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2025-12-19 17:06

配信339:埼玉はなぜいじられるのか──地域をディスる自虐の作法

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ご当地ソングには地域をポジティブに歌うものが多いですが、中にはあえて自虐的にディスった表現をする作品もあります。歌に限らず地域の伝え方として、自虐的な表現をすることはここ15年で定番になりました。今回は、ご当地ソングの自虐論についてのお話。


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ご当地ソングが好きすぎるワタンドによる、偏愛に満ちた街と音楽についてのポッドキャスト。毎週金曜に配信予定です。愛するご当地ソングを取り巻くすべてについて話をします。


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ワタンド

「ご当地ソング」や「地名が出てくる歌」のコレクター|2児の父|仕事はまちづくり|東京・府中にいます|よさこいの踊り子|推している日本酒は「喜正(東京)」「伯楽星(宮城)」 

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サマリー

このエピソードでは、埼玉に関連するご当地ソングや自虐的な表現の背景が探られ、地域文化の理解とそのコミカルな伝え方について議論されています。また、花輪による曲作りや自虐コンテンツの進化に焦点が当てられています。埼玉県の自虐的な文化について考察され、県民の持つ独特のマインドや地域への愛着が語られています。自虐の伝え方やご当地ソングに関する難しさと、埼玉が持つ文化的な背景が探求されています。

地域と自虐的表現の発展
ご当地ソングが好きすぎる、ワタンドによる偏愛に満ちた街と音楽についてのポッドキャストです。
愛するご当地ソングを取り巻く全てについてお話をしていきます。
ご当地ソングは、愛を歌った歌が多いなというふうに思います。
愛中とちょっと重いかね。
なんていうか、ポジティブな感情というか。
地域を前向きに受け取って描くということが多いんじゃないかなと思っています。
幼い頃の楽しい思い出みたいのもあるでしょうし、この地域が好きだという共同愛なんかもあるでしょう。
ちょっと傷ついた気持ちを歌う歌だとしても、地域が癒してくれるとか包み込んでくれるみたいな感じで、地域自体はポジティブに描かれているなというふうに思います。
そんな歌が多い中で、一部は地域をあえてディスる、いじるというふうな形で描く歌もあります。
今回はこの地域をいじることで描くというふうな自虐的な表現の仕方についてちょっと迫りたいと思っています。
結構地域をPR伝える中で、自虐的な手法というのはこの15年ぐらいで定番になったかなというふうにも思います。
歌に限らず、自虐的に伝えるコンテンツというのは結構あるなと思うんですよね。
例えば漫画、お前はまだ群馬を知らないというふうな作品があります。
これは群馬のちょっと文化みたいなところを面白おかしく半分いじりながら伝える漫画になっています。
この作品以降、結構漫画でもいろんな地域をネタにした作品って増えたなというふうに思うんですよね。
またテレビ番組で秘密の県民賞というのがあります。
秘密の県民賞は各自治体の出身者なんかが地元の文化なんかをプレゼンするところで、
知らなかったみたいな伝え方が多いんですけれども、中には特徴的なものを出しながらいじる。
ちょっと自虐的に説明するみたいなことも結構定番だなというふうにも思います。
うちって全然何もないんです。こんな変わったとこあるんです。他にはないでしょう。
花輪と自虐文化
みたいなところをさらけ出して笑ってもらうみたいな感じですよね。
なんかこの自虐的な伝え方っていうのはずっと昔はあったわけじゃないと思うんですよね。
いつから笑ってもらうような見せ方が出てきたのかなというふうにちょっと考えてみました。
比較的新しい自虐コンテンツとして飛んで埼玉というふうな映画がありました。
実写映画にもなって埼玉を舞台にして埼玉をネザーにした作品になっています。
この作品元は1980年代にあった漫画が原作になっています。
当時はあまり認知度はそこまで高くなくてニッチな作品だったんですよね。
話の数もそんなに多くなくてこれを注目した方が映画に仕立て上げたというところなんです。
ただ1980年代にこの埼玉をいじる作品はあったというところなので
風土としてはそういった時代からあったというところなんだと思います。
一方でまだ埼玉に限ってそういう描かれ方をしていただけで定番の伝え方ではなかったなというふうにも思うんですよね。
これが自虐的に物事を伝えるのが一気に定番になったなと思うのが2003年です。
花輪による佐賀県という曲がめちゃめちゃヒットしたんですよね。
エンタの神様っていう芸人がネタをやる番組があったんだけども
その中で花輪が毎週のように出てきて佐賀県の歌を歌って
あんまりその佐賀がそんなに注目されてない中で
佐賀のあれやこれを誇張してと言いたい放題言うような歌で爆発的に受けまして
すごい流行りましたね。
さるで佐賀県の知名度も爆上がりしたし
地域をいじる、笑うというふうな伝え方というのがすごいメジャーになったし
みんなの共通認識になったなというふうに僕は感じています。
これ音楽だからこの地域をいじる伝え方っていうのがメジャーになったと思うんですよ。
それ以前にも飛んで埼玉のように他のコンテンツではいじって伝えるっていうのはあったと思うんですね。
自虐的に伝えるというものは。
他の伝え方だとどうしても深刻さっていうか
笑っていいんだか悪いんだかみたいなところがあったなと思うんですよ。
音楽で伝えると結構楽しさというかポップに軽やかに
そして伝えての顔も見えるっていうところで
笑っていいんだっていうところが合わせて伝わるので
それで地域を笑っていいというふうな言い方があるんだなと思われるようになって
他のコンテンツでも自虐が使いやすくなったっていうところがあるんじゃないかなと僕は思っています。
この2003年のヒット以降
2007年に秘密の県民賞のテレビ番組が始まったり
2013年にお前はまだ軍関を知らないの漫画が出てきるようになりました。
さらには2010年代には自治体が自ら自虐的なキャッチコピーでPRするっていうことも流行っていきました。
有名なやつだと
おしい広島県とか香川県のうどん県とか鳥取県のスタバはないけど砂場はある
そんな言葉とかは非常にバズってと言いますか知られるようになって認知されるようになったなというふうにも思います。
この自虐的な言い方というのが一気に市民権を得て
今では定番の伝え方メッセージの出し方の一つになったなというふうにも思います。
外部の伝え方と地域感情
花輪は佐賀県のヒット以降この地域をいじって伝えるというふうな歌を結構出してるんですよね。
埼玉県千葉県長野県とかもあったかな。
あと結構いろんな地域でご当地ソング作ってくださいと言われて作ってるみたいな曲もあるのでいろんなところで歌を歌ってます。
その歌を聞き比べると花輪が発明した地域のいじって伝える伝え方っていうのが見えてくるんですよ。
笑ってもいい、面白おかしく伝えても怒られないお作法みたいなのがあるなと思いました。
大きく二つあるなというふうに思ってます。
一つ目はエンタメの文脈で笑ってもいいことを伝えるということです。
歌で伝えるにしても真面目なアーティストが
うちの街には何もないっていうのをバラード上に伝えようと思うなら
本当に悲しくなっちゃったりとか泣き出しちゃったりとか嫌味に聞こえたりとか
そういう悲壮感が漂う可能性があると思うんですよね。
芸人がもひかんの髪型しながらベースをかき鳴らして一人で軽やかに歌うことで
これ笑っていいやつなんだっていうふうなのがセットで伝わると思うんですよ。
この花輪式ご当地ソングと同じようなフォーマットで地域を歌っているアーティストで
ヤバイTシャツ屋さんというバンドがいます。
このアーティストはコミックソング的な感じでネタが伴う歌を結構リリースしているアーティストなんですね。
コミックバンドだからヤバイTが歌うんだったら笑っていいネタで言ってんだなっていうのが文脈として伝わるので
ヤバイTが地域を歌えば笑っていいやつだっていうのが合わせて伝わるなというふうにも思うんですよね。
さっき言った地域のキャッチコピー自治体が出しているやつも
おしい広島県とかは有吉が言ってたりとか
うどん県とかもちょっとコミカルさのあるかなめじゅんが言ってたりとかっていうので
あんまり悲壮感がなくちょっと楽しい感じのメッセージなんだなと
悲しいわけではないんだなと
涙を流しちゃダメなんだなというのがねちょっと合わせて伝わるなと思うので
誰が言うかっていうところでキャラクターと合わせて伝えられるっていうのが結構大切だなというふうにも思いますね。
ルール2つ目としては当事者性が大事っていうことです。
よそ者がいじるのはNGっていうことですね。
やっぱり身内自ら地元の民が地元のことを悪く言ってる
この構図が必要だなというふうに思うんですよ。
だから花和式ご当地ソングの中では必ず言い訳が入るんですね。
僕は地元の関係者です。
地元の知ってるものだから地元のこと言ってるんですごめんなさいだから許してねっていうのが入るんですよね。
佐賀県ではもちろん出身っていうふうに言ってるし
その他の歌でも千葉県っていう歌だと
花和が千葉県バカにしてんじゃんって思われないように
ふるさとは佐賀だけど実は小二まで浴び子に住んでたっていう歌詞を入れたり
埼玉県の歌でも
ふるさとは佐賀だけど実は生まれたのはかすかべっていう歌詞が出てくるんですよね。
そのほかさっき言ったヤバティが歌ってる
ドスへおこしやす京都っていうふうな中では京都をバカにしてるんだけども
彼ら大阪のバンドなんですね。
大阪が京都バカにしやがってって思われないように
この歌でも京都生まれっていうことをわざわざ自分たちのことを開示して
僕らは地元民ですと地元のことをわかった上で自虐してるんで
あなたたちの仲間です。
傷つけるつもりはないよプルプルみたいなことを言ってるんですよね。
めちゃめちゃ気使ってるんですよね。
怒られないように。
よそ者がなんか勝手言いやがって
っていう反感を買わないために非常にエクスキューズというか注釈というかして
ディスリソングを言うと
いやーちょっと気づかなきゃいけないという大変ではあるけれども
これが必要ということだなと思います。
このエンタメ的に面白おかしい人が言う
そして当事者ですという
この辺を抑えないとちょっと炎上するというか問題になっちゃう可能性があるなというところで
結構この地域をいじって伝えるっていうのは伝え方があるなというふうにも思います。
これは他のコンテンツでも同じように大切なお作法になってるなというふうにも思います。
県民賞でももちろん地元の芸人とか地元出身の芸能人が楽しい感じで
自分はここ出身だけどっていうようなことを言った上で言いますよね。
必要なんですね。
それがないとバカにされてるっていうのがちょっと強くなっちゃうんで
これ踏み外して笑えるものも笑えなくなった境界線というのがあるなと思うんですよね。
ニュースで年に1回地域の魅力度ランキングっていうのが紹介されることをご存知でしょうか。
47都道府県の魅力度っていうものを数値化して47番まで順位つけるみたいな企画なんですね。
これやるといつも再開になる北関東の自治体が起こるんですよ。
群馬県の山本知事が大体起こってるんですよね。
これはよそのようわからんコンサルが勝手にレッテル貼って
あなたは45番です47番です残念みたいなことを言ってるように聞こえるんだよね。
これ自らさ自分たちは魅力なくて美なんですよって地元の人がさ知事が自ら発信してんだったら
ちょっと面白おかしく聞こえる可能性はあると思うんだよね。
けどようわからん真面目そうなコンサルが勝手になんか数値化して伝えるみたいな
伝え方もなんか固いなんか面白おかしく伝わってないしよそ者だし
花和式ご当地ソングの重要なポイントを2つ踏み外して伝えちゃってるんで
あれはダメな伝え方自虐的に扱えないなって伝え方だと思うんですね。
外部のコンサルが伝えるんであればあくまで上位のものだけ伝えるべきであって
下位の順位45番とか46番を出しちゃうとまあそりゃ揉めるようなと起こるような
っていうのは伝え方だなというふうに思います。
埼玉県の自虐文化
自虐中の自分の弱点をさらけ出すことである種こうなんか他人に攻撃される前に
なんか自分が弱いんですよっていうのは予防戦的なところもある防御スキルかなと思うんですよね。
そこを踏み越えて勝手によそから攻撃されるとまあそりゃいい気分はしないよな
というとこで自虐の伝え方は難しいなというふうに思います。
この自虐の伝え方が定番になってきたんですけども
歴史と合わせて振り返るとやっぱり埼玉っていうのが際立ってるんですよね。
埼玉県は自虐の王様自虐の神様だと言えると思うんですよ。
これはやっぱり歴史があるなというふうにも思ってます。
さっき言ったように古くは飛んで埼玉の作品が80年代からあったっていうところなんですけども
いろんなコンテンツが80年代には既に生まれてるんですね。
埼玉の古いご当地ソングとして知られているなぜか埼玉という曲があります。
アーティストは埼玉安蔵さんという人が歌ってる不思議な曲なんだけども
あんまり何を言ってるかもわからないような曲なんだけど
とにかく埼玉のことをふわーっと言っててネタにされるような
埼玉何言ってんのみたいな曲なんですね。
これは1981年リリースなんですね。
また埼玉を揶揄した言葉の定番でダサイタマという言葉があります。
これも1980年代にタモリが言うようになって広まった言葉と言われています。
そんなもんだから80年代にはもう埼玉はいじられる自虐
僕らは何もないというところを本人たちも言ってるし
大概的にもその認識になるというところで
自分たちだけじゃなくて外も行っていい風な風土が早々に出来上がっていた地域だなというふうにも思うんですよね。
そんなもんだから埼玉は結構自虐ごとの関心の的で
昔から何で埼玉はそんな自虐が成り立つんだということで
調査研究の対象にすらなってました。
モルモットですよね。埼玉。
ご当地ソングの意義
ある調査の中で県民の意識調査データみたいなものが出てました。
その中では埼玉県民の面白い特徴が書かれてたんですよね。
県民の人は地域の埼玉のことを住み続けたいと
愛着があるという感じで思っている数値が非常に高く出ていたそうです。
ポジティブですよね。全然自覚する要素がない。
だけど誰かに自慢したいという風な数値はすごい低かったそうなんですね。
ギャップがあったんです。
この住み続けたいっていうのはやっぱ便利で今住んでみていいという風に思ってるんだけども
わざわざ外に紹介するような観光地とか
うまいもんとか爽快せんべいみたいな感じでなくて
武器がないなと対外的な武器がないなということで
ここのギャップがいじりの要素になってたのかなという風なことが書かれています。
外に対してPRできるものがなくて自虐するだけじゃなくて
内心ではもう住み続けたいよといいよと便利だよという風に思ってたというところからすると
ある種自分たちは自分たちで満足してるっていうところなんですね。
自分たちは満足してるから誰かに何かを言われても大丈夫。
内面ではちゃんとプライドがあるからこそ矢表にも立てる。
そういったところが埼玉県民のマインドとしてあるんじゃないかというところがレポートの解釈として書かれていて
なるほどそういうところもあるのかなと思って
ある種幸せな立場でもあるからこそいじられても平気という風な立場が確立できたんじゃないかという風なことがありました。
いろんな地域が埼玉的に自らの地域を自虐的に伝えるという風な手法は定番になっていったんですけれども
それを使いこなすというところは埼玉と同じようなマインドなのか
また本当に何もなくてちょっと何とか伝える方法ないかという中では
乱されたものなのかでは違うところがあるのかなというふうにも思いました。
ご当地ソングでも自虐マインドを伝えるというような伝え方は定番にはなってきてはいるんだけれども
なかなか扱い方が難しい。さっきの注釈がいっぱいあったように
花和式のポイントを2つ押さえた上で伝えていくということも必要なので
結構なかなか自虐ソングは定番でもありながら面白がる人気のスタイルでもありながら
なかなか難しさがある難易度のある手法だなというふうには
ちょっと改めて感じたところです。
そんなわけで今回はご当地ソングの自虐論というところで
自虐をもって地域を伝えることについて少しお話をさせていただきました。
この番組では放送した話内容に応じて1曲最後に紹介させていただいてます。
今回はもちろん花和式ご当地ソングの内容から定番にもなった
埼玉県という曲を紹介したいと思います。
さなわが歌う埼玉県の歌は実は2つあるんです。
1つは佐賀県と同じ時期にリリースされた埼玉県という歌があります。
その後に2019年の飛んで埼玉の上映に合わせてリメイクしたり作られた
埼玉県の歌というものがあります。
の歌がつくんですね。2019年にリリースされたものは。
これほとんど同じでサビとかも一緒なんだけれども
もともとの歌の方ですね。
おっぱいがどうとかという歌詞があったりして
映画の曲にするには微妙だねというところで
歌詞を調整してリメイクされたのが埼玉県の歌というものになってます。
2パターンあるのでよかったら聴き比べてみてください。
今回は飛んで埼玉バージョンではなく
オリジナルの2003年にリリースされた埼玉県
こちらを今回の放送のテーマソングにさせていただきたいと思いますので
よかったら合わせて聴いてみてください。
そんなわけでご当地ソングが好きすぎるでは
皆様からのお便りなんかも募集しています。
番組の概要欄で投稿フォームを設けていますので
番組への感想などのお便りですとか
企画のご意見なんかもお待ちしておりますので
ぜひお寄せください。
またSNSでの拡散なんかもお待ちしていますので
よろしくお願いします。
その他Spotifyでの高評価もお待ちしています。
お施設が欲しいです。
その他Xですとかノートなんかも書いて
地域や歌についてのコンテンツも発信しているので
合わせて覗いてみてください。
そのわけでまた次回お会いいたしましょう。
オーバーアンドでした。
17:06

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