編集プロセスの探求
編集長佐野と、広報の戸板の本作りのプロセスをみんなと共有するポッドキャストです。
さて、今回は前回のお話ですね。ライターから編集長になりたい、その心は?というところの、なんとなくの続きで、
前回出てきた、編集ってどういうふうに捉えますか?っていうところを深掘っていきたいんです。
で、佐野さんがこういう編集長になりたいっていうのをどんどん聞いていきたいんですけど、いかがでしょうか?
なんかね、編集長っていうものを見たことがないから、あんまりあれなんだけど、そもそもなんですけど、
ちょっと直接の答えとはずれちゃうんですけど、今まで、いわゆる制作系の、作る系の仕事をずっとやってきたんですよ。ライターとかね、フォトグラファーとか。
ありがとうございます。そうなんですけど、こうやってプロジェクトをやるにあたって、作るっていうところ以外のところをちゃんと経験したいなって思ったんですよ。
作る以外。
でも、前回も話してましたけど、ちょっとずつ触れてはいたじゃないですか。
まあね、一応ね。
それをもうちょっと本腰入れてやってみたいよ、みたいなイメージですか?
そうそう。例えば、作る、例えば文章を書きますっていうのがあって、その前段階には企画があったり、
そうですよね。
あとプロジェクトメンバーを集めたり。
どういうコンセプトの文章を書いていくかとか、メディアにするかとか、誰に書いてほしいのかとか、ってとこですよね。
あと、どういう人たちに向けて、どんなことを届けたいか。
読んでくれた人にどんな気持ちになって、行動変容って言うとあれだけど、どんな気持ちを新たに次のステップにいってほしいなとかね。
ちょっとでいいんですよね。
そうそう。
これをクリックして、これを見てほしいとか。
それを見越した上で、こういう取材しましょう、こういう企画にしましょうってやって、ライターさんとか、デザイナーさんとかにお願いをして、実際作り。
作るっていうところは、自分がそんなに噛みすぎず、お願いはするけどね、チームの中に入ってくれた人にお願いやっていただくようにして、
作り終わったら、今度はプロモーションというかね、こういうの作りましたって発信するところとか、クラファーもやるし、
今回そうですね。
あとね、書店営業みたいなこともするので、そういうことも責任持って担当してやっていくみたいな。
そう思うと、めちゃくちゃ長いですね。改めて自分でやってる側が言うのもあれですけど。
言いながら怖いなって思ったかな。
今どこにいるかとかは一旦置いといて、そのプロセスとして長くないかって今、
長いです。
思いましたし、でもそうやって雑誌とか本とか、私たちが手に取るまで、それだけの段階があって、って思うと尊いです。
ねえ、なんかプロジェクトをやるようになってから、ちょっと本を取って見るときのなんか視点が変わるというかね。
ここ大変なところだなみたいな。
あと最近もなんか、表紙見て一番後ろ見てどういう人たち作ってるのかなってちょっとチェックしてとか。
ちっちゃいところですね。ディレクターとか書いてあるところですね。
そうそうそうそう。
確かに。
そんなことをするようになっているんだけど、でもやっぱり自分がそういう風な、作る以外のところを気にしながら進めていくっていうのを実践しているからこそ、
他の方どうやってるんだろうというか余計に気になるしね。
でもそういうことを、制作以外のことをやりたいっていうのがあって、そこをちゃんと実践できるし、
制作以外の重要性
編集長って何ができるようになったら編集長なんだ?みたいな。
いやー、それですよね。
そこで言うと今のところ、ちゃんと人に買ってもらえる本を企画して作って売り切るをちゃんとになるのが編集長なんだろうなって今のところ自分の中であるんです。
仮説ですね。
そう、仮説としてね。
私実際なんか本当にいろんな出版社とかでやられてる方とかは、実際そこを常にプレッシャーも感じながらずっとやってると思うんですよ。
なので、最初の一発目で自分が同じようにできるとはそれは思わないんですけど、少なくともやらないとわからないところだと思うんで、そこを実践しながら勉強してます。
なんかね、脳筋みたいな感じですけどね、こういうね。
いやでも、どんな本読んでもわかんないことって出てきちゃうじゃないですか。
ここはわからなかったわーみたいな。やったらわかるみたいな。
そうか、情報としては理解できるんだけど実感できないみたいなね。
わかんないけど、ライターのお仕事をやるときにライティングの本とかって読みました?
読みましたけど、あのね、それほど役に立ったかと言ったらそうでもない。
多分きっとそれってライティング以外の分野でも起こるじゃないですか。
写真もいっぱい現場に出ていっぱい撮った方が感覚値でわかるみたいなのってあるんじゃないかなって思うんですよ。
そこで言うと、ライティングの本とかも役に立たないとかって言うんじゃなくて、読んで知識つける。
それだけでいきなり書けって言われたら書けなくて。
実践して書いてみて、あれ?ってなって、で本読んで、あ、これかって思って。
そうするとなんかね、こううまくいかない実感があるから、これをやったらいいんだっていう理解が深いんですよ。
の繰り返しな気がしているかな。
確かに。具体と抽象を聞きするといいって、私一回誰かに言ってもらったことがあって、まさにそれだなと思って。
結構抽象なのが本かなと思って。
分かってるようで分かってないみたいな部分も正直出てきちゃうじゃないですか。やってないってみたいな。
でもそれをやることで具体に落として、でまた本を読んでみたいなのを言ったり来たりするのかなって今は。
そこは本当、なんか、編集者になるにはみたいな本ってあんまり読んだ。一応読んだことはあるんだけど、
知識としては分かったつもりになっているだけで、これはもうやらないと分からないし、
あんまり簡単に編集ですって名乗っちゃいけないなって実感はあります。
でもそれで言うと、佐野さんはもしかしたらやらないと分からないのではないか、ような可能性があるんじゃないか。
それはめちゃめちゃあります。
私も人のこと言いますけどね。
私もね、実践するタイプだからね。
やっちゃえやっちゃえみたいな感じでやっちゃうんで。
でもすごいそれは気持ち分かるし、やったからこそ見える景色って絶対あるなって思っているので。
そっか、そこで言うとね、インタビューを結構長いことやってきて思ったのが、
知っているとやったことあるの差って恐ろしくでかいっていうことです。
あー聞いたことある。
多分この差の大きさっていうのも、自分が実践者にならないと実感できないと思うんですよ。
そうだし、実践している人って語れるじゃないですか、自分の実践を言葉で。
あれすごいかっこいいなって思ってインタビューしてたんです、今まで。
結局かっこいいとか、やってみたいとかって強いんですよねって思って。
もしかしたらいい歳になってとかって言われてるかもしれないけど、
でもかっこ悪いことわざわざやろうと思わないというか。
自分の中でかっこいいって思うのは肯定的に捉えられるものじゃないですか。
こんなにこれまで何本もポッドキャスト撮ってきたってあれですけど、結局かっこいいは強いっていう。
結論シンプルっていう。
このポッドキャストもそんなキレキレにしたいわけじゃないけど、
でもせめて聞きやすい、わかりやすいとかかっこいい形にはしたいなと思うし、
あとちょっと打ち合わせで言ってた、まずは編集チームのみんなと、
本に出演してくれるみんなに聞いてもらいたいよねっていうのがあるので、
かっこよくしつつも伝えることは伝えるってやるしつつも、
あーダメだ話題がずれたね。
実践と成長
大事なポイントですから。
そういうことを考えながら、
っていうのも実践したからこういうふうにした方がいいよねってわかってきたことがある。
そうですよね、確かに。
本も最終的に作って編集を経験しました、
編集というか作業としての編集を経験しましたっていうところ、
プラスアルファでちゃんと誰かに届けて買ってもらってっていうところまでやったら、
自分の思い描く編集長になっているのではないかっていうところですよね。
一応仮説でね。
ここは仮説ですけど、我思うにってことですよね。
全然それをいっぱい繰り返していく方が楽しいんじゃないかなって私は思うんで、
全然いいと思います。
たぶんね、途中とか終わった後にまだまだだったなってどうせ思うんですよ。
そうですよ。
だし、やり切ってわかることってあって、
まだまだだったなっていうのもやり切らないとわかんないし。
まあそうですよね、確かに。
あると思うんですよね。
あるとも思いますよ、きっと。
さっきも言った人生一回目なんで、
そうですね。
結局人生一回目なんでもう結果わかっていることなんてないんじゃないですかと思うんですよ。
といったさんもそこで言ったら、
接点っていう企画ずっとやっているじゃないですか。
そこもたぶんやってみてわかったことの連続で、
それでアップデートし続けているんだろうなって感じは。
アップデートし続けられているかちょっと不明なんですけど、
いろんな人と会う中で、こういうのいいよねとか聞いて、
ああ、そうなんだって。
制作プロセスと意識の変化
聞いたらとりあえずやってみるみたいな感じで、
自転車です。
それな気がする。
自転車ですみたいなところ。
だから結局今日話してもらった編集長、こうありたいんだよねみたいなところも、
コロコロ変わるのはあれかもしれないですけど、
ちょっとずつマイナーチェンジしてっていいんじゃないかなって思っていて、
だから宣言ポッドキャストみたいな感じじゃなくていいかなって思います。
今のところみたいな。
それでまたこの1ヶ月後とか、
2ヶ月後で本実際出して売れたくれないがわかってきてってなると、
どんどんまた編集長のあり方みたいなのがさんざん変わってくるのかなってちょっと思いました。
今現在も本当にちっちゃな意識の変化はやっぱり続いていて、
人に頼むときのどのあたりのレベルで投げたらいいかっていうのもあるし、
やばい、その話も聞きたいな。
あとお金の話とかね。
今回って純粋に仕事の企画とはちょっと違う体裁を取っているとはいえ、
ただで人に働かせるわけにはいかないし、
こっちも資金潤沢なわけじゃないから、
じゃあどうしようかっていうのも今走りながら考えているところではあって。
やばい、聞きたいな。
ちょっとメモっといていいですか。
お金の話。
お金の話と、あとチームの話。
いつもさんあさんが頼れるようになってきましたみたいに言っているじゃないですか。
そこの申し訳なさ的なところってまだあるんですかとか、
仲間感出てきましたみたいなところとかを聞きたいですっていう。
申し訳なさみはずっと感じています。
申し訳なくはないですけど、
そこをもっと気持ちよくお願いできる考え方があるといいじゃないですかっていう。
やっぱり仕事であっても、
例えばボランティアとかそういうものであっても、
やっぱり楽しく参加してもらうのが一番いいなと思うんですよ。
そうですよね、いずれにしても同じ時間をかけるのであればっていうところですね。
リーダー、自分はどういうリーダーであったらいいのかなとかも考えて、
最近こうかなっていうのもちょっと見えてるんですけど。
それも聞きたい。
じゃあちょっとメモをお願いします。
リーダー、やばい、これやばいです。
毎回次のネタがどんどんグッてきちゃっていますって思うんで。
意外と自分は人に質問することは多いですけど、
問いかけられることがあんまりないので、
そういう時間にしましょう。
問いかけられるといろいろ出てくるもんだなってちょっとびっくりしてます。
出てきます。
はい。
出てきます。もうすでにいっぱいあるので、
ここからまた次回何に絞っていこうかっていうところなんですけど、
でもやっぱり一旦最初話してたところの取材ってどこまでですかみたいなのは、
クリアにしておきたいかもって思って。
そうですね。なんか自分結構スラッと取材って言っちゃうけど、
取材とインタビューの違い
戸田さんにも言われたけど、ハッとしたんですけど、
取材とインタビューって明確に分けてるんですよ、俺。
私はちょっとそこを聞きたいって思います。
深い話できたらいいな。できるかな?
聞きたいですよ。
なんかその、ライター書くことは結構苦しくなっちゃうけど、
話は聞きたいし、取材は好き。
って明確におっしゃってたじゃないですか。
そうね。
だから取材?インタビュー?あれ?下調べってどっちに入るの?
とかっていうのが私はすごい気になって。
下調べもね、楽しいですよ。
奥深い。佐藤さんに下調べを語らせる回もいいと思うんですけど。
そんなないですからね。
世の中のリサーチャーさんとかから比べたらこんなビビったるもんですけど。
とはいえでも楽しめてるじゃないですか、その下調べ。
たぶんみんなでやったら楽しいです。もっと楽しいです。
それをずっと佐藤さん話してるから、その極意をちょっと佐藤さん的な。
極意って言うとちょっと大げさだけど、こういうリサーチ、下調べしてるよとか、
もっとこうできたらもっと楽しいのになって話はできたらいいかもしれないですね。
結構これはたぶん具体的なところに落とし込む話だと思うんですけど、
その下調べとか取材とかインタビューとかって、
実際の動作に落とし込むとどこになるのかっていうのがイメージ湧いてくると、
あーなるほどねーってなってくるなーって私は思ってるので、
そこを落とし込む時間に次できるというか。
佐藤さんすごいね。
褒められてます。褒められてます。
まさに下調べって取材だけじゃなくて、企画に絡んでくるんです。
そうですよね。どっちかっていうとそっちの近くか。
取材と企画の間ぐらいなんだけど、個人的には何なら企画がぼんやり固まってきたら、
そこでの下調べもやりたいぐらい。
じゃあもう細分化すると何回でもできちゃいますね。
たぶん段階あると思います。その時その時に必要な下調べが。
確かに確かに。ちょっとそこを聞きたいです。
じゃあそういう話も次回しましょうか。
今日出てきたヒントはメモったので、また次回順を追って話していきたいと思いますので。
ありがとうございます。
皆さん聞いてくださってありがとうございます。
応援の仕方ですけども、聞いていただいたらシェア。
良かったぞこの人たちは。一言添えてシェアいただいたり。
インスタグラムもアカウント開設してますので、そこでここのポッドキャストをちょっと編集して公開もしていますので、
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我々も積極的にエゴサをしていきましょうか。
マジか、エゴサやんなきゃ。
そこもエゴサしてるので、ハッシュタグとかでね、本作りみたいなのをつけてもらったりとか、
メンションしてもらったりすれば積極的に飛んでいきますので。
泣いちゃう。
ぜひ泣かせてください私たち。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それではまた。
バイバイ。