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  2. #30 ワーホリと海外移住の関係
2024-03-12 16:24

#30 ワーホリと海外移住の関係

集英社インターナショナル公式noteに掲載『 世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~』の取材をつづける岡とロコタビ創業者の椎谷が、気になるニュースや記事などを起点に世界の文化から、海外移住に関することなど話を脱線しながらお送りしていきます。


今回は、最近流行りの「海外出稼ぎ」の話題から、オーストラリアのワーキングホリデービザ事情と海外移住のきっかけの話など雑談しました。

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●MC

椎谷豊

株式会社⁠⁠ロコタビ⁠⁠創業者。大学卒業後ITベンチャー、EC会社などで、ECサイトの運営業務などを経験し、WEBコンサルタントとして独立。旅行情報サイトの日本本社立ち上げメンバーなど経験。2012年から海外在住日本人に活躍の場を提供したいという思いから、日本人向け海外プラットフォーム「Traveloco(トラベロコ)」の企画を開始し、2014年にウェブサイトをオープン。2020年に社名、サービス名ともに現在の「⁠⁠LOCOABI(ロコタビ)⁠⁠」へ名称変更。世界177カ国、2600都市、60,000人以上の海外在住日本人が登録している。⁠⁠

⁠⁠⁠https://locotabi.jp/⁠⁠⁠

⁠⁠おか けいじゅん

ライター、インタビュアー1993年東京生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。高校時代、初の海外渡航をきっかけに東南アジアに関心を持つ。高校卒業後、ミャンマーに住む日本人20人をひとりで探訪。大学在学中、海外在住邦人のネットワークを提供する株式会社ロコタビに入社。世界中を旅しながら、500人以上の海外在住者と交流する。趣味は、旅先でダラダラ過ごすこと、雑多なテーマで人を探し訪ねること。


#海外生活 #海外移住 #海外旅行 #移住 #海外 #旅行 #ワーホリ #ワーキングホリデー

サマリー

ワーホリは海外移住のゲートウェイとして使用されることがあり、稼げるというイメージも広まっています。ワーホリの関係で変化があり、ワーホリに行ける国が増えています。ワーホリの質が変わることによって新たな問題が起こり、ワーホリによる経済への影響も注目されています。

ワーホリの目的としての稼ぎ
ロコタビ
おだしょー はい、皆さんこんにちは。ロコタビ fm 始めていきたいと思います。
今日もしいやさん、よろしくお願いします。
シェア よろしくお願いします。
おだしょー 今日はですね、ワーホリっていうのをテーマにいろいろと話していければなと思います。
近頃、オーストラリアのワーホリで稼ぎみたいな文脈でニュースになったりとか、いろんなニュースが毎年ありますけれども、
今回、しいやさんのほうでもワーホリについて、まず段でもしようかっていう話しながら上がったと思うんですけど、
あの経緯も含めて、どういったところに関してワーホリ気になってるみたいなポイントから、ぜひ聞ければなと思うんですけど、いかがでしょうか。
しいや
シェア はい、そうですね。今までこのポッドキャストで、海外移住された方へのインタビュー記事の中身について話をしたりだと思うんですけども、
海外移住する人っていろんな経緯で向こうに行かれてたりはするんですけれども、
特に去年とかで円安がすごい円安になって、海外で働くと日本なんかで全然稼げるみたいなので、
ロコタビ
おだしょー 円安の文脈で結構ニュースになってますよね。
しいや
おだしょー 海外出稼ぎみたいなのがすごい話題に上がって、私も海外出稼ぎに行きたいみたいなことを言い出す人が結構いっぱいいて、
ロコタビ
その話とかもこのポッドキャストで少ししたと思うんですよね。海外移住するときに出稼ぎ目的で行くのかみたいな話。
でも単純に出稼ぎだけのお金のために行くだけだと、ちょっとやっぱり難しいというか、
しいや
それだけの話でもない。向こうに住むっていうのは結構ハードルが高いし、
単純にお金を稼ぐためだけに出稼ぎっていう目的っていうのはちょっとないんじゃないかなっていう話を多分したと思うんですけど、
ただその実際海外に移住されてる方の中で、結構な割合でワーフォリーを使って海外に関わって、
そのままその海外に住んでしまうみたいな人たちって言っても一定数いたんですよね。
こういうような海外移住のやり方みたいなことがあるんだなとはそのときに思っていて、
単純に出稼ぎっていう目的で海外移住っていうよりは、
ワーフォリーってまさにワーキングホリデービザなので、海外で仕事ができるためのビザなわけなんですよ。
だからある意味出稼ぎ的にぴったりなビザ。
ロコタビ
そうですね。
しいや
海外移住ってやっぱり結構なんだかんだ言ってハードルが高いので、
海外移住をする前の段階として、ワーフォリーを使って海外と一旦関わって、
自分の好きな国を決めるみたいな感じの中で海外移住というか海外に行って、
ついでに向こうで働くみたいなのもありなんじゃないかなとは最近ちょっと思ったりとかしていると。
ロコタビ
いや、そうですよね。ワーフォリー稼げるよねみたいなところで言うと、まず事実だと思うんですよね。
例えばオーストラリアとかであると、ワーフォリー行く人数っていうのも前年比に比べて3割弱ぐらい、あるいは3倍弱ぐらい増えたりとかすると思うんですよ。
これだけ急増してるっていうのもあって、需要も上がってるという中で、
移住の話と行くとお金が稼げるみたいな話は意外とちょっと分別した方がいいよねみたいな、
椎谷さん今おっしゃった通りだと思うんですよね。
実際に1,2年前に調査したときに、いわゆる海外移住した理由で、恋愛だったりとか結婚みたいなものが結局一番多くて、
お金が稼げるからっていう理由、収入が上がるからっていう理由で移住した人っていうのはすごく少なかったっていうデータがありましたと。
ワーホリによる収入とリスク
しいや
ただ、っていう中で付随して、現地に長く住んでいる人からすると、お金目的で移り住んだって思われるのが嫌だっていうコメントがものすごい集まったりとかしたんで。
そこら辺がね。
海外に住んでる人とかはあんまりそこに関しては根が出ると思うんですよね。
ロコタビ
そうそうそうそう。だから、そこの認識みたいなのは、もうちょっと啓蒙されてもいいのかなっていうのはなんとなく思いつつ、
一方でワークホリが稼げるっていうのは結構ポジティブな一面もあるじゃないですか。
僕なんか素直に、今オーストラリアのワークホリ行く人増えてる。
かつ、行ったら時給3000円ぐらいで、ちゃんと飲食バイトでもしっかり働けば月に80万ぐらいは収入得られるっていう状況だと思うんですよね。
で、これって要は学生とかが大学に行くためにバイトするとか、何かをやりたいからその前に1年間バイトするとかってよく聞くじゃないですか。
そういうものにワークホリとかを活用し始めるみたいなムーブメント起きると面白いなとかって思ったりするんですよ。
で、そしたら1年間ワークホリして数百万貯めて日本に帰ってくるみたいな動きにもなるし、
かつ、さっき椎谷さんから言っていたみたいにワークホリっていうのはある種、海外移住をするためのゲートウェイ的な機能を持ったりするので、
そのワークホリ期間中にいろんな出会いやきっかけが発生して、そのまま自分が思ってたのとちょっと違う方向性に人生が傾くみたいな場にもなったりするので、
なんかシンプルに出稼ぎっていうかオーストラリアとかで稼げる実情は結構ポジティブなのかなっていうのがまず僕としては思っているところですね。
しいや
うん、そうですよね。なんか今聞いてたりとか、なんかいろいろ話を見たりとかしてる中で、
よくよく考えたらオーストラリア行って稼ぐじゃないですか。
ロコタビ
はいはい。
しいや
で、帰ってこないと多分儲からないんですよ。
ロコタビ
あー、確かにね。
分かりますよね。
分かりますよ。はい。
しいや
そうすると、海外移住しちゃうと多分儲からないんですよ。
ロコタビ
ね。そうなんですよね。帰らないとダメなんですよね。
しいや
そうそう。だからその、ある意味出稼ぎという目的でオーストラリアに行くっていう目的と、海外移住したいからワーホリを使ってオーストラリアに行くっていうのはちょっとまた何ですかね、ニュアンスが違うというか。
違いますね。本当ですね。
違ってて、帰ってくる前提でワーホリ使って、まあそれはそれで全然アリなんだけど、でも稼ぎに行ってるのに向こうに移住しちゃったらそれまで稼いだものがあんまりその何ですかね、メリットないというか。
はい。
だなーとはちょっと思っちゃって、やっぱまあ何にせよワーホリに行く目的みたいなのがそれぞれ違うと思うんですけど、やっぱり海外移住することがなんかある程度想定されてる人にとっては、まあ稼げれるっていうのは結果としてそうかもしれないですけど、なんかそこが第一目標になってしまうとなんかおかしなことになるかもしれないなとは。
ワーホリのイメージの変化
しいや
ちょっと思いましたね。ただなんかそのすごい良い面で言うと、まあその海外移住したいと。で、まあきっかけとしてワーホリを使って海外に行きます。
で、それってまあ以前も昔も今もあったじゃないですか。
ロコタビ
はいはい。
しいや
で、昔の場合だとまあそこまでその向こうで稼げるみたいな感じ。要はどっちかというと向こうで生活ができるみたいな。
はいはい。
生活するためにはワーホリをするみたいな。まあ働きながら向こうで生活するためにはワーホリをするみたいな感じだったので、プラスでお金を稼げるって感じじゃなかったんですよ、昔は。
うん。
なので結局日本に戻ってきちゃうと、まあお金があんまりないみたいな。
ロコタビ
はいはいはいはい。
しいや
で、日本で働いてる経験も少ないので、その後のキャリア的に結構厳しくなっちゃうみたいな。
ロコタビ
あるあるでしたね。確かにね。
しいや
そう感じだったんで、そのワーホリを使って海外に行くことは一定のリスクがあったんですよ、昔は。
ロコタビ
うん。
しいや
なので、別にお金を稼げに海外に行くというよりは海外に行きたくて、なんかたまたまワーホリを使ったみたいな。
うんうんうん。
で、結果的に移住したって人はいいけど、移住結局できなくて、戻ってきちゃった人にとってのキャリアパスで立たれちゃって結構厳しい、その後厳しい状況になるみたいな。
うんうんうんうん。
そういう感じだったのが、今はその稼げに行くというよりは、その海外に関わる目的としてワーホリを使っていって、で、結果移住できなかったんだけど、帰ってきたときにある程度軍資金がたまった上で帰ってこれるので。
ロコタビ
確かに。
しいや
リスクが昔に比べてだいぶ下がるっていうのはすごい良い話だと思いますね。
ロコタビ
なんか目的が増えましたよね、シンプルに。なんかワーホリっていわゆるなんて言うんですかね、いろんな文化体験とか学びみたいなことをするために行くっていう文脈がすごく多かったと思うんですよ。
で、それに伴って行き先みたいなものを考えるみたいな流れだったけど、その中にオプションとしてお金を稼ぐためにワーホリに行くみたいなものがシンプルに増えたよねっていう話な気がしますね。
逆に言えば、ちょっと心配とまでは言わないですけど、今後ワーホリのイメージが稼げるみたいなイメージがどんどん膨らむと良くないなとは思って。
しいや
いく人の層がちょっと変わってるかもしれない。今までだとそんな稼げに行くって人たぶんほとんどいなかったような気がする。
ロコタビ
むしろちょっとお金貯めてから行くぐらいの感じ。
しいや
そうそう。ワーホリするためにある程度分資金がないとビザが降りないとか。
ロコタビ
そうそう。
しいや
だから、僕の知り合いとかも結構昔なんであれなんですけど、銀行口座にお金をたぶん何だっけな、何百万か。
ロコタビ
200万とかね。
ワーホリの変化と問題
しいや
入ってる状態のコピーを見せないと申請できなかったみたいな。
人から借りまくって一時的に口座にお金を入れて、コピー取ったら元に戻すみたいなことがあったんですよね、昔は。
そのくらいだからお金がない人は来ないでからだみたいな感じだったんですよ、昔のワーホリって。
でも今はね、そうじゃないっていうのはだいぶ違いますよね。
ロコタビ
違いますね。お金がかかるワーホリもあると思うんですよ。仕事を選ばなければちゃんと稼げると思いますけど、
どっちかというと文化体験とか学びみたいなのを選考して選ぶってなったときに、
そっちの世界線だとワーホリに行ける国って実は年々増えたりするじゃないですか。
北欧とかも今やワーホリ行けたりもするし、ヨーロッパ、スペインとかもワーホリできたりする。
そういう情報って意外と広まってなかったりすると、店員割れしてたりとかすると。
オーストラリアとかカナダとか特にそうか、審査があって結構落ちたりするっていう状況の中で、ヨーロッパとか結構穴場だったりするので、
かつ普通に住むってなると、ヨーロッパはビザが大変だったりするけどワーホリだったり住めるとか、そういう情報もあるじゃないですか。
だから、そういうのが埋もれてしまわないといいなとかって思ったりしますね。
いろんな国にワーホリに日本人が行く世界線のほうが楽しいなって思う原んで。
しいや
そうです。稼げるとこに行くみたいなね。
でも今どこ行ってもええやつなんでね、まあいいのかもしれないけど。
でもオーストラリア突出してますね、調べてみる限りね。
ロコタビ
すごいですよね。
しいや
でも確かにオーストラリアって生活はしやすいですしね。
英語圏ですし、ワルクは確かに。
ロコタビ
日本人もめっちゃいるし、ハードルも低いしっていうのでもいいですよね。
だから今後のワーホリみたいなところで言うと、円安はもうちょっと続きそうだし、東京とかでバイトしてお金稼ぐのも大変だしっていうので、
20代前半の人とかはどんどん活用っていくみたいな感じがいいかもしれないなと思いますね。
しいや
そうですね。ただそれによってワーホリに行く人たちの質が変わるというか。
お金目的ばっかり。
お金目的で、もちろんワーホリってお金目的で言っても別に何の問題もないんだけど、ワーホリなんで。
ただ今までの層とは全然違う層が入ってきて、その人たちが結構な割を占めたときに、ちょっと変容しちゃうような気もワーホリの質が。
わかんないけど、その国にとっては働いてくれる人が増えるっていう点ではポジティブな話。
ワーホリと経済への影響
しいや
例えば今、人手が足りてないじゃないですか、海外とかでも。
そういう人材がいてくれることによって向こうで経済が回るみたいなことはあるかもしれないので、いいっていう話はあるかもしれないですけど。
ちょっと今までの回ってたワーホリの経済圏とは違うような感じの状態になったときに、何が起こるんだろうなみたいなのは。
ロコタビ
気になりますね。
しいや
ちょっと思いますけど、まだちょっとね、ここ最近なんでね、この1、2年でそのインヤスが急激に進んで、コロナが収まって一気にワーホリ人数が増えるみたいな感じなんで。
今年来年とかの状況によって、またワーホリの文化とかも変わってくるのかもしれないなとは。
ロコタビ
ちょっとなんか、今後のワーホリの出国者数推移みたいなものも引き続き追いながらどうなっていくのか。
そうですね。
見ていきましょうか。
しいや
そうですね。でもワーホリの人数ってあんまり公表されてないんでね、ここが分かりづらいんですよね。
今回オーストラリアの県はオーストラリアの観光局とかが発表してたんですよ。
ロコタビ
はいはいはい。
しいや
それで知ったんですよ。
剥像してるから。
そうそう。で、過去最高だみたいなことをやってるんで、あんまり探しても出てこないんですよね、各国の。
日本に来る人の多分人数とかは日本政府が発表してるんで出てるんですけど、他の国に日本人が何人行ったとか、何人日本人に発表されたみたいな正確なデータってあんまり世の中にオープンになってなくて。
ロコタビ
確かに。
しいや
なんか分かりづらいなーとかっていう。あんまり別にオープンにする必要もないのかもしれないですけど。
ロコタビ
まあメリットあんまないですからねー。
しいや
そうそうそう。
ただなんかまあ、ちらほらそういう情報は出てきたりするのでね、それをウォッチしていきたいなとは思いますけど。
ロコタビ
ちょっと引き続き言って、日本の時給も上がるといいんでしょうねとかっていうのをこれ見ながら思いましたね。
しいや
いやでもね、上がってくることは上がってくると思いますよ。
本当ですか。
今年はだいぶ上がるんじゃないですか。
言わしますけど、世界と比べてどうかっていう意味で言うと、まだ低いような気はするので。
ロコタビ
今日、朝のニュースで新入社員が東京に住めないみたいなニュースが。
しいや
そうなんですか?
ロコタビ
安くて。
家賃がどんどん上がって、給料上がらないで家賃がどんどん上がってるんで、東京は。
しいや
家賃の方が上がってるんですね。
前年比10パーとかなんですよ、確かに。
ロコタビ
だから、住めなくなってってるっていう。
ドーナツ化が進んでますね。
しいや
だったらリモートワークを推奨するとかね、してくれると。
ロコタビ
そっちに振り切るといいですよね。
しいや
いいですけどね、でも企業側がそれはついてきてないってことでしょうね、多分ね。
ロコタビ
そう思います。
そんなところで、引き続きワーホリも含めてまた来週海外の話できればなと思います。
今日もありがとうございました。
しいや
ありがとうございました。
16:24

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