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はい、マモです。いかがお過ごしでしょうか。 今回は、個別指導を受ける上で、大切な生徒からの質問についてお話をしていきます。
まず、質問を個別指導の授業中にするというのは、大変重要になってきます。
成績が良い、もしくはこれから成績が伸びる生徒においては、授業中にも積極的にわからない部分とか、理解が怪しいところがあったら質問をしています。
そして、質問の内容もかなり鋭いんですよね。 また、講師の立場からしても、本当に講師自身の解説を生徒が理解しているか否かを判断するには、
生徒からの質問内容、あるいは質問の有無というのが、最も判断軸として適しているんですよね。
何が分かっていないのか、分かっているのかを把握するためにも、生徒の質問というのは大いに役立ちます。
良い質問というのは、どういった特徴があるのかというと、生徒自身が何を分かっていて、分かっていないのかが明確になっている質問というのが良いんですよね。
例えば、自分はこの問題に対してこのように考えて解き進めようとしました。
だけど、ここまでは解けたけれども、ここから先が分からないので、解説をしてほしい、みたいなイメージですね。
あるいは、解説を見た時に、ここからこのような論理が展開されるのが腹落ちしていない、よく分からない、なんでこういった繋がりになるのかが分からない、みたいなのも良い質問の特徴ですね。
一方で、ダメな質問というのは、単純にこの問題が分からないので解説してください、のように完全に講師へ丸投げしてしまうパターンですね。
この場合だと、講師はこの生徒が何を分かっていて、分かっていないのかが判断できないんですよね。
その上で、1から10まで全部その問題を解説しなければいけないので、集団授業の講義形式と同じ形になってしまうんですね。
個別指導の良さというのは全く活かせない状況になっていきます。
一方で、あまり質問をしない生徒にとっては、どういったタイミングで質問したらいいの?という疑問が出てくると思います。
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それに対する回答としては大きく3つですね。
まず1つは、使っている言葉が分からない、単純な知識の問題ですよね。
2番目が、論理展開、繋がりが分からないですね。
なぜこういった展開になるのか、繋がりになるのかが分からない。
これ理解、思考の問題だと思っています。
そして最後は、先生の説明に対して自分の解釈が合っているかの確認ですね。
この3つが質問するタイミングです。
まず最初の使っている言葉が分からない、要は知識の問題については、そもそもそれってどういう意味ですか?というような質問ですね。
②の2番目の論理展開、繋がりが分からない場合というのは、どうしてここからこれが出てくるのですか?のようなイメージですね。
最後が、自分の解釈が合っているかなんですけど、つまりこれはこうこうこういう意味ですか?のような感じですね。
こういった形でそれぞれの知識が分からないパターン、思考理解、論理が分からないパターン、
あとは自分の解釈が本当に合っているのかを確認するため、この3つが主な質問するタイミングになりますね。
講師としても、この知識・思考の質問によって生徒に何が足りないのかというのは掴みやすいんですよね。
最後の生徒自身の解釈を言語化してくれるというのは、講師の説明がきちんと生徒が理解しているのかという判断になるので、
いずれの質問も欠かせないんですよね。成績向上と志望校合格、そのための現状分析においてこういった質問というのは欠かせないです。
とはいえ、質問を日々するのってなかなかハードル高いと思われる方もいると思うんですよね、生徒の中には。
じゃあどのようにして質問を習慣化するかっていうお話なんですけれども、日頃からなんでっていうのを考えることですね。
あとはそもそもこの言葉って何?この定義って何?というようなことを考えた上で勉強する。これに限るんですよね。
そうすると自ずと疑問というのが出てきますから。あまり質問がしない子であけど勉強頑張っているこの特徴としては、とりあえず問題は解いているんだけれども、
それが作業になっちゃっている。つまり人に分かるように説明できるという視点で理解をしてないっていうことなんですよね。
これ人に説明するとなると本当の意味でその問題を理解していなきゃできないんですよ。
あるいはそもそも出てくる言葉の意味を知らなきゃダメだし、論理展開をちゃんと把握しないといけないんですよね。
だから人に説明できるかな?人に分かるように説明できるかな?という視点でその問題の理解度を測るっていうのがオススメですね。
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例えばシミュレーションとしてどうこの問題の解法を説明するかっていうのを頭の中で考えて、なんか怪しい論理展開の場合はもう一人の自分が突っ込むようなイメージですね。
これがなかなか頭でできない場合であれば、例えば特定の問題を解説する、自分の声を録音してその後客観的に聞いてみる。これって結構オススメですね。これやってみてください。
最後ですね、この質問をすることによって講師との関係どうなるの?っていうところなんですけども、これ質問すると良好な講師との関係が築きやすいです。
何でかというと何も反応がない子、質問してこない子というのは講師としても手応えがないんですよ。大丈夫なのか本当に分かってるのか分かってないのか不安なまま日々の授業が過ぎていくわけです。
でもちゃんと質問してくれる場合の方がちゃんと意欲をそもそも感じられるし、課題も見つけやすい。つまり成績向上の種となるものを見つけられるんですよね。
あとは講師自身がちゃんと自分の解説を分かってくれてるなという感覚もあるので、どんどん質問した方がいいと思います。
一つ不安になるのが講師からの反応ですよね。例えばそんなものも分からないのかのような反応が返ってくることへの恐れ故になかなか質問ができない。
というのはかなりもったいないですよね。成長機会を逃すことになるんですよ。質問というのは自分の知識や思考あるいは解釈が合ってるかに関する質問になるので
これを質問しないと成績向上の種を見逃すことになって成長機会を殺すことになってしまうので非常にもったいないので質問しましょう。
とはいえ本当にそんなような反応が返ってくることへの不安はあると思うんですけれども、もし本当にそんな反応が返ってきたらもうそんな講師はやめようと変えた方がいいですね。
あるいは場合によっては軸も変えましょうというお話ですね。まとめると成績を上げるためにも志望校に合格するためにも良好な講師との関係を築くためにも質問というのはかなり必須になります。
個別指導授業中の質問で必須になります。そのために必要な言語化能力を鍛えていきましょうというお話でした。参考になれば嬉しいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。それで良い一日を過ごしください。