00:05
はい、こんにちは。マモです。いかがお過ごしいでしょうか。今回は、もっと子どもに失敗させた方がいいよね、という話をしていきます。
私は学習塾に勤めているので、日々生徒さんの定期テストや模試、最終的には志望校合格に向けて日々成績向上やテストで良い点数を取ってもらうためのサポートをしているんですよね。
そのためには先生が子どもたちに、この問題はこう考えてこう解くのように正解を叩き込んでいるわけなんですよ。
こうしたらうまくいくよと。
ゆえに、それを素直に受け入れてやる子というのは、それ相応の点数を取ってくるんですね。
中にはしっかり成績が向上して親子ともども喜んでいる。そんな家庭も多くいるわけなんですけれども、一方でちょっと気になることがあるんですよね。
それが、これだと失敗をしないなという恐れです。
失敗をしてそこから立ち直る力、イコールレジリエンス力とも言うわけなんですけれども。
親や周囲の大人が子どもに正解をひたすら教えて叩き込んでしまうと、失敗する機会というのがどんどん失われていってんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
もちろん部活動や学外活動を通して様々な失敗を経験している子というのも一定数はいるけれども、
例えば勉強しか全然してません。それ以外は趣味娯楽のみですという子においては、これそんな大きな失敗をすることなくこの大学生、社会人になってしまうという状況になれると思うんですよ。
これ何がまずいかというと、これ社会に出て失敗しました。そこからの立ち直り方わかんないと挫折してそこから塞ぎ込むみたいなパターンもあると思うんですよね。
だからもっと若いうち小さい時の様々な失敗、そして思考錯誤というのはものすごく大事だと思うんですよ。
それを大人が奪っている。そんな気がするんですよね。
03:02
もちろん学習塾なのでテストで良い結果をとってもらう。最終的な志望校を合格してもらう。成績向上してもらう。
というのはもちろん我々の存在意義ではあるけれども、一方で大人が正解ばかりを叩き込んでしまうと子どもの思考錯誤する力だったり
失敗をしてそこから這い上がる力というものを損なってしまう。そんな危機感も同時に覚えております。
ここでちょっととある話というか話変わって
禅の修行というのは、期間中に全員が失敗する仕組みになっているんですよ。
例えばご飯を炊いたことがない人にいきなり明日からご飯がかりになるとご生物ご飯を巻き炊くことを命じるんですね。
しかし誰もそんなことをやったことがある人はいないので最初は全員必ず失敗して叱られるんですよね。
また禅僧の松山大幸さんというのは次のように語っているんですよ。
正解を教えてもらったら盲目的にそれしかやらなくなるから。
思考錯誤をしなくなるんですね。絶対に失敗させて逆に言うと思考錯誤したらどれだけセンスのない奴でも成功できるんです。
全員失敗させて全員成功させるんです。だから禅は千年続いているんですねっておっしゃってるんですよ。
全員成功最終的には。でも失敗、全員失敗させるんですよ。で最終的にはみんな成功すると。
その間に思考錯誤があってそれは一人一人違うプロセスを経て最終的に成功はするわけなんですけれども
学習塾においてそれはあんまりないんですよね。失敗を避けたがるんでみんな。失敗をしないようにサポートするんですよ。
親も周りの大人も先生ですね。自分含み。
どうなんだろうと。ちょっとその辺りの疑問というのは拭えないので。
やらない子に関してはあえて一回失敗して大きな失敗をしてもらう。要はテストでボロボロに得点を取ってもらう。
そんなことも個人的には正直やってたりします。痛い目見て失敗しないとわからないっていうのもあると思うんですよ人間。
まさしく自分がそうでしたね。人に何か言われたところで聞く耳を持たず
我が道を行き大きな失敗をする。そんなことをしてきましたね。 なのでその失敗経験というのも個人的にものすごく大事だと思うので
これはこれで大いに結構なことじゃないかというふうに思っております。 なんか話が行ったり来たりでしたけども
要はもっと失敗を子供にして笑おうぜというお話でした。 参考になれば嬉しいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。