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こんにちは、おあです。第161回目の今日は、【あなたの知らない不登校の世界③】ということで、前回、前々回に引き続きお話ししていきたいと思います。
今、不登校のこのための居場所を作ったり、フリースクールやら、オルタナティブスクールやら、じゃんじゃんできて、学校以外の選択肢こんなにあるよって、学校行かなくて大丈夫だよって言われ始めているのにもかかわらず、
34万人もの子どもたちが、タイタニック号から海に飛び込んだと言われているのにもかかわらず、その子どもたちを救出しようと粘っているイカダやボートにたどり着いて、無事別の船に乗り込んでいると確認できているのは、そのうちのたったの11%なわけです。
9%が公的な機関ですね、教育支援センターなどにつながっていると。
残りの80%の子どもたちは一体どこへ消えてしまったのかというお話です。
結論から申し上げますと、ここまで引っ張ってきて本当に申し訳ないんですが、実態は不明なままなんです。
おそらくほとんどが引きこもり状態になってしまっているんじゃないかと言われています。
誰もその実態を正確に把握できていませんから、あくまで推測なんですけれども、学校の先生方やあちこちの不登校の親の会の方々のお話から推測するに、家から出られない状態になってしまっているのではないかと。
なんでね、もううちみたいに学校キャンセル界隈ウェイ!ホームエディケーションウェイ!なんてね、やってる親子なんてほぼいません。
みんな心身を病んで家にこもってしまっているっぽいんですよ。
こうなってからじゃやっぱり遅いんですよね。何度も言ってますけど、不登校は初動が命なんです。
私はね、だからそんなにまで子供たちがズタボロになるまでね、ギリギリ限界まで学校に行かせようとするということに関して警告を鳴らし続けているんですよ。
もうタイタニック号に乗ってたら危険だよって。
なんとかね、私たちもイカダとか用意してるから、イカダなりボートなり、なんとか泳いでたどり着いてほしい。死なないでほしいって思ってるんで。
学校がやばいよって知ってもらわないとね。
うーん、この難しい話わかる?
ただね、いろいろ調べていってわかってきたんですよ。
なぜイカダまで、ボートまでたどり着けないのか。
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そこにもいろいろな事情が絡んでいるらしいんですよね。
一つがね、学校の立場なんですよ。
まずね、お子さんが学校に行きたがらないっていうことに関しては、保護者さんは最初に担任の先生に相談するわけですよね。
担任の先生としてもですね、なんとか学校に戻ってきてほしいと思いますので、でも自分の力だけでは限界だと思いますと、
まずスクールカウンセラーさんを紹介したり、せいぜい自治体が管轄する教育支援センターのような公的機関を紹介するということになるわけですね。
つまり、学校としてはですね、学校の中でなんとか問題を解決したいと思っているわけです。
私はね、当初ね、学校もっとね、こんなあちこちフリースクールとかあるんだから、そういうとこもっと積極的に紹介してくれればいいのになって思ってたんですよ。
まあでも、よくわかってきたんですね。
いや、そんなの無理だと。
学校の側からね、民間のフリースクールなんて紹介できるわけがありません。
それってね、保護者から見たってね、もう学校がお手上げって言ってるようなものなんですから。
学校には責任があるんですよ。
いやーもう私たちのとこでちょっともうどうにもできませんで、ちょっとよそを言っていただいてもいいですか?なんてね、言えるわけがないんです。
そんなの無責任なんですよ。
しかもね、フリースクールなんてね、誰がね、何の目的でやってるのかなんか、全然わかりませんからね。
怪しい、もういいとこじゃないですか。
じゃあもしね、よくも知りもしないでね、外部の機関をね、紹介しちゃったとして、そこが万が一、とつかヨットスクールみたいなとこだ、やばいとこだったらどうなると思います?
もう責任問題に発展しちゃうんですよ、そんなの。
最近だってあったじゃないですか、すだちってね、不登校ビジネスの大変な団体。
もう大変な騒ぎになってましたよね。
ああいうことになっちゃうわけです。
当然保護者側も、やっぱり心の奥底では、もう一度子供に学校に戻れるように、行けるようになってほしいわけですから。
でも行ってくれなくて困ってるというわけですよ。悩んでるわけなんですよ。
そんな保護者さんに向かって、担任の先生の口から、
ああ、まあお子さん、学校が合わないんだとしたら、学校以外の選択肢もいまいもいろいろ今はありますよ、なんてね、紹介してみてご覧なさい。
保護者さんはね、見捨てられたって感じちゃうんですよ。
学校は冷たいと、無責任だと、私たちをもうお手上げだと言って放り出すつもりなんだと。
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しかも100歩譲って、その紹介するフリースクールがね、無料で利用できるんだったらまだマシなんです。
違いますよ。フリースクール、月5万とかですからね。
そんなの紹介されたって、保護者さんからしたら舐めとんのかって話じゃないですか。
という学校の立場として、無理というのが一つ。
もう一つはね、保護者さん側のメンタルブロックみたいなものでね。
それはフリースクールって聞くとね、やっぱり一般的な普通の保護者さんからすると、二軍落ちみたいなイメージが拭えないんですよね。
こちらのスタイフでも放送してますし、ノートの方にね、オルタナティブ教育って何?という記事で分かりやすく分類表を出してますので、そちらをぜひお読みいただきたいんですけれども。
そこで解説している通り、今のこの日本には国が認めた一条校という学校と、国が認めていない無人化校という、大きく2種類があるわけなんですよ。
当然フリースクールっていうのは、国に認められていない無人化校なわけで、実際ぶっちゃけ、うぞうむぞうの世界なんですね。
フリースクールと一言で言っても、本当にピンキリでですね、長く古い歴史を持つまともなフリースクールもあれば、ただの塾とかね、怪しいなんか宗教、信仰宗教がバックにいそうなとことかもね、儲け主義に突っ走ってるようなところとかもね、いろいろあるわけなんですよ。
しょうがないですよね。何の免許も持たない人たちが勝手に作ってやってるわけですから。
誰も質の保証はしてくれません。
つまり、タイタニック号から飛び込んで、海に飛び込んでね、その子供たちを、助けるよ、こっちで待ってるよって言ってるね、イカダやボートの中にも、さまざまな変なボートもあればまともな船もあるというわけで、それはなかなか見分けがつかないわけですよね。
だからね、保護者さんとしては、タイタニック号沈みかけかもしれないけれども、それでも一応ね、国が作った立派なタイタニック号なわけで、先生方もみんなしっかりした免許をお持ちなわけで、公的な国が認めた一群な学校、できればそっちに何とか戻ってしがみついて生きていってほしいというのが、
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保護者さんとしての親心なわけですよね。いくらね、イカダとかね、ボートをね、こっちも大丈夫だよ、こっちおいでよ、楽しいよとかって言われたって、まあ怪しさ満点じゃないですか。
本当に子供をね、そのイカダなり、船に乗せて、ボートに乗せて、大丈夫なのか?不安なわけですよね。
しかもね、ここポイントですよ。タイタニック号なら運賃は無料なんです。ところがこの怪しいフリースクールとかオエナタイムレブスクールみたいなところってね、大した船じゃなさそうなのに、有料なんですよ。
ね、乗るんだったら運賃払えって言われるわけですよ。まあ選択肢としてありえませんよね。
というわけで、沈みかけたタイタニック号に戻るも地獄。イカダ、ボートにね、金を払って乗り込むも地獄と見えるわけですよ。
じゃあそういう親御さんの気持ち、よくわかりますよね。
だとしたらね、でもそれでも不登校親の会とか、不登校関連の本とかも、講演会とかもいろいろあるわけだから、そういうところにもっと情報を取りに行ったりしないのかなって思ったんですね。
でもそういうところに来るのも、またものすごく難しいことなんだっていうことがわかってきたんですね。
なぜならですね、さみだれ投稿とか、つきそい投稿とか、保健室投稿とか、まあなんとかいけるようにってずるずるずるずるやってるのって、1年ぐらい結構やっちゃってるんでね。
その間は不登校にはなってないんで、不登校とは思ってないんで、不登校っていうキーワードであんまりね、いろいろ情報を集めたりはしないみたいなんですよね。
なんですけど、とうとうお子さんが一歩も動けなくなってしまって、家から出られなくなってしまうと、そこで初めて不登校というキーワードが視野に入ってくるわけなんですよ。
でもこの頃にはですね、相当親子ともども追い詰められてしまっている状況に陥ってますので、まほこさんはほぼ引きこもり状態。もしくは家の中で暴れているかどうか。
で、お母さんご自身もですね、近所でね、まもとさんに会えば余計なアドバイスをもらって疲弊しちゃったり、お父さんからはね、お前が甘やかすからだって責められて、じいちゃんばあちゃんからも、学校くらい行けないって将来どうするのよとかってなじられて、
ご近所さんの目も冷たくて怖いわけで、職場には毎日も謝り通しで、こんなことじゃもう仕事を変えるかやめるしかないという状況になってしまっているわけですよ。
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で、はたまた学校に相談すれば、あたし生涯かもしれないって言われて、もう限界まで来てしまっているわけなんですね。
なので、ここで何か情報を集めるとしたら、不登校を解決する方法とか、私はこうして子どもを学校に戻すことに成功したとか、不登校の直し方みたいな、ハウツーボンみたいなのに頼りたくなってしまっているわけなんですね。
どうしたら子どもが学校に行けるようになるんだろうかということで、頭がいっぱいになってしまってますので、ものすごく視野が狭くなってしまってますんで。
そこに巣立ちのような危険な不登校ビジネスが忍び寄ってきてしまうわけなんですよね。
そんなどん底まで行ってしまった保護者さんのうちのほんの一握りの人だけが、やっと最後の気力を振り絞って、不登校親の会にやってくるというわけなんですよ。
つまり、そういう不登校親の会という外部の集まりに、そもそも出かけていけるだけのエネルギーがまだ残っているラッキーな方が、やっと来るということで、外に出られる状態を保っていられる人の方が少ないというわけなんですよね。
あとは、やっぱり不登校親の会があるよって言われたとしても、単純に不登校の親同士で話して何になるわけとかって思っちゃうらしいんで、保護者さんたちとしては不登校の解決をあくまで求めているわけですから、今すぐに自分たちの家庭の状況を何とかしてくれる人なり方法なりっていうのを探しているわけですから。
だから何?って感じで、そもそも必要としないっていう方も多いんだと思うんですよね。
あと、その不登校親の会も、実はピンキリなんですよ。
こう言っちゃうとちょっと怒られると思うんですけど、不登校親の会もガチャなんですね。
その不登校親の会をどういう人たちがどういう目的で集まってやっているのかというところなんですよね。
内田良子先生みたいな、本当に長年MOMOの会とか開催されているところは本当に素晴らしいですし、ぜひ行くべきだと思うんですけれども。
バックに行政があるような親の会っていうのは、なかなかどうでしょう。
そういうのは旗から見たんじゃ、なかなかどれが大丈夫なやつかっていうのは判別が難しいので。
そうやって大人たちがうおーさおーして大変だ大変だどうしたらいいんだってやっている中で、当人の子供ですよ。
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子供は自分でもどうして学校に行けないのかわからないんですよね。
なんだかわからないけど苦しい、つらいわけなんです。
みんながあんなに楽しそうに楽しく通えている学校に、なんで自分は行けないんだろうって。
自分は頭がおかしい子なんじゃないかなって人知れず悩んでいるわけなんですね。
お父さんやお母さんや先生たちが何とか頑張って学校に来れるようにって頑張ってくれている。
そんな期待に応えられない自分、罪悪感をずっと持って自分を責め続けているんですよね。
お父さんやお母さんや先生たちをこんなに心配させている自分はダメな子だって。
そのあたりの子供の内面の葛藤についても過去の記事で書いておりますので、ぜひリンク貼っておきますのでぜひお読みいただければと思います。
前回のアエラキッズプラスの記事をお読みいただいたらわかったと思いますけれども、
こういう不登校問題をこじらせるのかこじらせないかの大きな分かれ道になるのがやはりパートナー、夫さん、父親の存在なんですね。
お父さんが理解してくれるかどうかにかかっているんですね。
お母さんがやっとの思いで子供が無理して学校に行く必要はないなって気づいたとしても、
次の最大の壁が父親なんですよ。夫なんですよね。
不登校問題の最大にして最難関の壁が夫の無理解、夫婦間の圧力、家庭不和なんですけれども、
本当によく聞きますね。不登校問題が離婚騒動にまで発展してしまうんですね。
つまりこの日本においてはね、いまだに子供が学校に行くのか行かないのかという問題は、
一つの家庭を崩壊させるほどの大事件だっていうことなんですよ。
前回のアイラーキーズプラスの記事の尾沼さんのように、最後はね、
お母さんが世界を全員敵に回してでも私が子供を守り抜くと覚悟を決める方が多いんですよね。
私が防波堤になってこの後子供を社会の津波から守り抜くと、やっぱり母親は強いんですよね。
我が家もね、3年前、長女が学校に行かないっていう選択したときね、
何があっても私はあなたの味方って決意した瞬間みたいなのを今でも覚えてます。
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大げさじゃなくてね、不登校の家庭にとってはね、やっぱり戦いなんですよね。戦いが始まるんですよ、そこから。
でね、母親が子供の防波堤になると覚悟を決めたとき、やっぱりね、その一番身近なパートナーである夫さんにもね、
わかったと、僕もそんな君たちのさらなる大きな防波堤になるよと言って、全面に立って一緒に戦ってもらいたいんですよ。
なのにですね、なぜかね、多くの夫さんがね、逆に母子に襲いかかる津波と化してしまうパターンが、なぜかあまりに多いんですよね。
いやいや、なんで?一緒に戦ってくださいよと。なんであなたがむしろ、世の中側、津波側に回っちゃうんですかと。殺す気かと。
男ならね、何があっても妻の味方、子供の味方でいてあげてくださいよ。
でね、お母様もね、まあどうしてもやっぱりその夫さんがね、津波と化して、むしろ襲いかかってくるということで、
あれの命の危険を感じるのであれば、まあ残念ですけれども、そこは決意して勇気を持って起こそうとしてください。
場合によってはもう、離婚を突きつけてもしょうがないんじゃないかなと思います。
ただね、やっぱりね、できれば、それは避けたいですよね。大変ですしね。
あとやっぱり子供自身も、自分のせいでお父さんとお母さんが離婚しちゃったって思ってしまうと、
やっぱり一生自分を責めることにもなりかねませんので。
というわけでね、今回私がお勧めしたいプランはですね、いわゆる教育移住というプランになります。
以前にもね、何回か産孫離婚したことがあったんですけども、
私はね、自分の子供のために、お父さんとお母さんのために、
いわゆる教育移住というプランになります。
以前にもね、何回か産孫留学とか離島留学について私放送をしているんですけれども、
あと以前ですね、このスタイフ会の大人気パーソナリティでいらっしゃる仮面夫婦の株さんにね、
教育移住についてお話ししているコラボ放送会もあるんで、
それちょっとリンク貼っておくんでお聞きいただきたいんですけれども、
要はですね、離婚はしないでですね、
夫さんには仕事のために今まで通り、今のお住まいにご自宅に残っていただいて、
母子で別の地域に教育移住をするというプランをぜひご検討いただけないかなと思っているんですよね。
公立小中学校でもかなり自由な教育を行っているところもありますし、
自然豊かな学校を求めて、2拠点生活みたいなね、いいと思うんですよ。
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私だったらね、思い切って沖縄なんかいいなーなんて思いますよね。
今は仮想地域がね、移住を促進するって言って住居を無償で提供してくれたり、
iターン支援金みたいなのを出している自治体があったりするんで、
いろんな情報を取ってですね、いろいろな選択肢を模索していただきたいなと思っています。
ここまでお聞きいただいてお分かりかと思いますけれども、
今のこの日本においては、子供が学校に行かないという、たったそれだけのことで、
親も含め全ての人たちからも、子どもが学校に行かないという、
たったそれだけのことで、親も含め全ての人たちから問題で扱いされて、
懸念されて、改善されるべき存在にされてしまうということなんですね。
子どもが学校に行きたくないという、それだけのことから、
雪だるまのようにどんどん問題が大きくされていって、
最後は下手したらその雪だるまに押しつぶされて死んでいってしまう親子が後を絶たないわけなんです。
私が学校ごときで死んでいくって言ってるのはこういうことなんですよ。
信じられないと思いますけど、これが不登校のリアルなんです。
だからこんな過激なやり口を使って、
でもね、私が警告し続けなければならないっていうのは分かっていただけでしょうかね。
本当はこのあなたの知らない不登校の世界シリーズね、
今回で終わりにする予定だったんですけど、もう一個ですよ。
不登校問題の生き地引き、内田良子先生の講演会に行ってまいりまして、
そこで聞いてきた不登校を生き抜いてきた子どもたちの言葉っていうのをぜひ紹介したくて、
ちょっともう今日22分過ぎて23分になっちゃいますので、ここへんにして、
もう一回だけ最後、内田先生からの言葉をご紹介して終わりにしたいと思います。
では引き続き次回もよろしくお願いします。
失礼いたします。