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はい、バーニング公務員のアウトプット読書術
本日の一冊は、知識ゼロからわかる
そもそも民主主義って何ですか?
こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は宇野重規さん、1967年の東京都生まれ、東大法学部卒業
そして社会学の研究所教授、政治思想史、政治哲学を研究されているという学者さんですね。
はい、皆さん考えたことありますか?
日本はね、民主主義ですよ。
ですけど、説明できます?
子供たちにね、民主主義って何お父さん?って言われると、え?ってなりません?
そこですよね。ちょっと改めて考える機会を持ってみませんか?っていうことで
簡単そうに書かれているこの一冊を僕は手に取ってみたわけなんですよ。
まずね、民主主義っていうのは、古代ギリシャで生まれて2500年もの歴史があるんですって。
そんな前からあるんですか?
そうなんですよ。僕はもう最近の考え方なのかなって、もうアメリカができたあたりからのものかなと思った。
そうではないわけですよね。
で、民主主義って英語で言うと、デモクラシーって言うじゃないですか。
そうなんですよ。で、それをね、古代ギリシャ語、これ語源になっているんですが、
人民や民衆っていう意味のデーモスと、力や支配という意味のクラトス。
デーモス、クラトス、これが合わさってデモクラシーとなっていったわけなんですよね。
これはつまり、人々や民衆の力や支配っていうことを表しているんですよ。
つまり、民主主義とは何か。
これを一言で言いますと、自分たちの問題を自分たちで解決しようとすることと言い換えられるんですね。
なるほど。じゃあもう少し大きい括りで見るときに、政治って何でしょうっていうことなんですか?
これは、異なる考え方を持つ人たちが共に暮らしていくために発展してきたもの。
これが政治って言い換えられるんですね。なるほどなと。
じゃあその中で民主主義っていうのは何が優れているのか。
反するものは独裁政治とかね、まあそういうふうに王政って言われるものがあるんですが、
これは一人の権力者によって国の方針が左右されるっていうことなんですが、必ずいつか暴走する時が来るっていう。
対して民主主義はこれをコントロールすることができる仕組みを持っているんですが、
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具体的にどんなメリットがあるのかっていうところをまずお話しします。
いくつもあるんですけれども、大きく紹介するのは2つ。
まず一つ目、社会的格差にとらわれず、全ての国民に平等に発言権が与えられる。
これがメリットですね。
何か問題が起きたときに、それは一人の能力のある人が右だ左だ決めるんではなくて、
みんなで議論をして、これはどうなんだなんだっていうのを話し合って、最終的には折り合いをつけていって決定していく。
みんなで話し合うこと、これができるのが民主主義のメリット。
2つ目、地域の課題を自分のこととして捉えることができる。
こういうことなんですよね。
そうなんですよ。これは誰か決定権のある人が政治を行っていたら、自分の身の回りでは例えば保育園に入れる数が少ないから、
子育ては本当にやりにくいよ。もううちの地元は。でもこんなんかなわへんよね。だってうちは王政だからっていう。
だったら自分たちの意見が反映されないじゃないですか。
これってなんか社会を諦めてしまうようなことにつながるんですけど、
自分の発言からさらにこれを周りに発信していくことによって多くの人を巻き込んでいけば、いずれ民意として地域政治反映できますし、それが引いてはいずれは国政にも反映していける可能性があるわけじゃないですか。
やっぱりその周りの困りごとっていうのを自分ごとのように捉えることができる、この問題意識を持つことができるっていうのも民主主義の大きなメリットですよね。
では対してデメリット。当然良いとこもあれば悪いとこもあるわけなんです。これも2つ紹介させていただきます。
まず一番大きいと言われるデメリットの一つ目。多数決であること。ここなんですよね。
これは良くも悪くもってことなんですよ。みんなが発言できる、それを集約できるっていうことは良いことでもあり、これは裏を返せば多くの意見がイコール正しい意見とは限らないっていうことなんですよね。
なるほどな。そりゃそうだよねっていうとこはあるんですよ。例えばナチスドイツのヒトラー独裁者。これは代表選手ですよね。この方でさえヒトラーでさえ普通選挙で実は選ばれてるんですよ。
そうだよ。代表者を決めるっていう普通選挙で選ばれたあのヒトラーがそこで結局独裁政治を振るっていくわけなんですよね。
だからやっぱり演説が上手いとか周りを巻き込む力がある人が選ばれやすくなってしまうんですよね。民衆、大衆っていうのは大衆の意見に流されやすかったりするんです。いやそうじゃないっていう少数の意見が通らない。これはもうどうしようもないデメリットではありますということですね。
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そして2つ目。スピーディな判断が下せない。これも大きなデメリットなんですよね。そうですよね。だって多数決で決めていくわけですから議論を重ねるわけですから、いや違うこれはこうだこうだって言ってて、いやそうじゃないよこれはこっちだよっていうこの時間がかかってしまうっていうのはどうしても外せない要件ですから。
例えばね直近でしたらコロナ緊急事態宣言いろいろありましたね。もう日本のこの方針どうなってんね。何もかも中途半端な対応だなって言われてましたね。海外ではロックダウンとかもうすごい大きな個人の活動を制限するような決定が与えられた迅速に判断されたっていう国もありますから、
こういう大きな制限をかけたりそれを実行するまでに至るそのスピード感っていうのが難しいんですよね。民主主義特に日本の対応策これは妥協の産物だよねって言われて何もかもが中途半端だったみたいなことが言われますと。ただこれはもうピンチはチャンスと考えてこの民主主義のあり方を考えるきっかけにもなりましたよねと言われています。
そうしてですねメリットデメリットこういうふうないろいろな考え方がありますが、民主主義の大前提として政治の透明性、この話し合いの過程をきっちりと見せるっていうことが前提あります。開かれていない議論されていて多数決でこっちに決まりました。いやほんまですかそれってなるじゃないですか。だからその議論のすべても公開するっていうことが大前提ですよ。
さらにこの平等な発言権。はい誰々さんは黙っておいてください。発言許されない。これは民主主義に反しますから。このあたりが守られていてこその民主主義なんですよ。そうかなるほどこういう大前提っていうのもあるんだなあっていうのも大きい学びでしたね。
さあこのあたりを述べてきてこの作者の宇野さんがおっしゃっていることですね。
新しい民主主義をみんなで作っていこうぜっていう話をされてるんですね。そう今ある民主主義の形は決して完成形ではないですよっていうことなんですよ。
このコロナ対策でもいろんな不満が出ました。ワクチンそれほんまに効くんですかっていうことをね強制したりっていう流れとかマスクしなさいほんまですかそれっていうこととかいろんな不満とか怒りがありましたよね。
それをパワーに変えていくんですよ。それが民意を反映させること。これはいいきっかけなんです。そう不満とか怒りとかそれによって社会を変えていきたいという思いそれが反映されるのが今僕たちが生きる日本の民主主義これの良きところなんですからいいパワーに変えていきましょうっていうことをおっしゃってます。
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さらに選挙の常識を疑ってみる。これも大事な考え方なんですよ。例えば1人1票これほんまにそれでいいんですかっていうこともね提言されてるんですよ。この1票分割してみませんか?どういうこと?よくありませんか?
このA党は経済そういう政策に関してはいいんだけどでも憲法とか安全保障ってことで考えたらB党の方がいいよね。
さらに言うとこの子育て問題とかに関してはC党の考え方がいいんだよねってありません?ありますよね。一つの党が提言していることすべていいとは思わないじゃない。ここはA党がいいけどこの考えはC党がいいだってあるでしょ?それを分けるっていうやり方だってあるんじゃないんですか?
今までずっとこの日本でもね変わってきたんですよ。社会っていうのは変わっていってなんぼむしろ変わっていくべきものなんですよ。それをみんなで考えていきましょう。つまりは民主主義これは皆さんが問題意識を持って社会を変えていきましょうっていうことに繋がっていくんで
もっと皆さん政治に興味を持っていきませんか?っていうことでお話をされているんですね。地方政治への参加とかこの問題意識を持って未来の日本社会さらには人類社会をみんなで一緒に考えていきましょうということでお話を締められています。
さあ皆さんも民主主義という制度を改めて考えてより良き社会をつくっていきませんか?そういうわけで明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。それではまた明日!