2023-11-05 14:18

【第28回】今、この国の多くの人が民主主義ではないと思う理由。

日本は民主主義国家だと言われています。私自身も民主主義の社会に生きていると思っていました。しかし、「子どもたちに民主主義を教えよう」という書籍(工藤勇一×苫野一徳)を読み、民主主義を誤解していたことに気付かされました。
そこで、早速我が家でも実際に「民主主義」に基づく話し合いをしてみました。
民主主義は面倒臭いけれど、大切な教育であることをお話しています。

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サマリー

今回のエピソードでは、日本の民主主義について考察が展開され、高齢者優遇の影響や教育における民主主義の重要性が述べられています。議論では、民主主義の本質がプロセスとマインドであることが強調され、家族での実践的な話し合いの事例が紹介されています。多くの人々が民主主義の理解を誤解している理由が説明され、家庭や学校での民主的な話し合いの重要性が強調されています。また、実践を通じて真の民主主義を根付かせる必要性が訴えられています。

00:01
こんにちは、おあです。三児子育て中で、小学生の娘二人は、ホームエデュケーションを選択しています。
子どもたちが毎日を楽しく、自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるチャンネルです。
民主主義の概念
第28回目のきょうは、今、この国の多くの人が民主主義ではないと思う理由についてお話ししていきます。
突然ですけれども、皆さんは、今、日本という国にほとんどの方が住んでいらっしゃると思いますけれども、
この国は民主主義国家だと思いますか?
日本が民主主義国家であることは当たり前だと思っていらっしゃる方が多いかと思いますけれども、
もしそう思われるとしたら、どうして日本が民主主義国家だと言えますか?
いきなりですね、ちょっと民主主義とかって言われちゃうと固くてですね、ちょっと政治的なイメージのお話になってしまうかなと思われちゃうかもしれないんですが、
ちょっと今日このお話をしようと思った理由はですね、
子どもたちに民主主義を教えようという書籍がありまして、
元小島市中学校の校長先生だった工藤祐一先生と熊本大学の教授をされていらっしゃる戸間一徳先生の対談本がございまして、これがとてもいい本だったんですね。
この本は教育に関する書籍ですので、学校でどのように民主的な方法で教育をしていくかということが書かれている本なんですけれども、
私はこの本を読んでですね、ああそうなんだ、私は民主主義国家に生きてきて、民主的な教育を受けてきたと思っていたけれども、全然違ったかもしれないと思ったんですね。
最近シルバー民主主義ですとかって選挙をしても、高齢者の方が多いので若い方の意見がほとんど反映されないということがずっと言われてきてますよね。
なんでそんなことになっちゃってるかっていうと、結局投票って多数決なんですよ。
高齢者の方が多くて若い方が少なかったら、一人一票なんだとしたら、どんなに若い人たちが全員投票しても高齢者の方の人数に勝てないんだとしたら、それは当たり前ですよね。高齢者の方々が多数決で勝って意見が通るわけです。
私自身子育てをする中で、あまりにも今この社会が高齢者優遇に偏りすぎているということに本当に気づきまして問題意識がすごくあったんですね。なので本当にこんなのって民主主義って言えるのって本当に思ってました。
うのしげきさんという東京大学の教授をされている方の、「民主主義とは何か?」という本を読みまして、私全然民主主義って分かってなかったんだなって学んだんですよ。
このうのしげきさんの言い方ですと、民主主義っていうのは選挙の話ではないんだと。人々が自分たちの社会の問題を自分たちの手で解決していくことが民主主義なんだと言っているんですね。
つまりですね、民主主義というある程度完成した制度のことではなくて、プロセスですとかマインドの話だったんですよ。多数決で物事を決めるというのは、むしろ民主主義には反するということだったんですね。
問題意識の形成
言い換えると、民主主義という仕組みが既に存在していて、それを取り入れましょうなんていうレベルのものではないということなんですよ。
自分たちの社会、地域のことは、おかみが決めるのではなく、自分たちで作っていくんだという意識。全員がその問題に当事者意識を持って考えて、みんなが最も納得できる解決法を見つけていくプロセス。それこそが民主主義であるということだったんですね。
民主主義に関しては、すごく難しく硬い話になっちゃうんで、今日は細かくはお話ししませんけれども。
要は、戸間の一徳先生や工藤裕一先生は、学校教育の中で何でもかんでもクラスで多数決で物事を決めてしまってますよね。それは子どもたちにするべき教育ではないと言っているんですよ。
この国に本当に民主主義を根付かせるために必要な教育というのは、まず対話をすることから始まる。
例えば、修学旅行を一つとっても、一般的な学校というのは、行き先が決まっているんです。最初から。何泊、どこに、どういう目的で行くというのも、全部先生たちが決めちゃっていて、おかみが決めてしまっていて、子どもたちはそれに連れて行かれるというような感じになっちゃっているんですよ。
そうではなくて、まずみんな修学旅行に行く必要があると思う。そこからまずスタートする。行くかどうかを、まず子どもたち自身が考えて決めていく。行くんだとしたら、どこに行くのか。それもいろんな意見がありますよね。僕はここに行きたい。私はあそこに行きたい。どうやってみんな違う意見をまとめていくのか。
その話し合いのプロセスこそが、民主主義なんですよ。話し合いするときに大切なのは、誰の利益を損ねるかという観点だ。そうなんですね。無駄に相手を傷つけるような言葉を使わないということをスキルとして教えるという教育ももちろん大事なんだけれども、それ以上に大事なのは、そのアイデアを採用したとき、誰が得をして誰が損をするのか。
もし損をする人がいるんだとしたら、それをさせないようにするにはどうしたらいいかということをみんなで話し合って、みんなが納得できる解決方法案というのを探っていくプロセスそのものが民主主義を教える教育ではないかと言っているわけなんです。
早速、我が家でも民主的な話し合いというのもやっぱり家庭からしていかないとダメだと思いまして、この前ですね、この3連休どこに行くかということを決めるにあたって、私は家族5人で民主的な話し合いということをやってみました。
まず一人ずつね、このお休みのときに日帰りでどこかお出かけしたいと思っているんだけど、どこに行きたいということを一人ずつ意見を出してもらいました。
子どもたちは当然ながら水族館だとか遊園地だとか、そういう豪華なところが乗れるような面白い大きな遊具があるような公園ですとか、そういう遊び場ですね。そういうのを次々出してきて、みんなそういうところで遊びたいというわけです。
大人の方はですね、やっぱりちょっと山登り、こんな季節がいい時期は年に何回もないわけだから、久しぶりに山登りしたいなっていう話をしました。
多数決で言ったらですね、子ども3で大人2ですから、どうしたって子どもが勝つんです。子どもが行きたいところになっちゃうんです。
子育て家庭の方、皆さんわかると思いますけど、やっぱりどうしてもね、子どもが楽しいところ、子どもにと思うと、まあどうしてもですね、そういう遊具があるような場所に行って、子どもたちが楽しんで、親はそれを見守って待ってるみたいなことになりますよね。
なかなか大人が行きたいところに無理やり子どもを付き合わせてですね、っていうのはなかなかできないわけですよ。
で、民主的な話し合いということで、多数決では決めないと。とにかくどうしてそこに行きたいのか、どういうそこに行くとどういういいことがあるかっていうのを、まあいろいろ出してもらって。
とにかく全員が嫌じゃない案、全員が納得できる案を探していこうということで話し合いました。
で、まあ水族館とかそういうとこはね、こんな季節のいい時期にわざわざ行く必要ないんじゃないのということで、まあ真っ先に却下されたんですけれども。
公園もですね、今度また行ける日があるんですよ。
で、それは別にそこまで天気が良くなくても楽しめる場所なし、最近ずっと子どもが行きたいところを優先して行ってきたということもあるので、たまには親が行きたいところにも行かないということで、子どもたちも嫌じゃないってことだったので、
今回は山登りということで行ってまいりました。
子どもたちはね、山登りなんてそんな行きたい行きたいっていうもんじゃないんですよ。別に遊ぶ場所があるわけでもないですね。
なんか山登って何かいいことあんのってそんな感じだったんですけど、まあ嫌じゃないからまあ付き合ってあげようかっていう感じでついてきてくれたんですけど、やっぱりね、終わったらね、まあそんなに悪くなかったみたいなんですよ。
要は季節が最高の日でしたので、やっぱりね、登ってても気持ちがいいわけです。
で、それなりに疲労感はありますけれども、やっぱり頂上に登った時の達成感?すごく景色が良かったんですよ。
で、頂上でね、お弁当を食べてすごく清々しい気分になれましたし、やっぱり帰ってきた時にこれだけの山を登って帰ってこれたっていうなんか自信っていうんでしょうか。
なんかそういうのにね、つながったような感じがあったんですよね。
なので、こういう話し合いを通じて実際にみんなで体験してみて思うのは、やっぱり子どもたちとちゃんと話し合って嫌じゃない案、みんなが納得できる案っていうのをやっぱり見つけていくっていうプロセスはとっても面倒だけど大事なことだなと思いましたし、
何よりですね、そんなに乗り気じゃなかったけれども、実際行ってみたら意外といいなとか、意外と楽しかったってなることがやっぱりこうやってあるわけなので、
何でもかんでもね、子どもがやりたいことだけしかやらせないとかですね、やりたくないことはやらなくていいとかそうではなくて、やっぱりちょっと嫌じゃないなら試してみないっていうのってやっぱり働きかけとしていいことなんじゃないかなと今回思いました。
民主主義の理解
これを聞いてくださっている皆さんも、何となく多数決を取ることが民主主義だと思っていらっしゃる方いませんか?
実際学校なんかでもですね、もうほとんどのことを多数決で決めてますね。
多数決以外の民主的な話し合いで決めるっていうやり方を本当知らないんじゃないかと思います。
多数決さえ取っていれば、一応子どもたちの意思があるというふうな誤解がすごくされているなって思うんですよ。
民主主義って多数決なんてそんなものじゃないんですよね。そうじゃなくて、本当にみんなが話し合ってですね、もうめんどくさいんですよ。時間かかる。
でもそれでも諦めずに、めんどくさがらずに、ちゃんとみんなが納得できる案を探していくって、そのプロセスのことなんですよね。
そんなわけで私は意外と日本って民主主義って思ってるけど、本当に家庭の中、学校の中、選挙制度一つ取っても本当にこれ民主主義ですかって私は疑っているわけです。
なぜなら民主主義というのはそういう制度のことではなくてマインドのことだからです。
なので皆さんもまずはご家庭の中で本当に民主的に話し合うという体験をしていただきたいなと。それはとてもめんどくさいことですけれども、
ここでやっぱり家庭の中でさえできないんだとしたら、私はもうこの国を民主主義に本当に根付かせるなんてもう不可能だと思っちゃうわけです。
なのでまずそれぞれの家庭の中でちゃんと家族が納得できるような話し合いをできるようになること。
次に学校の中ですよね。学校の中でもちゃんと子どもたちの意見、みんなの意見をちゃんと出してみんなで納得できるところを目指していく。
そういう教育に変えていくこと。そして一つ一つ自分の身近な場所から民主主義っていうのをちゃんと実践していくということがとても大事なんだなと思いました。
というわけでちょっとまた堅い話になってしまいましたけれども、ぜひ子どもたちに民主主義を教えようという書籍、
工藤祐一先生と玉野一徳先生の対談本を読んでいただきたいなと思います。
お聞きくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう。
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