とかプロジェクトとか事業のアイディアが生まれて、差別化のアイディアとか、それが未来に繋がっていくってのも結構あるじゃないですか。
だから、短期に系統していて中長期考えてないですかって、どこと中長期と短期を断絶して別で切り離して進んでいくものみたいなニュアンスが漂いがちですけど、
短期全力でやるから得られる発見とか学びから中長期のヒントが生まれるってこともあるわけじゃないですか。
だからこそ目の前のことから逃げちゃダメだよなって思ったりするわけですよね。
確かに中長期って今の積み重ねで未来を作っていくっていうのが本来的な話だと思うんですけど、
どうしても中長期っていう言葉って大型投資するというか、全く違うことをするだったりとか、
ちょっと魔法の杖感があるようなカードになってきますよね。
おっしゃる通り、経営者のレベルとかになると結局業績を成長させていくっていうのに加えて、
一種の訂正的なビジョンも掲げてるじゃないですか。
僕らだと人材領域で事業やってますけど、人材領域のあらゆるソリューションを提供できるようになるみたいなビジョンを掲げてたら、
多少なると年間スパンとかの投資とかもあるとは思うんですよ。
でも現場の方々が、言い方ひどいかもしれないけど、
現場の方々が年間スパンで物事を考え、来年度にこうなってなくていいんですかみたいな。
そんなのは別に考えるべきことじゃなかったりするじゃないですか。
どっちかっていうと、現場で生まれてることって、今の業績ギャップを埋めようっていうことと、
あととはいえ、シーって言うならですよ、中長期って言葉が出てきてもいいなと思うのは、
今の目の前の業績を上げるための打ち手がずっと長続きしないっていうのはあるじゃないですか。
マーケットが枯渇するとか、競争が激しくなっちゃうとか、
今期までしか法規正常難しいとか、そういうのはあると思うんですよ。
だから次の仕込みみたいなのをやっていくみたいな意味合いだったらあり得ると思うんですけど、
その中長期っていうのも、結局来月とか再来月とかの話だと思うんですよね。
中長期って言ったら、めちゃくちゃ遠い未来の話みたいになっちゃうかもしれないですけど、
だいたいベンチャーで、次の一手みたいなのを意味する中長期って意味、
次の一手っていうものを意味して中長期って言葉を使ってるのであれば、
それって来月再来月の話ですよ、だいたい。
仕込みをしておこう、新たな施策を検証しておこう。
たぶん今月検証とか走るんですよ。
それってもはや短期で動いてるじゃないですか。
次の仕込みっていうならまだわかります。
来月の仕込みとか再来月の仕込みとか。
だから時間軸はっきりさせてほしいんですよね。
ふわっとした言葉に逃げないで。
でも目の前の仕事とか業績がなかなか上がりづらいっていうような不安な気持ちからしたときに、
それを1ヶ月後、2ヶ月後とかっていうふうに具体に落として話をするっていうのって、
そっちの方がしんどくなるというか、
従上期的なところに逃げたいっていうふうなところからの発想で、
そういうことを不安視するっていう声が上がってくるっていうのは、
まさにそういうことだなと思いますね。
だから心情的には理解できるんですよ。
でも一貫してやっぱりちょっと逃げの、
なんかふわっとした言葉、遠い先の未来みたいなニュアンスを持たせることで、
今目の前でやるべきことみたいなのから、やっぱり逃げてるっていうふうに、
突き詰めて厳しく言っていくとですよ。
やっぱりなってきちゃうのかなっていうふうには思うので。
大手企業とかだったら、まだちょっと状況違うと思いますけど、
ベンチャーは本当にその目の前のことをどんどんやっていかないと、
金を稼いでいかないと未来が作れないっていうふうな状況の中で、
そんなに何かしら、全然今の既存の動きと違う動きを取れるわけでもなければ、
おっしゃる通り。
その積み重ねの延長戦の中で、
何とかビジョンとか中長期的な戦略っていうのを推進していくっていうのが、
重要な僕らのゲームの戦い方というか、
っていうふうなところの中でやってるっていうのも、
改めて組織全体が認識して、
自分が今何やってるのかっていうことを考えてアクションできるっていうのは大事だと思いましたね。
そうですね。
だからこの今の連続がちゃんとこういう未来につながってるっていうコミュニケーションを取ることは、
確かに大事だなと思いますね。
それが全くないと、
本当に今目の前の業務をやった先にも何があるかわからないみたいな。
それは苦しいですね。
それは苦しいですよね。
だから中長期のビジョンみたいなものにすがりたくなるというか、
自分の未来において。
でもこの先にこういう未来がある。
で、次にこういう一手とか、
次の新たな一手とか仕込みをしておかないと、
来月再来月僕らはじりひんになっちゃうから、
こういうこともやっていこうっていうのを、
マネジメントとかリーダー陣が、
示していくことの重要性はあると思うんですよね。
対メンバーは。
ただ、結構僕、
マネジメントレイヤーからもこういう話を聞くことが、