集英社インターナショナル公式noteに掲載『 派手さとゆるさが同居する、現在「永住最高難度」の場所【🇲🇴マカオ】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~』取材後記として、取材をつづける岡とロコタビ創業者の椎谷が、記事を起点にマカオの文化から、海外移住に関することなど話を脱線しながらお送りしていきます。
https://shueishaintbooks.com/n/n6df927bfb3ac
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●MC
椎谷豊
株式会社ロコタビ創業者。大学卒業後ITベンチャー、EC会社などで、ECサイトの運営業務などを経験し、WEBコンサルタントとして独立。旅行情報サイトの日本本社立ち上げメンバーなど経験。2012年から海外在住日本人に活躍の場を提供したいという思いから、日本人向け海外プラットフォーム「Traveloco(トラベロコ)」の企画を開始し、2014年にウェブサイトをオープン。2020年に社名、サービス名ともに現在の「LOCOABI(ロコタビ)」へ名称変更。世界177カ国、2600都市、60,000人以上の海外在住日本人が登録している。
https://locotabi.jp/
おか けいじゅん
ライター、インタビュアー1993年東京生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。高校時代、初の海外渡航をきっかけに東南アジアに関心を持つ。高校卒業後、ミャンマーに住む日本人20人をひとりで探訪。大学在学中、海外在住邦人のネットワークを提供する株式会社ロコタビに入社。世界中を旅しながら、500人以上の海外在住者と交流する。趣味は、旅先でダラダラ過ごすこと、雑多なテーマで人を探し訪ねること。
00:09
ロコタビ
はい、本日も始まりました、ロコタビfmです。本日もですね、私、岡とロコタビ創業者の椎谷さんと一緒にですね、海外のお話を雑談進めていければなと思っています。椎谷さん、今日もよろしくお願いします。
しいや
よろしくお願いします。
ロコタビ
はい、今日なんですけれども、先日、今週ですね、公開した海外在住者の取材記事で、今回はマカオに住んでいる椎谷さん、現地で政府公認観光ガイドされている女性の方の移住のきっかけであったりとか、今何されているの、またカルチャーショックについてお伺いした記事を公開しましたと。
内容としてはですね、もともと日本で働かれていて、ある種閉属感があったので、いろんな出会いがあってマカオに移住されて、今観光ガイドされているという方なんですけれども、今回この記事を公開して、椎谷さんの感想を含めてですね、話し広げていければなと思っているんですけれども、まず率直に何か読んでみていかがですか。
しいや
そうですね、マカオってすごい狭いところなので、マカオに移住する人ってどれだけいるんだろうっていうのはちょっと思ったって感じですね。
香港に在住の日本人は一通りテイストいるんですけど、マカオ在住の日本人って結構少ないんじゃないかなと思っていて、しかも住んでいるけど、ちゃんと移住するみたいなことをしている人ってどれだけいるかなとは思っているんですけど、
この方はちゃんとした説法文で移住されていて、数少ないマカオ移住者の一人なんだなというふうにはちょっと思いましたね。
ロコタビ
いや、そうですよね。マカオは奥とか狭いっていうのか。
しいや
だいぶ狭いと思いますよ。想像以上に、マカオって結構国っぽいというか、国っちゃ国なんですけど、そこそこ大きい内容のイメージもある人によってはあるかもしれないけど、結構狭い。
香港も狭いですけど、香港よりももっと狭いんで、シンガポールとかよりも狭いのかな、たぶん。
ロコタビ
いや、狭いんじゃないですか。でもなんか、あれっしょ、シンガポールとかとの共通点じゃないですけど、国の特徴として、やっぱり国土が小さいので、やっぱり外貨をいかに稼ぐかみたいなところが鍵になっていく中で、
一つ成功事例の国家の一つだと思うんですよ。数ある国土が小さい国の中では。それがある種のリゾート地下であったりとか、我々がイメージするマカオみたいなのって、リゾート地でカジノがめっちゃギラギラしてるみたいな。
03:16
ロコタビ
だからある種そういう施策が成功した国の一つで、今では移住するのめちゃくちゃ大変な国みたいな、人口密度も高くてみたいな国になってるっていうのは面白かったですけどね。
しいや
そうですよね。マカオにでもやっぱり移住するって言っても、仕事がないと移住多分できないと思うので、移住する方っていうのはどういう、あれで移住できるのかなとかっていうのはちょっと、自分で会社を起こすとかあるかもしれない。でもわざわざマカオに会社するってやるのもね、シンガポールとかだとね、スタートアップを国が支援してたりとか。
会社作りやすいとかいろいろありますけど、わざわざマカオに行って会社作るみたいなのは多分あんまりイメージないので。
ロコタビ
ないですよね。
しいや
移住するためのきっかけみたいなのはちょっと作りづらそう。もちろんね、カジノとかそういう絡みとかはあるかもしれないですけど。
つばきさんでしたっけ?
ロコタビ
はいはい、つばきさん。
つばきさんはその中でも、なんていうかね、観光業界みたいな。
ロコタビ
そうですね、観光業界。
しいや
確かに観光はマカオね、盛んなんであるかなって思うんですけど、観光ガイドみたいなのは一つ。
ロコタビ
確かになって感じですよね。
しいや
移住するための仕事の一つとしてはまさにそうだよなとかはちょっと。
ロコタビ
ありますよね。しかもなんかそのマカオの場合は客層もすごいこうリゾートを求めてくるような客層が多かったりするんで、なんかこう面白そうですよね。
なんかハイクラス旅行者向けのハイクラス旅行プランみたいなものも考えなきゃいけないから、なんか少しちょっと我々がイメージしているガイドとも経路が違う要素とかもありそうだなとか。
しいや
確かに。やっぱりあれなんですかね、ガイド、カジノには連れてくっていうのは必須なんですかね。それ以外にあんまりないかもしれないですけど。
ロコタビ
でも、実はそんなことがなくて話を聞いたら、なんか今椿さん10年以上観光ガイドやられてますけど、なんか案内する上で一番人気なのは旧市街らしいんですよ。
だからどっちかっていうとギラギラしたマカオじゃなくて、なんか世界遺産、昔なんから遺跡じゃない建造物とかがある、牧歌的なマカオエリアがあるんですよね。
意外と我々はイメージないですけど、いわゆるローカルアジアみたいな世界線があって、そこには世界遺産がある街並みが広がっていて、なんかグルメとかも楽しめるみたいな。
で、そこを一通り楽しんだ後に行きたい人はカジノに行くみたいな流れが多いみたいな。
06:02
しいや
そうなんですね。じゃあ、一通り行く場所っていうのは結構あるんですね。観光地として観光すると。
ロコタビ
そうなんですよ。
そうなんだ。
それ面白いなと。全然知らなかったですよね。
しいや
うん、確かにね。そっか。
でも、この方って、あれですよね。もともと貿易会社働いているみたいな。
ロコタビ
うん。
しいや
その流れで海外移住するみたいなことを考えて移住されたみたいな。
ロコタビ
そうですそうです。
しいや
そういう感じですけど、貿易会社なんでね、海外との取引とかもともとあって、海外が他の人に比べたらだいぶ身近にあったんじゃないかなと思っていて、
やっぱそういう場所に自分を置いてるみたいなのは一つ海外移住するためのきっかけの一つになりやすいよなと。
ロコタビ
そうなんですよね。確かにそうだね。海外。
しいや
何にもないとね、やっぱちょっと難しいですよね。
ロコタビ
難しいですね。海外移住のゲートウェイってことですよね。一番最初は、この方もやっぱ移住できた理由って中国語ができてたからとか、
しいや
そうなんだ。
ロコタビ
旅行業界で、あ、違います。できたとか旅行業界詳しいとかじゃなくて、貿易で働いてただけなんですよね。
だけって言ってもらったら最初誤弁ありますけど。
しいや
じゃあ言葉とかもともとそんなに喋れるわけじゃなかったんですか。
ロコタビ
そうなんです。
しいや
じゃあ単純に、仕事上を海外と付き合いがある会社にいたということがきっかけになったってことなんですね。
ロコタビ
そうです。だから二つポイントがあって、一個は閉塞感があったことですね。
やってた仕事に対してすごく忙しいし、何となくまんねり感もしてきた。この先どうしていこうかなっていう閉塞感があったっていうのと、
もう一つは貿易関係で海外に触れる機会っていうのも多かったから、
なんかその心理的な距離っていうのが近かった。
なんかこういう道もあり得るのではないかっていうのが無意識にでも感じている環境にいられたっていうのが、
一方、なんかきっかけが途切れた時にそっちに進もうってすぐに舵を切れた大きな理由だと思うんですよね。
で、そっからなんですよ。いいなって思った後に中国語とか勉強を一気にし始めて、
ロコタビ
就職の募集があった時にすぐ飛びつくみたいな、あったのはそういうことなんで、
で、それまでは別にマカオとか行ったことないし、みたいな感じだった。
しいや
そうなんですね。
でもマカオ選ぶってなかなかちょっと特徴ですね。
ロコタビ
変わってますよね。
しいや
結構みんなね、ヨーロッパとかアメリカとか。
もちろんね、中国とか、どちらかというと中国系とか仕事とかに絡んで、向こうに住んでてそのままみたいなこととか、
09:06
しいや
あと韓国とかだと、韓国語学んでてとか、韓国の文化が好きでとか、
まあ、エンタメとかそういう風に向こう行ってみたいなのが結構あると思うんですけど、
マカオってなかなかね、
いやそうなんですよ。
これでなかなかそうなことはしますよね。
ロコタビ
社会の大きな流れとか、タイミングと運だなってすげえ思ってて、
つばきさんが移住されたのって2010年とかなんですよ。
2008年ぐらいから考え始めたみたいな感じなんですよね。
で、この時ってやっぱ中国が一気に上がり始めた、経済的に。
しいや
盛り上がってたじゃないですか。
ロコタビ
そう、まさにそうなんですよ。
メディアもそうだし、社会としての認知として、中国圏がすごいぞ、みたいな。
これから中国経済はうなぎ登りだ、みたいな空気感があったと。
で、その時に中国という一国だけではなくて、香港、マカオもある種一括りとして日本から見えたんで、
その盛り上がってる国の一つって意味では、やっぱ今マカオを見るよりも2008年頃に見たマカオっていうのは、
すごく魅力的かつ、なんか行ってみたいなって思える国だったのかもしれないなっていうのは、
なんか話聞いてすごい思いました。
すごい経済発展の勢いを感じてたんです、みたいな話っていうのをされてたので。
しいや
でも確かに当時はなかなか盛り上がってたかもしれないですね。
ロコタビ
僕もそんな気がするんですよね。
しいや
確かに。
僕、前職で香港とかマカオの観光サイトとかを運営してたんで、ちょうどその時ぐらいの時期に。
ロコタビ
そうじゃないですか。
しいや
やっぱりね、その当時もやっぱりすごい盛り上がってたし、行く人も増えてたしとかっていうところで。
ロコタビ
まあね、今だいぶ状況変わっちゃって、香港とかもね。
しいや
あの当時と比べると今全然違いますけど、当時はやっぱりすごい勢いはありましたよね、だいぶね。
ロコタビ
ですよね。
しいや
確かに確かに。
ロコタビ
そういった意味ではなんか、じゃあ当時の香港マカオみたいなのは、
今で言うとどこなんだろうなーとかっていうのは、なんか話聞いてて思いましたけど。
カンボジアとか?
あとはインドとか。
しいや
インドね、確かに。
ロコタビ
ずっとずっと上り調子みたいな。
そうですね、確かにインドとかすごいそうなイメージが。
しいや
ありますよね。
ありますね。
でも今マカオってどんなんですかね。
ロコタビ
中国語も当時から時間が経ってるので、今のマカオのイメージがあんまりないんで。
いやもう。
しいや
香港はね、だいぶね、ちょっと変換されちゃってみたいなので、大きく変わっていろいろあったのは見てたんですけど、
12:04
しいや
マカオってそういう意味でちっちゃすぎて、ちょっと香港みたいな、香港と一緒でもないので。
ロコタビ
確かにね、なんか小さいエリアにもう高層ビルがダダダダダダって15年ぐらいかけて、
大型リゾートが建設されたんで、
なんか、なんて言うんですかね。
もうなんか発展しきった風に見えるかもしれない。
今後どうなるかわかんないけど。
しいや
そうですね。
ロコタビ
だって40年前海だった場所ですよね、マカオって。
そうなんだ。
しいや
まあまあ、そのマカオのカジノリゾートがあるエリア。
それを埋め立てて、大型リゾートを作って。
じゃあどんどんどんどん新しいのが建っていってみたいな感じだったんですね。
ロコタビ
そうです。
15年前ぐらいからいる人は楽しいだろうなって思いますね。
何もなかった。
しいや
そういう意味で日本もね、最近結構ね、例えば東京とかもいろいろ新しいビル建ったりとか。
なんかそんな日がないんでしょうね、多分ね、当時から当時いたしたからすると。
ロコタビ
コントラストが。
だからあれですよね、日本人からしたら東京タワーが建てられてるぐらいの武器の世界観に近い。
そうかもしれないですね。
しいや
どんどんなんかもう、なんていうんですかね、毎月のように街が変わっていくみたいなぐらいに
勢いがあったかもしれないですね。
ロコタビ
それは日本じゃ今感じられないから。
しいや
確かにね。
ロコタビ
そういう意味ではなんかあれが出てるよね、なんか生きてる感はありますね。
しいや
海外で生きてるって、生きてる日本人として生きてるっていう。
ロコタビ
それは。
しいや
この方ね、閉塞感があって海外出たって言いますけど。
まさにその閉塞感を破って海外行って、もうなんだろうな。
ロコタビ
まあ心地よいというかね。
しいや
現地の動きを肌で感じてね、生きるという意味だと。
日本に行った時にはなかなか感じられないようなダイナミックな。
ロコタビ
いいですよね。
しいや
生きてるような気がしますね。
海外の場合だと日本にいるよりも多分そういう、
特にね、日本の文化になっちゃうと海外のものがより新鮮に映るんで、
ちょっとした変化とかでもね、動きがあるように見えちゃったりしますけど、
さらにそれがすごい大きな変化がある中で。
いや、起きます、起きます。
海外に閉塞感があって海外に行った人にとってはすごい良かったのかもしれないなと思いますけどね。
ロコタビ
ですね、だから今後もある種閉塞感という意味では、
日本はなかなか今もあるので、
今後もこういった形で海外に行く、もしくは移り住んでしまうみたいな人は、
もしかしたらいるのかなっていうのはちょっと想像してますね。
しいや
そうですね。やっぱり人生変わりますよね、確実に。
ロコタビ
そうそう。
しいや
やっぱ日本にいて、たとえば日本の中で移住するって言ってもやっぱり、
もちろんそれだけでも人生変わりますけど、
15:01
しいや
なんかそんなレベルじゃないですよね。
だから、本当になんか自分を変えたいとか、なんかもう。
ロコタビ
人生の価値基準を変えたいみたいなね。
そうそう。
そうやったらもう海外ですよね。
しいや
ねえ、本当にそういう意味だと海外に行きさえすれば、
全然違う人生が待ってるっていう意味で言うと、
ロコタビ
一回行ってみましょうみたいな。
しいや
そう、そういう選択肢を取るっていうのはなんか全然ありのような気がしますし、
日本でいいっていう人は全然日本でもいいと思うんですけど。
ロコタビ
うん。
しいや
やっぱそうじゃなくて。
ロコタビ
あと帰ってくることもできるし、日本に。
しいや
そうそう、そうなんですよね。
まあ、昔と比べて今はよりそれがしやすくなってるっていうのはあるのでね。
そうですね。
昔は行ったら帰ってこれないと思うね。
なんかあるような感じはしますけど。
結構気軽にやっぱり行けるからね。
ロコタビ
いいですよね。
いやなんか、いや面白いですよね。
まあそんな感じかな。
なんかマカオはなんか意外とコントラクトがあって、国家的な世界もあれば、
移住ハードルの高い国にも今や15年の急成長によってなってる。
なんかなかなか面白い国なんで、
こんな感じの変化が激しい国とかに今後ね、
ぜひなんか僕も含めてちょっと探して行ってみたいなと思ったりするので、
なんかもし聞いてる人がいたら、
なんか探していろんなとこ行ってみるといいんじゃないかなと思います。
はい、ではそんなところで今日は一体以上になりますかね。
また来週、全然違う国の記事も公開されますので、楽しみにしていただければなと思います。
しやさん、今日もありがとうございました。
しいや
はい、ありがとうございました。
ロコタビ
はい、ではまた。
16:47
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