ライターからのスタート
編集長、佐野と、
広報の、戸板が、本づくりのプロセスをみんなと共有する、ポッドキャストです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回はですね、どんな本か、どんな本を作るかというところを、概要をお話しした回になったんですけども、今回は、
この本づくりを通してライターから編集長になる、なりたい、その心は、というテーマで話していきたいと思います。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい、じゃあもう本題、その心は、ズバリ。
その心はなんですけども、端的に言っちゃうと、ライターなんですよ、もともと。ライターとして仕事してきたんですけど、
そこから、編集長にキャリアアップするために、本を作るっていうのが、一番端的な理由なんですよ。キャリアアップしたいがために。
ちなみにライターとか、フォトグラファーもやってらっしゃる、やってらっしゃったって思うんですけど、何年くらいですか?
えっと、
ざっくり、ざっくり。
10年経つか経たないか、記録に残って終えるのが、2016か15くらいの記事が、書いてたなこれって終える感じです。
じゃあ結構なキャリアじゃないですか、と思うんですけども。
意外とね、年数だけで言ったらね。
いやいや、いつもそういうこと言うから、サノさん。
いやー。
これフォトキャストには入ってないみたい。
はい。
めちゃくちゃ首を振ってるサノさんが私の前にいましたけども。
キャリアシフトの理由
そもそもそのライターから編集長になりたいって思った最初の記憶というか、初動っていうのはどういうところだったのかなっていうのはちょっと聞きたいなって思います。
正確にこのタイミングっていうのがあったわけじゃないんですけど、もうライターをやりながら薄々思っていたのが、家にいてパソコンの前にいて、ひたすら文字に向き合い続けるっていうのって苦手なんです。苦手だなって。
気づきなんですか?それとも変化?
割と最初からそうだった。
そうなんですね。
そう。
じゃあその10年間はそれに対してどういう気持ちでやるんだみたいなふうに向き合ってきたとか。
そこで行ったら頼ってもらえるのが嬉しくて、だから期待に応えたいと思って、結構必要以上に頑張ってた感じはあるかな。
でももちろん今もありますよね。頼られたり、お仕事いただいたりしたら嬉しいという中で。
嬉しいからもう過剰にバッと振りに行くみたいなのがね。
そうなんだ。
あるんですけど。
スマートに振ってるように見えるんですよね。
いやー、基本ボロボロになってます、いつも。
そんなボロボロではないかと、自分でちょっとずつちょっとずつ気づき始めたのもあるんですかね。
うん。若い頃っていうか、ライター始めたのがそんな若い頃じゃないけど、初めて何年かとかは普通に自分の集中できなさを体力でカバーできてたんですよ。
なんか集中力途切れ途切れだけど、でも夜中までかけてちゃんと終わらせるとかね。
やってたんだけど、それがやっぱ年を追うごとにできなくなってくる。
そうなんですね。
年取りたくねーって話なんですけど。
取っちゃいますからね。
ね、そうそうそうっていうのがあったかな。それを本当に年々感じるようになってきた。
し、なんかそうなってくると、コストパフォーマンスとかタイムパフォーマンスとか悪くなってくるんですよ。
そうですよね。
ってなるとね、なんかお金も稼げなくなっちゃうし、お客様に納めるものも品質悪くなっちゃうし、やだなーっていう気持ちはずっと持ってましたね。
確かに。
他のことでもそういう感じですか?
例えば写真とか、その他趣味とかで書いたり、日記だとかっていうのもちょっとしんどいですみたいな感じですか?
現場に行く系のことは全然しんどくないっていうか、
すごいですよね。
意味のわかんないスイッチが入って。
確かに、私これまで佐野さんの仕事現場じゃないですけど、撮影現場とか、ライティングの現場はあんま見たことないですけど、ある中でなんか走ってますもん、基本。
すごい走ってるし、意外と指示出すし、ああしてこうして言うし、
あとインタビューの時なんかはね、延々話を聞いて、こうですねとかって言ったりするし、
なんだけど、文章を書く時だけやっぱりそこだけきついみたいな状況がね、
去年とかそれくらいからなんかちょっと見逃せなくなってきちゃって、どうしようどうしようって思うようになったかな。
じゃあそこが大きくなってきた、自分の中で大きくなってきた部分もあって、今回ちょっと編集長というか、編集の仕事の実績作りみたいな感じで、本にチャレンジしようみたいになったっていうイメージなんですかね。
うん、そう、なんかね、シフト、キャリアチェンジ?キャリアアップ?みたいなこともあるし、
ちょっとその、書くっていう仕事だけじゃなくて、もうちょっと広い視点から書かれる仕事になった方が、多分楽しいし、
活躍できそうっていう感じはあるかな。
編集者の定義と挑戦
じゃあもう完全に次のステップに行きたいみたいな感じですね。
本当にそうですよね。
それをね、わざわざ本を作って、そういう次のステップに行こうとするっていう。
そうですよね、でも確かに、企画とかディレクションとかの立場の人とやり取りすることもある中で、
なんか自然の流れなのかなってちょっと思います。
あー、そうかもね。
あんまりびっくりしないで。
もともとは、1ライターとして、ここ取材行きますって言って、分かりましたって言って、調べたりとかして取材に行って、
取材も、インタビューも、執筆も撮影も全部なんかやっちゃうタイプなので、
ふわーって行ってきて、そこでやってたんですけれども、なんかこう回数重ねるにつれて、
取材のチーム作ったので、それの他のライターさんの記事のチェックとか、任されたりとか、
あとそこの次に、取材の企画書、取材手衣書って言ったりするんだけど、それを自分が作るようになったりとか、
で、やってたら今度は、例えばお客様、メディアを運営している組織の方が直接のお客様になって、
その方がどこどこに取材行ってほしいんですけどとかってやるんですけど、
そのお客様との直接のやり取りも、なんか自分が担当するようになって、みたいな感じで、
なんかあんまり明示的に編集者ですとは言ってなかったんですけど、
なんか1ライターからやる仕事がどんどんどんどん上流というか、企画側にちょっとずつ寄っていった、
みたいな経験があったから、なんかね、全くのゼロから本を作るとか、企画やるっていうわけじゃないんだけど、
でもとはいえ、あんまり明確に私編集者です、編集の仕事やってます、みたいな、そういう感じでは言ってなかったかな。
言ってなかったですよね。
申し訳なくて言えなかった。
言っちゃったらいいんじゃないかっていう議論も私はあると思うんですよね。
でもほら、編集っていう仕事がすごそうだなっていうのもあるのと、
ちょっと分からないじゃないですか、仕事の定義、職能の定義が、ライターだったら文章を書くんですね、みたいなね。
確かにめっちゃある、それも。
もちろんね、ライターもいろんなライターさんいるからね、一括りはできないんだけどね。
確かに、さっきもちょっと話しましたけど、このね、収録が始まる前に、
編集の定義ってなんだろうとか、取材ってどこまでやるのが取材でしたっけ、みたいな話をちょうどさっきしてる中で、
確かに。
これ1本取れちゃうねみたいな話で落ち着いてますもんね。
あったね。
奥深いじゃないですか、やっぱり。
多分、皆さんそれぞれの編集の、編集者の定義とか取材の定義って持ってると思うんですけど、
意外と自分の中でも、長く続けていると、あ、俺の取材ってこういうもんだな、みたいなのは出てきたりするかな。
ですよね、それ。ちょっとそれは後に深掘りしたいので、これやると、またまたこう1時間、2時間、3時間コースなんで。
紙の本の意義
戸板さんが大変なことになるっていうね、編集してくれるのが戸板さんなんでね。
ありがとうございます。
あ、そうだ、それと最後に1個聞きたかったのが、なんで紙にしたのかっていうポイントですね。
そうね、今回はそのウェブメディアとかじゃないし、電子書籍でもないし、電子書籍も作るんだけど、基本は紙の本で出しますようになって、
なんかもう単純に紙の本の方が作りましたって見せた時のインパクトが違うからなんです。
確かに。
今までほぼほぼウェブメディアだったんです、自分が書いて載せるものが。
確かに、私が知る限りでも。
で、たまになんか、なんだろうな、例えば行政の出版物としてを作るために自分が書きましたとかね、たまにあったけどね。
でもなんか、やっぱりこのウェブで書いてるんですよってお伝えした時に、見てもらえるのか果たしてみたいなのは結構あるんですよ。
その場で手渡せるってめっちゃ武器ですよね。
そうなんですそうなんです。
私やっぱり、たぶんなんか自分がそうなだけかなとも思うんですけど、物質として作ったものってなんか説得力が違う気がするんですよ。
責任感とか説得力とか。
更新できないですよね。
できないしね。
そういうところで説得力っていいかもしれない。
あと未だに自分もなんかちゃんと調べようって思った時って、ウェブでもAIでもなく、図書館に行って本探してくるっていうのがあるんですよ。
もちろんね、一冊見るとちゃんとまとまって載ってるからわかりやすいっていうのもあるんですけど、そういうなんですかね、謎の説得力があるから。
だからこそちゃんと本っていう紙の本にして、ここまでやりました、ここまでできましたっていうのを伝えて、
佐野さんにはこういう仕事頼めるんだなって思ってもらいたいっていうのが結構あるかな。
まさに実績というか、形としての実績もそうですけど、自分やったぞみたいなところもあると、
納得感とかもね。
こがましいですけど、佐野さんはその方が少し自信持っていただいた方がいいのではないかっていうところはありますから。
はい、自信ない人間なので。
たぶんライターつらい問題がある中で、とはいえ編集みたいなね、ちょっと企画みたいなところから加わってやってもらう仕事って、
そんなに誰にでもひょいひょい頼めるものではないと思うんですよ。
そうなった時に、この人はこの企画から販売して終わりまでちゃんとやった人なんだなっていう実績として見せられるものがあると、
企画から仕事をいただく入り口にもなるんじゃないかなっていうのは、今のところうっすらと感じてます。
構想があって、狙いがあるぞということです。
ありがとうございます。
はい、そんなところで。
次回のテーマなんですけども、さっきも話した編集の定義とは、佐野さんが思う編集とは、みたいなところをちょっと深ぶっていきたいなと思います。
理想の編集チーム
分かりました。
なんかほら、先輩の素晴らしい編集者の皆さんに、なんか怒られそうな気はするんですけど、
まあでもね、自分なりのね。
本ですから、これ佐野さんの本ですからね。
これプレッシャーになってるから大丈夫かな?パワハラかな?
自分でプロジェクトやるってそういうことだろうな、そういうプレッシャーも受けながら責任感を持ってやるもんだろうなとは。
そうかもしれないですね。
楽しさも感じながらね。
はい、楽しいと思えるようなサポート体制を築いていきたいです。
お願いします。
理想はなんかちょっとマジな部活みたいな感じだといいなと思ってるんですよ。
ちょっとマジで、なんかこう相反してていいですね。
あのほら、すごく一生懸命やるし、いい成果を残したいくて頑張ってるんだけど、
でもちゃんとわきあいあいしてるし、なんかお礼も言えるし、あれ大丈夫?みたいな声かけあえるしみたいなね。
声かけ大事ですからね。そういうのやりましょう。
大事にしながらやらせていただいております。
やります私も、佐野さんに対して。
お願いします。
いやでもね、お礼とかね、ありがとうとかごめんねとかね、大事ですよ。
気遣いというか心遣いですかね。
あとスタンプめっちゃ押しまくるとかね。
スタンプやってますから、やりますよ。
これとかね、お化けとかね。
お化けとかいっぱいやりますからね。
ちょっと盛り上げていきましょう。
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今すごい祈ってますからね、私たち。
よろしくお願いします。
ということで、それではまた。