音楽に対する関心と人気
ご番です。地名が出てくる歌のコレクター、ワタンドがお届けする、偏愛に満ちた音声配信です。
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今回は、音楽家社会の現在という本を読んで思った、みんなが音楽を聴いているのかどうかというふうな話です。
地名が出てくる歌についての情報発信をする中で、そもそもみんなが音楽にどのくらい関心があるのかなという、
ちょっと読んでもらうため、聴いてもらうための自分の発信の参考にということで本を読みました。
それが音楽家社会の現在というふうな本です。
これは2019年に出版された本で、これまで複数の時点で取られたアンケート調査をもとに、
みんなが音楽に対してどのような捉え方をしているのか、どういう聴き方をしているのか、またどういう傾向があるのか、
そういったものを統計的に分析した本という感じになっています。
いくつか興味深い点はありましたが、その中で根本的なところで音楽を趣味にする人のボリュームというのがすごい面白かったです。
いろんな年代に聴いているんですけれども、趣味として小説とかドラマとか、はたまた音楽以外にも漫画もあるか、
動画とか、そういうコンテンツ系の趣味をどのくらいしてますかというふうな質問がありました。
その中で音楽はダントツ1位なんですよね。
他の漫画、小説、動画、テレビ、そういったものが10%前後、20%はいかないというレベル感の中で、
音楽を趣味に好きだというふうな感じで答える方が30から40%くらいいるんですよ。
明らかに音楽を趣味にしている人が多いということなんですね。
どうですか。あなたは音楽が好きですかね。
お友達とかでも他のものよりも音楽が好きな人って多いかなというのは実感していますか。
僕はあまりピンとこなくて、えーそうなんだと思ったんですよね。
音楽少ないとは思わないんだけれども、特別多いという印象もなかったです。
音楽ジャンルの多様性
このデータから言うと音楽の次に多いのが小説、そして漫画という感じで続くようになってます。
小説好きとか漫画好きという人は、結構それぞれわざわざ言う人はまあまあ好きなんじゃないかなと思うんですよね。
小説だったら定期的に小説買って読んでるとか、好きな作家がいてそれが出たら買うとかの人が小説趣味だって言うと思うんですよ。
はたまた漫画も週刊誌を定期的に読んでたりするのか、集めてる漫画があるかという感じで、ある程度定期的に自分の手元にあるものがある、読む習慣があるという人だと思うんですよね。
一方で音楽はね、グラデーションがあると思うんですよね。
ミスチルが昔から好きなんですみたいな、それだけの人も音楽が好きって言うと思うし、
はたまたロックフェスみたいに行って定期的にコンサートとかライブとか行きますみたいな人も音楽が好きって言うと思うし、
はたまた楽器みたいな演奏を昔からしていて、それで音楽合わせて聴くんですよみたいな人もいると思うんですね。
だから音楽が趣味という人のバリエーションが非常に広くて、それゆえボリュームとして大きくなっているんじゃないかなというふうにもちょっと思いました。
この本の中では音楽の趣味の好きなジャンルみたいなのも聞いていたりして、
そこでどういったもの、なんていうんだろう、トラディショナルな音楽、例えばクラシックとかジャズとか、
演歌とかもこういうジャンルに入ってたかなという人もいればJ-POPみたいな、日本の音楽が好きな人もいれば洋楽を中心に聴きますみたいな、
そういった傾向みたいなのも分析してたんですけど、一番圧倒的に多いのは日本の邦楽、J-POPとかが好きと、
それを中心に聴いてますというのが非常に多いボリュームとしてはいました。
それが多いところからしても、ライトに音楽を聴くみたいな形の人のボリュームが、
グラデーションがあってがっつりチャートを追いかけている人もいれば、昔から特定のアーティストだけ聴いているみたいな人もいて、
それゆえ音楽の趣味って広くなっているんだろうなというふうにもちょっと思ったりしたところです。
この僕がやっている活動の中では音楽ジャンルがジャンルレスなんですよね。
だからこの本では音楽趣味の人でも結構分断されているっていうかさ、
クラシック好きな人は別にJ-POPを聴くわけでもなかったりもするし、洋楽を中心に聴く人はそれがやっぱりメインになるだろうし、
そういった人がいろいろいる中で、僕のJ-POPもあれば演歌みたいなのもあったりするし、
若者向けのロックみたいなのもあるし、分断している人たちそれぞれに向けた内容が横串になっているんですね。
だからロック好きな人がさ、僕が紹介する曲とかで演歌とかが出てくると、
この人は自分とちょっと違うジャンルの人だなっていう分断された存在として認識されやすいんじゃないかなと思ったんですね。
音楽趣味がそもそもセグメント分けされているって考えると。
結構音楽聴く人の傾向っていうものを見る中で、
自分の伝え方みたいなのがどうすると伝わりやすいかなみたいなヒントは引き続き探っていければなと思う中で、
音楽の人の聴き方というのが非常に参考になった本としてご紹介させていただきました。
いろいろ面白いポイントはあったので、またことあるごとに思い出したりまとまったりしたら紹介させてもらおうかなと思います。
そんなわけで、今回はみんなの音楽の聴き方というところの話でした。またお会いいたしましょう。
ご番でした。