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こんにちは、おあです。3児子育て中で、小学生の娘2人は、ホームエデュケーションを選択しています。
子どもたちが毎日を楽しく、自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるチャンネルです。
第52回目のきょうは、【オランダの教育 イエナプランとは】というテーマでお話ししていきます。
第29回目の放送で、「オルタナティブ教育って何?」という放送をしているんですけれども、
なので、ちょっと詳しくですね、今回はオルタナティブ教育というのは、もうご存知という前提でお話ししてしまおうかと思うんですけれども、
代表的なものとしてはですね、モンテスソーリ教育ですとか、スタイナー学園ですとか、サドベリースクール、イエナプラン、いろいろあるんですね。
中でも特にですね、今、日本で急速に広まりつつあるのが、オランダの教育のイエナプランなんですね。
有名なのが、長野県にできた大日向小学校・中学校です。
こちらは私立ではあるんですけれども、国に認可された初のイエナプラン学校ということで、当時ですね、全国から教育移住する家族がすごく増えたということで注目されて話題になったんですね。
さらに驚くべきはですね、昨年とうとう広島県にですね、公立のイエナプラン小学校ができたんですよ。
つねいしともに学園というらしいんですけれども、これもですね、本当に私のいる界隈では大変なニュースになりましたね。
このイエナプラン教育、どうしてこんなに日本で今受け入れられていて、人気があるのかということをちょっとお話ししたいんですけれども、
まずはですね、いわゆる日本でいう総合学習ですとか、個別探求型みたいなことってキーワードとしてよく言われていると思うんですけれども、かなりそれを実践しやすいコンセプトを持っているということと、
あとですね、やはり今の教育に足りない対話型、あと異年齢集団で構成されているということ、もう一つがインクルーシブ教育を実践しているということから、かなり人気が出ています。
このイエナプランというのは、もともとはドイツの教育者、哲学者であるペーター・ペーターセンさんという方が、イエナ大学というところで取り組んだオープンモデルの教育なんですね。
このペーター・ペーターセンさんは、1884年から1952年まで生きていらっしゃった方なんですけれども、もともとはですね、二度の世界大戦を経験して、もう二度と戦争を生まない社会を作りたいと。
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そのためにはですね、学校という場所を人間としての子どもをちゃんと育てる学校にしなくてはいけないというふうに考えたということなんですね。
子どもを工場の一歯車ですとか、軍隊の一兵士ではなくて、個性ある一人一人の人間として育てることを目指して、学校教育の在り方を見直そうとした取り組みがイエナプランというモデルだったんですね。
ペーターセンは、学校は利益追求の社会の道具になってはならないと。単に知識やスキルの伝達を効率的に行う機能のためではなくて、子どもも大人もみんながそれぞれ個性を尊重されて平等の価値を認められた共同体コミュニティであるべきだと考えたんですね。
そこから、対話と異年齢集団による学び合いというコンセプトが生まれています。
実際にはイエナプラン教育が広まったのは、生まれはドイツなんですけれども、実際広まったのはオランダでですね。現在オランダで200校以上がイエナプランを取り入れた教育を行っているそうなんです。
イエナプラン教育では、大人が一方的に何かを教えて、子どもが一方的に受け身で教わるという関係を否定しています。
イエナプランの学校では、異学年の子どもたち同士が一緒に教え合ったり助け合ったり学び合うために、比較ですとか競争といったものがそもそもありえません。
また、お互い一人一人が個性を持つ違う大前提に立っていますので、障害があるとかないとかっていうのは全く関係ないんですね。なので、今でいうインクルーシブ教育なんですよ。
またですね、イエナプラン教育は一人一人が違って当たり前だよねという大前提を持っていますので、対立はあって当然だと考えます。
喧嘩はあって構わないんですね。むしろお互いに違う者同士が対話して、どうやって一緒に生きていけるのかということに向き合うことが、そういう場が学校であるというふうに考えます。
なので、イエナプラン学校には、いつでもサークル状に車座になって話し合いができるようにと、そういう空間づくりというのが必ずされているそうです。
イエナプラン教育の特徴は、私は主に3つあるのかなと思っていまして、1つ目はですね、算数とか国語とか理科とか社会とかっていうそういう科目の区切りっていうのはないんですね。
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その代わり、対話と遊びと仕事と行事という4つの活動が循環するように1日のスケジュールで組み立てられているということと、2つ目がワールドオリエンテーションという日本でいう総合学習のような活動があるんですね。
テーマは子どもからの問いを出発点として、その問いをもとにみんなで話し合いながら、共同しながら学んでいくという授業になります。
3つ目の特徴としては、ブロックアワーと言われる、いわゆる日本でいう個別探求型の時間みたいなのがあるということなんですね。
子どもたちは何かわからないことについてすぐに答えを出したり、すぐに解決するのではなくて、答えのない問いを抱いたまま、諦めずに自分なりに探求を続ける態度を育成するということなんですね。
もう1つこれも特徴なのかもしれませんけれども、いわゆる教科書とかですね、そういうことを使うのではなくて、体験型を重視しているんですね。
なのでできるだけ本物の自然や事物に触れる時間というのを持っていまして、なので結果的にやっぱり屋外での活動、いろんな動物や植物を育ててみたり、世話してみたり、川で遊んでみたり森を散策してみたりというような自然体験を結構重視して中心に据えた学校が多いという印象を持っています。
私が来月から勉強会という形で、オルタナティブな教育を考えていくという場をやるにあたってですね、願わくば4月ぐらいから週に1回程度、そういうオルタナティブな教育を実践する場というのをやっていきたいと思っているときに、
私がこのイエナプランというのを基礎にした場にしていきたいと思った理由も、学校に必要なのは対話とインクルーシブだと思うからなんですね。
インクルーシブというのは障害があるとかないとか関係なくいろんな子でごっちゃ混ぜに一緒に学んでいくという教育なんですけれども、
まず一つ目の対話ですよね。本当にもう学校に娘たちがいていた時からですね、鉛筆は柄がついてちゃダメだとか、消しゴムは白じゃなきゃいけないとか、定規はやっぱりキャラクターものはダメとかね、ものすごい細かくこれダメあれダメってものすごい細かく決まってて、
校庭で遊ぶ時、行き帰りしかジャンバーは着ちゃいけないとかですね、書いてないルールがもういっぱいあるんですよ。で、もともと書いてある決まりも、学校には12の決まりとかいうプリントが配られているんですけど、
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ランドセルにステッカー貼ったりキーホルダーはつけちゃダメとか、峠工事は校庭を横切らず体育館の脇を通るとか、お守りは一つだけとかね、なんかねもう本当に細かいことがすごい決められてて、なぜこういうルールができているのか誰も何も教えてくれないんですよね。
でも私はね、おそらくこういう理由でこのルールが決まってるんだろうとか、こういう法則はどうして作られたのかっていうのはなんとなくわかりますよ。でも子どもたちは一切それを聞かされてませんし、納得してないわけですよ。
でね、こういうルールこそ子どもたちとみんなで私は話し合って決めていくべきものだと思うんですよ。なぜなら自分たちの学校、自分たちのクラスだから。自分たちが生活していく上で必要なルールであれば自分たちで決めればいいんであって、なぜ最初からですね、あれダメ、これダメ、こうしなさい、ああしなさいってすべて決まっているのか。
もうね、ルールに従わせることが教育ではないですよね。ルールを疑ったり、ルールを一緒にみんなで話し合って合意形成をしながら作っていくのが私は教育だと思うんですよ。
あと2つ目のインクルーシブ教育のこともですね、第13回の発達障害の子どもが増えている本当の理由というところで放送でもお話ししたんですけれども、幼稚園で普通に一緒に過ごしていたお友達がまず入学する前の就学時検診で引っかかって別の特別支援学級に行くことになりまして。
学校に上がってからもほとんど関わることはなくなってしまいましたね。で、それだけではありません。1年生から2年生に上がる時、2年生から3年生に上がる時、一人ずつですね、特別支援学級に送られていくんですよ。
発達障害の疑いがあるということみたいなんですけれども、そうやってですね、子どもたちを排除していく特別支援学級って特別な名前がつけられてるんですね。
3年生に上がった時に2年生で一緒に学んでいたお友達の名前が名簿にないわけですよ。で、よく見ると、なんとか学級っていうところにその子の名前があると。私はね、こんなのおかしいと思ったんです。
学校がやるべきは、できない子やね、合わない子を排除して分離していくようなことではなくて、むしろそういういろんな子がいるわけですから、いろんな子がいる集団の中でどうやってみんなで一緒に学んでいけるのか、どうやって共に生きていけるのかということを体験してね、みんなで試行錯誤するのが私は教育がするべきものではないのかと本当に思っていましてですね。
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むしろ子どもたちにですね、そうやってちょっと変な子は排除していいんだよと。大人がそういうことをしてるわけですから、そういうことをむしろね、学んでしまうと思うんですね。
そうやって散々ですね、この子も発達障害、あの子も発達障害といって散々そうやって分離教育をしてきてですよ。社会に出た時にいきなりですよ、ダイバーシティだとかって言って、誰も取り残さないとかって言って、しらじらしいほどがあるなと思うわけですね。
あとまたちょっと暑くなってしまいましたので、今日は本当はですね、その有名なプランを取り入れて、もう20年以上本当に保護者たちが自分たちの手で作り上げてきた学校が大阪にありまして、美濃子どもの森学園というんですけど、そこの素敵なね、あの学校っていうのをちょっと紹介しようと思っていたら、もうちょっと暑くなって、また13分になってしまいましたので。
ちょっと美濃子どもの森学園のご紹介は、ちょっとまた次の機会にさせていただきたいと思います。
いえなプランに関しては、いえなプラン実践ガイドブックというリヒテルズ直子さんの書籍がかなりわかりやすく具体的に書かれているの。
もう一冊、公教育で社会をつくる本当の対話、本当の自由というリヒテルズ直子さんとトマノ一徳先生の対談形式の本がありまして、こちらもすごく私はね、あの心を打たれまして、はい、こういうのを私もぜひ地域で実現させていただきたいと思ったところです。
東京の多摩地域の方限定になってはしまいますけれども、一応ですね、3月の8日の金曜日の10時から11時半には、いえなプランに関する勉強会も行う予定ですので、もしご興味ご関心ある方がいらっしゃいましたら、レターなどでお寄せいただければ、詳細をご案内できるかと思います。
お聞きくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう。いいね、フォローお待ちしています。