興味の切り替えと悩み
今日は10月20日ですね。
僕、何か始める時にはですね、すぐにね、
やりたいことが他に出てきて、くるくるくるくる切り替わっていくんですよ。
なんか今、音楽やりたいと思ったらずっと音楽やるんですけども、すぐにですね、
今度はやっぱりイラスト描きたいと思って、またイラスト描き始めるとか、
そういうことをくるくるくるくるやってきた40年間ですかね、そんな感じです。
このような感じの人っていうのは結構いるんじゃないかなと思うし、
それで悩んでいる人っていうのは多いんじゃないかなと思うんですよね。
何か一つのことに打ち込んでいれば、必ずその道で体制するという気持ちがやっぱあると思うし、
それはある面事実だろうと思うんですよ。
一つのことだけ頑張っているとね、必ず何か成功するとか実績が出るとかね、
やっぱりよく言うじゃないですか。
まあそういうような思いでみんないると思うんですけど、でもなかなかそれができなくて、
何かその成果が出る前にもう別のことに気持ちが移ってそっちに行っちゃうみたいな。
で振り向いてみると、あれこれやれこれやり散らかした残骸だけがずっと残っているみたいなね。
何かそんな感じで、もう一つのことを何かやりきって実績を出すことができない自分っていうのはダメなんだなぁとかね、やっぱ思うんですよね。
でよくこうノウハウコレクターというような言い方をするんですけど、
このやり方をすれば稼げるよとかよくあるじゃないですか。
でそれに飛びついたり、無料レポートとかあったらそれを取り寄せて読んでみたりして、
よし分かったやろうと思ってやるわけですけど、でもすぐ別のに取り組んじゃうと。
まあノウハウばっかり集めて声ぶっ飛んじゃうみたいなね、知識だけが声ぶっ飛んじゃう。
まあそういうことを何かね、自分で自分のことをノウハウコレクターですとか揶揄したりとかね、
辞聴気味に紹介したりとかすることがよくあると思うんですけど、
やっぱその背景には一つのことで成果を出せない自分というのがね、やっぱあると思うんです。
DTMの始まり
でこれある面やっぱね、大事なことだし、やっぱ真実だと思うんですよね。
この道をずっとやってれば今頃はみたいなのってのは僕の中にいっぱいあるんですよ。
これやっぱ40年もやってるとね。
まあところがですね、相当ばかりも言えんよなということっていうのがあるわけです。
僕例えばですね、音楽やってるんですけど、DTMですね、ディスクトップミュージックって言うんですけれども、
それを初めて知ったのは90年代のもう本当に最初頃ですね。
まだインターネットがなくてパソコン通信っていうのをやってたんですけど、
そこで音楽、人が作った音楽がアップロードされてたんですよ。
なんだこれと思ってね、当時ダウンロードするの大変だったんですけどね。
まあダウンロードしてみると、当然それだけじゃ聴けないわけですね。
それを聴くための特別なソフトっていうのがあって、それもまた一生懸命になってダウンロードして、
聴いてみたらなんかピコピコ音だったけれども、
当時突然のラブストーリーだったっけ、なんかあれが鳴って感動したんですよね。
誰かが作った音楽をこうして自分のパソコンで聴くことができるのかと思ってね。
どうやってこれ作るんだろうと思って、そこから興味が出てDTMっていうのを始めたんですけど、
まあそれでですね、もうDTMで音を出すためには音源がいる。
当時音源なんかめちゃくちゃ高いんで、
キーボードか言えばそのキーボードがMIDIで繋げば音が出るみたいな感じで、
MIDIボードとかね、そういう音が出る鍵盤とか買ったりして、
まあそれなりのPCM音源ぐらいでね、聴いて楽しんでいたんですけど、
まあそのうちソフトを買って自分でそれを打ち込みたくなるみたいなことをね、
いろいろやってたわけですね。
ところがそうこうしているうちに、やっぱりこの絵を描きたくなると。
で、絵を描き出したらやっぱり面白いと。
で、そのPC版ですね、パソコン通信にも人が描いたデジタルの絵がいっぱい上がるようになってきたと。
当時1枚の絵をダウンロードするのに10分ぐらいかかってましたからね。
まあそんな感じで一生懸命ね、こう少ない小さな回線でダウンロードをして、
人の回転を楽しむんですけど、やっぱりそういうのを自分でもやってみたいと思って、
当時高かったタブレットとかを買ってみたりね。
そして絵を描くソフトっていうのがまだあんまりなかったんですけれども、
まあそんなものも何とか頑張って買ったりして、
まあ描くわけですよね。で、ろくに描けないんですよ。
何を描いていいかもわからないし、どうやって描けばいいかもね、まだ慣れてないと。
そうこうしているうちに今度また別のことがやりたくなるみたいな、
趣味の広がり
そういうことをずっと繰り返してきましてね。
でも本当にもう悩むことの多い何十年間だったんですけれども、
ところが振り返ってみたらですね、やっぱそれらっていうのはね、
またやりたい時がこう巡ってくるんですよね。
で、また別の日記が映るんですけれども、しばらくするとまた戻ってくる。
で、それらすべてがですね、
例えば音楽にまたやりたくなって戻ってきた時、
前の土台があるので、新しい知識を入れることは必要ないんですよ。
前の続きからできるんですよね。
で、まあやめたと思ってまたイラストを描き始めるんですけど、
その時にはもう概念も分かっているしやり方も分かっているので、
もうそこからスタートできるというように、
すぐ飽きて別の日に行っちゃってもですね、戻ってきた時にはそこからのアップデート、
自分の能力のアップデートになるんですよ。
で、このやり方というのはね、
僕らもうやりたいことがくるくるくるくるくる変わる人間にはね、
結構あってるんですね、これ。
で、確かにね、前から、
例えば1年前にイラストを一生懸命描いていた時期があって、
途中もやめちゃって別のことに行ってしまっていた場合、
またイラストに戻ってきた時にね、
あのまま続けていればもっと上手になっていたのにってやっぱり思うんですよ。
思うけれども、これはもうしょうがないんですね、自分の行動の傾向として。
なので、もう考え切り替えていくわけですよ。
でも、あの時やってたので、その続きからできるぞということですよね。
こうやってじわじわ、じわじわと自分がね、
アップデートされていくんですよ、全部について。
音楽だけやってたら、音楽ですごいことができたかもしれんけれども、
でもイラスト描けないんですよね。
イラストすごく描けていたとしても、
イラストでね、飯食えるぐらいになって有名意志になるかもしれないけど、
音楽で楽しむということはできないんですよ。
ところが、何者でもない僕はですね、
あれもこれもある程度できるようになっちゃったんですね、何十年もやっているうちにね。
とするとですよ、それで飯食ってるわけじゃないから、
それぞれ楽しめればいい程度にはできるという、そういう状況になってて、
で、あれもこれも楽しめるっていうような状況に今60歳過ぎてなってるわけですね。
これってめちゃくちゃいいじゃないですか。
もちろん何かのね、成長を立てるとかね、そうなってくるとね、やっぱそれじゃダメですよね。
やっぱ学校にでも入ったり、ちゃんとコンサル受けたりして、
その道のプロになっていかなきゃいけないんですけれども、
そうじゃない、本業が別にあって、
そして何か自分で別の趣味をやろうとする場合はこれでいいんじゃないのっていう、
そういう気持ちが僕はするんですよ。
あれこれあれからつまみ食いって言うけど、
あれこれつまみ食いをすることを何度も繰り返していくうちに、
そのつまみ食いしたものっていうのはどんどん上手くなっていくっていうかね、
上手になっていくっていうか。
だから結局僕60歳過ぎてますけれども、
一通りイラストも描けるわ、音楽もできるわみたいなね、
そういう風にこうなってるので、
それを人に教えるぐらいはね、できるんです。
よく60歳も過ぎた人たちがこんなことできるんですかとか言ってびっくりされるんですけど、
それはもう30代どころか20代からずっとやってるんで、
それは上手くなりますよね。
もちろんそれだけ40年やってるやつもっとすごかったんですけれども、
あれこれあれこれやってるからこれだけなんですけど、
でも人に教えるぐらいはある程度できるし、
スキルもある程度身についてるということですし、
何より人生が楽しくなるという、そういうようなことがあります。
なのでくるくるくるくる気持ちが変わって何もできないっていうことの人はですね、
悩まずにね、あれこれやったらいいと思いますよ。
すぐに成果出したいと思うからね、やっぱいけないんで、
長い時間かけてライフタイムで楽しんでいけるっていうような、
もっとゆったりと物事を捉えていった方がいいかなというふうに思ってます。