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だいちゃんがさ、海辺のカフカっていうのを読んだことだけは聞いてない。
面白かったって聞いたら、まあまあみたいなことを言ってたような気がする。
まあまあとしかね。それを今回読んでみました。 聞いた性格には。
まあね。 いい声で。
で、村上春樹、全てに言えるんだけど、 主人公がちょっと特別だっていうところが共通点だね。
なるほど。 なぜ特別かというと、
どの主人公も特別だけどね。 どう特別かっていうのが似てる。
要は死に関係してるんだよね。 例えば今回は自殺しようとした人っていうのはさ、
サンズリバーの近くまで行くわけじゃないですか。 あるならね。
で、パルキなりのサンズリバーを描くわけよ。 スピリチュアル世界としてこういう風装の世界みたいなのがあるわけよね。
サンズリバーおうぎりみたいなことをやるわけね。 そうそう、結局千と千尋もそういう感じじゃん。
そうだね。 それだし、あと何か急にナウシカに出てくる虚無みたいなやつ。
ああ、あったね。 あれサンズリバーなんだよ、多分。
そういう感じで、そちら側に半分行ったことがある人は 特別じゃん。
行けないからね。
そこにちょっと世界の真実みたいなものがあるわけよ。 それにちょっと触れるわけよ。
それで戻ってきた時にちょっと世界の見え方が変わってて、 人とは違うっていうことになる仕組みになる。
まあよくあるよね、兄さんでしょ。 兄さんです。
兄さん、あいつが一番わかりやすいんだけど。 そうだね、でもなんであいつあんなに明るい?
まあね。 なんか、鼻にかけてないよね、その経験を。
むしろ後悔しかない感じじゃん。 そこが新しいよね。
まあ他にもやったやつもいて、あの世界には。 すごい近畿とされてて。
ああって感じだよね、やっちゃったんだみたいな。 全然違うんだよ、それと。
なるほど。 俺たちにしかわからないみたいな話だね。
もう、中二だよね。
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中二オッツ!
爪はあんまり大ちゃんにはあんまり良くなかったんじゃないかと思ってね。
ああ、刺さるが刺さるのよね。
自分が特別で痛いからね。
で、東京生まれなんだけど、
家でする話だよね。 四国の香川県。
そんな話ばっかりだなぁ。
とにかく都会から田舎に行きがちだなぁ。
そうなんだよね。で、一人旅なんだよね、今回ね。
しかも15歳で。
本当に中二ぐらいだね。
まさに中二小説なんだよ。
いやまあ大ちゃんどう捉えたかなと思って、これを。
なんか面白ポイントはないの?その話で。
面白ポイント?
実際どういう能力に目覚めたとか、
何をやったとか、ないの?
つまんない小説だなぁ。
ったく。
あるとしたら、第二次世界大戦中に何か
物のけに取り憑かれたような人が、
言語が喋れなくなって。
失語症みたいに見えるんだけど、実は?
悪霊に取り憑かれてたんだと思うんだよね、その人は。
っていうことなんだよね。
ただあまりの前世にその人の悪霊を抑えつけていたっていう。
言葉とか失う、記憶もほとんど1日ぐらいしか持たない人で。
要は知恵遅れじゃなくてなんだっけな。
発達障害みたいな扱いを受けて、
60歳を超えてるわけよね。
で、少年と絡むみたいな話なんだけど。
実際にそういう能力があるのはそっち側だね、今回は。
主人公はなんかお母さんに捨てられてるから、
要はお母さんとお姉ちゃんが出て行って、お父さんと二人で暮らしてて。
それで家出した?
傷、お父さんも乗っけてもらう人。
家庭の問題で土地扱ってるわけね。
で、ないちゃんも家庭に問題があったらさ、刺さるよね。
世界で一番タフな15歳だよ、とか言われて。
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あ、カフカはなんか関係ある?
家出するときに下の名前をカフカフカに変えてて。
変身のカフカだよね。
海辺は何だ?海辺にいた。
香川県の海辺ではあるんだけど。
でも海辺のカフカっていう絵があるんだよね。
実際に?
あー、分かんない。物語は何かあってはあったけど。
もうやめよっか。
だからあんまりパタフワッとしてるんだよね。
で、そのサンズリバーみたいな香川県の山奥に
続けるんですか?
集落があるんだよ。
幽霊の集落みたいなやつが。
そこの人たちと喋ってるわけよね、多分もう。
半分死んだ状態で主人公がね。
えー、半分死んだ状態なんてあるんだ。
で、ここで暮らしますかって言われて。
うん、住めるんだ。
いや、まあ死ぬってことだね、ここに暮らす。
そこはその世界っていうのが描かれて、
これがちょっとピーター・パンに似てて面白かったよ。
ほう、どう?
考えるまでもなく分かりきったこととして
定着してることがあるんよ、そこの村では。
なるほど。
それが一つ。
他人は自分であるということらしいです。
でたー。
考えるまでもなくなるらしいです、そこに暮らしてると。
なるほど。
もう一つ、時間なんて考えるまでもないものになるらしいです。
どういうこと?
あんまり時間が重要じゃなくなるんだよね。
第2次大戦中に、そこに逃げてきた2人の兵士とかも
まだ暮らしてるんだけど、そこでモンバーンとして。
あんまり時間に無頓着なんてね、たぶんずっと生きてる。
なるほど。
やっぱり人の悩みである時間と他人を、そこでは無視できるわけですね。
あと、記憶が大変らしい。
記憶がそんなに重要じゃなくなる。
モンバーンさん、ピンターパンしそうですね。
それやっぱりあるんですね。
仏教の流れでしょうね。
記憶とかに苦しめられてるから、主人公は。
いいなってちょっと思ったんだけど、
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お母さんがそれを助けるみたいな。
え?お母さんを捨てたんじゃない?
いや、同時期にお母さんがなぜか死んで、
ああ!
そこにいるんだ。
帰りなさいって言うんだ。
おお、まだ早いわって言って。
分かって帰るって言って。
まあ、だいたい分かったよ。
やっぱり刺さるポイントがいろいろあって。
ありますか。
で、最後の一文は、
レアル世界の一部になっているんだからね。
え?
まあ、いっか。
誰が?人は?
いや、主人公はやっぱり世界から取り残されてる感覚があるわけよ。
あるよね。
それがやっと一部になれたという話で、
三角に入りましたっていう話ですよ。
そういうことか。
やっと自分の中の違和感がそこで消えたというか、
納得がいったってことでいいんですか。
いやー、
OKですか。
取る必要なかったね。
うん、でもいいんじゃない。
取る必要はないかもしれんけど、
村上春樹が分かった気がしたよ。
だよね。
ピーター・パンです、こいつ。
そうなの?
うん。
でも、現実世界に整合して終わったよ、最後は。
だからピーター・パン。
現実世界で仏教を流行らせろっていう。
というかまあ、いいんだよ。
仏陀と一緒で現実世界で生きながら悟りを開くと。
その状態がいいよって言ってるから、一緒なんですよね。
一緒か。
ピーター・パン一般だったとはね。
でもあの仏教は…。
引きする必要はないですよっていう。
悟りながら人間やってればいいんじゃない?死ぬまで。
なんかね、それ軽い感じじゃないんだよ。
いや。
暗いんだよ。
ピーター・パンは明るくない?もうちょっと。
わからない、ピーター・パンのこともよく。
その7人の分かっちゃった人たちは暗い。
暗いね。
暗いな。
うん。
あー、喋り方はめっちゃ明るいよ。
12:02
分かっちゃったんだよ、へへへーみたいな感じよ。
だよね。
まだ分かってないんですか?みたいな感じ。
村上は全然違うよ。
まあそうか。
主人公の男の子は最後で少し笑ったらしい。
そうなんよ。だからいいんよ。
そのまま後にピーター・パンの人たちみたいになっていくわけよ、少年は。
分かっちゃった人たちも笑ってなかったんだよ。
もうもう何回自殺したことか。
ピーター・パンに出会って笑えた。
そうそうそうそう。ヘラヘラ野郎になれたんよ。
ヘラヘラね。
いいんだ、つって。これでいいんだ、つって。
明るくなったんよ。ヘラヘラヘラ、つって。
今からですよ、そのカフカ少年もね。
魅力がなくなるね。
魅力が。
物憂げな感じがいいわけだからさ。
じゃあ、ハルキはそんなに外役ではないってことかね。
うん、俺らにとってはね。
一応スタート地点に立たせてくれるわけだからね。
味方だね。
その感じだとね。
そういう面でも評価されてる可能性は高いね。
多分多分。
だってノーベルよ。
助かりました、つって。
絶対頭がいい人は判断してるよ、ノーベル文学賞なんて。
いや、取れてないんでしょ。
ノミネートされるだけでもさ、何年も連続で。
でもよく考えたらサンズリバーの大斬りってめちゃくちゃいっぱいあるな、今。
そう?
思いついただけで。
何?
あの、進撃の巨人側の木がある場所もそうだろう。
絶対、ユミルの民の全てがわかるみたいな。
時間の概念がないもんね。
うん、そうそう。
まあそれだけなんだけど。
いくらでもあるつったらないな。
いや、絶対いくらでもあるって考えたら。
あれもだ、つって。
ああ、あれもか、つって。
まあ、黄泉の国みたいなのがそうだからね。
そもそもが。
前世に操られる場合あるじゃん。
エアーとか。
カルマ的なやつでね。
あれもサンズリバーの別の形だよね。
そうだよね。
時間が飛んでるします。
そういうことだね。
まあ、そうやって作った世界の典型例が天国だもんね。
うん、そうそう。
ある余興だよね、要は。
うん。
大雑把に。