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2022-12-24 09:01

「自立とは依存先をふやすことである」 ##389

掲載ホームページのリンクです。
https://www.univcoop.or.jp/parents/kyosai/parents_guide01.html
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リュースタイルのハッピーライフコーチング。この番組は、プロコーチのリュースタイルが、あなたのシニアライフを、そしてこれからシニアになるあなたのプリシニアライフを元気にする、様々なライフハックについて、時には博多弁で語る番組です。
さて、今日はですね、「自立とは依存先をふやすことだ」というタイトルがついていると思います。タイトルを見て、「え?」と思われた方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですよね。
ツイッターで、自立と依存のことが話題になっていたんです。それで、この言葉を僕は思い出したんですよ。そこでちょっとね、お話ししてみようかなと思いました。
一般的に依存という言葉には、マイナスイメージを伴いやすいことはないですかね。
麻薬依存とか、アルコール依存とか、ギャンブル依存とかね、中毒するというようなことと同義語で使われているような気がします。アディクトというような、アディクションとかね、そういうのと。
しかし、これをですね、プラスのイメージに変えてくれたのがこの言葉ですね。自立とは依存先を増やすことというね、この言葉なんですが。
一般的には、その依存から抜け出して自立するというのが、一般的なイメージだろうと思うんですけども。
いや、この依存先をね、増やすことが自立というんですからね、初めて聞いたときには、やっぱり僕も、「え?」と思いましたね。
これはですね、東京大学先端科学技術センター、準教授、熊谷慎一郎先生の言葉なんです。
全国大学生協のホームページに掲載されているんですよ。
そこではね、熊谷先生のことをこのように紹介されています。
1977年、山口県生まれ。生後間もなく、脳性麻痺により手足が不自由となる。小学校から高校まで普通学校へ通い、東京大学に進学。
医学部卒業後、小児科医として10年間病院に勤務。現在は障害と社会の関係について研究するとともに、月2回ほど診療現場に出ている。というようなですね、紹介がなされています。
脳性麻痺などで、いろいろと生活に不自由をずっと感じてこられたわけですね。
でも東京大学の医学部に進学をされて卒業されたということなんで、よほど努力をなさったんだというふうに思います。
ここに先生の言葉が掲載されていたので、長いけどちょっと引用しますね。
実際に一人暮らしを始めて私が感じたのは、社会は案外優しい場所なんだ、ということでした。
大学の近くに下宿していたのですが、部屋に戻ると必ず友達が2,3人いて、おかえりと迎えてくれました。
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いつの間にか合鍵が8個も作られていて、みんなが変わるがあるやってきては、好き勝手にご飯を作って食べていく。
その代わり私をお風呂に入れてくれたり、出勤したときは介助してくれたりしました。
また、外出時に見ず知らずの人にトイレの介助を頼んだこともあります。たくさんの人が助けてくれました。
それまで私が依存できる先は親だけでした。だから親を失えば生きていけないのではという不安が拭えなかった。
でも一人暮らしをしたことで、友達や社会など依存できる先を増やしていけば自分は生きていける、自立できるんだということがわかったのです。
自立とは依存しなくなることだと思われがちです。でもそうではありません。依存先を増やしていくことこそが自立なのです。
これは生涯の有無にかかわらず全ての人に通じる普遍的なことだと私は思います。
これが掲載されているホームページは概要欄にリンクを貼っておきますので、またご覧になったらいかがかなと思うのです。
熊谷隼教授は手足が不自由で生活を送るのに介助が必要だと、お風呂もトイレも介助がなければ立ち行かなかったのです。
だからこそ親を失ったら自分は社会的に生きていけないのではないかとずっと心配をされていたということですが、そうではなかった。
障害があった頃こそ人が人に依存するということ、社会の大切さというのを感じて生きてこられたのだと思います。
でも振り返ってみると、一般的には人に迷惑をかけるなとか、自分のことは自分でというように、そのように言い聞かせられて育てられるようなことがありますよね。
家のことは家でやるんだとか言うような形で、よその家のことになかなか入っていけないというようなことも、やはり自分のことは自分でという、そういうような社会的な一般的な通念みたいなものがあるからではないかなというふうに思うんですよね。
やはり自分ができないことを助けてもらうということをね、よくないこととか恥ずかしいことであるかのようなバイアスがね、私たちというのはかかっているような気がします。
これではやっぱり自立っていうのは非常にしづらいですよね。
人に助けてもらうことって迷惑じゃなくて、自分が自立するための劣機とした依存だよというようなことを考えることがね、考えるのアップデートをしていくことができたらいいなというふうに思うんですよね。
依存先がたくさんあるということは、それだけ豊かに生活できるんだということをね、感じていきたいなというふうに思いますね。
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今本当に昨年、去年あたりから話題になっているヤングケアラーということについても、やっぱり同じようなことかなというふうに思いますね、子どもたちが。
やはり家のことは自分で、そのように感じて一生懸命頑張っていて、自分がいかに大変な思いをしているのかつらい思いをしているかということすら気づいていない。
で、客観的見ると大変な状況になっているというようなね、そういうようなことがあるんじゃないかなというふうに思いますね。
なんで依存するという言葉を中毒だとかね、足りないこととか恥ずかしいこととかと捉えるんじゃなくて、自立のために頼れるところに頼るのだと捉えてみたら、生きていくことが楽になるかもしれないし、子どもたちもそのように育てていければね、いいんじゃないかなというふうに思いました。
はい、ということで今日はTwitterで話題になっていた、自立と依存ということについて考えたことをお話ししました。
はい、話はガラッと変わってですね、お知らせです。
今、モニターをしていただいている新しい本、ノートから始めるKindle出版ですね。
今日の夜いただいたご意見とかですね、ご感想をもとに最終的に仕上げをしまして、明日の夕方から夜にかけて出版という流れになっていきます。
モニターをしていただいた方からは結構好評いただいている本なので、お役に立てるかなというふうに思います。
また昨日のですね、夜、第4回のブログKindleコーチングライブを行いました。
これはライブと銘打ってましたけれども、セミナーのつもりでね、僕は作っていきました。
3つの章からなるお話ですね。
リオンさんが間にね、登壇してくださったりして、とてもなんか有意義なお話になりました。
昨日のね、明けてて、ライブということではあったんですけれども、タイトルをね、Kindleセミナーとはっきりと書き換えていきます。
あなたの最初の一冊を応援する3つの話というタイトルにしていますので、
これKindleをね、ちょっと出版したいけどどうしていいかわからないなという人は、僕ぜひこれ聞いていただきたいというふうに思います。
1時間ありますので、車を運転しながらバックにかけるとかですね、ウォーキングしながらかけるとか、
そのような形でぜひ聞いていただければ、なるほどと思っていただけることがたくさんあると思いますので、ぜひお聞きいただければと思います。
はい、ということで、これでこんばんは終わりたいと思います。また何か始めたのりゅうせるでした。
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