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  2. 10/12 LISTENアカデミー#2 ポ..

LISTENアカデミー第2回「近藤さんのポッドキャストの音圧話」

今回は「音圧」についてのお話と、その編集方法についてご紹介しました。

(音声だけで分かりにくい点があれば、以下の画像を参照しながらお聞きください🙇‍♀️)

  • 元は−14LUFSの音声を−5LUFSにしSpotifyなどのプラットフォームにアップすると、勝手に−14LUFSに調整されるイメージ

(元の−14LUFSの音声:振幅の大きな波線、−5LUFSに処理した音声:振幅の小さな波の点線、−14LUFSに調整し直された音声:振幅の小さな波線)

  • コンプレッサーでしきい値を設定し、圧縮する際のイメージ

例)しきい値:−10dB、RATIO:2:1のコンプレッサーをかけるイメージ

操作画面

  • Youlean Loudness Meter

SHORT TERM:再生時点(3秒間)での音圧値

INTEGRATED:最初から再生時点までの全体の音圧値

TRUE PEAK MAX:音声全体で最も大きい部分の音量

  • TDR Kotelnikov

THRESHOLD:圧縮する音のしきい値を設定する

RATIO:圧縮する比率を設定する

OUT GAIN:圧縮した音声全体の大きさを調整する

お話の中でご紹介した音声編集ソフト

今回のお話の中に登場したエピソード

サマリー

彼の母はアンノウンラジオにハマっており、ポッドキャストを楽しんでいます。彼女は標準的な音圧にファイルを揃える方法を学ぶ必要があることを重要視しています。音圧は音の大きさやうるささを示す指標であり、各周波数ごとに聞こえる音量を統計的に測定した値で表されます。音圧は人間の感覚に合わせて規格が作られており、デシベルだけでは印象が異なる場合でも、音圧を見ることである程度の参考になります。彼女はポッドキャストの音圧について説明し、ポッドキャスト編集の際に音圧を調整する必要性を話しています。また、コンプレッサーやリミッターを用いて音圧を調整する方法についても説明しています。このポッドキャストでは音圧の編集やポッドキャストにおける音圧について詳しく説明されています。

アンノウンラジオの魅力
近藤淳也
近藤です。山本です。LISTEN NEWSです。はい。こんにちは、山本さん。こんにちは。1週間ぶりぐらいですか。そうですね。はい。
山本 結衣
なんか、楽しいことありました?楽しいこと。はい。えっと、ポッドキャスト関係で言うと、私の母が、はい。
近藤淳也
アンノウンラジオに激ハマりしています。えぇ?激ハマり?
山本 結衣
本当ですか?はい。なんか電話がかかってきて、はい。あの、アンノウンラジオっていうのが見つけたんだけど、これはゆーちゃんが働いているところの近藤さんって人のやつだよねって、こう確認されて。
マジで?はい。どうやって見つけたんですか?なんか、携帯触ってたら、はい。あの、アップルのポッドキャスト聞けるアプリを見つけて、うん。
え、なんかこれ聞けるんじゃないかと思って、なんか検索のところで、はい。近藤さんの名前を入れて、検索したら出てきたらしくて。
近藤淳也
アップルポッドキャストで、はい。近藤って入れて探してくれたの?そうです、そうです。母様、ありがとうございます。
山本 結衣
で、なんかこう、最初は私も出た回があったので、それを聞いてくれたんですけど、うんうん。なんかそれを聞いて面白いと思ったらしく、うん。
近藤淳也
なんか前の回をどんどん聞いていると、うん。なんかどんどんハマってるみたいで、はいはい。まだ私が聞いてない回もたくさん聞いてて、おぉーすごい。
誰々さんって人がゲストの回が面白いねーとか言って。えー、誰かお気に入りの回とかあったんですか?お気に入りの回、あのプラダンさんが出ていらっしゃる。あのね、世界各地をね、点々とされてきたプラダンさんの回。はい。
あれを聞いて、あの、もうそれは感想のために電話がかかってきました。え?感想のために電話がかかってきたんですか?
山本 結衣
はいはい。聞いたことある?ゆいちゃんって言われて、あれは聞いたよって言ってたら、うん。なんかどの、どこのポイントが面白かったとかって話を。えー、本当にヘビービスナーというか熱心に聞いてくださってるじゃないですか。そうですね。
嬉しいなぁ。なんかあの、俳優さんとかタレントさんとかじゃない、こう一般のというか、うん。
近藤淳也
この方のいろんな話が聞けるのが、なんかすごい面白いらしくて、こう、めちゃ刺さってるみたいです。本当に?それまさにあの、ね、山本さんに出てもらった回でお便りの方もおっしゃってた、ね、普通の人の話が聞けるのが面白いみたいなね、はい。
言ってましたけど。そうですか。いや、それは嬉しいです。あの、リスニュースじゃなくて、アンノウンラジオなんですね。リスニュースはあまり聞いてないのかなって感じでしたけど。あー、ちょっと専門的だからね。
あの、はい、アンノウンラジオがもうマイブームみたいで。あ、そうですか。電話がかかってくるたびにその話をしてます。あー、なるほどね。わかりました。はい。
とっても嬉しいですけど、あの、アンノウンラジオの宣伝番組じゃなくて、ここはこれぐらいにしておきましょう。そうですね。はい。同じ会社でやってるとはいえ、あの、はい。
山本 結衣
リッスンのね、サービスのお知らせなんですけど、まあでも嬉しいです。はい。あの、個人的にはすごい嬉しいですね。はい。
近藤淳也
ちなみにね、じゃあ僕のニュース言っていいですか。はい。初週末にね、あの、またこれも別番組の宣伝みたいになるんですけど、そのレイクビア100っていうトレイルランのレースに
行ってまして。はい。もう一個の、あの、いぶきの方の仕事で。で、そこの様子を、まあポッドキャストで準実況放送っていう感じで、どんどん会場から主催者さんのインタビューとか、
有力選手のインタビューみたいなのをポッドキャストにしてどんどん配信するっていうことで、なんと12エピソード、あの、現地から。すごいですね。配信したんですけど、この再生数がすごい伸びまして。
それでね、あの、ポッドキャストランキング。ランキングがあるじゃないですか。アップルポッドキャストとかランキングがあるんですけど、スポーツカテゴリーで1位。えーすごい。はい。そして。スポーツでですか?スポーツ全部で。えーすごい。1位。はい。1位。
まで行きまして。すごい。はい。で、えーと全体、全てのポッドキャストのランキングでも、90何位かなんか、一応こうランクインして。
すごい、まあその大会関係者の方が一気に聞いてくださったんで、その多分一気に伸びたみたいなので。うんうん。あー急上昇的な。そうそうそう急上昇的な感じでランキングに一時的に上がったんだと思うんですけど、今ちょっと下がってきてるんで。
山本 結衣
まあ一時的なもんだと思うんですが。でも多分そのリッスンホスト?リッスン発信のポッドキャストの中で多分一番、その。あー。
近藤淳也
あ、でもないか。結構引っ越してきてくださったやつとかもっと再生されてんのかな。うーん。再生数はそうかもしれないですけど、まあ結構そういうランキングでカテゴリートップとかまで。すごい。
行くことができて、まあまずあのリッスンハイシンでもカテゴリートップできますっていうことが分かりましたっていうのはちょっと。うんうん。ご報告としては。そうですね。ありますし、あのまあ嬉しかったですっていう。
山本 結衣
あの私はアップルの方では聞いてなくてリッスンでずっと聞いてるのであれですけど、あのよく聞かれていますのところにもいぶきステーションがこうたくさん出てきてるので。そうですよね。
なんかすごい今上がってるんだなと思って、何個かなと思って見たらものすごい量上がってたので、どれから聞けばいいんだと思って戸惑ってましたちょっと。そうなりますよね。
近藤淳也
まああのどれから聞けばいいのかなって思ったらまあ普通に一番目から、あの霊首輪って書いてるやつの一番古いやつからまあ1個2個聞いてもらうとちょっと雰囲気わかるかなと思うんで。
だんだんあのいろんなことに挑戦していって、途中であの、まああのプロのMCの方、岡田さんっていう方が今回しゃべってるんで、僕よりまあそのプロの方なので余計上手いんですけど。
その方が最初はそのスタート会場でこう机並べて喋ってたんですけど、途中であの走りながら、選手と一緒に走りながらどうですか調子はみたいな感じで聞いてるって実装インタビューっていうのがあって、それは多分今までトレイルランのレースで一度も行われたことのない、
その平走しながら音だけ撮る、まあ映像はね、今まであったんですけど、音だけをその平走しながら撮ったのは実は初めてじゃないかと言われているというか、僕ら勝手に思ってるんですが、
っていうのも途中であるんで、まあそれもちょっとお勧めかもしれないです。はい。その岡田さんって人はね、あのなんかとにかく最初予定なかったんですけど、行っちゃいます?みたいな感じで。
山本 結衣
走る予定なく来られたのに。そうなんですよ。結構時間ありますね、みたいな。何しましょう?みたいな。走っちゃいます?みたいな感じで。すごい結構あの軽いテンポ感で進んでいた。そうですね、すごいそういうこうまあユーズの聞く方というか、でももともとそもそもご本人もランナーさんで、しかもポッドキャスターさんだったんで、なんかいろいろ三拍子揃ってるみたいな。確かに。喋りうまいし、ポッドキャスターだし、ランナーですしみたいな。もう走りながら撮るしかないっていう。そうそう。
近藤淳也
で、まあ行っちゃいましょうかって言って、で、いろんな選手にこう抜かれながら順番にこう声を取って行って、で、一人になった時にちょっと道迷ってしまって。おー。あ、なんか道迷ってロストしちゃいましたって言って、こう道迷いから復帰するみたいなのが入ってたりとかして。結構面白いですね。はい、かなりあのなんていうかそういう予定調和的じゃないドキュメンタリー的な要素のあるやつもあるんで、まあそれもちょっとお勧めですね。
ポッドキャストの楽しみ
近藤淳也
聞いてみましょう。前からこう聞いていくと流れもわかるし。そうですね。いいかなって感じですね。そうですね。はい、わかりました。はい、まあちょっとでもいいで、雰囲気、会場の雰囲気わかるんで聞いてみてください。はい。はい。で、はい、あのーそうですね、ちょっと最近のトピックが多くなりましたけれども、本日は。はい。
リッスンアカデミー。うん。第2弾。第2弾。勝手にアカデミーを音声でやっちゃうっていう。リッスンの中でやっちゃうっていう。ことをちょっとやってみようかなと思います。はい。はい。ちょっと堅い内容ですけど、主に配信者様、配信者さん向け。向け。ポッドキャスター向けの内容にはなりますが、音圧について。うん。
音圧。はい。っていうのを。はい。ちょっと語らせていただこうかと思ってます。近藤さんからレクチャーをお願いします。はい。はい。いいですかね。はい。はい。あのちょっとリスナーさんは、もしかしたらあんまり面白くないかもしれないんで。何の話?ってなるかもしれない。はい、もうさっきのあの、はい、最近のポッドキャストトークのところぐらいで、そーっと閉じていただいてもいいかもしれないんですけど、配信者さんに向けては、まあもちろんそんなことはもう十分わかってるって方も、まあここで閉じていただいても大丈夫ですが、
もしかしたらなんとなく音圧とか音量とか、なんか聞いたことあるし気にはなってるけど、いまいちちゃんとはわかってないかもっていう方には、一旦ありとあらゆるそのポッドキャストを作っていくにあたって、すごく基礎的なところで、なんか大事なことかなと思うんで、まあ僕もそんな専門じゃないんですけど、まああの、なけなしの知識をかき集めて、あのちょっとご説明できたらなと思ってます。はい。はい。はい。いいですか。お願いします。初めて言って。
山本さんにもね、ちょっと知ってもらおう。私は何もわかってないので、今日教えていただきます。はい。はい。お願いします。はい。で、まあ目的としてはですよ。やっぱりあの、最近ちょっとリスコードにも上がってましたけど、ポッドキャストの音量、音圧が結構バラバラなんですよね。
で、リスンは基本今アップロードされた音声ファイルをそのまま再生してるんで、もともと手元で作った音声ファイルの音量がそのまま音量として現れるので、まあその作った音声ファイルの音圧の設定とかがある程度揃ってれば、大体同じような音量にみんな聞こえるんですけど、結構バラバラなのは、やっぱ皆さんが作られてる音声ファイルが基本ちょっと音量音圧がバラバラなせいなんです。
はい。わかります?で、まあこれはサービス側である程度揃えていく仕組みを作るっていう方法ももちろんあるし、まあちょっと検討していこうかなと思ってるんですけど、一方でサービスがどういう処理をするかって結構ブラックボックスでわからないんで、一旦作る側としても最低限の知識を持って、ある程度標準的な音圧に揃えたファイルを作るっていう方法を知っておくのは決して損じゃない。
できれば知っておいたほうがいいことかなと思うんで、まあちょっとそういう、あんま面白くないかもしれないですけど、まあいろんなことのスタートになる音の基本みたいなところをちょっと話させてもらおうと思います。
山本 結衣
はい。お願いします。
近藤淳也
はい。じゃあまずですよ。音とは?
山本 結衣
音とは。
近藤淳也
何ですか?
山本 結衣
波。
お!当たり!
当ててしまった。
近藤淳也
ああ、当たり当たり。それはわかってる。
山本 結衣
あの、理科とかの授業で、なんとなくこう、高音は細かいとかぐらいはわかってます。
近藤淳也
今山本さんの手がね、波乗りのサーフィンみたいな感じで波の形を打ってますけど、音は波は知ってる。
山本 結衣
はい。
近藤淳也
いいですね。じゃあ次行きますよ。
山本 結衣
はい。
近藤淳也
音の大きさとは?
山本 結衣
大きさとは、波の大きさ。
おお!
あってますか?
近藤淳也
おお!
山本 結衣
おお!あってますか?
近藤淳也
あってます。
山本 結衣
すごい。これ勘で言いました今。
近藤淳也
あ、勘で言ったの?今ね、手がね、大きくこう。
大波になってますが、あの、振幅が音の大きさなんですよ。
山本 結衣
ああ、振幅。
近藤淳也
はい。あの、こう、触れ幅。音の幅、こう、音は波です。
あの、波っていうのはどういうことかっていうと、まあ、空気の振動ですね。
山本 結衣
はい。
近藤淳也
要は、あって声を出すと、空気の分子がミョンって、ミョンってこう、動いて、そのミョンミョンミョンっていうのが伝わって、音がこうビビビビビビって振動して、空気が振動してるんですけど、
音の振幅と音量の関係
近藤淳也
その空気が振動してる形、こういうふうに、ビョンビョンビョンビョンって、振動してる形を、波のふうにグラフにしたのがまず波形ですよね。
で、その波形で見たときに、まあ、音が鳴ってないのが、真ん中にあるとして、まあ、上に下に、こう、動くわけじゃないですか、それがまあ空気が、こう、動いてるわけですけど、
山本 結衣
その波の振れ幅が大きければ大きいほど 音が大きい
近藤淳也
大丈夫です?
当たってますからね
山本 結衣
良かった 勘でしたけど
近藤淳也
じゃあ次行きますよ
音が高い低いとはどういうことでしょう?
山本 結衣
これはね知ってます
細かいのが高くて 緩いのが 緩やかな波なのが低い
緩い?
何て言ったらいいですか?細かいと 粗い?
粗いじゃなくて何て言ったらいいかな
近藤淳也
何なの?めっちゃ優秀な生徒ですね
教える甲斐がないな
いやいや教える甲斐があるか
はいはい
当たりです
山本 結衣
あってますか?
近藤淳也
なんでそんなに詳しいんですか?
山本 結衣
理科の授業ですよこれは
近藤淳也
まあね何Hzとかっていうやつですね
周波数ですよね
波があって
例えばHzだったら1秒間?
山本 結衣
1秒間?
分かんない
近藤淳也
1秒間に何回往復するかっていうのがあって
それが大きい波ほど
波がたくさん詰まっていれば詰まっているほど高い音
波が粗くて大きな
山本 結衣
ゆったりした波だったら低い音
近藤淳也
そうですね
はい
音圧の計測とその意義
山本 結衣
おお
すごい
なるほど
優秀ですね
近藤淳也
ここまでですよ多分私が分かるのは
じゃあ次ですけど
じゃあその音量ですけど
山本 結衣
音量の単位って知ってますか?
ボリューム
ボリュームはどっちかっていうと音量みたいな単語ですね
近藤淳也
分かんないです
山本 結衣
デシベルです
デシベル聞いたことあります
近藤淳也
あるでしょデシベル
デシベル君っていうのがいて
デシベル君
別に人はいないんですけど
コンピューターとかで扱う音声ファイルの
音声ファイルはもうちょっと幅広く扱えるんですけど
普通にコンピューターからスピーカーで鳴らしますっていう時の最大音量は何デシベルでしょう?
山本 結衣
見当もつかないです
近藤淳也
答えはゼロです
山本 結衣
ゼロなんですか?
近藤淳也
ゼロがマックスです
山本 結衣
じゃあマイナスってことですか?
そうですそうです
近藤淳也
へー
山本 結衣
それは知らなかった
近藤淳也
知らなかったですか
ゼロデシベルが大体いろんな電気製品で出せる最大値なんですよ
へー
でももちろんそれ以上の音量の音っていうのは世の中にはあります
100デシベルとかっていう大きな音もあるんで
別にそのコンピューターの規格に全部が収まっているわけではないですよね
はい
でとなるといろんな大きさのある音を何かしらの方法で収録をしてするわけですよね
でも例えば最初からゼロデシベルを超えているものを
ゼロデシベルまでしか取れない機材で取ると音割れします
山本 結衣
音割れってそういうことなんですか?
へー
近藤淳也
わかります?
はい
ですよね
だからそういう時はゲイン調整って言ってマイクから入れる音をちょっと絞って
一番大きな音がゼロを超えないように収録するか
あるいは最近よく出ている32ビットフロートみたいな
100デシベルぐらいまで収録できる機材が出てるんですよ
そういうのだったら一旦は全部入るんで
ゲイン調整とかせずにとりあえず全部入るんでそのまま入れておけばいいっていう
あとで何とかしましょうみたいな機材もあります
でもゼロデシベルまでしか取れない機材だったら
ちゃんとそこに収まるようにゲインをコントロールして収録すると
山本 結衣
なるほど
近藤淳也
わかってきます?
はい
これがまた小さすぎると今度は何が起きるかっていうと
すごいちっちゃいものを後で大きくした時にギザギザになるじゃないですか
意味わかります?
山本 結衣
荒いというか
近藤淳也
そうそう
例えばゼロから100までの数字でしか表せないところに
ゼロから100まで使い切って記録すれば100段階ですけど
一番下の10段階しか使わずに収録してしまって
それを後で100まで引き伸ばしたら
10段階しか音がないから
山本 結衣
すごい荒い
近藤淳也
情報がだいぶ失われちゃいますよね
山本 結衣
そうですね
近藤淳也
なのであんまりちっちゃくしすぎてもダメだし
大きくしすぎてもダメで
最大音量に収まるように
ある程度ちょっと余裕を見て
それなりにギリギリに収まるような原因で収録するっていうのが
まず収録の基本なわけですよね
山本 結衣
はい
小さすぎてもダメだし大きすぎても音割れしちゃうから
ちゃんとその入力のレベルに合わせて
それをフルに使えるような音量で収録するってことですね
近藤淳也
そうですねフルよりちょっと下ぐらい
ちょっと下
音割れはやっぱり怖いんで
一回音割れしちゃうと情報がなくなっちゃうんで
飛ばないようにちょっと余裕を見て
あとで少し上げるみたいなのが多いんですけど
って言って録りますよね
ここまでが録られた音声ファイルです
はい
でこれを編集をしていくわけですけど
前回のアカデミーで
かいさんが使っていたロジック
ロジックプロっていう
Appleの3万円ぐらいのソフトですけど
これ有料なんですが
これとほぼ同じようなことを
基本的なところは
無料のガレージバンドっていうソフトで
編集することができます
なのでガレージバンド
あとは他にもオーダーシティとか
いろいろフリーのソフトがあるんで
一旦初めてやる方は
全然無料のソフトで大丈夫なんですけど
そこに収録した音声を入れますよね
そうするとちょっとちっちゃめの
自由な形の波が入ったデータが
まず出てくるわけですよね
これを適切な音量に
整えるっていうところについて
話がしたいです
山本 結衣
解説をしたいです
近藤淳也
お願いします
いいですか
ちょっと今ここに紙がありますけど
これあれですね
紙に書いたところで
このリストニュースでは伝わりにくいので
できるだけ口で言ってみましょうか
どうしても無理って思ったら図を使いますけど
自由に波があるじゃないですか
波の形がね
まず標準的な音圧っていうのがあるんですよ
それは音量がさっきのマックスゼロで
一番下はマイナス無限大っていう
音量ってのがあるんですけどレシペルが
音圧って何だと思いますか
山本 結衣
音圧
音圧
近藤淳也
わかんない
要はこの音楽うるさいなとか
この音楽やたら音ちっちゃいなとか
って思うときあるでしょ例えば
EDMとかグングンみたいなことですか
山本 結衣
うるさいじゃないですか
何それ
重低音が強い感じの音楽って
うるさい感じあるじゃないですか
そういうことではなく
近藤淳也
でもまあまあそうですね
低音がやたらズンズン言ってくると
うるさく感じるみたいなのも
音圧に関係あるんですけど
その音量って各周波数
さっきの高い周波数だったら高い音
低い周波数だったら低い音
それぞれで何デシベルって測れるんですけど
人の感覚って音の高さによって
うるささを感じる度合いが違うんですよ
わかります
もうちょっと具体的に言うと
人の声のところはよく聞こえるんです
人間って
やっぱりその人の声をちゃんと
聞き分けられるように多分
山本 結衣
できてるんですね
近藤淳也
耳とか脳ができていて
中音域
だいたい人の会話のAMラジオとかで
中音の音ってあるじゃないですか
あの辺の周波数をすごい聞き分ける力が
強くて人間の耳っていうのは
そういうところはちょっと相対的に
同じデシベルでも
ちょっと大きく聞こえる
逆に言うとあんまり聞こえない
全然聞こえない周波数ってもちろん
端っこの方にあるわけですけど
すごい高い音とかすごい低い音とか
一定のところで聞こえなくなるじゃないですか
その隣でもだんだん感度が減っていくんで
ありとあらゆる高さの音のところで
だいたい同じ大きさに聞こえる
山本 結衣
カーブっていうのがあるわけですよ
近藤淳也
あるでしょそれはどっかに
その低い音高い音ずっと聞いていって
だいたいこのぐらいの音量だと
同じ大きさに聞こえますっていうのを
人間のいろんな人実験して
取ったカーブっていうのがあるんですよ
わかります?
山本 結衣
これを使って測定するのが音圧なんです
じゃあ音量自体は
高いも低いも全部数字でわかるけど
人間の耳にとって
同じぐらいの大きさに聞こえるように
整えるというか
近藤淳也
その基準っていうかが音圧ってことですかね
それが国際的な規格で決まっていて
その単位がLUFSとか
LUFS
なんとかなんとかなんとかっていう
何も言ってないね
詳しいあれは出てこないですけど
そういうLUFSとかっていう単位で
表されるものは
その人間が聞き取る
同じような音に聞こえる
そのカーブに合わせて
今なってる音を
統計的に分析したときに
どれぐらいのデシベルで聞こえるかっていうのを
測定した値なんですね
それが音圧なんです
大丈夫ですか?
山本 結衣
ここまでは
近藤淳也
さらにですね
音量ってどんどん変わるじゃないですか
さっきの波って言いましたけど
どんどん
普通にこの音声編集ソフトとか開いてもらったら
あーってでかい声出したら
幅が広くなるし
ちっちゃい声になったら波が小さくなるんで
時間によって全然音量って変わるでしょ
じゃあそこをどうやって取るのっていうのはありません?
この音声ファイルの音圧っていくつって
どうやってやるのって
山本 結衣
確かにこの部分はこうだけど
この部分はこうってなっちゃいますもんね
近藤淳也
それはどうやってやるかっていうと
結局最初から最後までずっと通しで聞いて
統計的に測るんですよ
分かります?
だから一箇所はゼロデシベルギリギリまで出てる音が
すごい大きな部分もあれば
マイナス30デシベルとか
すごいちっちゃい場所のとこもあって
というのがずっと続くんですけど
それを統計的に測っていって
全体としてだいたいこれぐらいですっていうのを
算出する式があるんです
さっきの同じ音に聞こえる周波数ごとのグラフと
統計的にこういうふうに前から順番にわーって聞いていて
何LUFSでしょうっていうのを算出する式があって
それによって求められるのが音圧です
山本 結衣
音圧
難しいな音圧
近藤淳也
でも意外とちゃんと人にとって
どれぐらいの音量に聞こえるかっていうのを
どうにか人間に合わせて規格を作って
表そうとしてるのが音圧なんで
割と参考にしやすいというか
単純にデシベルだけ見てると
高い音低い音って全然印象が違ったりとかするんですけど
音圧を見るとある程度は
なんとなく例えば-15 LUFSとかに合わしておけば
音圧とは何か
近藤淳也
だいたいは同じような音量に聞こえるように
合わすことができる
そういうふうに使うことができるんですね
山本 結衣
聞きやすくというか
数字で音量を揃えたから聞きやすいわけではないので
人間の耳にとって
ちゃんと聞き心地よく聞けるように調整するために
音圧を調整して
近藤淳也
聞き心地がいいというか
要は同じぐらいの音量に合わせたいんですよ
やりたいことは
例えばポッドキャストだったら
全部のポッドキャストできれば
同じぐらいの音の大きさに合わせられたら
ボリュームを変えずに
ずっと聞けるわけじゃないですか
でも何を基準にするかってのは難しくて
単純にデシベルとか最大音圧
一番MAXはどれぐらいでしょうって言ってても
その波の分布が
ずっとゼロデシベル近くで張り付いているんだったら
めちゃくちゃ大きな音ですけど
ほとんどはマイナス20なんだけど
たまにゼロの大声出す人がいるみたいなのと
ずっとマイナス3ぐらいで喋っているのとは
全然音量が違うわけなので
ある程度鳴らして
統計的に
時間軸をちゃんととって
だいたいこれぐらいの音量で喋ってますよっていうのを
測らない限り
感覚として同じような音量になっているっていうのは
鳴らない
意外と同じぐらいの音量に合わせましょうって難しい
難しいですね
そのために考え出された単位が
山本 結衣
LUFSっていう
近藤淳也
ものなんです
山本 結衣
分かってます?
分かってます多分
分かりました
近藤淳也
はいそれでね
音圧の調整方法
山本 結衣
なんとなく分かりました
近藤淳也
分かりましたか
じゃあ概念的にはそういうものがあるとして
これ測れないと見れないじゃないですか
山本 結衣
はい
近藤淳也
それじゃあ今僕だったら自分が取った音声ファイルの
今の音圧はいくらなのかっていうのを
どうやって見るのかっていう
山本 結衣
確かに
近藤淳也
分からなかったら合わせようもないんで
測りたいと
それを測るのに必要なのが音圧メーターです
山本 結衣
音圧メーターはい
近藤淳也
英語で言うとラウドネスメーター
ラウドネスっていうんですよ音圧
うるささみたいな
確かに
山本 結衣
ざっくり言ったら
近藤淳也
ラウドネス
ラウドネスメーターってのがあって
例えば僕はいつも使ってるのはこのユーリアン
ユーリアンっていうのかな
ラウドネスメーターっていう
無償のプラグインですね
ガレージバンドとかオーダーシティとかに
プラグインとして無料でダウンロードして
つけることができるんで
ぜひまだ使ってない方はダウンロードしてもらえたらと思うんですけど
これを入れると再生していくと
音圧のメーターが現れて
どんどん動くんですよねもちろん
時間によって
ですけど3種類あって
このショートタームとインテグレイティドっていうのと
他にもいろいろありますけど
トゥルーピーク
っていうのはまたちょっとあれですけど
音圧が出てるのはこの3つぐらいですね
上の
ショートタームとかインテグレイティド
とかなんですけど
ショートタームっていうのは今
今どれぐらいかな
すごいよく動く値です
インテグレイティドっていうのが再生してから
そこまでの全体の音圧の値で
主にこのインテグレイティドっていうのを
見て
表情に合わせていきましょうっていうのが
分かる
山本 結衣
分かってますよ
インテグレイティドっていう方が
大きいところ小さいところある
音声ファイルだけど
音声を見た時の全体的な
統計的に見たら
音圧こんぐらいですよっていうのが
表示されるんですね
近藤淳也
これをいくつに合わせるのかっていう
話なんですけど
音圧の標準っていうのがありまして
これがSpotifyだとマイナス14
LUFS
Apple Podcastの場合はマイナス16
山本 結衣
です
近藤淳也
ちょっと違うんですよ
YouTubeが今
マイナス14かな
ちょっとすみません
だいたいマイナス14とか16とかっていうのを
標準にしている
サービスが多いです
こういう基準を設けているサービスは
何をやっているかというと
それを上回る音圧のファイルが
アップロードされた時に勝手に
下げる処理をします
要はむちゃくちゃ音の大きく感じる
音声を上げちゃえるわけですよね
誰でも
0dBで張り付いている音とかも
アップするのは自由なので
できちゃうんですけど
そんなものを上げられたら
みんなの耳が壊れるんで
いきなり次の曲になったらすごい大きな音が鳴って
耳がビーンってなるの
嫌じゃないですか
そういうこともあって
マイナス14だったらマイナス14を超えるものは
勝手にマイナス14まで下げるっていう処理を
Spotifyとか
Apple Podcastとかいろんなプラットフォームも
やってます
山本 結衣
リッスンはまだやってません
全部上げようと思えば上げれるんですね
今は
近藤淳也
リッスンではない
素音を上げるのはやめてください
なんならファイルとしては
2とか3とか10とか
0を超えるものもデータとしては作れちゃうんで
そういうのはもう本当に迷惑だ
山本 結衣
やめてください
やらないでくださいね
音圧の標準と競争
近藤淳也
できるけどやらないでくださいね
この音圧
導入された背景としては
昔CDとか
音圧競争みたいなのがあったんですよ
山本 結衣
音圧競争
近藤淳也
音楽でっかくするだけ
目立つじゃないかみたいな
わかります?
本当にマイナス6とか
マイナス5とかっていうCDとか
結構多くて
バンバンこのCD
やたら音綺麗だなとか言って音がでかいだけ
みたいなのとか
結構そういうのあったりとか
あとはテレビでCMの音量がやたらでかくなっていく
とか
そういう目立ちたいんで
音量上げとこうぜみたいな
音圧競争
音圧を上げてもってなんぼみたいな
山本 結衣
目立ってやるみたいな
近藤淳也
そういう時代があったんですよ
迷惑じゃないですか
人顔からしたらやめてくれっていう話で
やっぱりその業界で
ちゃんと音圧の標準
っていうのを作ろう
っていう動きがあって
でSpotifyとか
Apple Podcastとかは
それを超えたものは勝手に下げるんで
盛ることに意味がないんですよ
山本 結衣
そうですね盛ったって別に調整されちゃうから
近藤淳也
なんなら盛ると盛るほど
音質が悪くなる
なぜかというと
盛るってのはどういうことかというと
天井はゼロなんで
そのゼロの付近に音を全部上げちゃうんで
ほんとはこう強弱がもっとあった音を
全部上に詰め込むような感じになるんですよ
わかります?
ちっちゃい音も全部大きく上げてしまわないと
大きくならないんで
どんどん天井付近に
音を集めていって全部が大きいみたいな
それを
無理やりマイナス14とか下げられてしまうと
わかります?
波形としては全然潰れたような
変なぺったんこな
波形が生まれて
音質としては全然良くないんですよね
なのでそのダイナミックレンジ
っていうんですか大きいところと
ちっちゃいところの差がある程度
広い方が
音の表現としては
豊かなわけですね
それだけ差があるわけですから
っていうものをある程度潰してしまうことになるんで
でもそれはもう意味がないので
潰して大きくすることに
今の時代は
なのでちゃんとその豊かな大小の
波形を残したまま
標準的な音圧に
合わせて音を作るっていうのが
一番綺麗に
しかも聞き心地の良い音量
標準的な音量に合わせて
届けるっていうことができるっていう風に
現代はなっています
山本 結衣
なるほど
難しい
分かってると思うんですけど
上手く
自分が説明しろって言われたらまだあれですけど
今ちょっと一生懸命
噛み砕いてます頭の中で
近藤淳也
何か分からないこととかありますか
山本 結衣
分からないこと
えっと
その
例えばマイナス14で
に調整されちゃうやつに
ゼロを上げたとしたら
ゼロの方に一生懸命
音の波を寄せていると
波の部分が
ギリギリギリって削られてしまう
削られるというか
近藤淳也
えっとですね
今のイメージでいうと
ゼロの付近で例えばマイナス5から
マイナス1ぐらいをうろちょろしているような
波の形をしたものを
作ったりするじゃないですか
それをマイナス14に戻すっていうか
どういう処理になるかというと
平均がマイナス14になるみたいな
感じでごっそり全体で
音量を下げられるみたいな
風になるわけですよ
その時に波の高さというか
上下の幅
っていうのがすごい少ないんで
すごい潰れた音になるんです
音もちっちゃくなるし
潰れた音になるし
山本 結衣
っていう
うーんと
うーんと
近藤淳也
ちょっと絵を描きますかね
山本 結衣
はいすいません
えっと
近藤淳也
ここが
このグラフは後で
上げるとしてここがゼロデシベルとするじゃないですか
で例えば音っていうのは
こういう幅があって
波がありますと
ここが例えばマイナス14
LUFS
マイナス14デシベルの
だとして
統計的にマイナス14になる
こう幅の広い
波っていうのがあるとして
例えばこれをマイナス
5LUFSにするっていうのは
どういう処理をするかって言ったら
上に固めちゃうんですよね
山本 結衣
あーその幅を狭くして
固めていくってことですね
近藤淳也
基本は上は
0がマックスなんで
下の音をぐるっと上げていって
音量を小さい音も音量を上げていって
山本 結衣
なるほど
近藤淳也
これコンプレッサーっていうのを使うんですけど
要はコンプレッサー
小さい音までどんどん上げていって
圧縮していくんですよ
そうすると強弱の差がない音が
出来上がるじゃないですか
でもとにかく全体的に音はデカいってなるんですよね
これをごっそりマイナス14に下げられるんで
どうなるかというとこういう
ぺったんこな
マイナス14付近をあまり幅のない
波として
処理されてしまう
わかりました
この絵を
アップして
山本 結衣
この下手くそな手書きの絵を
近藤淳也
アップしてるから
山本 結衣
これあった方が分かりやすい
いいと思います
上げるときの処理が
よく分かってなかったので
高い所の波の高さは変わらずに
低い所の高さを
キュッと上げるから
波の幅が
大きくなくて
コンプレッサーとリミッターの使い方
山本 結衣
小さくなっちゃうけど
小さいのをそのまま
マイナス14に揃えられちゃうから
最初からマイナス14で
幅広く作っておけば
豊かな綺麗な音なのに
波の小さい調整された音になっちゃうと
音も小さくなるし
音も荒くなる
近藤淳也
小さくなるというか潰れてしまう
山本 結衣
潰れてしまう
近藤淳也
わかりました
なのでむやみやたらと
デカい音を作るんじゃなくて
標準的な音圧を
めがけて
できるだけ豊かな
幅広く
大小の適切な
音量の差のある音を
作りを目指すというのが
基本的には一番いいと思われます
山本 結衣
なるほど
わかりました
近藤淳也
ここまでOKです
じゃああとはどうやって
それをやるのという話ですけど
主に使うのは
コンプレッサーと
山本 結衣
リミッターです
コンプレッサーとリミッター
コンプレッサーはさっきの音をキュって
圧縮するやつで
近藤淳也
リミッターは何ですか
リミッターはゼロを超えちゃいけないので
上を切るというやつです
どんどん
基本はちょっと上げていくことになるんですけど
どうしても一番大きなところが
ゼロを超えちゃうことがあるので
それを抑える
そこを超えるのはきちんと
山本 結衣
超えないようにするというのがリミッターです
近藤淳也
だから全体的にはちょっと上げていって
適切にマイナス14に持っていく
という処理をしていくんですけど
上が超えないように
抑えるという
山本 結衣
ようにやっていくということですね
近藤淳也
リミッターは天井ということですね
はい
じゃあコンプレッサーで上に上げていく
ってどういうことかということなんですけど
どうですヤンモトさんだったら
こういう波があって
低い音を上げていくにはどうしたらいいと思いますか
山本 結衣
でも低いところを
高いところに合わせて上げていくと
波がさっきの
ゆるく
音が
豊かじゃなくなっちゃいますよね
そうですね
どうしたらいいんでしょう
近藤淳也
コンプレッサーというのは
どういう処理をするかというと
低い音を上げるというよりも
大きい音をちょっとつぶしていくんです
つまり
例えば
-10以上の
音を
1対2
2対1でコンプレッサー
圧縮しますってなったら
-10から0の間の
波があるとするじゃないですか
これを-5までで収まるような波に
変えてしまう
大きな音を
ちょっとつぶしていくようなイメージです
指揮位置があって
-10dBという指揮位置を
引いてそれを超える音は
例えば
2対1で圧縮するとやると
例えば
0dBの音が-5になるし
-8dBの音は
-9
ここは2を
大きいので1に変わるという
イメージで
-10dB下の波形は変わらないけど
一定を超えると
ちょっと滑らかになるというか
差が
みたいなことをやるのが標準的なやり方
ですね
山本 結衣
低い方というか
小さい方じゃなくて大きい方を
小さい方にちょっと寄せて
近藤淳也
いく感じになる
一般的に行われます
でもこれをやるともちろん分かると思いますけど
音量は全体的には下がるじゃないですか
上がっているところはどこもなくて
これをやった上で
底上げをします
分かります?
山本 結衣
はい
ここの-10の基準を
-10
近藤淳也
あれ?-10だから
-10の基準というよりも
全体を上に上げる
山本 結衣
じゃあ波が最初にあって
大きい音のところの波を
緩やかにしたものを
天井を超えないように
グググっと上に上げる
そうです
近藤淳也
上げていくとどこかで全体の
ラウドネスが-14になるときが
あるじゃないですか
最初測ってみたら-20でしたと
そのまま上げたら
そのまま形で上げちゃうと
上が2とか3とか
超えちゃうんですよ
なので上を圧縮しながら
全体を上げていって
上がだいたい0を超えないように
しながら
下を上げていって
全体の音圧が-14になるようにしていく
なるほど
分かってきました
ということをやっていくと
だいたい会話でもね
ははははとか
でっかい音ってそういうもんですよ
そんなに大事じゃないんですよ
その音量をどうしても残したいというよりは
まあまあ笑ってるなって
分かればいいじゃないですか
そういうのって
それを圧縮しながら
情報は失われないようにしながら
全体を上げていくっていう
山本 結衣
なるほど
近藤淳也
のがコンプレッサーと
コンプレッサーの中にだいたい
ゲインがくっついてるんで
ゲインっていうのが
録音のときも使うゲインってありましたけど
そのコンプレッサーの中についている
ゲインを上げていけば
どんだけ底を上げていくかっていう
全体を何db上げるかっていうのがコントロールできて
それとコンプレッサーで
スレッシュフォールドっていうのがだいたいあるんで
何db以上のものを
何対何で圧縮するかっていうのが
設定できるんで
元の波の形によって全然
ちっちゃい音のやつだったら
一旦はまずどっか上げてから
コンプレッサーかけたほうがよかったりとか
あるいはすごい下の
敷地にしておいて
コンプレッサーしたものをすごくたくさんゲインで上げるか
しないとだめなんで
その敷地の
値ももちろん元の音声の
音量によって全然変わるんで
毎回変わるんですけど
それをある程度音に合わせながら
敷地を決めて
僕はだいたい1対2ぐらいにしてるんですけど
圧縮率は
音の性質によって変えたほうが
いいのかもしれないですけど
そこまではあんまりこってやったことはないんで
そこはちょっと
工夫したかったらしてもらったらいいんですけど
っていうのをやります
山本 結衣
敷地っていうのも任意で自分で決めるんですか
近藤淳也
変えます変えます
それ以上の音を圧縮するかっていうのも
変えれるので
はい
山本 結衣
なるほど
仕組みは分かりました
敷地をどうやって決めるんだ
とか何対何がどうだとか
仕組みはなんとなく
分かってきたような気がします
近藤淳也
このコンプレッサーですけど
コンプレッサーっていうのも
何を使えばいいのって思われるかもしれないんで
ちょっとご紹介しますと
ロジックプロとかは
もうついてます
ソフトに
ただガレージバンドはついてないです
そうなんですね
のでちょっとフリーのプログラムをまた
ダウンロードしなくちゃいけないんですけど
いくつかフリーのものがあるんですけど
僕がよく使っているのはこのコテルニコフっていう
コテルニコフ
山本 結衣
コテルニコフだと思うんですけど
近藤淳也
TDRコテルニコフっていう
ところが作っている
コンプレッサーですね
こんな画面なんですけど
これとかはフリーで
ダウンロードできますので
全部今までご紹介したのはフリーのもので
できちゃうんで
ぜひ一回試してもらえたらと思うんですけど
これ画面見てみると
コテルニコフのコンプレッサー
近藤淳也
このスレッシュホールドっていうのが
例えば今サンプルの画面だと
マイナス25dBって書いてあるんで
マイナス25dB以上の音を
圧縮しますと
その次にレーシオっていうのがありますよね
2対1となってますんで
このマイナス25以上の音を
2対1で
圧縮しますっていう意味です
あとは細かくは
アタックとかリリースっていって
圧縮が効き始めるまでのタイミング
ちょっと遅らせるとかができるんですよ
そういうのをいじれるようになっているんですけど
あまり
難しそうなんで
僕は言ってないです
メイクアップとかアウトゲインとか
そのゲインのとこですね
圧縮したやつを
どれだけ下駄を吐かせるか
全体的に上げるかっていうのを
ゲインとかでやると
圧縮後のやつを上に上げることができる
これをさっきの
ラウドネスメーターで
音圧を見ながらやっていくと
だんだんマイナス15とか
僕は最近
14と16の間取ってマイナス15ぐらいに
合わせようとしてますけど
マイナス15に近づけるように
コンプレッサーのかけ具合を変えていって
でもね
難しくて
ポッドキャストって
冒頭はちょっと大きいんですよ
だんだん
ちっちゃくなったりする人
多いんで意外と先頭で
合わせると真ん中の音が
ちっちゃくて足りなかったりするんです
山本 結衣
へーそうなんですね
近藤淳也
そうなんですよ
結構そういうのもあるんで
それを波形を見ながら
だいたい平均的なところで合わせていくとか
あとは一回
やってみて
数字見てみてもう一回
合うまでやり直すというか
マイナス17になれば2足せばいいだけなんで
一回やってみれば分かるんですけど
とかあとは本当は
後半だんだん音量を上げていくみたいなものを
オートメーションっていうのを
使ってやったりも
僕はしますけど
前半と後半だいぶ違うなっていうときは
影響があるぐらいだと
音量の調整を
前後半で変えるとか
それはちょっとまた別の話になってくる
編集が入ってくるんで
一旦音圧だけに絞って言うと
全体通してだいたいマイナス
例えば15になるようにっていうのを
コンプレッサーと
ゲインを
調整しながら変えていくと
最後にその
リミッターの役割と設定
近藤淳也
直前コンプレッサーの後に
リミッターを挟んで
指すとか言うんですけどプラグインってね
昔本当にプラグで
本当に挿してたんですよね
物体だったんですよコンプレッサーとかも
山本 結衣
分かります?
今はこんなになってるけどちゃんと機械で
近藤淳也
機械だったんですよ楽器やられてたんでもしかしたら
山本 結衣
やったことあるかもしれないですけど
近藤淳也
気もしなくもないですけど
順番にプラグで本当に挿していくから
プラグインで順番に挿していって
十字繋ぎにしてコンプレッサーに挿して
リミッターに挿してってやってたんですけど
今はそれが
ソフトウェア的に挿していくだけなんですけど
リミッターは最後に挿すと
上が押されますと
この時に
ゼロはやめましょう
ってギリギリすぎて危ないんで
ゼロ超えると
結構ビーンってなったりするんで音割れしちゃうんで
だいたいマイナス1とかにしておいて
1デシベル分は
上あげておくみたいなのが
おすすめだと思うんですよね
音圧とその仕組み
山本 結衣
余白というかね
近藤淳也
というのが
音圧ですが
どうですか?
山本 結衣
難しいです
素直な感想としては
話を聞く前は
何も分かってなかったんですけど
お聞きして難しいということが
近藤淳也
分かりました
山本 結衣
仕組みも
上手く自分では説明できませんが
これを見て
図を見て
これはこういう意味かというのが
近藤淳也
なんとなく分かるようになってきました
ちなみにですけど
さっき標準音圧を
超えた音声は
Spotifyとかだと勝手に
下げられますと言いましたけど逆はないんですよ
例えばマイナス30
LUFSの音声をアップしたら
そのまんまです
山本 結衣
何もしてくれないです
近藤淳也
小さいものはもう小さいままなんですね
なので小さいものは
一旦上げないと
聞けない
山本 結衣
聞いてもらえにくい
近藤淳也
音を上げても上げても聞こえない
山本 結衣
その次が
ポッドキャストの音圧編集
近藤淳也
その音声だけだったら
上げてもらったらいいんですけど
結局連続再生とかが
あったりするので
聞く人のことを思うとあんまり差がある
その後が危ない
できれば
マイナス10
6とか
マイナス18とか
小さくてもマイナス20ぐらいまで
とかに揃えておいてもらうと
聞きやすいかな
山本 結衣
って思いますよね
近藤淳也
あとは
リスンは加工はしてないですけど
あんまりマイナス14超えるような
山本 結衣
音圧の物を上げるのはやめてください
そこは注意喚起で
そうなんですね
でもやらないんですね
低いものは小さいものは
近藤淳也
もう小さいままでいいやってこと
例えば
森の木の音とか
川のせせらぎとか
もあるじゃないですか
それ別に小さくてよくないですか
まあそうか
だから小さいっていうのも
表現の一種だったりするわけ
例えばクラシックとかでもそうですよね
ある章はすごい小さいってあったりするでしょ
小さいっていうのも表現の一部なんで
これ小さいから全部マイナス14にしとけって
それは結構音楽的には
結構乱暴だったりはするんで
そういうのもあると思いますけど
山本 結衣
はい
近藤淳也
なるほど
何でも同じ音量になりゃいいってもんじゃないですからね
山本 結衣
大きいのがあれだけど
小さい分には
調整してもらうのもそうだし
表現の幅としても残しておこうってことなんですか
近藤淳也
なんですかね
山本 結衣
Spotifyさんの意図はわからないですけど
近藤淳也
一般的にはやっぱり
大きいものを下げるっていうことが
基本行われてるっていう印象ですね
山本 結衣
うーん
なるほど
大丈夫でしょうか
近藤淳也
ありがとうございます
これどれくらい実際の操作イメージが伝わったかが
ちょっとだけ不安ですけど
ちょっとね
概要欄に
ナミのこととか
おすすめのプラグインの紹介とかは
載せておくんで
ちょっと声だけで
どこまでやれるかわからないんですけれど
はい
もしね
やってみようかなって方がいたら
ぜひプラグインとか使って
やっていただければと思います
あとどうしてもやっぱり動画でやってくれなきゃ
こんなもんわかるかみたいな感じだったら
ちょっとどうにか
操作の手順みたいなのを含めた
何かコンテンツなり
なんでしょうね
アカデミーイベントがいいのか
わかんないんですけど
またちょっとそういう機会も考えたいと思いますけど
山本 結衣
またね操作画面とかもし
見ながら説明とかだったらね
そういう風にもできたらいいなと思いますけど
近藤淳也
はい
ということで
今日はお勉強会でしたけど
どうですか
山本 結衣
音圧
ポッドキャストを1個あげるにも
どんどん奥が深いというか
いろいろあるんだなと思います
そうですね
近藤淳也
これ音圧のことだけを
今回話してますけど
当然他にいっぱい
例えばこの前かいさんがおっしゃったのは
間をどう詰めるかっていう話だったわけですよね
今のは単純に音量の話しかしてないですけど
それ整ったとて
山本 結衣
とて
近藤淳也
無言ですっげえ退屈な
ポッドキャストってのはやっぱり聞かれないんで
間を詰めましょうとかいらないところ
カットしましょうっていう
今度はこっち方向の横方向の
山本 結衣
今縦方向
近藤淳也
縦方向の波の話してますけど
横方向にもうここから
つなげて編集的な
編集もあるし
今はもう
音の大きさだけのことを言ってるんで
内容には全然踏み込んでないっていうことで
いろんなレイヤーの編集
ってのはやっぱりあると思うんですけど
山本 結衣
はい
音の編集って大変ですね
近藤淳也
ですね
でも知っておいて
山本 結衣
損はないかなと思いましたので
近藤淳也
よかったら参考にしてください
ではちょっと
いきなりアカデミー第2弾でしたけども
お付き合いいただいてどうもありがとうございました
山本 結衣
ありがとうございました
51:19

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コメント

ほんとですか?伝わりましたかねえ。。🧐

ゆゐ ゆゐ
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