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日本のどこかの歌と話お盤です。この配信は、日本のどこかの街を描いた歌1曲と、その街にまつわるエピソード、話なんかをお届けしていく配信です。
お相手は私、MCワタンドです。よろしくお願いいたします。
そんなわけで今回お届けする曲は、サカナクションの表参道26時という曲でございます。
タイトルの通り、描かれている場所は表参道。
ここはですね、東京都渋谷区にあります明治神宮から延びる日本で最も知られた参道と言っても過言ではない、表参道。ここが舞台になっています。
歌のね、描かれる時間帯もちゃんとタイトルに入ってますね。26時ということで、もう夜2時ですか。
山手線も終電終わっちゃったんじゃないかなということで、東京都心のど真ん中で終電後の時間、ここが舞台です。
描かれるのは男女の関係なんですけども、どうやらね、ちょっとボタンの掛け違いが何かあった2人なのかな、ちょっともう距離ができてしまって、お互い気持ちも離れてきているような2人が描かれてます。
でもね、デートはしてるんですよ。夜の都心でデートですから、ロマンティックな設定かなと思うんですけども、手握ってもちょっと汗かいちゃったりとか、どうやら距離があるなというのが描かれていて、なかなか複雑な関係に妄想がはかざる感じの曲になってます。
夜にデートするわけですからね、相当仲が良かったんだろうなというところなんですけども、恋愛は難しいですね。恋愛の話は置いといて、もうちょっと表参道を歌ってるっていうところなんですよね。
表参道って本当に華やかな場所ですからね、2人の関係がすごい華やかだったなっていうところを表すのにはいいかなと思うんですけども、一方でこの夜、ピークを過ぎた時間に描かれる2人の関係ということで、表参道の華々しい舞台から少し一歩下りてきているという感じなのかなというところも舞台設定から関係性が読み取れるところでもございます。
歌の最後に歌詞にはない歌詞というか、歌詞カードにない歌詞っていう感じですかね。246左折、そう聞こえたっていうような感じの歌詞があるんですよ。
246っていうのは青山通りとも呼ばれる通りで、表参道とちょうど交差する通りなんです。表参道を2人で歩いていって、246に左折する、つまり表参道から道を外れるっていうことになるんですよ。
そう聞こえたと、道を外れろという声が聞こえたっていう意味になると、2人が歩いてきた表参道という華やかな楽しかった時間から別の道を進んでいったらどうだというのがちょっと耳によぎったという、分かれる決断をまさに瞬間の曲とも言ってもいいのかなという歌なんですよね。
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このね、道を曲がる歌詞にも書かないで左折という表現とか、246というのは一時関係で道路、表参道から外れるんだなっていうのを、すごい暗優というか遠回しに表現して、そこの歌の到達点を表しているのかなと思うと、場所の使い方が上手いなというところですね。
街の構造みたいな、役割分担、表参道って華やかな場所から、青山通りも華やかなところであるんですけど、機能的な通りになるのかな、246は長い道でもあるので。
そういう意味で、通りの役割も踏まえたことで2人の人間関係を表現するっていうのは、なかなかすげえ表現方法だなということで、さすが坂のアクションというところも感じれる表現になってますね。
街の位置づけを生かして表現するってあまりなかったなと思うので、これは他にない地域の歌い方だなというところでもございますので、ぜひぜひ楽しんでいっていただければと思います。
夜に聴くといいのかな。そんなわけで聴いていただきましょう。表参道26時坂のアクション。