1. ご当地ソング捜索隊
  2. 配信063@渡良瀬橋:歌の景色..
栃木県足利市にある橋を舞台にした【渡良瀬橋/森高千里】から、歌に描かれた景色を存続することについての話。

【番組紹介】

唯一無二のご当地ソング専門メディア。日本各地に散らばるご当地ソングを探し、音楽を通じて見えてくる都市や地域の魅力について語らう番組。府中コミュニティFMで放映中のラジオ番組と連動しつつ、ラジオのバックナンバーと、podcast専用配信をお届けします。ラジオ番組「ご当地ソング捜索隊」は、毎月第2土曜日 ~で絶賛放送中。

【パーソナリティ】

◆ワタンド:ラジオ・配信のパーソナリティ。都市と音楽を愛するご当地ソングコレクター。

◆しゃり:ラジオのパーソナリティ。ご当地ソングは素人。海外在住のエンジニアで主にリモート参加。

【Twitter】https://twitter.com/RRwatandia【BLOG】https://sublife.hatenablog.com/
歌の中の公衆電話
ご当地ソング捜索隊、ポッドキャスト・オバンです。
この配信は、日本各地のどこかを描いた歌1曲と、その場所にまつわる話なんかをしていく配信です。
お相手は私、MCワタンドです。よろしくお願いします。
今回ご紹介する曲は、森高千里さんの「わたらせ橋」という曲でございます。
この曲は、1993年に初登場した歌なんですけれども、
栃木県足利市にあります、わたらせ橋を舞台にした恋愛ストーリーという風になっています。
歌の中では恋愛が描かれるんですけども、最終的には結ばれないんですよ。
だからちょっと切ない感じもあるんですけれども、そこが足利周辺の風景とマッチして非常に哀愁ある魅力ある曲になっています。
多くのアーティストにカバーされていまして、そういう意味でも非常に愛されている曲。
かつ、栃木の後藤寺ソングというと結構上位に名前が上がる曲ということで、かなり知名度の高い曲にもなっています。
歌の中でいくつか風景が出てくるんですけれども、百無神社とか出てくるんですけれども、その中でね、床屋の角にポツンとある公衆電話という、公衆電話の風景が出てくるんですよ。
ニッチな風景ですよね。ここがまたね、本当に日常的な感じもするので、哀愁があるんですけれども。
こんなのが出てくるもんだから、地元の人からすると非常に愛着のある公衆電話になりますよね。
愛着が湧いたもんだから、公衆電話なんて93年以降だとどんどん撤去が進んできたかなというところなんですけれども、
歌の中でNTTが公衆電話を撤去しようとしたところ、市の方から要望で撤去をやめてくれということで、撤去をやめたというエピソードがあるんですね。
いやー、歴史的な価値があるというふうなものではないんですけれども、歌の中で出てくることで非常に市民に愛されていたと。
市に深く根差した存在だということで、NTTに対してアクションしたというところなんですよ。
歌が保存する歴史
すごいですよね。歌の存在で何気ないものと大きな価値に繋がったということなんですね。
歌の世界に出てくる風景って本当にその時その時で、90年代歌った歌であれば本当に90年代らしいキーワードとか風景出てきますし、
最新の曲ですとそれこそ新しいテクノロジーだとか、今だからこその街の風景が描かれてたりするんですけれども、
そういう意味ではご当地ソング、地域を歌った歌っていうのは本当に地域の写し鏡でその瞬間を切り取った曲なんですよね。
そういう意味ではこの公衆電話っていうのが出てきて、その90年代の当時をしっかり残した歌っていうところは非常に魅力的かつ、
歴史的にも意味があるのかなと思います。
最近ね、今30年くらい前だとまだ公衆電話って身近っちゃ身近だからそんなに特別しないかもしれないんですけど、
この歌が100年後も歌われていた時に、え、電話って街中にあったの?どういうこと?みたいなのがね、写真だけじゃわからない。
この歌と一緒に、ドラマと一緒に保存されるっていうのは非常にいいなと思いますね。
渡瀬橋から見えるね、夕日が非常に歌のメインの風景なんですけれども、そこと街中に浮かぶ公衆電話。
そこの相まって切なさ、そして公衆電話で繋がっている相手先。
橋の向こうにはさらに繋がっているのかなみたいな、ちょっとそういったいくつかの要素が絡み合って感じられるドラマっていうのが歌が保存していく。
そこが面白いですよね。
この歌から未来に今ある風景を残してこいよというアクションに繋がっていくそういうこともあるんだなというところも非常に面白い曲だなと思っています。
その中で歌の景色が未来、今の景色を残していくというところを非常に感じ取ってもらえればなというところでございます。
聴いてもらいましょう。森高千里、渡瀬橋。
04:28

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