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2025-07-29 08:58

【映画レビュー】#F1 【ネタバレあり】

サマリー

映画『F1 トップガンマーベリック』は、ブラッド・ピットが主演するF1レーサーの成長と競争を描いています。迫力あるレースシーンや、ハンス・ジマーの音楽による緊張感が際立ち、観客を引き込む作品となっています。

映画の概要
みなさんこんばんは、マカ・ママレードです。 今日取り上げる作品はこちら。
F1 トップガンマーベリックのジョセフ・コシンスキーが監督を、
ブラッドフィットが主演を務め、極限のF1レースを描いた今作。 ストーリーは、F1のレースドライバーとして活躍していたソニー・ヘイズは、
長らくF1のサーキットから遠ざかっていた。 しかし、元チームメイトのルーベンから勧誘され、再びF1の世界に戻るのだが、
若きF1レーサーのジョシュアを始め、チームとの確実が生まれ始め、というのが大まかなストーリーです。
はい、というわけで、F1映画見てきましたが、本当に正直なこと言うと、僕の中での見る前の期待値っていうのは、ちょっと低めだったんですよね。
なんというか、宣伝でも触れていたし、予告編からも伝わってきてはいたんですけど、
トップガン・マーヴィリックの精神的続編というか、 かつての名パイロット、今回で言うと名レーサーが、もう一度実戦の場に赴き、
若手たちと共に切磋琢磨しながら、もがき苦しみながら決戦へと向かっていくっていう、大まかなストーリーの枠組みは、
全く同じように進んでいって、で、そのまま飛行機を出したら、あまりにも荷すぎているから、今回は車にしてみましたよと。
なんかトップガン・マーヴィリックありきの映画に見えてしまったんですよね、今回のF1が。
トム・クルーズと来たら、次はブラッド・ピットかな、みたいな。 だから非常になんというか、企画書がスクリーン越しにつけて見えるっていうか、
志としてちょっとどうなんだろうな、みたいなのが正直あったんですよね、映画を見る前から。
大丈夫かなこれ、というのが。で、まあ心配もあったんですけど、実際に見てみたら、もう本当に面白くて。
まあね、実際ほとんどトップガン・マーヴィリックと話は一緒なんじゃないかっていうのは感じはしたんですけど、
でも、トップガン・マーヴィリックとは全然違う魅力にあふれていて、とっても良かったですね。
全然違う映画になっていてって言ったら、まあ当たり前なんですけど、見ていて潜入感を持ってごめんなさいってね、ちょっと頭を下げましたね。
最初、冒頭ら辺までは2時間半も上映時間があって、描かれるレースもこれ1つや2つじゃなくて、結構な数のレースが
1本の映画の中で描かれるっていうことで、ちゃんと観客を飽きさせないように描き切ることができるのかなって、ちょっと心配してたんですけど、それは急でした、全くの。
僕はほとんど全くF1についての知識っていうのはなくて、ルールもよく知らないんですけど、そういう文外観からすると、
ただ速いか遅いかを競うというスポーツで、複数のレースを描く際に、描き分けってできないんじゃないかなって、このドラマを描くのってかなり難しくないかと思ってしまったんですけど、
そこは本作は本当に上手くやっていて、どういうことかっていうと、ブラッドピットを演じるソニーという男はですね、
よく言うと作詞、悪く言うとズル賢い男なんですよね。要するに、ルールの裏を描いて、いかにレースに勝つかという戦法に長けた人なんて。
例えば、レース中にわざとセーフティーカーを出動させるように仕向けて、相手チームを拡乱させたりだとか、そういう言ってしまうと、拘束な手段を取るんですよね。
だから、そのソニーのテレン手札を見るのが非常に面白いというですね、ただ単に相手よりも速く走るっていうことではないんですよね。
そういったちょっとコミカルさも感じるような、あの手この手に加えて若手レーサーとの角質っていうのもドラマの軸としてしっかり描いていると、ここら辺が抜かれないところなんですよね。
音楽と最後のメッセージ
で、さらにレースで走っているドライバーたちだけではなくて、エンジニアたちの姿もドラマチックに描くことで、こうレースにメリハリをつけていると。
というようにレースシーンにきちんと流れの起伏というか、メリハリをつけることで観客を全く飽きさせないまま、最終レースまできちんと見せるっていう、ここら辺の作劇演出が本当によくできていてね、あの感心しました。
で、そういったレースシーンをしっかりと臨場感のあるものにするために、IMAX上映に頼る画質とダイナミックレンジを兼ね備えたカメラを、F1のレーシングカー1台につき15箇所設置できるようにして撮影したと。
こういった創意工夫っていうのがね、スクリーン上にその迫力満点の映像として、成果として現れていて、
ちょっと好き並みな表現ですけど、一緒にF1のレーシングカーに乗って運転しているような、そういう感覚に陥る仕掛けを作ってるんですよね。
これは本当にね、だから映画館で、できたらIMAXで見ていただきたいところかなと思います。
あとは前編を彩る音楽も素晴らしくてですね、特にハンス・ジマーが手掛けたテーマソングですよね。
レースの疾走感と緊張感、そして成功に作られたマシンの美しさみたいな、そういう全てが音に託されて、一曲にまとめ上げられたような見事な楽曲だったと思います。
本当に見事なスコアで、映画を見終わってからサントラで何度も聴いてしまいました。
この音楽を劇場の良い環境で聴くっていうだけでも、この映画を映画館で見る意味ってあるんじゃないでしょうか。
あとはそれからですね、まあなんといってもブラッド・ピットですね。
ここ最近毎回出演作を見て思うことなんですけど、やっぱりブラッド・ピットはかっこいいですね。
当たり前なんですけどね。で、今回もワンカットワンカット色気にあふれていてかっこいいんですけど、ブラッド・ピットがすごいのは、これは演技力としての評価としてのあれなんですけど、きちんとおじさんに見えるんですよね。
なんかね、この人本当にレースに出て大丈夫なのかなと観客に思わせるというか、そこのフリが効いてるからこそレースシーンが生きてくるんですけど、
そのフリの部分、ちゃんと普通のおじさんに見せるという、そこもなかなか良かったと思います。
例えばトム・クルーズ・ランカだとただものじゃないかというか、ああトム・クルーズだなっていう、それがね彼の良さでもあるんですけど、そこで行くとブラッド・ピットは結構逆のアプローチなのかなっていうのを感じて、
そこらへんも見ていてトップガン・マーベリックとの違いとして興味深かったし、楽しめましたね。
あとは、これはラストに関わることなんてぼかしてしゃべりますけど、映像の工夫というか一つ仕掛けですよね。
一番最後の見せ場のシーンで、今までのこのレースの撮り方とは全く違うレースシーンの見せ方をするんですね。
これは見ていただければわかるんですけど、ほんの小さなことっていうか、まあすごい言われてみればああとなることなんですけど、
その主観ショットをどう見せるのかっていうところですよね。その見せ方が本当に何でもない一工夫なんですけど、
でもそれが確実に最後のクライマックスをしっかりと盛り上げているなっていうのを感じて、なんか素直に上手いなぁと感心してしまいました。
で、僕はここの部分がこの映画の本当に好きな部分なんですけど、
ソニーは何のために走っているのかっていうことですよね。報酬なのか、またまた成長のためなのか、レースに勝つためなのか、自己実現のためなのか、何なのかっていうことですよね。
ここにね、作り手たちの真摯なメッセージを垣間見たような気がして、本当にちょっとグッときてしまいました。
だからここはね、この最後のレースのシーンというのはしっかりとね、味わっていただきたいなと、本当にレース映画史上に残る名シーンだと思います。素晴らしかったです。
はい、というわけで、大分、正直ね、公開から時間が経ってしまったんですけど、
アイマックスで上映している劇場は、だからもしかしたらもうないのかもしれませんが、できるだけ良い環境の劇場で見ていただけたらなと思える作品でした。お勧めです。
以上、マカママレードでした。 チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
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