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ご番です。この配信は、日本のどこかの都市を描いた歌と、その歌が描く地域についての話をお届けしていきます。
お相手は、MCワタンドです。よろしくお願いします。
さあ、そんなわけで、今回お届けする曲は、西島美恵子さんの池上線という曲です。
この歌のお舞台であります池上線、ここはどこなのかというとこですね。
こちらは、東京都にあります御坂田と蒲田、この2つの町を結びます。東急池上線。これがモチーフになった曲となっています。
歌が歌われたのは1976年ですから、もう50年ほど前になりますね。結構前の曲になっています。
今では、鉄道の路線を歌った歌ですとか、歌詞の中に出てくる歌はいっぱいあるんですけども、
この沿線ソングとしては、池上線、本当に生きんじとと言われるような代表曲、ずっと歌い継がれている曲として知られている曲になっています。
当時としても50年前としても、沿線を歌った歌謡曲というところは非常に特徴的だったのかなというふうにも思います。
なので、この歌のリリース当時、池上線を運行する東急電鉄の方に、この歌のプロモーションにあたって、一緒にPRしませんかということで呼びかけたみたいなんですよね。
その時、東急電鉄側は断ったみたいなんですよ。断った理由というのが、歌詞の中に池上線を表す表現として、
古い電車とか、隙間風っていうふうな、気持ちネガティブなフレーズがあったんですね。
それがどうやら引っかかって、うちの路線をちょっとネガティブな言葉で言うなよと。
これが広まっちゃったら、ボロ電車で風が吹いてくると思われるんじゃないかと思ったかは分かりませんが、断ったというところなんですね。
なんか、鉄道会社のミスク回避型の思想が現れてるなというふうな理由で断られちゃったみたいです。
けどね、その後の池上線はプロモーションに頼らず、抜群にヒットをして、今でも長く親しまれる曲になりました。
その後、2007年に池上線の80周年記念企画というのがあったんですけども、
その時は東急の方から一緒にプロモーションしませんかということで、声が逆にかかって、
晴れて東急とこの歌が手を組んでオフィシャルにプロモーションしたというところにたどり着いたようです。
地域で認められた時に後から乗っかるっていうのもまた鉄道会社っぽいなという形で、
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安倍に置きに行くと認められている者には恩募するというところで鉄道会社っぽいなというところです。
そんな感じなのでね、結構右を曲折ある。一度はオフィシャルに非公認的な感じだったんですけども、
その後オフィシャルになったというところで面白いなというところです。
鉄道ソングっていうのは日本各地、本当にあらゆる地域で歌われています。鉄道ファンの人が多いのもありますし、
鉄道っていうのは日常の足ですからね、親しみを持っている人、誰でも何かしら愛着があるのかなというふうにも思います。
そんなこんななので、多く歌われている曲ではありますよね。
一方で鉄道会社とオフィシャルに手を組んでいるかというと、なかなかそういうのは非常にレアケースな気もします。
京急の曲なんかは組んでたかな。くるりとかが歌ってたりとか。
くるりはことでんか、ことひらでん鉄とかなんかは一緒にプロモーションして、駅の曲に歌った曲がなってたりもするのかなというところで、
結構曲だとかアーティストだとかいうのによっても違うんですけども、
ぜひぜひ僕は鉄道会社の気持ちもわからなくはないので、組みにくいところもあろうかなと思いますが、
ぜひぜひね、こういういろんな地域の曲と鉄道会社を絡んで、歌、鉄道両方盛り上がってくれたらいいなというのは、
個人的には両方の立場から思ったりもします。
そんなわけでね、この地域を表す歌の近似と池上線、ぜひね、聴いていただければと思います。
ちなみに池上線が愛された理由っていうのが僕なりの分析なんですけども、
鉄道って結構長いからさ、沿線によって終点と始発と、東と西とで全然住んでる人が違ったりするわけじゃないですか。
池上線は結構コンパクトで、駅間も短かったりするので、
池上線、沿線に住んでる人はみんな共通のイメージを持てたりしてるということで、
池上線は環状移入しやすい路線だったのかなというふうにも思ったりします。
例えば中央線とかね、結構歌われる歌ありますけども、高尾と新宿地は全然別の風景だよね。
なかなか同じ風景を描きにくいのかなというふうにも思ったりします。
そんなわけでね、池上線はそういう意味でも流行ったそれなりの理由があるなというふうにも思います。
というわけでぜひ聴いてください。
西島みや子、池上線。