夜の麻布十番
ご当地ソング捜索隊ポッドキャスト、オバンです。
この配信は、日本各地のどこかを描いて歌い曲と、 その場所にまつがる話をしていく配信です。
お相手は私、MCワタンドです。よろしくお願いいたします。
さあ、今回紹介する曲は、桜坂46の「条件反射で泣けてくる」という曲です。
この曲は、2022年リリースの曲というところで、 比較的新しい曲になっています。
描かれる場所は、東京都港区にあります、 麻布十番という街なんですね。
いやー、都会ですよ。
麻布十番、立地から言いますと、 地下鉄が2本通ってまして、
南北線、そして大江戸線が2本通って、 そこが交差する場所という感じになってますね。
港区ですからね、大都会ということで、 これまで麻布十番が描かれる歌というのは、
本当に夜の街、そして大人の街という感じで 描かれることが多かった街なんですよね。
日が沈んでから尻尾に隠れ家的に飲みに行くという感じで、 男と女のしめっぽさのあるような歌が描かれる。
そんなのがよく似合う街というイメージです。
それに対して今回のこの条件発車で泣けてくるという曲は、 桜坂46が歌っているということもあって、
グッと若者目線の曲になってます。
昔付き合ってた恋人とのデートスポット、 思い出の場所を思い出す中で、
麻布十番の風景がいくつか出てくるんですけども、
昼のデートスポットとして麻布十番が描かれるんですよ。
これがなんとも麻布十番の描き方としては珍しい、 新しいというところなんですね。
具体的な地名もちょっと出てきてて、 例えばピーコックというスーパーがあったりとか、
たい焼き屋のなにわ屋さんというのも 具体的な地名が歌詞の中で出てくるんですね。
昼っぽいですね、スーパーにたい焼き屋なんていうのは。
麻布十番であんまりこれまで 描かれてこなかったらしさが出てくるということで、
新しい切り口を描いたところで、 麻布十番からするとエポックメイキングな曲だなというところです。
昼の麻布十番
この曲を見ると、久々に降り立った街で、
あの時楽しかったな、あの時にこんな思い出あったよな みたいな感じで思い返すんですよ。
フラッシュバックするっていうかね。
いやーありますよね、きっと誰しも。
思い出の街、そして久々に降りたらすごい大好きだったな みたいなことを思い返す。
そんなところはね、感情としては共感できるかな というところの共感性もありつつ、
この麻布十番の新しい切り口というところで、
知らなかった、そういう街らしさもあるんだ みたいなところも見せてくれるのもいいんですよ。
知らなかった街の景色、切り解き方っていうのが 出てくるっていうのが今年ソングとしてはいいですよね。
結構この街としてはこういう歌い方みたいなのが 結構型にはまることが多かったりするわけですよ。
湘南とかも爽やかな昼日中のドライブみたいな感じで 描かれることもありますし、
そのドライブ爽やかさから若い人の恋愛みたいなスポットとしても 描かれるのがあると思うんですけど、
湘南らしさでガッツリサーフィンをストイックにやる人の話 みたいな歌があってもいいと思うんですね。
あるのかもしれないですけど、ちょっとまだ見つけられてないんですけど、
街っていろんな過ごし方があって、そこにいる人も多種多様で、
らしさっていうのも一面じゃないから、時間を変えてみたり、主人公を変えてみたり、
はたまた少しずれるだけで、街の見え方っていうのはガラッと変わるなというところは 感じられるなというところの名曲でございます。
街の多様性
あざぶ十番も夜だけじゃないと、昼にもおいでと。
そしてちょっとふわっと遊びにもおいでと。
そんな感じを思わせてくれる街の新たな一面が感じられる曲なので、
ぜひ知らなかった側面を知ってみてください。
そんなわけで聴いてもらいましょう。桜坂46、条件反射で泣けてくる。