地域と人間性の探求
お晩です。この配信は、地名が出てくる歌が好きなワタンドがお届けするポッドキャストです。よろしくお願いします。
今日の話は、地域らしい人間性みたいなのってどうなのかなという話です。
テーマとして最終的に違う結論になるかもしれないですけど、そんな感じのことを話します。
久々に地名が出てくる歌1曲を取り上げた話です。
2024年にリリースされた、ノアさん、シンガーソングライターの方の歌で、初恋キラーという曲があります。
その歌の中で3つの地名が出てきます。
下北で捕まえたハンサムボーイ、下北で遊んだ、間違えた、渋谷で捕まえたハンサムボーイ、
下北で遊んだハイセンスボーイ、新宿待ち合わせハイスペックボーイ、
ということで、出会った男性と合わせて地域のことが書かれているというふうな言い回しになっています。
面白いですよね。
ナンパなのか合コンなのか、はたまた何か別のものかわからないですけども、
地域ごとらしさをなんとなくはらんでたりする。
渋谷ハンサム、下北ハイセンス、新宿ハイスペック。
そういう人いるかもな、みたいな感じがあっていいなと思います。
これを聞いてて、出会った町らしい人ってあるのかなと思ってて、
それこそ僕がこれまで合コンに行った時とかに知り合った人がその地域らしかったかというと、
まあそんなことはないわけだよね。
全然渋谷で飲んだ人が渋谷っぽかったかというとそんなことはないし、
もうちょっと特徴的な町、どこだろう。
それこそ錦糸町とか、錦糸町で出会った人がそうっぽかったかというとそんなことはないよね。
一方でさ、こういう地名が出てくる歌とかだと、〇〇の男、
それこそ北島サブローさんの函館の女とかね、
あと湘南の男とかね、
そういう地名&男&女みたいな歌は結構あるんだよ。
それは多分、ああ函館っぽい女性ですねとか、
大阪の男性といえばこんな感じですよねみたいな、
みんななんとなくイメージがあったりするじゃない。
今の時代はそういうのは言わないほどいいのかもしれないけどもしかしたら、
レッテルバリーみたいなのよくないのかもしれないけど、
一方でなんとなく地域らしい人ってのがあったりするわけじゃん。
一方で東京、下町出身の誰々とかだったらちょっとね、
その人らしいイメージはあるかもしれないけど、
例えば山手線の河原、大塚に住んでますとか、
中央線の国分寺に住んでますとか、
そういう人がいたとしてもその地域っぽいっていう感じにはあまりならないんだよね。
その違いって何かなというふうに思った時に、
育った場所かどうかっていうのが多分大きいんだろうなというふうに思うんだよね。
大人になってから長く住んでたとしても、あくまで大人になってから住んでる場所じゃん。
歌を通じた考察
その人の人格形成には多分影響してないと思うんだよ。
ライフスタイルには影響してるかもしれないけど、
やっぱりその人らしさを作るには結構育った時の価値観だとか、
文化背景っていうか大阪弁みたいなのかもしれないし、
お笑いが好きでそういったお笑い的な壺だとかいうのを意識するっていうことかもしれない。
一方で東北の方だからイメージ的には奥行かしいみたいなイメージがあるとか、
そういったのはどちらかというと地域環境だとか文化環境だとか、
そういったのに影響されて幼い頃から染み付いたもので結構その人らしさを構成してるものかなと思うんだよね。
一方で大阪に大人になってからの話になると、
大阪でひどい話、ちょっと極端な例だけど、
例えばよくたこ焼き食べてるとかって言ってもあまり人格とは別の話じゃん。
あくまでライフスタイルの話であって。
よくサーフィンに行きます。湘南住んでますと。
行ったとしても湘南らしいなと思うかもしれないけど、
なんか幼い頃海を見て海に対して特別な感情を抱いてるみたいな、
ちょっと価値観の部分とはまた少し違ったりするのかなと思うんでね。
そういう意味で地域と地域で出会った男性、地域で出会った女性みたいな、
男性女性に分けなくてもいいんだけど、
そういった地域と人みたいな区別ってなんかしやすいし分かりやすい時もある一方で、
あくまで育った場所、自分の人格が形成されたものなのかどうかっていうのが結構大きいんだろうなっていうのをちょっとふと思いました。
そういう意味で表現としてこの歌は、
渋谷で捕まえたハンサムボーイが、渋谷らしいからハンサムっていう話ではなくてね、
渋谷とハンサムみたいなちょっと別の次元の話として組み合わせるからなんか面白いのかもなって思ったんだよね。
大阪の明るい人ってなるとそれは多分明るいっていう部分が大阪の文化背景にひも付いてるのかなっていう気もするけども、
新宿のハイスペックボーイみたいな、別に新宿だからハイスペックっていうわけじゃなくて、
ハイスペックな人と新宿という場所で会うとどういう相乗効果があるのかなと。
新宿っていうちょっと雑多な街にハイスペックな男が来ることでちょっと違和感があるという見え方なのかもしれないしね。
下北で遊んだハイセンスボーイとかだとさ、
神話性があって下北の人たちっていうのを読み方もできるかもしれないんだけど、
一方でハイセンスな人が下北に来ちゃったことで、なんかすげえうるせえなみたいなガチャガチャこだわりさらにいつも以上に言ってて、
こいつしゃらくせえなみたいな感じの読み方もできるかなと思ったりする。
そういう意味で地域とその人の個性っていうのはね、育ちなのか、今偶然の巡り合わせなのか、
そういった意味でも少し見え方が違ってくるなというふうにちょっと思いました。
そんなわけで、今回は地域と人の個性の掛け合わせという話でした。
最後に言ってたまとめと一緒だった?違ったかな。
そんなわけでまた次回お会いいたしましょう。
おばんでした。