00:00
こんにちは、おあです。第178回目の今日は、【キラキラ朝礼の衝撃】ポエムに支配される学校、というテーマでお話ししていきます。
今回は本当はですね、11月24日に行われる、あのスタイフフェスです。
そのお話をする予定だったんですけれども、ちょっとですね、全部吹っ飛んじゃいましてですね。
またそのスタイフフェス応援放送についてはですね、後日改めて放送したいと思っております。
さあ皆さん、見ましたか?あの小学校の朝礼がすごすぎるっていう衝撃映像。
この映像はですね、先日ノンフィクションライターの中村敦彦さんがボイシーのプレミアム会員向けの有料放送で紹介されていたものですので、まだご存じない方もいるかもしれません。
私自身、これはあまりの衝撃映像で、さすがの私もゼックというか、まあ呆然としてしまいましたね。
その中村敦彦さんの放送の方で紹介してリンク貼られていたYouTubeチャンネルは、大元映像ではなくてですね、一部の切り取り映像だったっぽいんですよね。
子供たちの顔なんかも全部ぼやかされていましたよね。
なので、私はその大元の映像により近いと思われる9分ぐらいのぼかしも入っていない、さらに子供たちの後日の感動のセリフみたいなのが入っている映像を見つけたので、今回のこのチャンネルではそちらの映像をリンクを貼っておきますので、ぜひそちらを改めて見ていただきたいと思います。
この映像は福岡県立玄陽小学校、川村真由美先生の小学2年生のクラスです。
おそらく2010年ぐらいに撮影されたものではないかと思われますが、実際に世に公開されたのはどうも2014年だったみたいなんですね。
倫理法人会というキラポエ伝道のトップ組織に使える居酒屋チェーン、てっぺん代表の大島さんという方が2014年にご自身のFacebook上に公開したということで、それが賛否両論を呼び、どうやらテレビでも取り上げられたらしいですね。
その当時の記事がネット上に残っておりましたので、かいつまんで一部をご紹介していきます。
ついてるついてる!と生徒絶叫小学校の居酒屋挨拶訓練に賛否。2014年5月20日の記事となっております。
とある小学校で行われている朝礼の様子が動画で公開され、ネット上で議論が起きている。
やったらできる!やったらできる!やったらできる!教室に子どもたちの絶叫が響き渡る。
03:04
福岡の公立小学校の2年生のクラスで行われている朝礼だ。
女性教師はまず、「2年3組キラキラ朝礼始めます!」生徒がイエーイ!と超ハイテンションで絶叫する。
次に挨拶訓練として、「おはようございます!おはようございます!ありがとうございます!ありがとうございます!」と全員で前後左右にお辞儀しながら叫ぶ。
その後も女性教師と共に手を叩いたり、拳を突き上げたりしながら、「スーパーハッピー!いつもニコニコ楽しいクラス!」などと何度も叫んでいる。
夢宣言というコーナーでは、生徒一人一人が夢を語り、また全員で、「ついてる!ついてる!あなたは最高!あなたは最高!信じよう!」と大声を出す、かなり奇妙な光景だ。
涙が出るほど素晴らしい!と、動画は4600件以上シェアされ、2000を超えるいいねがついた。
自然と笑顔になれる!涙が出そうになるほど素晴らしいっす!子供の無限の可能性を目覚めさせる予感がする!元気いっぱいの子供たちを見て感動した!という声。
全員で体を動かしながらポジティブな言葉を叫ぶことで、自分に自信がついたり、友達と一体感を感じたりすることができるという。
実際、動画では、恥ずかしがりやだったけど2年生になって挨拶訓練を始めて自分がすごく変われて嬉しかった!と女子児童が涙を流して話していた。
一方、ツイッターなどでは批判が殺到している。
あんな小学校入ったら不登校になるわ!ポジティブ軍団みたいで怖い!なんでこういうブラック的なものを教育現場に持ち込むのか!
ブラック企業の研修のようなものが小学校で朝礼として行われていることに驚愕する声が多い。
居酒屋絶叫朝礼はその仕事を選んだ従業員がやっているのに対し、小学校では普通はクラスを選べない。
小学校低学年でひたすらポジティブであるようにと叩き込まれることは、人間なら当然あるネガティブな感情を抑圧してしまうのではないかという指摘もあった。
私ね、本当にね、好奇心旺盛なんですね。
なのでこういう異常、変な世界を見るとね、やっぱりもっと知りたくてたまらなくなっちゃうんですね。
というわけで、今回このカバムラ真由美先生について私、調べてみたんですよ。
このカバムラ真由美さんという方は、1993年から2018年まで約27年間、公立の小学校の先生をされていたということで、今おそらく55歳前後と推測されます。
06:01
今は黒船カンパニーというキラポエ電動組織の一員として有方塾という、今流行のまさにSNS企業系っていうんですか。
自己啓発系ビジネスっていうんですか。
自己実現ビジネス系、工学メンタルセミナー講座系の講師として活躍されているそうです。
この方は本も出版されていまして、2017年に千字出版というところから子どもたちの光る声という書籍を出されていまして、各種雑誌や新聞にも取り上げられ、教育、子育て、少年育成分野で広く紹介されているということなんですね。
この有方塾の受講料は大体10万円前後で、青森、宮城、福岡、徳島、香川、出雲、名古屋、熊本など全国各地で教室が開かれていると。
私今回彼女のyoutubeの講座の様子とか動画いくつか見せていただいたんですが、彼女の語りはもう完璧でした。
間の取り方、視線の動かし方、涙をこらえるタイミング、1時間以上の講演で一度も手元の何かものを見たりしません。
聴衆は息を呑んで会場全体が一体化しているんですね。あれこそトークのプロ。
彼女は界隈ではエピソード系講演家と言われているそうで、彼女の鉄板の感動エピソード集みたいなのがあるわけですよ。
リストカットの後を失くして亡くなった教え子さやかさん。
暴力的になってしまった少年しゅうくんの後世。
父を亡くした少年の再生物語。
声を失った孫娘を支えたおばあちゃん。
彼女はまさしく倫理法人界が生んだスターですよね。
その伝導するキラポエ思想を忠実に完璧になぞっているスター教師ということみたいなんですが、
こうなってくると彼女が語っている数々の感動エピソード、どこまで本当の話なんだろうかと。
まさか全部が作り話なわけないよねって思っちゃうんですけどね、どうなんでしょう。
これだけの泣かせるエピソードを次から次に1ミリの淀みもなく語れる。
これが全部嘘としたら、私は完全に洗脳される自信ありますね。
この彼女の講演を聞いて、どのエピソードが本当で、どれが嘘なのか見分ける方法をご存知の方いたら、
ちょっとこっそり教えていただきたいんですけどもね。
カルトのマインドコントロールの手法みたいなのを完璧に使いこなしていらっしゃるじゃないですか。
これが全部意図的ということなんですか。
すごいですね。だとしたらね。
09:03
私はね、なんかこう根っから素で、天然で、純粋にこういう教育が素晴らしいと思い込んでやっているようにも見えてしまうんですよね。
ご自身がやっていることが本当に正しいと、真則を信じてやっているようにも見えるので。
改めて教育って恐ろしいなって、神ひとえな世界だなと思いますよね。
でもちょっとこの映像をね、初めて見ちゃった時はもうあまりのショックにちょっと夫とか子どもたちにもちょっと見せちゃったんですよね。
もう一人では抱えきれないということで。
でもね、あのこの先生を逆にものすごく慕って、こんなに泣いちゃうくらい感謝感激感動している子どももいるわけじゃないですか。
で、もうね、1年生の時はぜひ学校行けなかったんだけど、2年生になって真由美先生の暮らしになって、もう一気に学校が楽しくなって、学校に来るようになりましたみたいな。
泣いてる子ども全員が泣いてるわけじゃないですか。
で、もうね、1年生の時はぜひ学校行けなかったんだけど、2年生になって真由美先生の暮らしになって、もう一気に学校が楽しくなって、学校に来るようになりましたみたいな。
泣いてる子ども出てきましたよね。
で、こういうこの親にとってはおそらくこの河村真由美先生はもう神だと思います。恩人でしかないと思います。
こんな素晴らしい先生はいないってなってると思うんですよ。
で、うちの子がもしね、このクラスの先生のクラスだったとして、私はウェーってなっちゃうかもしれませんが、でも自分の子が実際ね、めっちゃ楽しいって。
学校めっちゃハッピー。ついてるついてるってスーパーハイテンションで毎日学校喜んで通っていたとしたら、ね、いやそれ洗脳じゃないって心の底で思ったとしても、子どもは実際楽しいって言ってるんだとしたら、
親の私はおそらく何も言えないですよね。
毎日楽しそうにスーパーハッピーついてるついてるキラキラ元気いっぱいってね、投稿してるわがこう、止められるわけないじゃないですか。
しかもね、別にこの先生は大罰をしているわけでもなければ、心理的な虐待を行っているわけでもありません。
この先生がやっていらっしゃることは法律上は何一つ問題ではないはずです。
で、この学校の校長先生や教頭先生もおそらくこのカバムラ学級素晴らしいクラスということで認めていらっしゃるはずなんですよね。
なのでそんなところに私がですね、あの先生のクラスのやり方ちょっと変だと思うんですよとかね、ちょっと気持ち悪いんですみたいなことを言ったとて、
いやそれってあなたの感想ですよね、バイヒロイキみたいな感じでスルーされて終わりにゃと思うんですよ。
もしくはただのモンスターペア連と扱いされて終われるはずなんですね。
この一連の映像を見た後ね、次女がね、言ったんですよ。10歳の次女なんですけどね。
私も多分最初は、これ無理って思ったとしても、いいからいいからとかってみんなでね、無理やりやされているうちに、
だんだんなんか楽しくなってきちゃう気がするって言うんですよ。
12:02
やってるうちにだんだん楽しくなってきて、そのうち何とも思わなくなっちゃって、いつの間にかあのクラスに馴染んでね、
自分も楽しくキラキラやってるタイプじゃないかと思うって言ってたんですね。
それなと、それよと、もうそういうことなんです。
もし最初うわーって思ったとしても、毎日そういう環境に置かれていたら、そして周囲がみんなそういう文化価値観だとすると、
そしたらそこにいる自分もだんだん染まっていくものなんですよね。
それは当たり前なんですよ。人間の適応能力っていうのはそういうことなんですよ。
そのことは前回の177回の放送でも話している通りです。
その放送のコメントによしよしさんがしてくださって、私そこにも返信したんですけど、子供が毎日楽しいってね、言ってるとして。
それが果たして本当にただ楽しいなのか、ただの洗脳なのかの見極めっていうのはものすごく難しいと思いませんか。
こういう教育を若い子がクラスの中で受けていたとして、基本的に親は知り得ないんですよ。
授業参観なんかでこれを正々堂々と見せてもらえるんだったらまだしも、
もしも私が教師だったとして、統一教会の信者だったとしますよね。
ガチで自分のクラスの子供たちを洗脳する気満々だったとしたら、私は絶対にバレないように少しずつうまく洗脳していくと思いますよ。
こんな真由美先生みたいなあからさまにわかりやすくバレバレな形でやるわけないじゃないですか。
そういう意味ではこの真由美先生はまだ前任というかね。
私だったらこのYouTubeで自分の洗脳っぷりを全国に公開するようなバカな真似はしません。
絶対保護者さんや地域の方々に目をつけられないようにうまーく子供たちを手名付けて信用させて洗脳すると思いますね。
つまりそういうことがいとも簡単に叶えられてしまう特殊な空間が教室という場所なんですよ。
あんな真っ白いコンクリートの箱の中に子供たちを毎日5時間も6時間も閉じ込めてね。
学級王国を築き上げて教祖のように振る舞えてしまう教師。
違法権として教師が何をやったって許される学校という箱自体がやばいんですよ。
だからカルト宗教と全く同じだなと私が思ったのはそういうことなんです。
カルト宗教もネットワークビジネスもキラポエ学校も構造は全部同じなんですね。
共通する5つの危険構造というのがあるということなんですけど。
1つは閉鎖性ですね。内部で完結する世界。外部の価値観を理解できない。間違っているとみなして内側だけで通じるルールが形成されていると。
15:07
2つ目が情報遮断です。外の声を適当みなす。外部の批判や異論を悪意嫉妬と処理して内部の情報だけが循環しているということですね。
3つ目が権威性です。上の言葉が絶対。教祖とか教師とか成功者など上位者の言葉が正しいとされて疑問を持つこと自体が反逆とされる。
4つ目が同調圧力です。空気が支配する社会。輪を乱すな。みんなやっているという雰囲気が行動規範になっているということ。
5つ目が自己責任論です。被害者が罪を背負う構造。問題が起きても信仰が足りないとか努力が足りないとかやる気がないと個人のせいにされるということですね。
組織は免責されるということです。これらの5つはお互いに支え合って閉じたシステムを作り上げているということなんですね。
つまり閉鎖された教室という密室の中で情報が遮断され権威が絶対化し空気が支配し個人が責められ結果誰も逃げられなくなるというまさにカルトと同じ構造なんです。
だから学校でこれだけパワハラやセクハラが起きてしまうというのはそういうものを生む環境が完全に整えられているわけなんですよ。
洗脳とか支配とか圧力とか暴力とかセクハラパワハラを予防しようとかって個人の努力でどうにかできるというレベルじゃないんです。
この学校という構造自体が無理ゲーなんです。個人の資質とか意識を何とかするというレベルではどうにもできない環境なんですよ。
そもそもこんなカルト的環境を作り上げておいて、そこに力関係が全く違う教師と生徒を一緒に入れておいて、それで教師に問題を起こすなっていう方が間違ってるわけですよ。
例えるなら、ライオンと羊を同じ檻の中に入れておいて、ライオンに羊を食べちゃいけないよって言ってるようなものでね。
私はね、この河村まゆみさん、攻めきれないなーっていうところがあるんですよ。
意図的なマインドコントロールよりもね、善意ある支配の方がはるかに強力で厄介で、周囲には見抜きにくい恐ろしいものだと思うんですよね。
だからね、この学校という場所がいかに危険な装置なのかということをね、現場で頑張っている先生方はいっぱいいますけれども、その先生方は本当に分かっているのかっていうところなんですよ。
18:03
私はね、そこね、ほとんどの先生方が無自覚であるということに対して、私はずっと警鐘を鳴らしたいというかね。
この教室というね、場所が大変危険な場所であるという認識がね、多くの現場の先生方には徹底的に欠けていらっしゃるように私からは見えるので。
だから私はちょっとね、先生方を信用しきれないというのはそういう意味なんですね。
相当な人格者でない限り、ああいう学級王国と言われるような教室の閉じられた密室の中でですね、まともな精神を保っていられる人の方が私は少ないんではないかなっていうふうな疑いがずっとあってですね。
だからちょっとね、すいません、学校の先生方を本当のところでは信用しきれていないというのは、そこに私はあるわけですね。
このね、今回のキラキラ朝礼の映像、もう私もね、本当に衝撃を受けちゃいましたけど、逆に言うとすごく学びましたね。
これは本当に学校の問題が凝縮しているというかね、私も改めていろんなことを考えさせられましたので、ちょっとまだまだね、このことまた別の機会にですね、掘って少しずつ自分なりに紹介してお話ししていきたいなと思っております。
お聞きくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう。いいね、コメント、フォローお待ちしています。