00:05
日本のどこかの歌と話、お番です。この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いやら何やらについて話していく番組です。お相手は私、MCはタンドです。よろしくお願いします。
毎回、日本のどこかを描いた歌を1曲取り上げて、その場所についてお話をしてまいります。
スポットファイアンドアンカーでお届けしております、ミュージックプラストーク。こちらのサービスを利用して、ポッドキャストとミュージックを合わせてお楽しみいただければと思います。よろしくお願いします。
そんなわけで、今回お届けする曲は、NGT48のみどりと森の運動公園という曲になります。
NGT48、こちらはAKB48グループの新潟版ということで、新潟に拠点を置くアイドルグループですね。
新潟絡みの曲も、ちらりとないことはないというぐらいにされているんですけども、そんな彼女たちの曲のうち、結構ガッツリに新潟の具体的な場所を表したタイトルに持つ曲ということになっています。
みどりと森の運動公園。新潟の人じゃないとピンとこないかと思いますが、新潟市内にあります運動公園で、その名の通り野球場とか屋外フットサイドコートとか、
そういうのがある、いろいろスポーツができる運動施設という感じの場所になっています。
こういう施設が歌になるってすごい珍しいなと思ったんですよね。思いつかないんですよ、他にその手の曲が。
日常的な小さい公園が出てくる曲は結構ありますけども、こういうスポーツができて、みんながはずらすと過ごすような公園を歌にするって、いがい穴場だったなと思ったんですよ。
スポーツして汗流して友達と遊んだりとかっていうこともするだろうから、確かにドラマの場所として、歌が描く世界として全然アリだと思うんですけど、なんでこれまでなかったのかなというとこですね。
こういう運動公園、でかい運動公園、穴場だなってみんないろいろ使うんじゃないかなと思ったんですけど、いざ自分がこういうところに使ったことがあるかなと思ったときに、
思い当たりにくかったんですよ。部活とか小中高とかの部活の大会とかで、地区大会とか、そういうときにこういうでかい公園使ったりとかはあったかなと思いますし、
地域のスポーツ大会とか、会社のレクみたいので使ったりとかそういうのはありますけど、日常的かつとそうでもないなというとこで、なかなかみんなが、誰もが使っている場所じゃ意外にないのかもなというとこもふと思ったりした感じですね。
けどね、歌としてはニッチな場所なんだけど、結構漫画とかだと描かれてるんじゃないかなと思うんですよ。部活とかで、地区大会とかで使う場所ってなると、地区の別のライバル校とのやりとりみたいなのって漫画だとよく描かれるじゃないですか。
03:20
地区だとこの競合校はあいつらだとか、あいつらはデータを元に分析する奴らだとか、このチームはワンマンチームですごい一人の才能ある奴がいるけど他はそんなでもないとか、そういうライバル校の奴らとの絡みみたいなのって多分こういう運動公園とかで行われてると思うんですよね。
そういう話って、結構漫画とかアニメとかだと定番な他校とのライバル関係みたいなのって多い話だと思うんですけど、急に歌とかになると全く描かれない世界観だなと思った。部活の大会とか。歌で描かれるスポーツって結構狭くて、それこそ白球を追いかけてる君を見てるみたいなぐらいのとかあると思うんですけど、
なんかね、サッカーとかを扱って歌とかも意外に少ないんじゃないかなと思うんですよね。ここを考えると、歌っていうとやっぱり共感性が重要だなと思うんですよ。みんな誰もが思い浮かべる図柄だと。それと本当に学校の学び屋でのワンシーンぐらいじゃないとみんな誰もが共感しにくいのかなというところですね。一方で漫画になると結構ニッチな方が受けたりするじゃないですか。
誰も扱ってないスポーツとかもあったら一気に人気になるきっかけになったりすると思いますし。そういういろんなスポーツを描くライバル校のいろいろやりとりみたいなのが型になっているみたいなところもあるのかなという感じですが、漫画で描かれる場所と歌で描かれる場所って結構違うんだなというのをちょっとふと思ったりもしたところでございます。
そんなわけで、なかなかレアな舞台設定であるこの曲を聴いていただきましょう。NGT48で緑と森の運動公演。