2025-11-06 18:03

【第180回】就学時健診の闇〜支援と言う名の選別〜

☘️今年もやってきました阿鼻叫喚な「就学時健診」シーズン👍相変わらずSNS上では「就学時健診に引っかかった😱」という親子の悲痛な叫びが溢れています💦

☘️「就学時健診」という名の恐ろしい分離・分断・分類システムによって、今日も無駄に傷つく親子が全国に多発しています😱

☘️知能検査をまるで有難い専門家による「伝家の宝刀」🗡️とでも崇めまつり、安易に乱用して子ども達をラベリングしていく風潮を、私はずっと問題視しています🤔

☘️この「知能検査」について、畏れ多くも苫野一徳先生が質問回答してくださり、問題の本質に斬り込んでくださり、震え上がっております🙇苫野先生、ありがとうございます‼️‼️‼️😭😭😭

📻苫野一徳先生のvoicy📻
●「#311 能力や性格は固定的なものではない!〜マシュマロ・テストの真相」👇
https://voicy.jp/channel/3397/7168294

●「#313 IQなんかに意味はない!?〜教育における標準化の問題」👇
https://voicy.jp/channel/3397/7185509

☘️内田良子先生の「不登校50年証言プロジェクト」のインタビュー記事、現在ネット上では公開されなくなっていました💦もし読まれたい方いらっしゃいましたら、PDFファイルをメールでお送りすること可能ですので、レター下さい👍

☘️cotenラジオの「障害の歴史」シリーズ(全8回)、必聴です🔥
https://open.spotify.com/episode/26vBKNNaYRU543tfBTd8iw

⚠️お時間ない方は「シーズン37(障害の歴史編)エピソード5『人間を優劣で格付け!? よりよい社会の為の優生学に排除される社会的弱者たちの苦悩』」 だけでも聴いてみてください👇
https://open.spotify.com/episode/4SQsEBeYZfjpUbZk7wBJGe

☘️1人でも、「就学時健診」や「知能検査」「発達検査」で傷つく親子が減っていきますように✨


📖過去の関連note📖
●「発達障害の子どもが増えている本当の理由」👇
https://note.com/oa_oa/n/n157b545fddae

●「あなたの知らない不登校の世界①~贖罪~」👇
https://note.com/oa_oa/n/n149c341a8ce0



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こんにちは、おあです。小学生の子どもたちは、ホームエデュケーションを選択しています。
今の学校教育に疑問を持っている方や、今の学校には合わないけれど、代わりとなる教育がなくて困っている方と一緒に、これからの学びの在り方について考えるチャンネルです。
第180回目の今日は、就学時健診の闇〜支援と言う名の選別〜というテーマでお話ししていきます。
毎年この時期ですね、10月、11月は全国の小学校で、就学時健診というのが行われていること、皆さんご存知でしょうか。
今、保育園や幼稚園の年長さんにあたるお子さんたちですね。来年4月に小学校に上がるお子さんたちが対象です。
この就学時健診というシステムをですね、今日はこの私がバチボコにしたいと思っております。
つい先日ですね、私ね、何かの記事なのか放送で聞いたのかちょっとど忘れしちゃったんですけれどもね。
とにかく、就学時健診に来ましたと。そこで引っかかってしまいましたと。どうしましょう?っていう保護者さんがパニックになっていらっしゃる相談だったんですよ。
要は、今まで普通だと思って育ててきた我が子が、普通の子じゃないと知的に遅れがあるみたいなことを指摘されて、大ショックを受けてしまって打ちひしがれていらっしゃるわけですね。
この就学時健診で無駄に傷つく親子が、もう毎年のようにですね、この時期、全国で多発しているわけですよ。
今ね、私も一緒にフリースクールやってる保護者さんの弟さんなんですけどね、が今度小学校に上がるということで就学時健診に行ってきたそうなんですけど、大変だったみたいなんですね。
もうそれだけで息子さんトラウマになっちゃったみたいで、小学校とてもじゃないけど、このままじゃ生きそうにないと。
自分もね、あの学校に通わせることをちょっと悩んでしまうという話だったんですよね。
私もこちらの放送でもしていますし、あとノートの方にまとめてます。発達障害の子どもが増えている本当の理由という記事があるんですけど、そちらぜひ読んでいただきたいんですけれども。
今中学1年生になっている長女がですね、当時小学校に入学する頃ですね、やはり就学時健診を受けまして。
前に並んでたね、本当にただの元気な可愛い男の子だったんですよ。
なんですけど、もうどうやらね、就学時健診で何か行動観察か何かをされて引っかかっちゃったみたいなんですね。
で、お母さんに紙を渡されて、ちょっと相談に来てくださいと。
まるで赤髪ですよね。
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保護者さんがですね、あんた一番できなかったんだって激怒していて。
そういうシーンに出くわしてしまった経験ですとかね。
もう一つですね。あなたの知らない不登校の世界シリーズの食材というところで書いています通り。
何を隠そうこの私自身がですね、かつてですね支援という名の選別のこのシステムに加担していた側の人間だったわけですよ。
どの口が言うってやつなんですけれども、私自身ですね、そういう後悔と言いますかね、無知だったということがありますので。
かつてのね、自分自身に向けて話しているようなことでもあるんですけれども。
この就学時健診というシステムね、ご存じない方もいらっしゃるかもしれないんです。
簡単におさらいしておきますと、住んでいる自治体の教育委員会が実施するもので、入学する予定の公立の小学校で一斉に行われるんですよ。
もしですね、小学校受験をされるということで、私立の小学校に行かれるお子さんも、とりあえずはですね、近くの一番近い公立の学校内の小学校に行って健康診断を受けるということになっているんですね。
この就学時健診というシステムはですね、1948年に学校保険法というもので制定されたそうで。
入学前の児童に対して健康診断を行うという目的で始まっているんですね。
その頃はまだまだですね、血核だとか、寄生虫だとかね、栄養不良とか感染症とかそういう問題が深刻だったので、いわば公衆衛生政策の一つとして位置づけられていたということなんですね。
視力とか聴力とか含めて身体の健康確認というのが大きな目的だったわけですよ。
ところが徐々にですね、高度経済成長期に入っていって、教育の目的自体がですね、市場経済社会で24時間戦える猛烈企業戦士を育てるという方向性に変わっていったわけですよね。
そこでできる子だとかできない子だとかっていうような仕分けが始まるわけです。
1970年代ぐらいからの教育の確立化とか競争化というのと並行してですね、児童の発達面や行動面のチェックという側面が強まっていったわけなんですね。
1990年代以降は特別支援教育が導入されたことによって、明確に特別支援学級への振り分けという役割が始まったわけです。
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2000年以降はですね、一気に発達障害の早期スクリーニングということで、児童の発達行動上の課題への早期指導を促すという名目で、早期発見、早期支援をスローガンに修学児研進が特別支援教育の入り口として機能するようになっていってしまったということなんですね。
そしてこの頃から心理検査とか知能検査というのが乱用されるようになっていきました。
2010年代にはですね、支援学級や通級というものの拡充が進むと同時にですね、支援という名の選別ですね、発達検査の乱用、普通学級からの排除があからさまに行われるようになっていきました。
発達障害と診断されるお子さんが急増しているんですよ。
そして現在ですね、修学児研師でむしろ傷つく親子が全国で多発してしまっていますね。
SNS上にはですね、もう悲痛な保護者さんたちの叫びが溢れております。
うちの子だけ別室に呼ばれてしまいました。他の保護者さんたちの視線が冷たかったですとかね。
他道傾向がありますね。発達検査を受けた方がいいかもしれませんねって言われましたとかね。
修学児研師の帰り道、子どもが僕みんなと同じ学校にはいけないのって聞いてきました。その言葉に涙が詰まりましたとかね。
支援を必要としているお子様にできるだけ早く、できるだけ適切な支援に早期につなげてあげなければいけません。
確かにそうなんですけれども、しかしそれがですね、いつの間にかもう今や分類、分断、古いわけにつながっちゃってるわけじゃないですか。
もう分離教育をさらに強化してしまっているわけじゃないですか。この実態はね、私はもはや支援という美しい言葉で包んだ暴力とさえ思ってしまうんですよ。
しかもあまりにね、知能検査みんな安易にしすぎですし、知能検査を信じすぎ。
なんかありがたいね、専門家が行ってくれるなんとか検査をね、この子は普通学級に適応できるかどうかみたいな見極めに使ってしまって、まるでなんか殿下の宝塔かなんかとね、勘違いしているような状況なんですよ、皆さん。
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しかもそれがあまりにね、早い段階で入学前にね、この子は普通学級にいけるのか、この子はいけないのかみたいなね、下されて、相談という名のもとにですね、うまーく支援給への誘導が行われたりですね。
就学時検診が心身の健康の確認の場なんかじゃなくてね、もう能力の査定の場みたいになっちゃっているような気がしてね、でもう少しでも問題のある児童を早期に発見して排除するっていうようなね、方向に利用されてしまっているんじゃないかと。
つまり、早期発見という言葉の裏にはですね、早期分類、早期排除という構造が隠れているような気がしてならないんですよね。
はい、この子は普通級、はい、この子は支援級みたいなね、線引きをね、たった6歳という幼い子供にね、下してね、ラベリングしてしまっているような状況なんですよ。
就学時検診は親子のためなんかじゃなくてですね、学校都合で子供を仕分けるシステムになっちゃってるんですよね。
もう不登校も同じですよ。不登校で悩んでますって言うとね、もう本当に多くのね、親子がね、ああじゃあもしかするとね、20歳にばらつきがあるのかもしれませんって言ってね、知能検査受けてみましょうなんて言ってね、受けさせられるわけですよね。
まあそうしますと、大体の場合がですね、ああ、やっぱりばらつきがありますねと、まあこれじゃあまあ通常学級難しかったんですよきっとということでね、ああじゃあ支援学級にどうぞどうぞってね。
私はね、このね、この流れ、知能検査についてもですね、もうめちゃくちゃ言いたいことが山ほどあるんですけれども、ちょっとこれ言ってしまうとあまりに多くの人たちを敵に回すことになるってことでね、ちょっとね、命狙われる危険性があるんでね、ちょっと今の私でまだ言えそうもないんですね。
ただですね、この前ですね、あの教育哲学者の戸間一徳先生がこの問題にチラッと触れてくださっていたんですよ。
ボイシーでですね、シャープ311回ですね、能力や性格は固定的なものではないマシュマロテストの真相という放送会で、私がですね、あのコメントしたんですよ。
読みますね。私が大学で教わった心理学社会学実験の多くが今、否定されつつあります。
この視点で考えたとき、いわゆる知能検査について戸間の先生はどう捉えられますか。
IQ135へのギフテッドとか、知能指数ボーダーの発達障害とか、私は昔から納得できていませんと書いたところ、なんとですね。
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その後、シャープ313、IQなんかに意味はない?教育における標準化の問題という放送会で、この知能検査についてズバリとご回答をくださっているんですね。
とにかくですね、今日のこの私の話に異論がある方、とにかくこの戸間の先生の放送をまず聞いていただきたいです。
この放送会に私もまたコメントを残させていただいております。
この度は質問を取り上げてくださりありがとうございました。
この問題はおそらく大変シビアかつセンシティブな領域で、戸間の先生も最新の注意を払われながらご回答をくださったと思います。
戸間の先生は表面的に知能検査を批判、否定しているのではなく、歴史の中でどのように知能検査が生まれ、使われてきたかを冷静に、俯瞰的に、客観的に解説してくださったのだと思います。
いわゆる能力主義にもつながるお話だと思いましたと書いたんですね。
とにかく、この知能検査は、これで食っていっている人たちがそれなりの数、日本には存在しているので、私もその一味でしたからよくわかりますよ。
そういう、なんとか検査という科学的な専門家にしか使えないような道具というのにすがって、そこにアイデンティティを持って働いていらっしゃる職種の方々もいらっしゃると思うんでね。
なんですけどね、これはですね、専門家は権力に奉仕するという恐ろしい言葉で、不登校会のレジェンド内田良子先生がバッサリ言っていらっしゃるんですよ。
そのお話はですね、不登校50年証言プロジェクトという全国不登校新聞社というかつてあったところが発行している内田良子さんのインタビュー会に載っている文章でですね。
この文章、壮絶です。もうぜひ読んでいただきたいんですよね。ネット上にpdfで今も残っているので、そのリンクを概要欄に貼っておきますんでね。
ぜひこの専門家は権力に奉仕するという言葉の意味が何なのか。私はこの文章を読んだ時にもう打ち抜かれましたね。
やっぱりそういうことだったのかって。そうか私も権力に奉仕をしてきた側の人間だったんだなって。本当にね、もう突き刺さりましたね。
それはしょうがないんですよ。そういうことをしてきたからこそ、今私もわかることがたくさんあるわけで。
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そういう後悔も含めてね、まとめてどっかで話したいなってずっと思ってはいるんですけど、なかなかまとまらなくてね。はい、すみません。まだちょっと時間がかかりそうですね。
あともう一つですね。この話にちなんで、2023年1月2月にですね、全8回で古典ラジオでですね、生涯の歴史シリーズというのが放送されていました。
こちらもですね、全部通して聞くと7時間とか8時間かかっちゃうような放送回なんですけど、素晴らしい内容なんですよ。
ぜひ聞いていただきたいので、もしですね、もう7時間とか8時間全部シリーズ通しては聞くことはどうしてもできないという方は、時間がないという方はですね、
シーズン37生涯の歴史編のエピソード5ですね。人間を優劣で格付け、より良い社会のための優勢学に排除される社会的弱者たちの苦悩というそこだけの放送回だけでいいので、ぜひ聞いてください。
特にですね、この就学時検診に引っかかったということで、傷ついていらっしゃる保護者さんですとか、もしくは学校に入学してから落ち着きがないだとかなんだかということで、支援学級行かれたらどうですかって、
知能検査を勧められたりしたお子様をお持ちの保護者さんですとか、不登校関係で学校に行けないということで悩んで相談したところ、発達検査を勧められて支援学級を勧められたとかいうことのある保護者さんにはぜひ聞いていただきたいです。
とにかくですね、私はこの就学時検診というシステム、無駄に傷つく親子を次々排出しているという意味で、大変私としては問題視しております。
これもどういう経緯でこの就学時検診というのが生まれ使われてきたのか、学校というシステムの中でどういうふうに利用されているのかという背景みたいなのを少しでも知っていらっしゃれば、無駄に傷ついたり自尊心を損なうことはないはずですので。
とにかくトマノ先生の放送会と内田龍子先生の文章とインタビュー会ですね、あとコテンラジオの生涯の歴史、ぜひちょっとね、もやもやされている方がもしいらっしゃったらぜひお勧め。
とにかくいろんな情報を集めて、自分の身は自分で守るしかない時代ですから、こういうシステムで無駄に傷つくことのないよう、そういうことをお祈りして放送させていただきました。
お聞きくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう。いいね、コメント、フォローお待ちしています。
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