00:05
ご番です。この配信では、日本のどこかの都市を描いた歌と、 その歌が描く場所にまつわる話をしていきます。
お相手はMCワタンドです。よろしくお願いします。 さあ今回紹介する曲は、ウィーナーズの三原山の怪獣という曲です。
この歌が描く場所はタイトルにも入っております三原山という場所です。 この三原山は東京都の大島であります
伊豆大島にある山になっています。 この三原山は火山としても有名で、これまでたびたび噴火してきた火山でもあります。
一方で、伊豆大島の中心にそびえる山というところで、 伊豆大島のシンボル的な位置づけでもあります。
私もね、 伊豆大島観光行った時には三原山登りましたね。
景色みたいなと思ってたらちょっと雨だったというところで、 あまり景色は拝めなかったんですけれども、
島からはどこからでも見える山というところで、そういった意味でも、 伊豆大島に愛着のある方にとってはなじみの深い山かなというところです。
歌のタイトルに三原山の怪獣とついています。 この三原山、怪獣ともゆかりが深いんですね。
日本の怪獣といえばゴジラ。 ゴジラはこれまで幾度となくシリーズ化されていて、
ゴジラ好きな人も色々な、どのエピソードが好きだったとか、色々あるのかなと思います。 最近だとゴジラ-1.0なんかもありました。
そんなゴジラシリーズの中でも1984年のシリーズのゴジラ、映画のゴジラの際にはエンディングで三原山の火山の中にゴジラが落とされて沈められるという風な形でエンディングを迎えます。
その後ね、2年後、1986年になんと火山活動が再開して噴火してしまうんですね。
当時はゴジラが沈んだ2年後という風なタイミングもあって、ゴジラが復活したのかみたいな感じにも言われたそうです。
そんな火山の噴火に合わせて、色々岩が流起したり、火が出たりという風な中で新たに岩ができたんですね。
その時にできた岩でなんとゴジラの形に見えるぞというものがありまして、復活したゴジラじゃないかということでゴジラ岩と呼ばれる岩がこの伊豆大島今存在しています。
すごいタイミングかつすごい形ですよね。いろんな偶然が重なってというところです。
そんなゴジラと三原山は非常にゆかりが深いので、そんなところもイメージして作られた曲なのかなという感じで、ちょっとトリッキーな楽曲の雰囲気も合わせてゴジラの大暴れする感じなんかも感じられる曲になっています。
03:13
岩でなんの形に見えるっての結構日本全国にありますよね。
石とか岩とかはやっぱり時が経つにつれて形が風に煽られ水で流され、ある程度整った形になっていくということが多いのかなと思うんですけども、
やっぱり火山によって成形された岩とかってなると本当に不思議な形、自然にそのまま存在したのとはちょっと違うような不思議なものがあったりするのかなと思うので、やっぱりこういう色々見立てられたものが多いなというふうに思います。
火山なんかはさ、昔の時代からすると本当に神の諸行ですよね。
もう得体の知れないとんでもない力、大地が起こっているみたいな感じで思ったわけですよ、人は。
それこそ神の怒りだと思ったのかなと思うんですね。
その結果現れたね、目にも見えない、つかない不思議な形ってみたら、それは何か神物の対象だったり信仰の対象だったりっていうのになったのかなというのは想像に固くないので、
そういった意味で昔から岩はいろんなものになぞらえられてきたのかなというふうに思います。
ゴジラの映画の後だからゴジラ岩って言われましたけども、それこそ江戸時代に同じような形のものができていたら、それはそれで不思議な化け物の形のように見えて、
もっと昔からそれに語り継がれて、また別の名前がついていたり、もっとさらには三原山の恐れの対象として描かれてきたのかもしれないですね。
火山でできる岩の形、タイミングだったり、その時の流れだったりするものでいろんな見立てがあるんだなというところで、ちょっと面白いなというふうにも思います。
そんなわけで、復活のタイミングに合わせて作られたゴジラ岩なんかのイメージも持ちながら聞いてみてください。
ウィーナーズ三原山の怪獣