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2023-12-03 50:35

『ガリヴァー旅行記』ちゃんと知ってる? 2023.12.03 #189

今週のローテナントラジオは・・・

タイトルは知ってるけど内容までは知らない人の多い名作文学シリーズ『ガリヴァー旅行記』編です!


[トピック]

・謝罪免除!

・みつばちが知ってるガリヴァー

・絵本のガリヴァー

・小人の国

・ゆで卵の割り方

・戦争を解決

・消化活動

・巨人の国

・巨大な動物

・国王の質問

・魔法使いの国

・不死人間の国

・日本上陸

・馬の国

・戦争に慣れること

・ヤフーと人間

・オーウェル

・最後に


過去の名作文学シリーズはこちら

『ピノッキオの冒険』編

『ピーターパンとウェンディ』編


番組宛の感想や各コーナーへの投稿はメールlowtenantradio@gmail.com または投稿フォームhttps://lowtenant.wordpress.com/contact/ まで!


[お知らせ]

ローテナントの読書会#7『かいけつゾロリ いきなり王さまになる?』編が公開しました!聴いてね♪

00:01
さあ、始まりました。ローテナントラジオ、ムムサノピーノです。
三橋です。
今回は、謝罪しなくていいです。
やった。久しぶりに。
早く本題に入りたいから、免除します。
なんかあるのはある。免除なんだね。
本題に入ります。今回どのくらい長くなるかわからないから、早く始めます。
すごい、せいているじゃん。
というのは、すごい準備してきたからね。
僕らこれまで、ローテナントラジオを通して、ジョージ・オウェルの1984、オルタス・ハクスリーの素晴らしい新世界、映画マトリックスなどなどディストピア作品について話してきました。
はい、そうですね。
2022年4月のローテナントラジオ105回の放送で、どうやらガリヴァー旅行記もディストピア小説らしいぞって話をしたんだよね。
うんうんうん。あった気がするね。
あった気がする?
で、その回を聞いてもらうとわかるんですけど、ミツバチは読んでみようかって言ってます。
うんうんうん。
読んだ?
読んでない。
あ、謝罪だ。
急いだほうがいいと思う。
うん、じゃあ早く早く早く。
長くなるから。
早く頑張れ早く頑張れ。
はい、すいません。はい、すいませんでした。
次行こう、次行こう。
はい、次行こう。
今回僕はガリヴァー旅行記を読んできました。
あ、なるほどですね。ガリヴァー旅行記会ですね、ミツバチ。
バチクソ長いよ。
あ、そうなの?
うん。で、まず言っておきたいのは、ドンキホーテが共和国の伝道じゃなくてスペインの小説だったように、ガリヴァーは中古車販売店ではなくイギリスの小説です。
あー。
言いたかったんでしょ?言いたかったんでしょ?
そうね。いや、ガリヴァー旅行記って言ってるからさ。
ドンキホーテはドンキホーテまんまだけどさ。
あ、そっかそっか。
そっかそっかってなった。
そう、中古車販売店ではありません。
誤解なきよう。
はい、ごめんなさい。で、この流れになりますと、まず何するかというと、ミツバチがガリヴァー旅行記について知ってることを確認しましょう。
はい。
えっと、ガリヴァー、ガリヴァーが主人公?ガリヴァーくん?
なるほど、はいはいはい。
あんま、だから読んでないからね。
ガリヴァーくんね。
うん。
さんじゃなくて、くんね。
さんが一番当たり障りないかもしれない。
男女、大人子供問わずね。
はいはいはい。
ガリヴァーさんがまあ、あちこち行くんじゃないですか。で、いろんな国に行くんじゃないですか。
はいはいはい。
国というか、なんかそのファンタジーなね。
何個行く?
え、何個かは知らないけど、イメージ10個以上。
03:03
10個以上?
うん。で、その中で、えっと、何?小人の国とか?
そういう名前でいいのかわかんないけど。
はいはいはい。
逆に巨人の国とか。
そういうファンタジーないろんな国に、まあ国イコールそのいろんな世界に迷い込んでいくようなイメージ。
はいはいはい。
で、その小人たちにあの、縫い付けられる。
縫い付けられる。
縫い付けられて動けなくなる。
はいはいはい。
っていうイメージが一番大きいかな。
なるほどなるほど。
うん。縫い付けられる話だね。
縫い付けられる話?それだけなの?
主にね、主には縫い付けられる話だったと思う。
え、他にね、他に出てこないんだけど、
自分が好きなね、グレープワインの歌詞にね、
ガルバー、ちょっと言葉違く、ガルバーになってなんか踏みつけるみたいな言葉があるから、
あ、そっか、それ小人の国か。
そうだね、踏みつくの国っぽい表現だね。
はいはいはい。
あ、そうだ。あ、じゃあ、じゃあ小人の国の話ですね、主に。
で、ついでに巨人の国が後であるって感じね。
そう、他の国はね、知らないけど、いくつかあるのは、いくつかあるって話だったと思う。
はいはい、10個って言ってたよ、また。
なんか、いっぱいあるっていうのは聞いたことある。
なるほどなるほど。はいはい。いいですね。
はい。
じゃあ、紹介します。はい。
はい。
その、今まで僕はさ、ピノキオの冒険とか、ピーターパンとウェンリーとかやったけど、
みんなさ、その、タイトルは知ってるし、なんとなく話も知ってるけど、実は詳しく知らないっていうものが多いじゃん。
うんうん、そうだね。
はい。ガリバイ旅行記は多分それに含まれると思います。
はい、まさに。
はい。ミツバチの今の知ってる情報、多分本当に、本当に同じぐらいの人多いと思うよ。
小人と巨人がなんか出るんでしょう、縫い付けられるシーンあるよね、みたいな。
うんうんうん。
ガリバイ旅行記は1726年、ジョナサン・スイフトによって書かれた小説です。
あ、そんな古いんだ。1700年代、はい。
そう、すごい古いよ。え、1726年だから、ほぼ300年前。
うんうんうん、江戸時代中期、日本だと。
まあ日本だとね、そうそうそうそう。で、実は全部で4ペンあります。
はいはいはい。
1、2、3、4ペンあって、
うん。
で、子供向けのものは前半の2ペンだけしか書かれてないものが実は多いです。
ああ、そういうことね。
で、うちの近所の児童館にも絵本があって、
うん。
ここも1ペンだけ。
うんうん。
え、ちなみに第1ペンが子人の国なんだけど、
あ、そうなんだ。
そう。もうこの絵本の中身をざっくり言うと、
子人の国について、え、子人たちに縛り上げられて、動けなくなって、
ああ、やっぱり。やっぱりそうだ。
そう。で、国の人と仲良くなって、
06:01
うん。
隣の子人の国と戦争をしていて、
うんうん。
隣の国の戦艦を紐でギューって引っ張って圧勝して、
おお。
感謝されて終わり。
ああ、じゃあやっぱり蹂躙するんだ、子人たちを。
ちなみに主人公、ガリバーさん?
あ、そうです。ガリバーです。
どんな人ですか?
レミュエル・ガリバー。
レミュエル・ガリバー、はい。
これだと元々船員なのかな?
はいはいはい。
船員、えっと、船のお医者さん。
なるほどなるほど。
えっと、チョッパー。
あ、チョッパーね。
ちなみにさ、もうワンピースがちょっと出てきたから言いたいんだけど、
ピーノさんまだ言ってないと思うけど、
その子人の国のオマージュの話がしばらくしたら出てきます、ワンピース。
あ、そうなんだ。
うん。
いや、オマージュかどうかなんでわかんないの?
ちょっと待って待って。
いやもう、子人たちがいるの。
ちょっとネタバレだけど。
じゃあ、子人がいるってだけでしょ?
子人がいて、ニコロビンが縫い付けられるシーンがある。
あ、そうなんだ。
あ、そうなんだ、そうなんだ。
そうそうそう。
そうなんだ、なるほどね。
そこはね、間違いないと思う。
じゃあ、本編の話をします。
はい。
大体、船が遭難して、島に漂着して、そこが謎の島、謎の国だったっていう展開が全てです。
なるほどね。
なるほど、なるほど。
漂着じゃなければ、海賊に島流しにされたとか、そういう系のことばっかり。
なるほど。
たまたまそこ、その島に行き着いたが多いです。
これ、あれですね、あるいは旅行機じゃなくて漂流機の方が正しいですかね?
その感じだと。
えっとね、それだけだと漂流機なんだけど、この中身を聞くと旅行機だと思うから。
なるほど、なるほど。
まず最初、謎の島に漂着します。
目が覚めると、両手両足全身縛られています。
これがね、全部でこの小説570ページとかあるんだけど、
うんうん。
この両手両足全身縛られている三つ鉢でも知っているシーン。
うんうん。
最初の5ページです。
あー、なるほどね。
だからみんな知ってんだね、そこをね。
そう、オープニングだから。
あー、そういうことか。
で、どの絵本も子供向けのやつでもそこは描かれていると。
そうそうそうそう。
はいはい。
だからそこ、そこばっかり多分有名だと思う。
なるほどね。
で、自分の周りを15センチぐらいの人間が取り囲んでいると。
うんうんうんうん。
いい状態から始まるんだけど。
うんうんうん。
ただこのガリバーっていうのはすごく親子的というか態度がいいから。
うんうん。
その小人たちから、最初は恐れられるのね。
なんだこいつは?ってなるんだけど。
うんうん。
だんだんだんだん打ち解け合っていって。
はいはい。
最終的に小人の国の国王陛下と面識を持つようになって。
うん。
ガリバーは豪薬堪能で、そのしばらく一緒に暮らしているうちに
09:01
向こうの言葉がだんだん理解できるようになっていくわけ。
あ、言葉違ったんだ最初は。
あ、すごいね。
そうそうそうそう。
めちゃめちゃ賢いじゃん。
これもパターンなんだけど、どの国に行ってもその国の人口をガリバーは覚えます。
へー。
あ、なるほど。
でもそこさ、ちょっとリアルだよね。
なんかアニメとかフィクション物ってさ、もう外国行っても言葉いきなり通じちゃったりとか多いじゃん。
あー、確かにそうだね。
ワンピースもそうだけどさ。
あ、そうなんだ。
うんうんうん。
そういうことないです。
うん。
ちゃんとね、位置から苦労して位置と通話を図るところからだんだん理解ができるっていうようになっていく。
うんうんうん。
で、国王陛下からこの国の中では大人しく真面目に振る舞って国民にも信用されるようになってもらいたいって頼まれるわけ。
はいはい。
で、ざっくり話していくと、リリパッドっていう国なんだけど、
はいはい。
この国にはかつて内乱があったんだって。
はい。
で、もともとリリパッドの国民は卵を、ゆで卵を大きい方から割るっていう風習があったんだけど、
うん。
小さい方から割るやつが現れたと。
うん。
そこで大きい方から割るか小さい方から割るかで大きく揉め事が起こって、
おー、そんな小さなことで。
うん。
そう。で、小さい橋を割る派閥は海を隔てた隣の国のブレフスキュっていう国に移り住むことになる。
かわいいね、なんかね。
で、これがね、実は風刺していて、
うんうん。
かつてのイギリスのカトリックとプロセスタントの争いを指している。
へー、あ、そうなんだ。
だからそんな、些細な違いっていう感じで描いたのかな。
そう、最初は些細なことから揉め事が始まっているんだっていう話ね。
はいはいはい。
で、その英国ブレフスキュがリリパッドを攻めてくるっていう情報が入ってきて、
はい。
ガリバーは、よし力になりましょうって言って、
のしのしと歩いて海を渡って、
うん。
相手の軍艦戦艦の綱で引っ張って、
うんうん。
50隻まとめて引き上げて、勝利。
なるほどね。
ってことがありました。
はい。
まあ強いよね。
強い。というか、いいのかな、なんかその、ほどぼしじゃ、ほどぼしではないのか。
ほどぼしじゃない。
なんか和解の道はなかったのかな、その卵の割り方で。
こんなのであらそうなんてって話にはなんないんだ。
そうそうそう。
まあガリバーはでかいからさ、飲み食いする量が半端ないんだけど。
うんうんうん。
でも国中のいろんな食料とか飲み物をかき集めてきて、
うん。
えーと、食い尽くしちゃうから、もう国民はちょっと不満に思ってたりするんだよ。
なるほどね。その戦いでは英雄ではあるけどもみたいなね。
そうそうそうそう。
はい。
である時、宮殿の皇后様が住んでいる住まいが火事になった。
うん。
でみんなでバケツで水を運ぶんだけど、それに全然消火が追いつかない。
うん。
その時ガリバーはいい考えが思いついた。
うん。
12:00
その晩私はワインを飲んでいて、
うん。
尿位を模様してきて、
うん。
必要なところに値段を定めて放出したって書いてあるの。
なるほどね。
こんな正直なシーンありますか?
うん。
そうだね。
こんな衝撃的だし面白いじゃん。
なんだこれってあるじゃん。
うん。
あのさ、小人たちに縛られるシーンとかも弱いよね。こんなの。
確かに確かに。縛られるよりそっちだけど、まあ書けないよね。そんな。
これインパクトで、でも絵本には出てこないのよ。このシーン。
そうだよね。真似しちゃうじゃん。でも。
火見たらさ、子供たちみんなおしっこかけちゃうから。
で、これ何かというと、当時のイギリスの野党だったトーリー党が、
はあはあ。
政権与党を持っていた保育党を差し置いて、
うん。
野党なのに勝手にフランスと和平条約を結ぶっていうことがあったわけ。
うんうん。
この和平条約だからいいことなんだけど、
うん。
でも与党を差し置いてるから、いいことをするために悪いことをしたっていうことを描いてるんだよね。
あー、なるほどね。
火事を消すためにおしっこを出したっていう。
はいはいはいはいはい。
ただ、それきり皇后様はガリバーを恨んでいるっていう書き方がしてあって。
うーん、なるほどね。そうですか。
だから、ガリバーいいことしたねって思ってる人と、ガリバーなんだあいつって思ってる人がいるわけ。
うんうんうん。そうだね。
で、そのある日ガリバーのことを反逆罪で訴えようっていう陰謀があることを知って、
もうブレフスキューに逃げようと。
はい。
ブレフスキューに逃げて、そこからブレフスキューに流れ着いた自分サイズの船、たまたま見つかって。
たまたま?
うん。
そう。それを故意で海に出て、船に見つけられて助けられる。
っていうのが、リリパッドのお話。約3年間。
すっかり居ついてたね。漂着して。
小人の国で3年暮らしてました。
へー。そういう話なんだね。
そうです。じゃあ第2編行くよ。
はい。
第2編は今度は巨人の国です。
あー。なるほど。
これも流れ着いたか何かで休憩してたところに、逃げ遅れて巨人に捕まってしまいます。
うんうんうん。
ただ、食われるとかそんなんじゃなくて、
なんだこいつって珍しがられて、
で、巨人の女の子に世話してもらう。
あ、そうなんだ。
で、そのお父さんが散々、こういう珍しいもんだぞって見せ物にされて、
巨人たちが集まって、なんだなんだってみんな見て回って。
へー。
で、ある日国王が現れて、わしが買おうって言って国王に買ってもらうんだよね。
へー。なるほどなるほど。
で、巨人たちの国の世界の犬とか、チンパンジーとか、蜂とかカエルに襲われます。
あーなるほどね。
めちゃくちゃでかいものを、ガリバは探検で追い払います。
なるほどなるほど。すごい冒険だよね。
なんかファンタスティックプラネットとかでもさ、そういう描写あったじゃん。
あーそうだねそうだね。
15:00
ファンタスティックプラネット、ローテなどで話してるからなんかいつだっけ。
もうかなり前だよね。
はいはい。
ファンタスティックプラネットご存知でない方は、あの画像を検索していただくと、
あーこれかってなるんで、たぶん。
そんなに有名?そっかそっか。
有名じゃない。まあインパクトはすごいからね。
うんうん。
まあ、そういう作品とかでも同じような描写あるけど、
1700年代でそれがあるって、もしかしたら一番その原点はガリバー旅行記なのかもしれないね。
あ、確かに確かにそうかもね。
うん。
あ、面白いじゃん面白いじゃん。
他にもなんか、ピーノさん読んでないと思うけど、ガンツとかでもそういうシーンあるし。
あ、そうなんだ。
うん。
じゃあ元ネタはガリバーかもしれない。
ガリバーかもしれない。
で、国王はヒゲを剃るんだけど、
はいはい。
ガリバーにとってはそのヒゲ一本一本がすげーでかいんだよね。太いんだよね。
あはは、なるほど。
で、落ちてきたヒゲを使って、櫛を作ります。
もう柔らかいものじゃないんだよ。
そうそうそう。自分にとってはね。
はいはいはい。
で、国王が切った髪の毛を結び編んで、椅子とか小物入れを作ります。
うんうんうん。
で、もう巨人たちからしたら、なんて器用なんだっていうものすごい能力を持っているこいつを会って珍しがられます。
うんうんうん、なるほどね。
で、ここでも巨人たちとコミュニケーションが取れるようになって、
うん。
ガリバーは君はどこから来たんだって聞かれて、イギリスから来ましたって。
ははは。
で、イギリスの素晴らしい歴史を国王に対して語るわけ。
うんうん。
議会があって、貴族がいて、政治があって、法律があって、政職者がいて、裁判官がいて、軍隊、どれも優れていますっていうことをずらずらーっと説明するわけ。
うんうん。
すると国王が質問するのね。
はいはい。
貴族が上院議員なんだけど、
うん。
その貴族たちの中に自分の利益のために賄賂を企む者はいないのか。とかさ。
はいはいはい。
政職者は全員が清くて信念が揺らぐことはないって言い切れるのか。
うんうんうん。
下院議員の選挙で、よその土地から来た人間が金をばら撒いて当選して、地元で信頼されている者を気を落とすようなことはないのか。
はあはあ。
じゃあ王様が悩んでいることを相談しているみたいになっているの?
悩んでいるというか、ガリバーの国イギリスが素晴らしいって言うけども、そんなに素晴らしい…
あーそういうことか。
って言うけども、こういうことって起こってないの?って。
あーなるほどなるほど。
議員っていう仕事は大変なのに、そんなに議員になりたい奴がいるのか。
そいつらは内心では、君主に媚びへつらって堕落した大地に手を組んで、国民の幸福を平気で犠牲にする奴らじゃないのか。
はあはあはあ。
裁判も公平なはずとは言いながら、宗教とか政治的な圧力がかかるんじゃないか。とか。
めちゃめちゃ突っ込んでくるね。
そうそうそう。
はいはい。
弁護士とか裁判官は法律を都合よく解釈するんじゃないか。とか。
うんうんうん。
貴族の娯楽として墓地があるとお前は話したんやけども、その墓地で財産をなくすほど認知することはないのか。
うんうん。
貴族が心を高めることを忘れて、その墓地の損失の埋め合わせのためにずるいやり方を覚えて、他人から金を巻き上げるようにならないのか。
もう児童たちはついてきてないよ。
18:00
そうやろ。もうこんな話して。
もう児童署で第2版までやってもついてきてないです。
これ多分絵本にない。絵本にない。めちゃくちゃ政治の話ばっかりしてるんだけど。
うんうん。そうだね。作者が言いたいことなんだろうね。
そう。こんな感じで、歴史と言いながら結局は陰謀とか反乱とか殺人とか虐殺とか革命とか追放のどれかで、
うんうん。
それは結局人間の貪欲とか派閥とか偽善とか裏切りとか残酷とか怒りとか狂気とか憎悪とか嫉妬とか情欲とか悪意とか野心が生み出した最悪の結果じゃないかって言うわけです。
お。なるほど。
で最終的に国王は、国王はガリバに対してお前の国の人々の大部分はちっぽけで有害な虫キャラだって言うの。
フルぼっこじゃん。なんか国の話、母国の話したらさ。
そうそうそうそう。
えー。
でさっき三柱言ったよね。これはまさに、著者がガリバを使っていかに技術が愚かな国かっていうのを示してるんだよね。
うんそうだね。いやそれもそうなんだと思うけどさ、
うん。
なんだろう、あのリアルに考えたら、
うん。
まあ外国人というかさ、に対してあなたの国の文化を教えてくださいっていっぱい聞いて、それをさ、いやこういうことはないのかってさっき言ってたみたいなことを全部聞き返してボコボコにするのは王様側のモラルがないんじゃないかって思ってしまう。
いやそれはさ今さ三柱のさ、想像力が足りないよ。あの王様巨人だからね。
いやそうだけどさ、虫けらって言い放てる存在だもんね。
そうそうそうそう。
あーなるほど、そうですか。
でガリバはまだ負けないの。
うんうんうん。
国王のことを、いやこんな国に留まって無知なんだと国王は。だから仕方ないんだなってガリバはなお上から見せるの。
うん、なるほどね。誇りを持ってるんだね。
そんな王様にじゃあ鉄砲とか大砲っていうものを説明しましょうって言って。
火薬を詰めてこんな風にぶっぱなしてこんな風に家とか船とかを壊すことができるんですよとかって言って。
うんうん。
こんな戦争ができるんですよとかって説明するわけね。
うんうん。
国王はそれ聞いて、どうしてお前たちはそんな残酷なことを考えて血なまぐさい光景を平気で話せるんだ、呆れたもんだって怒るわけ。
あーなるほど。
だからもう巨人たちはそんな戦争なんかするまでもないからさ。
あ、そうなの?
でかいから。
でかいから。なるほどね。巨人たちは温厚なんだ。小人たちは戦争してたけど。
でさっき三八はまさにさ、
うん。
リリパッドの卵の大きい方と小さい方どっちから悪いかっていうのをしょうもない争いだと思ったでしょ?
うん。
あのリリパッドの争いをちっぽけだなと感じた僕らは、
はいはいはい。
巨人からすれば人間の争いもちっぽけなんだってことをここで思い知らされるわけよ。
あーなるほど。あ、いいね。
これ面白いでしょ?
うん、確かに確かに。
これがね、小人の国と巨人の国との対比なのよ。
21:01
うんうんうん。
で、ここが並んでることの理由なのよ。
うんうんうん。
で、ガリバーは箱に入ってんだけど、
うん。
自分用の専用の部屋という名の箱に入ってんだけど、
うんうん。
その箱ごと鳥にさらわれて、
ほう。
で、海に落とされて、
ほう。
海を漂っているうちに船に広がれて助かります。
あ、そうなんだ。
この巨人の国が約4年、
4年間しっかり居ついてた。
やっぱ、適応力すごいねガリバー。
ふふふ。
適応力すごいしすぐ居つくな、なんか。
ふふふ。
で、この先ガリバーは今度ね、
グラブダブドリップっていう小島にたどり着きます。
はいはいはい。
もう大賞出たからね。
そうそうそうそう。
こっから先はもう、
ミツバチが思いもよらない話が出てきますよ。
ふふふ、そうなの?
宇宙人とかかな?
ふふふ。
あー。
残念。
魔法使いの島です。
魔法使いか、なるほど。
うん。
魔法使いの一番偉い首長は、
なんと、
使者を呼び出して24時間密使いをさせることができます。
あー、そうなんだ。
じゃあミツバチさんなら、
はい。
誰を呼び出してもらう?使者。
使者?
うん。
呼び出して働かせるの?
働かせなくてもお話、
この人の話聞きたいなって。
使者?
え?
わかんない。
じゃあ、宮本武蔵。
なんでなんで、急に?
ふふふ。
急に、
ミツバチの口から初めて聞いたよ、
宮本武蔵って。
あー、
これ、
あれだな、ピーノさん、
バキー見てないな、さては。
見てないですね、
僕は、
先週も言ったじゃん、
僕はアニメほとんど見てないから。
使者を生き返らせるといったら、
まずパッと宮本武蔵が思い浮かぶんですよ。
バキーを呼んでると。
バキーを呼んでる人は?
そう。
じゃあ、読んでないからそこはスルーします。
はい。
ふふふ。
いやでも、
見てみたいし、
実際どれくらい強かったのかとか。
歴史上の人ね。
あと、
ネットフリックスで、
鬼武者ってやってて、
アニメを。
やってるね、うん。
その鬼武者がね、
主人公宮本武蔵なの。
そうなんだ。
それを最近見たからね。
そうなんだ、そうなんだ。
はい。
はい。
ガリバーも、
歴史上のいろんな人を呼び出してもらいます。
はいはいはい。
できるの?
アレクサンダー大王。
はいはい。
ハンニバル。
うん。
シーザー。
はい。
ブルータス。
はいはいはい。
いろんな人を呼び出してもらって話を聞くだけ。
うん。
で、
あらゆる国王の話を聞いてみた限り、
うん。
誰も彼も、
偽証とか、
買収とか、
裏切りとかを経ていることが分かって、
大きく失望しました。
あー、そうなんですか。
で、次の島行きます。
うん。
次、ラグナグっていう王国に行きます。
はいはい。
で、ラグナグっていうのは、実は日本に近いところにあるらしいです。
あ、そうなの?
そういう記述があるの?
本の中に。
そうそうそう。
へー。
で、ガリバーは日本までたどり着ければ、
日本は当時鎖国をしている時代だから、
1700年代。
うんうんうん。
自分がオランダ人だと言われれば、
24:00
なんとか帰れるだろうと思ってただけ。
はあはあはあ。
本当はイギリス人なんだけど、
オランダ人ということにしてあるね。
うんうんうん。
なるほどね。
で、このラグナグには、
ラグナグには、なんと、
稀に左の眉の上に赤い痣がある子供が生まれると。
はあ。
この赤い痣がある子供は不死人間、死なない人間なの。
へー、なるほどね。
死なない人間がいる国なんです。
はいはいはい。
はい三橋さん、不死人間に生まれたらどうする?
不死人間に生まれた。
えっと、そうだね。
死なないのか、死んでも生き返るのか、どっちなんだろうな。
え、意外とできることなくない?
いや、普通に生活して長生きするか、
うん。
え、難しいね。
意外とできることないなって思った。
死なないとしたら。
あ、本当ですか。
三橋さん、野望がね、あんまないからね。
なんか当時、何その、戦とかの考えだったら、
不死の戦士としてとかできるかもしれないけど、
痛いじゃん、絶対。
痛覚がないわけじゃないでしょ。
それ、嫌じゃん。
痛いのが嫌なんだね。
そうそう、だから、
普通に生きて、めっちゃ長い寿命で、やりたいこといっぱいある。
はいはいはい。
ガリバーには野心がありますから。
うんうんうん。
私はまず、節約をして、200年ぐらいで大金持ちになるでしょ。
なるほど。はい。
で、若い時から学問に励んで、誰よりも偉い学者になるでしょ。
はぁはぁはぁ。
で、世の中の重要な事件について、細かく記録して、
うん。
代々の国王とか大臣について書き留めておいて、
うん。
あらゆる資料を蓄え続けることで、間違いなく国民を導く金人になれるでしょう。
あぁ、野心あるね。
野心があります。
はい。
ところが、ラグナグの人からすると、
うん。
他の国の方はそのように感じるでしょうが、この国では不死人間の実例を見せつけられているので、
うんうん。
そんなに願いは強くないんですよ。
おぉ、そうなんだ。
年を取れば嫌悪なしにつきまとうあらゆる苦しみに耐えながら、
うん。
永遠に生き続けなければならないんです。
あぁ、なるほどね。
つまり、平均寿命の80歳を超えると、
うん。
体が弱々しくなるだけじゃなくて、もっともっと多く弱点をさらけ出して、
うん。
わがままで怒りっぽくて、
うん。
欲張りで息難しくて、
うん。
うぬぼれが強くて、おしゃべりで、
うん。
人付き合いも悪くて、人情もないし、
はぁはぁはぁ。
で、元気な若者や死んでいく老人に嫉妬する、
うん。
ひたすらめんどくさい奴になるんだ。
へぇ、そうなんだ。
あぁ、なんかそれは新しいね。
その、死ねない苦しみみたいなさ、表現はたまにあるけど、
不死のキャラクターで、
そうそうそうそう。
嫌な奴になってくって面白いね。
ははは。
で、もう、若い頃に教わったこと以外もほとんど覚えてないから、
27:01
うんうんうん。
あの時何があったんですかって真相とか話を聞こうと思っても当てにならない。
うんうんうん。
だからこの国では、不死人間を80歳超えると法律上死んだ者とみなされ、
へぇ。
何の権利も資格もなくなります。
つらいね。
ふふふ。
何を食べてもうまくもまずくもない。
うん。
病気にかかっても良くも悪くもならない。
はいはいはい。
で、記憶力も衰えて文章も読めないし、
あぁ。
時代が変われば言語も変わるから、他の人と会話すらできなくなる。
はぁ。
だから国中の人から軽蔑されています。
えぇ、すごい世界観だ。すごいな、その想像力。
それは面白いよね。
うん、面白い。新しいな。
ふふふ。
なるほどね。
で、ガニバは感じます。
死とは人間に与えられた救済なのだ。
うんうんうん。なるほど。深いね。
これ良いでしょ。
そうですか。なるほど。
はい。
そんな良いもんじゃないぞと。はい。
そうそうそうそう、良いもんじゃないよっていう話。
うんうん。
で、ガニバは日本の三浦半島に上陸します。
あぁ、日本来たんだ。
え、ちなみにさ、その、この国に上陸しましたって国名出るの初めて?日本が。
どういうこと?あ、上陸したの?え、さっきからラグナグの国とか。
あ、なんか、え、実在するの?その辺。
あ、しないよ。
地名として。
あ、しないよ。日本だけが実在する国だよ。
ふふふ。
そうだよね。急にさ、フィクションの世界からさ、現実世界にやってきてからびっくりしたよね。
え、フィクションだと思ってんの?旅行機だっつってんじゃん。
いえいえ、そんな、ルルブとかの感じじゃないじゃん。
え、ルルブ。
全然フィクションじゃん、今までの話。
長崎からオランダに帰らせてくれって言って。
はいはいはい。
で、その際不明だけは勘弁してくださいって言って。
あ、なるほどね。そっか、その時代か。
で、やっとイギリスに帰れた。
へえ。なるほどね。
ここまでが第3編ね。次第4編です。
あ、続くんだ。帰れたのに。
あ、ちなみに、あれだよ。小人の国からも1回イギリスに帰ったんだよ。
で、またすぐ出発して、都心の国に行って、1回帰って、すぐ出発してみたいな。
あ、そういう感じ。まあ繊維だからね。海に出るのが仕事なのか。
すぐって言っても本当に2ヶ月とか4ヶ月ぐらいで出発して。
出発して。
2、3ヶ月、4ヶ月で出発して、3、4年滞在して帰るっていう繰り返しね。
そうそうそうそう。
なるほど。
まあ、1700年代だからそんなすぐ帰ってこれないよね。
うんうんうん。そうだよね。
で、第4編。
はい。
馬の国です。
馬。
ここが面白いんだよ。
そうなの?
うん。
え、一番想像できないやつ来た。
はい。馬の国です。
馬の国。
馬の国はフーイヌムっていう馬のことね。
うんうんうん。
フーイヌムたちがたくさん暮らしています。
はいはい。
とヤフーっていう。
ヤフー。
30:00
人間とチンパンジーの間ぐらいの見にくい獣って書いてあるんだけど。
うん。
やっぱりガリバーは一人で漂着して。
はい。
そのヤフーたち。
うん。
人間とチンパンジーの間ぐらいの類似猿みたいな感じのやつに。
うんうん。
40匹に襲われます。
ああ。はいはい。そうなんだ。
サイズは自分と同じぐらいね。
うんうん。ひとたまりもないじゃん。
そこを馬に助けてもらいます。
え。馬は知性あるんだ。
そういうこと。えっとね。
はいはいはい。
馬たちが知性を持っていて。
うん。
類似猿にヤフーたちは知性がない。
ああなるほどね。今度は人と動物の対比なのかな。
そうそう。人と動物の逆転なのね。
はいはいはい。なるほどね。
で、馬たちもフーイルムたちもガリバーのことを見て、
ヤフーっぽいけどなんか違うなと思ってる。
なぜなら服を着ている。靴を履いているから。
うんうんうん。知性ありそうだと。
なんかなんでこいつなんでこんな体を覆ってんの?みたいな感じに思ってる。
うんうんうんうん。
で、ガリバーはその馬たちと一緒に過ごすようになって、
うんうん。
5ヶ月で馬と話せるようになります。
すごいな。割と早い。割と早いしね。
ちょっと待って、馬ってさ、本当に馬なの?ケンタウロスみたいのじゃなくて。
じゃないです。綺麗な馬です。
綺麗な馬だよ。
毛並みの揃った綺麗な馬。
毛並みの揃った。わかりました。
すごいね。喋れるんだ。適応力すごいな。
で、ガリバーがここまで来た経緯を説明するけれども、
うん。
お前の国の風犬たちは船とかどうやって作るんだ?って言われる。船ってなんだ?みたいなところからね。
うんうんうん。
いや、馬が作ってるんじゃなくて人が作ってるんですよって説明するんだけど、
うんうんうん。
いや、ヤフーにそんなことできるわけないじゃんみたいな。
あーなるほどね。
あんな知性のない奴らにそんな船作って海に浮かべると無理無理無理って思っちゃうけどね。
あーなるほど。
信じてもらえないの。
はいはいはい。
この国には嘘とか疑うっていう概念がそもそもない。
はあはあ。
馬の主人によると、
うん。
言葉っていうものはお互いに分かり合うようになるためにあるんだと。
うんうん。
だから事実についての知識を得る助けとなるはずなんだから、
うんうん。
もし誰かがありもしない話とか嘘とかついたら、それは相手の言うことを正しく理解できないじゃない。
はあはあはあ。
だから嘘なんか考えたことがないっていう。
なるほどね。
で、馬達からするとガリバーが、
お前が前足を使って歩かないのは何で?みたいな。
後ろ足だけで歩いてるのは危なっかしいよねみたいな。
へえ。
なるほど。
で、後ろ足がなんか分かれている。
つまり指ね。
うんうんうんうんうん。
足の先が分かれているのは何の役に立つの?みたいな。
ひずめじゃなくてね。
33:00
そんな柔らかかったら石の上歩けないじゃんみたいな言われちゃう。
はいはいはい。
なるほどなるほど。
で、なんか体を覆ってるけども、それ毎日着たり脱いだりするの面倒じゃね?って言われちゃうんですよ。
ああ、なるほどね。
で、そこからガリバーは自分の国の話を頑張って信じてもらおうとするんだけど、
はいはいはい。
で、イギリスはこんなに立派でとか、さっきと同じで話してたんだけど。
うんうんうんうん。
で、こんな戦争もやって、戦争でも勝ちましたとかっていうことを報告するんだけど、
はいはい。
どうして国と国は戦争をするんだ?って。
ああ、なるほど。
って聞かれたから、ガリバーがあげればきりがありませんよ。
領土が欲しいとか相手の人民が欲しいとか。
うんうん。
あと、自分の国民の怒りを他に逸らしたいとか。
うんうん。
くだらない対立もあるし、あっちの持ってるものが欲しいとか。
別の国から戦いが仕掛けられると思い込んで先に戦争を始めるような国もあるみたいな、説明するわけ。
うんうんうん、なるほど。
で、馬たちは、ほうほうなにそれなにそれみたいな感じだよね。
うんうん。
そもそもヤフーたちにそんなことできるわけないじゃんみたいな。
うんうんうん。
ずっと言うから、ガリバーは、いやいやできるんですよそれが。
やっぱり大砲っていうものがあってね、ピストルっていうものがあってね。
火薬を使ってね、銃剣を使ってね、こういう戦術があってね。
砲撃を食らわせてね、相手が何千人死んでねとかって話をすると、
うん。
もうやめろやめろやめろ。
そんな言葉に聞き慣れてしまうとそれが嫌だという気持ちが薄れてしまう。
あー。
封印の馬たちは言うわけよ。
はいはいはい。
これいいよね、いつの間にか僕らは戦争みたいな言葉に慣れさせられているということに意識させられるんだよね。
あー確かに確かに。
で、馬たちは、仮にもガリバー、お前たちがいる人間というものはそんなに理性を持っているならば、
うんうん。
なぜその理性を悪人に使うんだって。
うんうんうんうん。
もう友のことを言うわけよ。
なるほど。
で、こういう封印の馬たちと一緒に暮らしていると、あれ、馬賢いなってガリバー思っちゃう。
そうだね。
賢いし、気高いし、で、嘘とかごまかし、確かに必要ないなみたいな。
うんうんうんうん。
真実こそ好ましいよね。
うん、このままこの馬の国で住めば、ひどい世の中を見ずに済むんじゃないかって考え始めるわけ。
あーなるほどね。
なんかあれだね、その巨人の国とちょっと似てる構図だけど、
うん。
なんだろうな、巨人の方はより巨大なものとしての発言というか、そのなんだろう、メタ的なというか、
上位の存在からの発言みたいな感じだったけど、
うん。
その馬の国の方は、ほんと奇妙なものとして見てるというか、
そうそうそうそう。
生き物として、なんて奇妙な行動してる生き物なんだみたいな。
そういう目線の違いがあるね。
そうそうそう。理性があるくせになんでそんな悪いことするの?みたいな。
うん。
で、その政治とか法律っていうのは、つまりお前たちの理性に欠点があるから作ってんじゃないの?って。
36:07
あー、なるほど。
真の理性さえあればそんなものって本当は必要ないじゃんってうまいってくるわけ。
あー、確かにね。なるほどなるほど。
で、逆にこの国のヤフーたち、ルイージンみたいな野蛮な人たちを見てると、
うんうん。
お前たちこっちじゃない?みたいな。
奴ら見てたら、
うんうんうん。
5匹のヤフーの中にたっぷり食材を投げると、彼らは仲良く分け合うどころか、大喧嘩をして取り合う。
うんうんうん。
十分あるのに。
はい。
で、ヤフーたちは頭が良くないから、相手を殺さないだけで便利な道具を作らないから。
うんうんうん。
でもすぐ取り合ったりとかするし、この国に光る石が出る土地があるけれども、
うんうん。
ヤフーどもはその石を持ち帰ると他のヤフーに狙われないかといつも用心している。
あー、なるほど。
で、試しに馬が1個盗んでみると、大声で喚いて仲間に噛みついたりし始める。
へー。
お前たちこっちじゃない?って。
確かにね。
言ってくるわけよ。
うーん。奪い合いとかはね。
で、ヤフーたちの中にも親分がいて、
はいはい。
親分がお気に入りの小分を近くに置いてて、
うんうん。
で、その小分は他の仲間からは嫌われてるから、
うんうん。
ずっと親分にくっついて回っていると。
うんうんうん。
でも親分が他の小分を気に入ってしまうと一気に脅し入れられちゃってみたいな。
うんうんうん。
で、その話聞いてガリバーが、
お、人間じゃんみたいな。
確かにね。
そういう話をどんどん聞いていくうちに、人間やだなーってガリバー思うんだよ。
おーおーおー。ヤフーみたいだって。
そうそうそうそう。
で、今この馬の国で自分は満足な暮らしができているし、
うんうん。
悩みの種が一切ないし、
うんうん。
馬たちに尊敬の念を持つようになって、
うん。
一生ここで暮らしたいって思うんだよね。
へー、なるほど。
ただある日、
うん。
馬たちの会議があってね、
うんうん。
ふみぬみたちの会議の中で、
この家でヤフーを飼っている。
おー。
ガリバーのことをね。
ガリバーのことをね。
はいはいはい。
しかもそれを、
ヤフーのことをふみぬみ、馬と同じくらいの扱いで仲良しにしている。
うんうん。
ってことは避難する者が現れて、
うん、なるほど。
えー、頼むけどガリバー出てってくれって言われる。
うーん、なるほどね。
そこでガリバーはもう激しい悲しみと絶望と苦しさで気絶しちゃう。
気絶しちゃうんだ。
うん。
自分はここから追い出されるのかってことにショックで。
あー、そんなに気に入ってたんだね。
で、もう猶予をもらって、その間に船を自分で作って海に出る。
でも、もう人間社会には戻りたくない。
できれば、ちょっと頑張れば暮らせるくらいの無人島に辿り着きたいって思うの。
あー、なるほど。もう人間がゲイになったんだ。
そう。
あー。
で、馬の国にいたのが約5年間です。
39:00
長かったね。
まあ、ね、永住したかったんだもんね。
そうそうそう。
えー。
で、ポルトガル人の船に助けられて、
うん。
助けてもらうんだけど、
うんうん。
いや、もう一緒にいたくない、一緒にいたくないって言って、
うんうんうんうん。
もう人間嫌いだ。
そう。で、何喋っても、
お前の話し方、馬の鳴き声そっくりじゃない?って言われちゃう。
へー、そうなんだ、喋り方が。
そう、5年間もいたから、ルマ喋りになっちゃってて。
あー、なるほど。
で、そのポルトガル船の船長はすっごいいい人で、
うんうん。
もう何でもしてあげるからって言って、食事も与えてくれるし、すごい綺麗な部屋も与えてくれるんだけど、
うんうん。
ガリはもう逃げ出そうとするのね。
うーん、なるほど。
で、もう船長の話も聞いてもらえないんだけど、
船長はとりあえず分かった。
お前、馬の国にいたのね、はい、分かりました、理解はしてくれたの。
あー。
いい人だから。
はいはいはい。
で、ポルトガルに着いて、船長の家の奥に囲まってもらって、
うんうん。
で、服から必要なもの全部買い揃えてもらって、めちゃくちゃいい人なの。
うん、そうだね、交代行く。
で、何日もかけて、ちょっと外出てみない?とか、
ちょっとあそこまで行ってみようよとか言って、だんだん外を歩けるようになってきて、
すごいリハビリしてる。
そうそうそう。
で、最終的に、じゃあもうすぐイギリス行きの便が来るから、そこの船に乗りなさいって手配してくれるわけ。
めっちゃ優しいね。
超いい人なの。
うん、超いい人。
物語の中で一番いい人なの、この人。
うんうんうん。
で、ついにイギリスの家族の家に着くの。
うんうん、よかったじゃん。
で、ガリバーは、このヤフーたちと家族であるということに、うんざりして恥ずかしさと恐ろしさに襲われます。
このヤフーたちって言ってる。
そうそうそうそう。
へー。
あー、そうなっちゃうんだ。
うん。
最後、5年後、私はこの旅行機を描いている。
うん。
で、未だに家族が触ったものは食べたくない。
へー、軽蔑してるんだもん。
で、自分のお金で馬を2頭買って、1日4時間馬と話をしている。
それはマジで話してるのかな?
こっちからは馬に多分言葉が通じるんじゃない?
なるほどね。
で、最終的に、もうもはや私は弁護士とか軍人とか貴族とか政治家とか医者とかを見ても、
哀れなヤフーの本性がむき出しになってるなって思って腹も立たなくなった。
うんうんうんうん。
ただ、やっぱりうぬぼれて踏んぞり返っているヤフーを見ると我慢ができなくなる。
うんうんうん。
馬たちにはそんな姿は絶対ない。
うんうんうん。
うぬぼれというくだらぬ悪徳に少しでも染まっているものは私の前に現れないでほしい。
で、終わってる。
うんうんうん。
なるほどね。
こういう話なの。ガリバー旅行。
こういう終わりなのですか。
なるほどね。
こんなさ、終わり方するからさ、
うん。
なんかこっちまで、人間ってなんて愚かな生き物だろうって思うんだよね。
そうだね。あれだね、1から4編まで全て人間をさ、さまざまな視点で分析してるというか、そういう本だね。
42:01
そうそうそうそう。
違う視点で人間を見てみるみたいな。
うんうんうんうん。
どう?面白かった?
なるほど。面白い。いや、思ったより面白かった。
そうでしょ?そうでしょ?
で、検索エンジンのヤフー。
うん、そこをね、ちょっと言いたかった。
の、設立者は、ガリバー旅行駅の野蛮人ヤフーから撮ったと言っています。
え、嘘?そうなの?絶対知らずに撮っただろって思ってた。
いや、こんだけさ、だってヤフー良くない存在じゃん。今この作品の中では。
いや、だからさ、僕もさ、昨日ヤフーニュース開いたらさ、パワハラだ、闇バイトだ、差別だ、みたいなトピックばっかじゃん。
ああ、確かに。そういう内容が乗るって分かってたんだ、最初から。
で、そういうのにさ、ああだこうだコメントしたりさ、似たような記事が並んだりとかしてさ、
ああ、ヤフーとか集まるじゃん、そこ。
ああ、確かに。
あ、そうなるのか。
だからそのヤフーの開発した、開発者たちはヤフーじゃなくて、開発者たちは馬で、その記事を、記事を載せるヤフーどもの動画を見てやろうみたいな感じで、
ヤフーって命名して、このヤフーどものがどんな記事載せるか見てやろうみたいな感じで、
そんな、そういう意味で付けてるのか。
えー、すごいな、すごいな。
いつそこね、突っ込むというか、そこの話しようかなと思ってたんだけど。
もちろんちゃんと用意してますよ、そこの話。
ヤフーがさ、うのぼれて踏んぞり返ってるみたいな話をしてたから、そこだけ切り抜かれたらもう大変なことになるよ、みたいな。
言おうかなって思ってたんだけど。
ああ、なるほどね、なるほどね。
謝罪になるよって思ってたけど。
でももう、そうだよね、そこから名前取ってるんだったらね、そういう表現されたって、もうヤフーも分かってるってことだよね。
うん。
うん。
で、まぁあの、この前もさ、公園で授業見ると遊んでてさ、
はいはい。
近くにいたママ3人組の会話が聞こえてきてさ、
はいはい。
誰々さんちは塾でこんなことがあったらしいわよとか噂話ばっかりしてたとかさ、
うんうんうん。
で、そこのママさんのお子さん、小学生の女の子も、
うんうん。
2歳のジュリエムに対してさ、
はい。
滑り台に上がろうとしてるジュリエムにね、ここは踏んじゃダメだからねとか言ってルールを押し付けてきてさ、
おお。
ジュリエムが本当に困っててさ、
うんうん。
ヤフーでしょ?
ふふふ。
ママヤフーと子ヤフーに出くわしたんだ。
そうそう。
いやだから本当に、僕も含め、僕も含め別に、
うん、そうだね。
こういうところがあるんだっていうことをね。
うんうんうん。
本当にね、どんどんどんどん読めば読むほど惨めになってくる。
うーん、そうだね。
45:00
で、最終的に作者のスウィフトの主張として、
うん。
馬はさ、理性において直感的に真理を判断できて、
うん。
つまり馬全員が、ここはこうですねって合意する。
うん。
ここはこうしましょうねって合意するから、何事も争いがなく平和に進むことができると。
うんうん。
つまり近代は、人間の欲望が拡大する時代だと。
うーん。
なんか新しいものが生まれれば人間がどんどんこれをしたいこれをしたいっていう欲望がどんどんどんどん増え続けて、
はいはいはい。
そうなることは生物としては退化しているんだと。
あー、なるほどね。
そしてどんどんどんどん堕落しているから、進化とか変化をしない方がいいっていうのがスウィフトの考えなんだって。
へー、なるほどね。いやすごいな。もう千何百年代からそういうこと言ってるんだね。
そうそう、300年前の考えです。
そうか。で、相変わらずその人間はおどかですね。
そうそうそうそう。
ただですね、ここで三柱またもう一個面白いのが、
はいはい。
戦後になって、1984を書いたジョージ・オウェル。
うんうんうん。
ガリバル・コーキについてこう言ってます。
おー。
理性だけが支配する馬の世界っていうのは、
うん。
ナチズムの全体主義に通じるんじゃないか。
あー、なるほどね。
つまり全員が同じ意見で合意して、そこに誰も異論とか反論とかをしない社会っていうのは、
うんうんうん。
実は誰も異論とか反論ができない社会になってるんじゃないのっていう指摘をするんだよ。
うーん、なるほど。
ジョージ・オウェルらしい指摘なんだけど。
うん、だし、その馬の思想を人間が取り入れたら、取り入れようと努力したらどうなるかみたいな指摘だよね。
そうそうそうそう。
あー、面白い。
だからジョージ・オウェルからすると、やっぱり馬の国も実に理想的ではなくて、
うんうん。
どっちかというと、じゃあ巨人の国の方がむしろ理想社会を示しているんじゃないかっていう。
うんうんうん。なるほどね。
今回さ、僕これを読んで、
うん。
ローテナーと話すためにさ、いろいろ調べてさ、
うんうん。
東京大学のサイトで、
はいはいはい。
英文学者の武田雅一さんという人がいて、
はいはいはい。
100分で名著とかでも出てるような学者さんなんだけど、
あ、そうなんだ。
この人の講義が見れるの。無料で。
へー。
で、今回これも参照した部分が一部あるんだけど、
はいはいはい。
もう本当に、もっと深い話とか、そういう人が未来を預言しているんじゃないかみたいなことまで含めて、
うんうん。
あと、この一文があるからこんなに深みが出るんだよみたいな話まで、めちゃくちゃ面白かったからよかったらそれを見てほしいです。
はい、なるほどね。
ありがとう、すごい調べてきてくれて。
はい、面白い話でした。
はい、というわけで、えっと、
自分の周りにこんなヤフーがいました、をメッセージください。
ヤフーの目撃情報だ。
ヤフーの目撃情報を送ってください、今週は。
大丈夫かな?大丈夫かな?
48:01
大丈夫?
ちょっと怖くない?ちょっと怖くない?
ヤフーさんの提供でお送りできなくならないかな?
ヤフージャパンの提供でお送りは多分できないので。
諦めてる?
こんなヤフーたちを見ましたっていう情報を受け付けメールアドレスは、
rotenantradio at markgmail.com
綴りは、lowtnantradio at markgmail.comの方に送ってください。
はい、募集中のメールテーマは、
やめる自由、これってY字ですか?これって何なの?
一風変わった悪戯、一風変わった嘘、令和何でだろう?
三ツ鉢クイズ、今しかできないボケ、しわくちゃ散歩、
あと、ジャイアンの目撃情報も募集しております。
詳しい内容は、番組ホームページ、ローテナントのラジオ局を見てください。
簡単な投稿フォームも用意してあります。
あと、ホームページには、むむさんのピーノにすることを更新しています。
あと、ローテナントの読書会第7回、原井孝長解決どろりいきなり王様になるが公開中です。
三ツ鉢の活動については、きのずかん.infoとミュージック字幕材をチェックしてください。
はい、お願いします。
今年のね、東京ドイツ村のこの冬のイルミネーションのテーマがね、ガリバー旅行記。
そうなんですか。
巨人の国と小人の国に出かけよう、なんだけど。
旅行記の光が行くじゃなくて光になってるんだけど、イルミネーションだからね。
なるほど。
たぶんスイフトのガリバー旅行記とはあまり関係がなさそうですが、見てみてください。
そうだね、どんな感じになるのかな。
あと、ガリバー旅行記に詳しい人向けにちょっと一言言っとくと、実は今日話し飛ばした部分があります。
そうなんだ。
飛ばした部分、来週話します。
続くんだ。
はい、お楽しみに。
わかりました、お楽しみに。楽しみですね。
というわけで、ローテナントラジオ189回目の放送はここまでです。
お相手はムムさんのピーノと、
三橋でした。
シェイク。
シェイク。
50:35

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